劇場公開日 2024年2月23日

落下の解剖学のレビュー・感想・評価

全371件中、141~160件目を表示

4.5邦題はなんかちょっと違う気がする。

2024年3月9日
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鑑賞方法:映画館

タイトルから死亡事故の真相を突き詰めるストーリーかと思ったが予想とは違った。
裁判の傍聴席はこんな感じなのだろうかと思えるぐらい緊張感がありとても良かったです。
弁護士・検察の両名の演技が素晴らしく思いました。
ラストの真相は視聴側に想像を委ねると言う意味なのか、少しモヤっとした。

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はまぐりの短い感想文

4.0一筋縄ではいかない作品‼️

2024年3月9日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

ある雪山の山荘で父親が転落死。視覚障害を持つ息子が発見、夫婦関係がうまくいってなかった母親が容疑者として起訴される。果たして自殺か他殺か・・・⁉️この作品は一筋縄ではいかない‼️誰が真犯人なのかとか、どんな殺人のトリックがとか、そんな事はまったくこの作品にとっては重要ではない‼️夫婦はもちろん、親子、あげくは検事や弁護士、裁判長に至るまで、噛み合わない人間性がテーマなんでしょうか⁉️価値観、倫理観、道徳観の違い、さらには妬み、嫉妬、羨望といった様々な感情が絡む、現代の人間関係を象徴しているかのような作品ですね‼️

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活動写真愛好家

4.0パルムドールも納得の怪傑作

2024年3月8日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ポイントは3つ。

【1】タイトルの秀逸さ
『落下の解剖学』というタイトルそのものが、本編のサスペンスを紐解くキーワードになっている点が素晴らしい。
観終わったあとにタイトルを見直し、そういうことだったのかと感嘆のため息が自然と出たほど。
 「何が落下し、どう解剖される」のか?
 そして「何が解剖され、落下していく」のか?
作中でそれらが詳らかになるたび、心臓をキュッと掴まれ、引き込まれていく。

【2】ザンドラ・ヒュラーのサイコパスな演技
物語のコアは、主人公サンドラが夫を殺したかどうか。
つまり、サンドラがシロかクロかで物語が引っ張られていくのだが、
サンドラ役ザンドラ・ヒュラーの芝居が圧巻すぎてラストカットまで「この人はこの期に及んでもまだ嘘をついているかもしれない」と疑心暗鬼にかかってしまう。
黒いヴェールを一枚被ったような、決して本心を見せないザンドラの不気味な芝居。
これを観るためだけに本作を観る価値があるといっても過言ではない。

【3】考察し放題な脚本
サスペンス好きが喜びそうな考察の隙間があちこちに意図的に散りばめられており、一応の結末は提示されるものの、視聴後に「いやあそこはこうで……」「これはこういう理由で……」と考察し放題。
作中唯一の癒やしである可愛い愛犬スヌープにすら、疑惑かけ放題という懐の深さ。
脚本と演出が秀逸すぎる。

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コンプライアンス まもる

4.0いかにもカンヌでパルムドールらしい映画

2024年3月8日
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もう少しサスペンスかと思ったが、基本法廷劇。裁判の過程で明らかになる、夫婦の実態が強烈。弁論の応酬は見ごたえがあった。白か黒かではなく終わるので、イマイチすっきりしない。
いかにもカンヌでパルムドールを取りそうな映画だった。

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ファランドル

3.5テープ

2024年3月8日
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悲しい

知的

みなさん既にすばらしい文章で、解説してらしゃるので私が語るものは何もないですが、
少年の為現在地がわかるように張ったテープがカギになると思ったのですが裁判の中ではその後問題にならなかった、誰か解説してください
もう一つ原題の直訳に近い「落下の解剖学」とのタイトルの付け方にみなさん賛が多いが、わたしは「落下の分析学」ではいけないのかな?とおもった。

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syouganeko

3.0夫婦の解剖学

2024年3月7日
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悲しい

寝られる

今日、二度寝までして臨んだのに、二度寝してしまった。多分。余程の体力気力を備えなきゃついていけない。終わった後も疲労感でぼーぉっとしてしまった…

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印刷局員

4.5パルムドール受賞は納得の作品

2024年3月7日
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興奮

知的

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関東Blues

4.0都合の良いカタルシスを排除をした秀作

2024年3月7日
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山小屋の2階から落下した夫の死体、
容疑者は妻、唯一の証人は盲目の息子。

巧妙なサスペンスを予想したが
物語は公判を通して
家族の真実を深く抉り出していく。

他人が家族を理解することは出来ない。
真実は常に複雑に入り組んでいる。

都合の良いカタルシスを排除したからこそ
素晴らしい。

夫婦喧嘩の圧倒的な迫力が心に突き刺さる。
出演者の演技が犬に至るまで素晴らしかった。

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Hironori Skywslker

4.0退屈さに慣れる必要あり

2024年3月6日
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悲しい

難しい

ほぼ自宅と法廷のシーンだけで展開されて絵がわりも無く、派手なシーンもほぼ無く、説明と会話が延々と続く。
ワード数もメチャクチャ多く、フランス語ネイティブ以外は字幕を追い続けるのが疲れる。
全体的な雰囲気はいかにもフランス好みの退屈な人間ドラマ・・・
という印象だったけど、鑑賞後に1人で色々考えてしまう幅のあるメッセージ性を感じた。
この家族が抱える問題は日本でもありえるシチュエーションで、夫・妻・子供全員に感情移入出来るところがある。
安易に弁護士とのラブストーリーにせず、人間の心理にフォーカスしたところも見事だし、最終的に本当に夫の自殺だったのかを確定させる演出が無いのが素晴らしい。

ただ、他人に積極的に勧めるかと言えばちょっと難しい。

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Annex

4.0ショパンとアルベニスに象徴される母と父の不和と対立の物語。そこで息子の選んだ道とは?

2024年3月6日
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じゃい

5.0「推定無罪」感覚のリトマス試験紙映画

2024年3月6日
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興奮

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難しい

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テレビウォッチャーつばめ

4.5さすがパルムドール

2024年3月6日
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これほどずっと法廷劇とは思ってなかったが、さすがパルムドール!2時間半まったくダレ場なくずうっと惹きつけられる。
法廷で新たな要素が明らかにされる毎に、観客の予想(?)も有罪になったり無罪になったり陪審員と同じ経験だし、最終的には実際の裁判と同様にただ受け入れるしかないあたりもね…
途中で時間的なジャンプもあり、そこでの変化というのもありそうだしで、考察しちゃう面白さ。
役者はやっぱり全員素晴らしいが、特に子役と犬!犬には最優秀助演犬優賞をあげたい!

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ぱんちょ

2.5裁判ってめっちゃ疲れるんだね

2024年3月6日
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怖い

難しい

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タブロー

5.0これが長編4作目となるフランスのジュスティーヌ・トリエ監督が手がけ...

2024年3月6日
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これが長編4作目となるフランスのジュスティーヌ・トリエ監督が手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞したヒューマンサスペンス。視覚障がいをもつ少年以外は誰も居合わせていなかった雪山の山荘で起きた転落事故を引き金に、死亡した夫と夫殺しの疑惑をかけられた妻のあいだの秘密や嘘が暴かれていき、登場人物の数だけ真実が表れていく様を描いた。

人里離れた雪山の山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れていた父親を発見し、悲鳴を聞いた母親が救助を要請するが、父親はすでに息絶えていた。当初は転落死と思われたが、その死には不審な点も多く、前日に夫婦ゲンカをしていたことなどから、妻であるベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられていく。息子に対して必死に自らの無罪を主張するサンドラだったが、事件の真相が明らかになっていくなかで、仲むつまじいと思われていた家族像とは裏腹の、夫婦のあいだに隠された秘密や嘘が露わになっていく。

女性監督による史上3作目のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。主人公サンドラ役は「さようなら、トニー・エルドマン」などで知られるドイツ出身のサンドラ・ヒュラー。第96回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされた。

13 E-15

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紫苑

4.5フランス、冬のリゾート地グルノーブルの町から離れた雪山中にある山荘...

2024年3月6日
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りゃんひさ

4.0真実は気にならなくはないけれど

2024年3月6日
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この物語は夫婦の問題が浮き彫りになる中で、子どもが葛藤し、自分の道を選んでいく成長物語だったのかな、と私は思いました。

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ほりもぐ

映画が伝えたかった事とは無関係なのですが、欧米人は、裁判で自分の考えをハッキリ伝えることが出来るんだなと思って感銘を受けた。

2024年3月5日
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マサヒロ

4.0夫婦の問題は当人にしか分からない

2024年3月5日
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至極当たり前ですが、そう言うことかと。独善的な精神科医を黙らせたのは、観ていて痛快ではありました。

さてこの裁判は、疑わしくはあるけど、ほぼ状況証拠のみで物的証拠は血痕だけという、そもそも無理のある起訴。検事も主観ばかりのヌルい揺さぶりしかかけられず、被告の反論を許して逆に黙り込んでしまう始末。これを有罪に持ち込むのはほぼ無理だなーと言うのは観ていて大体分かります。つまりこの裁判はその行方は割とどうでも良くて、裁判を通して両親の隠しておきたい部分を無理なく、詳らかにするための方便なんでしょう。夫婦の秘密をほじくり返して、子供の前に曝け出す残酷さこそがこの映画のキモ。子供は、小さいうちは親をある時期までアイドルのように偶像化しているものだけど、大人になる過程で親も完璧ではなく、ただの人間だったのだと理解していくし、自分はセックスの産物だったのかと驚きながらも受容していく。それをこの映画は、一足飛びに息子くんに見せ付けます。それは本人が望んでいた結果とも言えるかも知れませんが、その意味を本当に理解していたかは疑問ですよね。親への愛情に応えたい自分、それ故に目を背けることも出来ず、親への信頼や愛情が壊れてしまうかも知れないと怯えていますが、その辺もよく描けていたのではないでしょうか。ホント悪趣味だなー(笑) でもラストは立派に自分の果たすべき役割を務め上げていましたね。良い映画だったと思います。

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HAL-9000

4.0夫婦で子供を育てるということの真実かも

2024年3月5日
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知的

あまり予備知識なく鑑賞した。観終わって、この監督と脚本家が既婚なのか、子育て経験者かが気になった。結果、子供がいるパートナーの映画監督ペアの脚本と知って、とても納得。
夫婦生活のリズムは子育てを機に大きく変質するものと経験的に理解できるから、迫真の事故前日の夫婦喧嘩シーンのリアルに圧倒された。そしてそのすれ違いが他者には絶対に理解できない全てのパートナー同士のそれぞれの距離感に置いて発生すること、そこには他者の善悪の物差しでは絶対に測れない正義などがあることがすごくライブに表現されていると感心しました。俳優さんの演技も素晴らしかったと思った。
気になったのは検察側の毒々しさ。これがフランスの実際の法廷のやり取りに近いのかもしれないけれど、少し悪意が多めに感じられ、米国の法廷モノの演出濃いめの弁護士のようだと思った。
でも社会派映画として見応え十分でしたし、私は上映時間が長いとは感じませんでした。
レビューの評価が思っていたより低くて意外。
チャンスがあればもう一度鑑賞して夫婦喧嘩のやり取りをじっくり聞いてみたいと思った。

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Toshiya

3.0子供と犬まで芝居上手い!

2024年3月5日
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知的

寝られる

とても面白かったんですが、山荘と法廷シーンがほとんどで150分は長かったです。子供含めてすごい演技なんですがもう少しコンパクトで良かったかな。

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tomクルー