宇宙人のあいつのレビュー・感想・評価
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散歩する侵略しない人
こんな感じの和製SF好きです。しかも鑑賞後に知ったのだが「野球部に花束を」の監督じゃないですか。どーりでなるほど♪な、ちょっとクドい笑い(僕は好き)。思いの外ムカムカする人間が出てくるのだが、引っ張り過ぎずに片が付くのもヨシ。
何となく読めるラスト(読めるどころか見せてる)へグダグダと如何に辿り着くかを楽しむ映画なので、脱力系演劇を鑑賞しているライトな感じで楽しんで頂きたい。
テロップに井上和香って出て来て、「いつ!?ダレ??」ってなりましたが、なるほどなるほど笑。てか、ウナギ師ってなに🤣??
中村倫也が宇宙人 という題材は好きだし良かった、が・・・
中村倫也が宇宙人で一般家庭に潜り込んで地球人の生活(家族)を調べながら
任期満了したので宇宙人であることをカミングアウトして・・・
というあらすじで始まる映画なのだけど
あらすじオチというかあらすじまでが一番面白い
まず兄弟(長女、次男)の話が弱い、薄い、脚本の練り不足
長男の日村さんの見た目は当然としてキャラも濃すぎて
中村倫也とどっちが宇宙人だよと感じてしまったし、
次女の職場にいるシングルマザーの娘の思わせぶりでいて回収しなかったのも・・・
そして何より映画冒頭にオチのシーンを持ってきてしまったのがもはや意味不明
誰か一人連れて帰るという任務を負った中村倫也が実は誰も連れ帰らないっていうオチを冒頭で・・・何で?
評価 2.6
本当題材だけだった・・・・
納豆か焼肉が食べたくなる
4人兄妹の次男が23年間生活してきた土星人だったという設定をどこまで違和感なく受け入れられるかがポイント。SFとして観た場合、粗が目立つかもしれないがファミリーコメディとして観たらOKなんじゃないか。バナナマンの日村が出ているとどうしてもコントの雰囲気が出てしまうがそれもまた狙いかもしれない。
4人それぞれの話があって、それぞれ問題を抱えてて、その痛みを4人で分かち合う感じがとても楽しいし、温かかった。4人の持ち味が存分に活かされた配役と脚本だったと思う。家族がいたら「サミット」を開きたくなる。
長兄はBOOWYが好きという設定だったが、エンドロールでかかる曲が本当にBOOWYっぽくて笑ってしまった。氣志團うまいな!
あと日本映画では珍しく、食事のシーンが頻繁に登場する。淡々と納豆を取り分ける朝食のシーンは、真田家の絆を描くのにとても効果的だった。長兄が経営している焼肉屋で食事をするお客の姿と合わせてとても印象的だった。焼肉か納豆が食べたくなるに違いない。
高知の風物を背景としたきょうだいを中心とした絡み合いの面白さ
太めの登場人物が焼肉屋を舞台に活躍する映画作品としては、『焼肉ドラゴン』も連想されるが、本作は全く深刻さがない。きょうだい4人同士の絡み、そして付随する人物や動物体が彩りを加えている。高知の風物も良い。冒頭の場面が結末につながっているようであるが、衣装が違うのではないかと思った。
ほのぼの♪
家族の中に土星人がいて故郷に帰らねばならない。残り少ない滞在期間の中で大小様々な問題を優しく面白く解決してゆく中で家族とは何かを探すお話。
やっぱり役者さんがしっかりしてるとお約束的なものも自然に楽しく見れた♪ 明るく楽しく時にはホロッとさせてくれて最後まで面白かった。
面白いものって面白さを中々上手く表現出来ないなぁ♪
凄く面白かったです。
ほのぼの感は良いが
設定からして摩訶不思議
中途半端に土星人にした理由は?
なんと言っても伊藤さんが良かった
この人のキャラクターは良いです
困った事に個人的にアップが耐えられない人が居て、目をつぶってたら寝てしまった
難点だ
ゆるいコメディとして楽しめます
予告で観たシュールな設定に惹かれて鑑賞してきました。
ストーリーは、両親を亡くしながらも支え合いながら楽しく暮らしてきた真田家四人兄妹の長男・夢二、次男・日出男、長女・想乃、三男・詩文だったが、実は日出男は23年前に地球にやってきた土星人で、役目を終えてあと1か月で帰還することをカミングアウトし、兄妹と過ごす残された地球での生活を描くというもの。
全編にわたってコメディタッチで描かれ、テンポのよい会話、息の合ったツッコミ、シュールなボケ等、そこかしこに笑いの仕掛けが散りばめられています。焼肉屋スタッフの霜降りキャップはちょっと欲しくなりましたし、よさこいサザエくんもなかなかシュールでした。イマイチ笑えないシーンも多いですが、全体的に演者が楽しそうなのは好印象です。
また、高知の自然を随所に取り入れ、兄妹の絆や人々のつながりが育まれるバックボーンとして描かれています。自然を受け入れて折り合いをつける沈下橋のように、日出男も真田家に受け入れられ、溶け込んでいたのではないかと思います。そんな家族や兄弟の絆を感じさせる展開が、なかなか温かく沁みてきます。
ただ、描き込みが足りず、感動までには至らないのがもったいなく感じました。日出男の幼い頃からの23年間の積み重ねや、兄妹にまつわる一つ一つのエピソードがもう少し絡み合うように描かれれば、別れの感動がもっと高まったのではないかと思います。まあ、そこまで求める作品ではなく、気楽な感じで観るのが正解かもしれません。
とはいえ、冒頭の映像はちょっと映しすぎです。あそこで夢二を出してはダメでしょ!終盤のハラハラ感が削がれます。そこからさらにまさかの大オチ!想乃からしたら、いくらなんでもちょっとキモくないですかね?
主演は中村倫也さんで、とぼけた日出男がピタリとハマっていました。夢二役は日村勇紀さんで、本作の雰囲気の中でうまく生かされていると感じました。詩文役の柄本時生さんも、彼らしい役どころでうまく収まっていました。そしてなんといっても伊藤沙莉さん!緩急のある演技が抜群にうまいです。この四人のキャラがしっかり立っていたことで、最後まで楽しく鑑賞できました。
土星人も地球で共生できる
映画館にて鑑賞しました。
兄弟が実は宇宙人だった、という設定が面白そうだなと思い見に行きました。ストーリーや兄弟間のやり取りはハートフルで見ていて微笑ましくなりました。
兄弟間のやり取りでコメディにしていると思うのですが、自分はあまり合わないなと思ってしまいました。特に冒頭に夢二がサミット(家族会議)を開催しますが、あの辺りは自分的には合わなかったです。ただ、これも時間が過ぎていくと自然と慣れていった気はします。コメディ的な部分では夢二の2回目の婚活パーティーで夢二が引いている感じが一番面白かったです。
映画全体としては、微笑ましく見ることができてよかったです。
予定不調和
横浜の木下グループの劇場で鑑賞。TSUTAYAの二階にある小綺麗なミニシアター3スクリーン。週アベどのくらいなのだろう。劇場広告はひたすらグループ企業の広告ばかり。売れてないのか、戦略なのかは不明。ともあれ、独立系の劇場は生き残るのが大変な時代。健闘を祈る。
作品は、まるで舞台劇を映画化したような「繰り返しのシークエンス」と、こじんまりした世界観。もっと深掘りしてほしいキャラクターを創りながら、作品的に厚みを持たせるほどに仕上げていない。夢落ちの次にやってはいけない、強引な大団円に『コレかよ!』と心の中で絶叫。
日村勇紀が汗をかいて頑張っているのに拍手。
悪くない、いやなんか、良かった
ブランチで紹介してて、なんか気になったので。
原作のないオリジナル作品は、よく考えたら久しぶりかも。
コメディな訳でも、ラストに感動する訳でもなく。
ただ、なんか良かった。
キャスティングはすごく良かったと思う。
宇宙人なのが中村倫也なのは、当て書きだから納得なのはもちろん、長男長女三男もバッチリ良かった。
正直その他の人はよく知らないけど、それもキョーダイが際立って良かった。
意外とこういう映画のほうが感想や意見が分かれなくて、付き合いたてのデートに向いてる気がする(笑)
大事なことが議題やき
ハートフルコメディーといった感じか。
歌やダンス、ギターも上手いし、
そして演技まで日村氏はホントに芸達者である。
重要な役を与えられているのも納得。
オチが何でそうなるのか、
ちょっと引っかかったが概ね満足。
Aで動けない
正直、ネタもテンポも演出も合わず、あまり笑えませんでした。
土星に帰る話と劇中のエピソードの関連性もなく、解決に能力を少し使う程度。
しかし、この“解決”があまり良くない。
神内の件は確かに「その程度」なんだけど、それは劇中でも言及される「やった側の理論」。
結果として暗い一年を送らせたのであれば、詩文からひと言謝罪があるべきだと思う。
想乃の妊娠の件も、伝えてさえいない段階で暴力に訴え、記憶まで消すのはアンフェアが過ぎる。
そこまで酷い男という描写もなかったしね。
ただ、終盤の葛藤部分は素晴らしかった。
中村倫也のみならず、日村さんの泣きの演技も最高です。
コメディに寄せるより、こっちに重点置いてくれた方がこの監督は好きかもしれません。
『野球部に花束を』でも若干笑いのセンスが合わなかったので、『彩恋』(名作!)くらいで。
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