「ちゃんと筋があった」j-hope IN THE BOX　yudutarouさんの映画レビュー（感想・評価）

ソロアルバム『Jack In The Box』の制作過程とプロモーションの模様を追ったドキュメンタリー。サービス精神旺盛なホビ自身のキャラクターもあって、ファン向け映画として申し分ない面白さ。本人が音源制作過程からリリースまでの道程を記録して提示したいと冒頭で宣言している通り、映画の目的、着地点が明確で、しかもプロモーションの締めくくりとしてロラパルーザのヘッドライナーステージというクライマックスがあるので、一本の映画としてファンじゃなくても楽しめる、かも知れない。それにしてもロラパルーザの客席の光景がBTSの単独ライブと変わらなかったのは圧巻。まさかロラパルーザで韓国のアイドルがソロでトリを飾るなんて、ロキノンでロラパルーザの記事を読んでた頃には想像も出来ない未来だよ。ホビもステージに上がるまで、こういうのはロラパルーザの客層に受け入れられないのではないか、などと色々ミーティングをしていたけど、ステージが始まると見渡す限りにアミボム持ったARMYだらけで、そんな心配は杞憂に終わるという当事者でさえ追いつけていないBTS人気の凄まじさを感じた。そしてステージを前にJIMINちゃんが駆けつけてホビの緊張をほぐす関係性萌えシークエンスも最高だったよ。