岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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泉ちゃん可愛い(^^)
やっと観に行けました!
・映画館で観られてよかったです、ルーヴル、高橋一生、飯豊まりえ、木村文乃、目の保養でした。
・ルーヴルはちょっとだけでしたけど。
・泉の、露伴に対する「モナ・リザに似てますね!」→ラストのナナセ、モナ・リザっぽいなぁ…→えっ山村の家系かと思ってたらナナセの家系!?→そうかモナ・リザという共通点作ったのそこね…?
・露伴の淡い初恋!?未熟な露伴!?(過去)う〜ん…とその時はちょっと思いはしましたがそういえば岸辺露伴も人間だな、と納得しました。
・おばあちゃんの形見ですかそのサングラス!大事にしている露伴素敵!
・泉のキャラがとても良い。重い雰囲気を、出てきてくれるだけで明るくしてくれる、最高。先生に軽率な態度なのも、時にはぞんざいに扱われているのも観ていて和みました。あと毎回衣装が可愛くて楽しみです。
・漆黒の絵、z-13倉庫にずっとあったのは、漆黒だから、あの鳥みたいに光さえも吸い込むからその場にあることを認識出来ず誰も気付かなかった(移動されなかった)とかそんな感じ?呪われた絵だったらそう噂が立ってそうだし。
良い映画でした、また新たに映像化されるのを楽しみにしています。
期待値高かっただけに物足りなさも…。
ドラマのファンで劇場版も楽しみにして鑑賞。
ちなみに原作エピソードは未読。
作品の世界観も露伴先生も相変わらず素敵だったけど、全体通して観るとそこまでグッとこなかったなあという感触…。
ルーブルを訪れて黒い絵の謎を追ってるあたりまでは、黒い絵やルーブルの底知れない不気味さが感じられて面白かった。
使用されてない倉庫とかとてもワクワクする!
ただ、ドラマ版が各エピソード45分くらいでうまく濃縮してまとめてるのに対し劇場版の尺が長くて冗長感があったこと、あと黒い絵はあんなにはっきり見せずに観客の想像に任せたら良かったのに、とか終盤の露伴先生の前世(?)のあたりはあんなに丁寧にやらなくても良かった気がする、など個人的には終盤で気になる点が出てきて楽しみきれず。
あとこの作品に時代劇パート入ったことで、せっかく統一されてた露伴シリーズの世界観がゴチャついた感があった…。涙
決してつまらなくはないんだけど、期待値が上がってしまってたので色んなことが気になってしまった劇場版だった。
しかし泉くんはブレなくていいなー。
上質な漫画原作の実写化作品
原作もドラマも一切通ってない私でも理解できたのだから、うまく作られた良作と言える。
「この世で最も黒い絵」を求めルーブル美術館へと誘われていくストーリーは、映画好きならみんな大好き「本当の黒」(ドルビーシネマの導入説明のアレ!)への期待感が冒頭から高まり、その興味がしっかり2時間持続するし、ダビンチコード的なオカルト・都市伝説ものの楽しさもありました。
相手を本にしてその半生や秘密を読み、そこに指示を書き込むことができるという岸辺露伴の能力”ヘブンズドアー”の映像表現が見事で、安っぽいCGを使うことなく、扮装表現として作り込んでいるところに好感を持てた。
現在の露伴のアトリエや若き日の露伴が住んでいた旅館など、世界観を突き詰めた美術セットも素晴らしく、全体的にルックの統一感と重厚感があり、漫画原作の実写化作品としてレベルの高い作品だと思う。
「スパイの女」しかり、NHKが本気出した作品ってクオリティが高いし、高橋一生が演じる得たいの知れなさは絶品だよね、ということを改めて実感した。
岸辺一生を観に行った感じ
原作は全く知らず、NHKのドラマしか観ていないが、なんだか面白そうと思って観に行った。ルーブルにも行ったことないけど行きたいし。
ストーリーそのものより、飯豊さんとの掛け合いが面白いし、やっぱり高橋一生は岸辺露伴でも髷を被ってもサマになるし、芝居が上手いわ〜と感心した。
結局初恋の相手は幻であったのか。でも、旦那の方は血が繋がってないのに一生なのか…。
年末気分になっちゃう
ドラマ版と変わらずクオリティーの高い作品でした。
ただ、邦画というよりは2時間ドラマを映画館で見た気持ちに近いです。
本当にしっかりお金をかけて作ってるので、こういう作品をこれからも頑張って作ってくれるならNHKの受信料も払わざるおえないと思いました。
初々しい少年と青年の間をさ迷っていた時期が露伴先生にもあったのかぁ。ってなった。
初恋の相手だろうと原稿用紙傷つけられてもぶちギレない露伴先生とか想像つかなさ過ぎて不思議でした。
あと、ルーブルのz-13に行く途中の雑居ビルの階段みたいなところでむちゃくちゃ( ˙-˙)スンてしちゃいました。ルーブルの裏はあんなんちゃうやん、ワシらはダ・ヴィンチ・コードで見てるやで。
とにかく、いつもドラマが年末に放送してるからなんか年末気分になりました。
手首の角度は直角90度を保つ…
年末のドラマをいつも楽しみにしていました。
今回、憧れのルーブル美術館絡みということなので、やってきました映画館。
いつも思うのは、岸辺露伴の衣装はほんと素晴らしいです。
まじまじとスクリーンで見ていました、白いシャツの白さが今回のお話と対極です。
リネンも入ってるのかな、生地とか。
肝心のお話の方は、うん、ありがちな、うん笑
岸辺露伴の少年時代の役の彼がとても素敵でした。
イメージを壊さなかった。
なので敢えて言いますが。
後半の絵師さんは、別に高橋一生さんがやらなくても良かったんじゃないか…とチラッと、いやかなり思いました。
相変わらずの泉さんとの絡みも楽しかった。
またドラマを楽しみにしています。
絵に込められた思い
露伴が過去に残してきたものからの脱却。
怨念を延々と引き継いできた絵画。その絵画に惹きつけられる人間とその欲望が交差する。
それに露伴自身も惹きつけられ、その周りで蠢く邪な人間たちの欲望を描く。
そしてその絵に纏わる人間の儚さと込められた思い(憎悪)がとても悲しく思えた。
そして命を削ることになろうが、それ以上に真実を知ることに邁進する姿がこの物語の醍醐味でもある。
その答えが悍ましい姿であったとしても。
緩慢としていて、長いです。
NHKの短いのに、なれていたこともアリ、いつ終わるんだ?え、まだあるの?って思いながら観てしまいました。ラストは、そっちが、ご先祖様?!って笑えましたが。
因みに脇役だけど、池田良さんのフランス語が流暢で、素敵です。
泉君に後悔はなし
ドラマ版から観て映画も鑑賞。高橋一生が岸辺露伴でしかなくてやっぱりスゴイなと。(語彙力)高橋一生好きには堪らない映画。
映画になっても衣装や小道具など細かいこだわりがノスタルジックだけど不気味で妖しげな雰囲気がやっぱり岸辺露伴の世界感で良かった。
泉君以外は全員妖しい。露伴先生のお祖母さんが白石加代子ってもう妖しさの極地じゃん。堪らんな!と思ったらお祖母さんは意外と普通なのね。
ルーブルの持つ魅力や奥深さ、謎めいた雰囲気も楽しめるし、ぜひ行ってみたくなる。そして泉君、最強。後悔なく生きてて羨ましい。
ストーリーもこれで終わりか、いや、でも今回あまりヘブンズ・ドアー使ってなくない?自分自身に使って解決とかあり?それだけ?と思わせておいて最後にちゃんと使ってる。
一つだけ謎だったのは露伴先生は仁左衛門と奈々瀬の子孫ということ?奈々瀬の血脈なのは判ったけど仁左衛門とそっくりなのは仁左衛門の血脈でもあるから?
そこだけがしっくりこなかった。
A級ミステリーを匂わせ中身はB級ホラー
2023年映画館鑑賞30作品目
6月11日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
NHKの連ドラ『岸辺露伴は動かない』未鑑賞
原作は『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦
監督はNHKの演出家渡辺一貴
脚本は『劇場版ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』の他に『トッキュージャー』といった戦隊モノや『電王』など平成仮面ライダーも手がけてきた小林靖子
漫画家岸辺露伴が世界一黒いといわれる絵を求めてルーブル美術館を訪ねる話
岸辺には特殊なチート能力あり
人の顔を本にして記憶を読んだり書き込んだりすることができる
いかにも漫画チック
パリまでわざわざ行ってやってることはジャパニーズホラー
呪いによって幻覚を見るだけでなくリアルに体験できてしまうシチュエーションは日本のホラー映画あるある
高橋一生は声も手伝ってこういう役がよく似合う
木村文乃の今回演じたキャラってなんだろうな
結局のところ仁左衛門の妻なんだけど
それにしてもずいぶんはっきりとした亡霊だな
原作を知らず予告編だけ観て鑑賞することを決めた
これじゃない感はたしかにあるが娯楽映画としてはそこそこ楽しめたのは間違いないので星3が妥当
人気漫画家の岸辺露伴に高橋一生
露伴の担当編集者の泉京香に飯豊まりえ
青年期の岸辺露伴に長尾謙杜
ルーブル美術館の収蔵品を調査している東洋美術専門家の辰巳隆之介に安藤政信
ルーヴル美術館文化メディエーション部の職員のエマ・野口に美波
黒い絵を狙う二人組の一人ワタベに池田良
黒い絵を狙う二人組の一人カワイに前原滉
年配の骨董屋に中村まこと
若手の骨董屋に増田朋弥
露伴の祖母の猷に白石加代子
最も暗い絵を描いた絵師の山村仁左右衛門に高橋一生
露伴が青年の頃に出会う謎めいた女の奈々瀬に木村文乃
後悔の色は漆黒
ジョジョは未読、荒木飛呂彦さんのあの精緻な感じのイラストっぽい画が当初から苦手だったんです。今ひとつ動きが感じられなくて…。読んでもないのに申し訳ありません。
しかし、この露伴を観たら少し納得。
顔料に拘り、漫画を描くための取材のためならルーブルでもどこへも行く露伴。加えて人の心にまで入り込もうとする姿勢、きっと完璧主義であろう荒木さんのアバターなのでしょうね。
木村文乃さんが非常に美しく、物語に花を添えてました。一度終わりかと思ってからの文左衛門の話も素晴らしかったです。漫画が原作なのでしょうが、良脚本でした。
雰囲気は出てるけど、ツッコミどころも多い
原作は未読(ジョジョの方は昔読んだかも)。NHKドラマは最初のうちは見てました。
登場人物も良いし(特に泉最強)、途中までは面白く観ました。ただ、ルーヴルのクライマックス後に江戸時代に行ってから急に間延びというか、安っぽく感じた。
そうなると、そこまで気にならなかった疑問が次次と。
最初の黒い絵は呪いの力まで模写できてたの?。黒い樹液はどこから?
エマの上司が黒い絵の場所を突き止めただけで、狂って?階段に落ちたけど、見なくてもそうなっちゃうの?。しかも、都合よく、みんなの前で。
Z13の倉庫に入る前に、お決まりの電子機器は預けてっとか言わせといて、エマはちゃっかり電話受けてたけどいいの?。そもそも、電子機器預ける意味は?
倉庫の中であっさりフェルメールの絵を見つけたように思うけど、わざわざ日本までオークションに行って、露伴の家に盗みにいく必要あったの?。というか、その黒い絵は誰がオークションに出したの?
倉庫の割に、空っぽに見えたけど、もう全て運び出してたのかな?
じゃあ、フェルメールがなんで残ってた?
キュレーターと消防士が組めば、絵の中に本物を隠すなんてしなくても持ち出せるのでは。
新発見の絵なら、贋作作る必要もないし、あんなに暗い部屋で贋作作れるの?
本物の黒い絵が壁に飾ってたように思うけど、それまでに見た人(見て死んだ人)はモーリスだけ?
そもそも、本物の黒い絵よりもモーリスの描いたのの方が黒く見えたけど、、、、
なんか、他にもツッコミどころ満載のような気がします。
聞くところによると、以上の疑問の多くは、映画オリジナルで付け加えた部分のようです。
江戸時代も間延びしてたし、本当はもっと短くギュッとした方が面白かったような気もします。
私の観た日曜のお昼前の回は、部屋こそ小さいもののの完売でした。興行的には成功ですね。
続編は期待します。
つまらなくはないが長い。
ドラマからのキャストとスタッフが続投してるから雰囲気や演技は良かったけど長い。
そもそも原作が長くないから引き延ばし感は否めず回想シーンももっと短く90分くらいにして見所を詰めて欲しかった。
露伴先生!!
賛否両論ある様なのでどんなものかと観に行きました。賛でも否でも、ルーヴルが舞台で露伴先生が高橋一生さんなら、満足できそう!と思いましたが、やはり期待してしまいました、、、。
確かにルーヴルは素晴らしかったです。荘厳なルーヴルらしいルーヴルを堪能できたのは体感的には5分位でしたが…
露伴先生ルーヴル似合ってる…✨✨
高橋一生さんの演技も見事でしたし、いずみ君もキャラが立ってて巻き髪も黒リボンもレザーファッションも良かったし。なのに、NHKのドラマの時ほど気持ちが入ってこないというか…。
当方、原作は読んでます。アニメも観ています。
露伴先生のドラマはNHKでやるたびに観ていて、どこからきても、免疫がありますが…。
まず…ヘブンズ・ドアーで顔が本になるところ、こんなだったっけ?
もっと、なんかこう…
出た!ヘブンズ・ドアーだ!
とゆー痺れる感動が、今回は無かった…。
ルーブル地下で幻影を見てしまう所も、一番の見せ場じゃないのかな?
もっとCGを駆使して、カメラワークも引き&寄りで、盛り上げて欲しかった。なんだか劇団員の一人芝居をそこここでやっているような、、、💦
ルーヴルを舞台にしてお金が無かったのかな、という話もあるみたいですし、そこなんですかね。
とはいえ、露伴先生やいずみ君の衣装も相変わらず良かったのと、
もしかして1番の立役者はいずみ君だったかも!?って位、今回に限らずドラマの岸辺露伴を引っ張ってきたのは彼女じゃないかな。
露伴先生のステキなルーヴルポストカードも貰えてホクホクでした(*´∀`*)
そうは言っても高橋一生さんの露伴先生につられて実写の上映を見に行くのは誘われても答えは1つ。
「だが断る。」
良かった
原作漫画とテレビドラマのファン。
あと、小林靖子さん脚本の作品のファンでもある。小林さん脚本の作品はほんとにハズレが無い。
原作テイストがよく出ていて良かった。
序盤の「絵具」についてのうんちくはいかにも。
ルーブル美術館の豆知識みたいのがちょくちょく出てくるのと、それらがいちおうストーリーにからんでるのも良かった。
ジョジョの世界観はバトル漫画のようでいて、実はホラーとかサスペンスなんだなー、というのを改めて思った。
個人的な好みでいえば、もっとガチで怖がらせにくるガチホラーの方が良かったと思うけど、テレビドラマはこのくらいのマイルドホラーのテイストなので、これで良いと思う。
ちょっとだけこうした方が良かったのではないか…、と思ったのは、少年露伴の服装があまりに今の露伴と同じすぎるというか、分かりやすすぎるので、もうちょっと意外性があった方が良かったのではないか、ということ。
あと、最後に出てきた「黒い絵」は、見たらいけない系のヤバい絵のはずなのに、ちょっと普通すぎるというか、単なる線画の漫画みたいで迫力がないので、もうちょっと演出でなんとかしてほしかった。
まあでも映画の大画面で露伴先生が見れて満足です。
怪談噺ですね
荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンアウトした岸部露伴シリーズ。岸部露伴は、天才漫画家であると同時に、人の記憶・経験を本にして読むことのできるスタンド能力「ヘブンズ・ドア」の持ち主。本に書き込みを行うことで、その人の行動に影響を与えることもできる。独特の信念と行動原理を持っています。
この映画自体は怨念のこもった絵にまつわる、露伴の先祖の親族の女性に関する因縁話で、ルーブルの地下に眠るその絵を破壊する話。幽霊(?)と戦うピンチを脱するために「自分の記憶を消す」ことをヘブンズ・ドアで実現するのはアイデアとして面白い。そして「顔をこすれ」という手に書いたメモを実行することでヘブンズドアによる書込みを消す。これによって記憶を取り戻すのも良くできている。とても「ジョジョ」らしい。ルーブルでのロケ撮影がとても美しく、岸部露伴シリーズが好きな方なら見ても損しないと思います。テレビで放映するときは是非高精細で放映してほしい。しかし「スタンド」とか「岸部露伴」の予備知識なしに見るとちょっとキツイかもしれません。
初めての人にも優しいかもしれない
この作品は展開が多すぎていろいろな観点が入るかも知れません。
私は漫画のルーヴルへ行くは見たことないが、そのほかの漫画・アニメ・ドラマとすべて見ている状態でこの作品を視聴しました。ちなみにドラマは演技などは抜きにして改変部分が結構気に入ったので映画を見ることにしました。
ドラマ版からある定番の設定説明のための導入、ついでに今回の話のメインの説明を済ませる。話のまとめ方がうまく、ドラマ版ではこういった部分も気に入っていた。
ストーリーは青年期のころに隣人から言われたこの世で最も黒い絵の具を使われた絵を見たとき、人はどうなるのかを求めて、ルーヴルへ行き、この世で最も黒い絵の具を使われた絵を探すというものである。
今回のメインはなんといっても実際のルーヴルへのロケだと思う。本編的には使用されているところはかなり少ないが、露伴とニケ像の絵力はかなりのものだと思いました。それ以外にも少ない場面ではあるが、ルーヴルの外観内観を見れて結構満足感はあった。
ストーリー自体も起承転結がしっかりしており、さすがの荒木先生と思った。ただ実際にどこまでが原作の話かオリジナルかというのはわからず悔しい部分があるため後々原作は見ようと思った。話の疑問点はなぜオークションの黒い絵にこの世で最も黒い絵の具がついていたのかというくらいだった。
青年期のお姉さんが漫画に描かれたことをなぜ怒ったのかも最後まで見ると自分が呪いの絵の象徴になっていることに憤りを感じ起こったと考えることができ、なるほどと思った。蜘蛛の説明は無理やり感があったが、あそこは原作では蜘蛛をモチーフのスタンドかも知れないのでそこはあの説明で納得した。
ロケーション、ストーリーと私的には気に入ったのですが、なぜ3.5なのかといわれると、全体的に間が長く感じた。全体的に微妙に長い。久しぶりに作品を見ながら眠気が襲った。思えばドラマから間に関しては長いかもしれなかったが、それはドラマの短さに助けられていたのかもしれない。割と欠点は間かもしれない。
実写化することでドラマから少し違和感はあるもののうまく落とし込んだ作品で、ドラマを経て露伴の演技も自然にできるようになっていると思った。ドラマを見ていればお決まりの展開が始まりと終わりにあってそこの満足もあった。
残念だった
テレビドラマシリーズがとても面白かったこと、ルーヴル美術館が出ること、この2点においてかなり期待値が高い状態で映画館に足を運んだが。
結論を先に言うと、相当な期待外れ。
ルーヴル美術館内の映像は確かに美しかったが、それは撮影対象が美しかったからというだけ。あれなら特集番組などを大画面のテレビで観れば良し。パリの町並みなどに関しては、ネット上にいくらでも美しさのみを表現した写真ならいくらでもある。
そもそもテレビドラマに惹き込まれ、面白いと感じたのは、ヘブンズドアという特殊能力を土台に繰り広げられる会話劇にあったように思う。あるいは日常に潜む、正体のはっきりとは最後まで分かり得ない、恐ろしさ。
しかしながらこの映画には、じっくりと何度も聞きたくなるような、そんな会話劇はなかった。
そして一番がっかりしたのは、恐ろしさの陳腐さ。もちろんストーリーとして必要だったのだろうが、仁左衛門の亡霊的なものがハッキリとした形として現れ暴れまわったのには、相当に悪い意味でびっくりさせられた。
例えば、テレビドラマにあった背中の正面で猿之助演じる雅三が、黄泉の国へ飲み込まれるシーン。黄泉の住人たちがハッキリとは描かれないからこそ、より恐ろしさがあり、そこが面白かったのだと思う。
当初は二度三度と足を運ぶ予定だった、この映画。そうではなくなってしまった。とても残念。
良い実写
ドラマもそうだけど、つい見入ってしまう。
露伴はジョジョシリーズの中でも一番好きなキャラクターなので、実写化の時は不安でしたが今では高橋一生以外考えられないw
で、映画自体は綺麗でかつホラーな雰囲気が良いですね。
派手さはないけど、短く感じる程吸い込まれる出来でした。
設定覚えてないんだけど、ヘヴンズドアって自分に使えたっけ?後、死人には効かない、となっていたと思うけど、最後なぜ使えたのか。
この辺りが曖昧というか自分の思い違いか分かりませんが、まぁ細かいことは無しということでw
追記
そういえば杉本鈴美にもヘブンズドア使ってたの思い出した。なので死人には効くんだな。
絵から出たのに効かなかったのは、死人ではなく、幻影の様なものだからか。
勘違いだった。
映像は良かったけど脚本がもひとつでした
実は原作読んでないのですが、ドラマはある程度観てます。「くしゃがら」の回は大好きだし、映画を観る当日もテンションを上げるために「富豪村」の回を見たという程度のにわかファンです。
画面を斜めに使ったり、人物を端に配置したり、ルーブルの絢爛さが際立つ構図になってたりしてすごく凝ってました。
でも脚本はもひとつだったと思います。
肝心のタイトルになっているルーヴルである必要がなかったと思います。
「ルーヴルへ行く」って、単にルーヴルに行きゃ良いってもんではないです。ルーヴルでなければならない理由をもっと考えてほしかったです。
もちろん巨大なルーヴルだからこそ絵画が埋もれてしまったとか、ルーヴルだからこそ地下倉庫で贋作が作られていたとかあると思います。しかしどちらもルーヴルでないと成立しないわけではないです。むしろルーヴルに犯罪者組織が入り込んでいたというセキュリティの甘さとか、そっちのリアリティの問題のほうが大きいと思います。
なので何ていうかNHKがルーヴルの豪華絢爛さや壮大さを紹介する映像を作る際についでにドラマを撮った感が否めません。
また、随所に蜘蛛が出てきますが、この蜘蛛の設定がイマイチだったように思います。なぜ蜘蛛でなければならないのか。これもなぜルーヴルでなければならないのかと同様、突き詰めねばならなかったと思います。
さらに言うと、世界中の黒の顔料を試してそれでも納得いくものに出会えず、ようやく出会った理想的な黒。その黒を見ただけで過去の罪が蘇るほどの黒、という割にたどり着いた絵はチープな感じがしました。見えないほどの黒の割に結構普通の絵なんだなという印象です。露伴たちは女の絵と言ってるけど映画を見ている視聴者には女が見えないただ真っ黒な画面で良かったのでは、とか思ったりしました。
あとは序盤の回想が長すぎる問題とか、なぜナナセが露伴の前に現れたのか、それはナナセの旧姓が岸辺だったからというのはちょっと弱くない?とかありますが、長くなるのでこのあたりに留めておきます。
というわけでまぁ、この作品はNHKで特番で良かったんじゃないでしょうか。あくまでルーヴル美術館の紹介がメインで、おまけとして岸辺露伴の物語がついてくるみたいな構成だったらめっちゃ評価したと思います。
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