ジョン・ウィック コンセクエンス

劇場公開日:

ジョン・ウィック コンセクエンス

解説

キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋に扮した大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾。

裏社会の掟を破り粛清の包囲網を逃れたジョン・ウィックは、裏社会の頂点に立つ組織・主席連合から自由になるべく立ちあがる。主席連合の若き高官グラモン侯爵は、これまで聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破し、ジョンの旧友でもある盲目の暗殺者ケインをジョンのもとへ差し向ける。そんな中、ジョンが日本の友人シマヅに協力を求めるため、大阪のコンチネンタルホテルに現れる。

共演にはイアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンらおなじみのキャストに加え、グラモン侯爵役でビル・スカルスガルド、ケイン役でドニー・イェン、シマヅ役で真田広之が出演。前3作に続きチャド・スタエルスキ監督がメガホンをとった。

2023年製作/169分/R15+/アメリカ
原題:John Wick: Chapter 4
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2023年9月22日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第81回 ゴールデングローブ賞(2024年)

ノミネート

シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント賞  
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(R), TM & (C)2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

映画レビュー

5.0遂に主席連合との直接対決に! 前作からアクションも映像も格段にクオリティーが上がってシリーズ最高峰。

2023年9月30日
PCから投稿

キアヌ・リーブスにとって「ジョン・ウィック」シリーズは、トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル」シリーズの様に感じるほど、キアヌ・リーブスのライフワーク的な生き様が表れた作品だと思います。
「鉛筆1本で3人の男を殺した」などの多くの伝説を持った殺し屋という設定も興味深いですし、本作でもまた新たな伝説を披露しています。
第1弾、第2弾と回が進むにつれ面白さが増していったシリーズですが、個人的には第3弾で、やや失速感があり本作を見る前は少し心配でしたが、杞憂でした。
前作では肝心のアクションシーンでキアヌ・リーブスのキレが弱まり「年齢の壁」のようなものを感じていましたが、本作では見事に復活し、アクションシーンも冴えまくっていました。
さらには、第1弾からずっとチャド・スタエルスキ監督なのですが、演出もキレが増してエッジの効いたシーンが非常に多く、「何が起こったんだ?」と思うほどカッコいい作品に仕上がっていました!
前作で評価を下げた要因の1つに❝なんちゃって日本❞のような描写があったのが残念でしたが、本作ではそこも大きく改善していました。
撮影時はコロナ禍まっ只中だったのですが、舞台の1つになった大阪の風景がキチンと映し出されています。
そして、大阪のセットのシーンですが、日本人から見ると「こんな看板はないな」と判断できるものではあるのですが、キチンと日本のDNAを汲んでいる❝親日家であるからこその看板❞になっていて、これは「アリ」だと好感さえ持てました。
この先は、スピンオフの2作品が予定されているようですが、本筋の「ジョン・ウィック」シリーズはどうなるのか?
キアヌ・リーブスは冒頭のように、「需要があるのならやり続ける」といった覚悟があるので期待して待ちたいと思います。

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細野真宏

4.52時間49分、ただただ戦っていることに意味がある。

2023年9月27日
PCから投稿
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共感した! 36件)
村山章

4.02時間49分に活劇のアイディアが詰まった奇跡

2023年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

上映時間が2時間49分。その間、殺し屋ジョン・ウィックを演じるキアヌ・リーブスはたったの380ワードしか話さず、ひたすら黙々とアクションに徹し続ける。そんなことが可能なのかと案じていたら、何と可能だった。なぜなら、監督のチャド・スタエルスキは『続・荒野の用心棒』('66年)『ブリット』('68)『ダーティハリー』('71年)そして『座頭市』('62年~)等、映画史を彩るアクション映画からもらったアイディアを活劇シーンに注入し、その上に元スタントマンとしての経験値を上乗せして、終始観客を飽きさせない。その際たるものはジョンが拳銃を敵に対して至近距離で構え、弾を撃ち込みながら、四方から走ってくる車と格闘する場面。距離感の斬新さ、理詰めで考えた動きの的確さは、いかにもスタエルスキならではの知恵だが、それをスタントなしで決める(スタンドインはいるがほぼスタントなしという触れ込みだ)キアヌの活劇俳優としてのスキルには改めて恐れ入る。

『アラビアのロレンス』('62年)にインスパイアされたという冒頭のシーンはヨルダンで撮影され、その後、ロケ地はフランス、ニューヨーク、ドイツ、日本と転々として、今更言うまでもなくロケーション・ムービーとしての楽しさも充分。何よりも、やりたい仕事は徹底してやり続けるキアヌ・リーブスの俳優としての有り様が、映画を面白くしている。

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清藤秀人

4.0シューティングゲーム好きかどうかで体感時間が変わりそう。ポストクレジットシーンをお見逃しなく

2023年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

「マトリックス」シリーズでアクションコーディネーターやスタントダブルを務めたチャド・スタエルスキ監督と同シリーズ主演のキアヌ・リーブスが組み、ワイヤーやCGに頼らないよりリアルなアクションが売りの「ジョン・ウィック」(2014)からスタートさせたシリーズの4作目。世界的大ヒットを続ける高収益の連作の常として、相対的に立場が強くなる監督や主演俳優(製作を兼ねるケースも多い)がやりたいことを目いっぱい盛り込んで尺が長くなりがちだが、このシリーズも1作目から101分、122分、131分ときて、4作目「コンセクエンス」ではついに169分。キアヌが演じるタイトルロールのほかにも、凄腕の殺し屋たちが続々と参戦し、素手や刀、ヌンチャクも使う格闘から、銃弾のリロードなどもきちんと見せるガンフー(銃+カンフー)、車やバイクでのチェイスと組み合わせた高速アクションなどなど、活劇をたっぷり見せることを最優先した作りになっている。

真田広之演じる大阪コンチネンタルホテル支配人が日本刀でジョンと共闘したり、香港映画スターのドニー・イェンが盲目の仕込み杖使いという座頭市っぽいキャラクターを演じたりと、映画ファンには胸アツのポイントも多い。だが後半になると、廃屋での俯瞰ショットでジョンが部屋を移動しながら大勢の敵を次々に撃ち殺したり、決闘場に指定されたパリのサクレ・クール寺院に至る222段の階段でまたもや大勢の敵を延々と撃ち殺したり(もちろん格闘や仲間との共闘もあるが)と、次から次へとわいてくる“ザコキャラ”をひたすら倒すアクションシークエンスが、とにかく長い。なにやら他人がプレイしているシューティングゲームの画面を傍観しているような気がしてきて、シューティングゲーム好きかどうかで体感時間が変わるのではと思った。

1作目を除き、ラスボス的なキャラクターとジョンとの大立ち回りが乏しいのが本シリーズの傾向としてあり、カタルシスが足りない一因ではなかろうか。3作目「パラベラム」でエイジア・ケイト・ディロンが演じた裁定人は冷酷でクールな迫力があってお気に入りで、4作目でのジョンとの直接対決を楽しみにしていたのに、登場せずがっかり。今作のラスボスに相当するグラモン侯爵(ビル・スカルスガルド)との“決着”も、カタルシスという点では微妙。5作目の製作も決まっているので、エイジア・ケイト・ディロンにはぜひ再登場してほしい。

日本人の若手の活躍という面では、アキラ役のリナ・サワヤマ(新潟出身でロンドン在住の音楽アーティスト)や、スタントパフォーマーとアキラ役のスタントダブルで参加した伊澤彩織(「ベイビーわるきゅーれ」シリーズでダブル主演)が、ハリウッド映画の人気シリーズに起用され、少なからぬ貢献をしているのも喜ばしい。彼女たちの今後のキャリアにも大いに期待したい。

そうそう、本作にはエンドロールの後の本編映像、いわゆるポストクレジットシーンがあるので、どうぞ最後までお見逃しなく。

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高森 郁哉
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