岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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堪能した
原作もドラマも見ていない。
原作もドラマも見ていないけれど面白かったというレビューを読んで(グリッドマン・ユニバースで懲りたじゃないか、いやあれはユニバースアレルギーで拒否反応起こしただけだ)観に行った。
ヘブンズ・ドアっていう特殊能力にはついていけなかったが(これメインなんですよね)独特の絵柄と音楽を充分堪能できた。
飯豊まりえの泉くんがほっこりして、出過ぎず、ちょうどいい感じ。
怪談っぽい
原作は未読ながら、フルカラー読切だったらしいので、そりゃアニメではなくドラマ(しかも映画)で映像化が正解という内容。
話は、予告編からミステリー要素が強い、いつもの露伴の「駆け引き」中心なのかなという予想をしていましたが、どっちかというと怪談でした。
ルーブルに行くまでの序盤~中盤がやや長くかったるくも感じたが、全体として面白かった。
ただ、海外ロケで豪華さはあったものの、元がNHKドラマだけに(予算的に可能そうなので)「テレビスペシャルでもよかったんじゃ?」と思わなくもなかった。
というのも、ところどころセピア調でモノクロっぽい画面になったり、地下の真っ暗な倉庫内だったりと、美術館内の鮮やかな色彩とは対照的に諧調がカラーっぽくなく、黒も潰れてよく見えなかった。
これなら、テレビ放送の4Kモニターとの方がよかったんじゃなかったかなと。
もしくは映画でやるんだったら、黒が締まり、中間の色調がはっきり見えるDolbyCinema仕様が良かったなぁ。
とない物ねだり。
原作ファン向けホラサスムービー
原作の再現度と、物語の掘り下げ方のクオリティーが恐ろしく高い名作ホラーでした!
最も邪悪で黒い絵を捜し求めるホラーサスペンス。ルーヴル美術館でのシーンや黒い絵の怪異シーンなどの異国の雰囲気と、露伴の過去編で描かれる古き良き日本の雰囲気の両極端な切り替えが最高。
音も良かったなー、過去編の自然の音の表現とか好き。
ファンタジーでありながらも、怖いところはしっかり怖い。あと怪異に意味を持たせてくれる、それがとても良かった。
意味わからず雰囲気で誤魔化す最近のJホラーとは全然違います!
※物語の進みは遅いので、エンタメを求めると物足りないかも。自分が凄いなと思うのはレベルの高い恐怖表現と原作の再現度なので、賛否がわかれるかも!?
高橋一生の岸辺露伴もキャラがしっかり確立されており、原作とはまた違った独自感を出したのがすごいなと思う。人気キャラほど実写化大変なのに、そのハードルを超えてきた凄みに敬意を表する。
映画にしか存在しないものが入っていない。せっかくの素材を生かせられなかったという印象。
【良い】
*無駄な音楽を流さず臨場感を大切にした。
集中して物語に入ることができた。
*祖母役の白石加代子さんの存在感。
気がつく人は少ないと思うが凄い。
【残念】
*本当の漆黒では無く未知の恐怖表現も無い。
*構図・編集・照明が普通で驚きは無い。
*一歩下がった弱い印象を受けた役者達の演技。
お婆ちゃん以外のキャラクターが前に出ていない。
*今風のイラスト?例の絵から魂は感じられない。
*メリハリのない時代背景。
全体的に工夫の欠如が感じられたけど
興味の有る人は劇場へ行き、コミックも読んでほしい。
個人的には第二弾、映画としての岸辺露伴に期待したい。
因みに知っている人は知っていると思うが
ルーヴル美術館では9番目の芸術として
世界の「漫画」に興味を持ち始めている。
2016年の六本木。美術館の企画展に行ったが
そこには荒木飛呂彦先生の…
岸辺露伴とルーヴルが展示されていた。
19世紀、浮世絵を紙屑のように扱った日本だが
漫画が美術館に飾られる可能性のある22世紀前には
その存在とアート性を認め大切にすべきだと思う。
※
上等な料理にハチミツをぶちまけるがごとき思想
結論から言うと映画として面白くない。
ストーリーとか設定がとかではなく、映画として面白くない。
2時間がとても長く感じる作品。あまりにもテンポが悪く、途中何度も眠くなってしまった。
原作が面白くないためかと、思わず上映後に原作漫画を買って読んでしまったが、これは最高に面白い!
話の内容、よくわからないがなんとなく納得できる展開とスピード感、そしてジョジョらしいセリフ回し。
やはり荒木飛呂彦は天才である。
この天才の作品に、やれいらない女を付け足したり、いらないストーリーを増やしたりと、無駄なものを増やす割には、大事な説明が抜けており、納得いかないままダラダラと謎の展開に。大人の事情もあるかもしれないが、どれも映画をつまらなくするもので、まさに上等な料理にハチミツをぶちまけるがごとき思想。
勇次郎が見てたら監督と脚本をドレスにしてるだろう。
このシリーズは続けて欲しい
「ジョジョ」のスピンオフ「岸辺露伴は動かない」の実写映像課作品。
ドラマ化した時は驚きましたが、まさかの映画化でさらに驚きました。
さてこの実写版、ドラマの時から思っていましたが、正直いうと露伴が全然似ていません。
なのですが、作品はちゃんと「岸辺露伴は動かない」になっています。これがすごい。
まず脚本が良いです。アニメシリーズと同じ小林靖子を起用している為、“実によく分かっている”感があるんですね。
それと控えめなあの音楽も良いです。
そして何と言っても高橋一生でしょう。
先に挙げたように全然似てないのに、全くオリジナルの露伴として作品に落とし込んでいるいる事です。
ちゃんと荒木飛呂彦作品に出てきそうなキャラになっているのがすごいんですね。
結果、あの少し奇妙な世界観をちゃんと再現しています。
ただ原作が短編な為か、少し冗長を感じるところもありました。ここら辺はドラマの尺がぴったりだったのでしょうね。
それでもやっぱり面白かったといえました。
不定期でもこのシリーズは続けて欲しいものですね。
ルーブルへ行かない(動かない)でもよかったような
原作は一部既読、ドラマは未見。
高橋一生の露伴先生は素晴らしいです。ミステリアスでどこかお茶目、荒木ワールドの住民として完璧です。
ただ、それ以外のキャラがあまりに凡庸で、露伴先生1人がすごく浮いている印象が…
もちろん、露伴先生は原作においても「変わってる人」扱いではありますが、それにしても他のキャラクターとあまりに噛み合ってない感が。
話の展開も妙にまだるっこしく、その割に話の真相は大したことなくて拍子抜け…
ついでに言えばせっかくのルーブル美術館もあまり活きてません…まるでカメオ出演かのごとき存在意義の薄さ…
蜘蛛さんもやたら出てきたわりには「なんであんなにいたの?」と疑問ですし。
露伴先生で蜘蛛と言えば原作(ジョジョ4部)初登場時の「なるほど蜘蛛ってこんな味がするのか」の方が印象強すぎて、うっかりそれの関係かと思っちゃいましたよ。
とまぁ不満は多々ありますが、高橋一生の露伴先生は本当に素晴らしかったので、オマケ気味にこのスコアで。
ドラマと同じく、映画も安定の面白さ!
ドラマの世界観を崩さず、スケールアップしたような感じで、満足の内容でした。
この世界で最も黒い絵というワード。。。
気になって仕方がなかったです(笑)
ほどよく疑問点がわき、考察しながら鑑賞を楽しめました。
ロケ地が美しい
ルーブル、葉山を含め、映画内の情景が総て美しい。
ロケ地についての詳細が書いてあるパンフレットは、久しぶりに当たりのパンフレット。
青年期役も高橋一生が出来ると思っていましたが、あの木村文乃の絶妙な色香に戸惑う姿は、やはりその年代の俳優が演じるのが正解だと思わせた。(ただ長尾くん、高橋一生というより松潤や他の人の方が似てる感じ)
フランスパート、過去パート絶妙な配役でしたが、一番は露伴の祖母役の白石加代子さん。
サングラスもお似合い、岸辺家の血を感じさせてくれました。
どこまでも黒いそして眠い
テレビ放送も当たり外れはありながらなかなか演出脚本のオモシロサを感じる作品だったので楽しみに鑑賞しに来ました。
特にルーブル美術館の撮影との事でアートな作品になるかと思いきや!
とにかく暗い。暗いしジョジョ感無いし。ヘブンズドアの活躍も無いし。そして題材が黒なので3流何も起きない系ホラー並みの画像の暗さセリフの暗さ。映画館内もずーーーと暗くて。
後ろの席から寝息が聞こえる時間が続き。。。。
ルーブルの良さも撮影に縛りはあったんでしょうがイマイチルーブルで撮る必要性も感じず。
個人的には駄作でいいかな。残念。
イカスミは黒だと思います
原作やテレビドラマはまったく観てませんでした。
独特の世界観。なかなかおもしろかったです。
黒い蜘蛛(ブラックウィドウ)がたくさん出てきて、キャー
黄色い縞のジョロウグモも出てきました。
映像がきれいでとても満足感が高かったです。
色というのは光の反射。黒は光を吸収するんですね。
ゴケグモの毒でみんなおかしくなるのではと思いましたが・・・・
高橋一生の独特の冷たい不気味さ。
適役でした。
褒めてます。
ルーブルでのキャストが素敵。
とくに美波さん。MINAMATAでの通訳役で素敵だなと思いました。
英語もフランス語もペラペラ。美しい発音。声。
対して、木村文乃さんは健康美、アクションがウリなんだと思ってました。
しかし、今回、彼女の中に和(日本)の美しさを再発見し、とてもいいとおもいました。おんなざかりですなぁ。
真珠の首飾りの少女で有名なフェルメールの非公開作品(でも見たことある構図だからアイコラ風)の顔も彼女に寄せていたし、モナリザに寄せたカツラも眼福でした。
京都の古い旅館での風呂上りの浴衣姿には若き日の岸辺露伴でなくたってクラクラしてしまいます。
おんなざかりですなぁ。
山村仁左衛門の話を聴いていると、
漆黒のアンダー〇アに吸い込まれる幻覚を見たような気になりました。
イモリの黒焼きはわたしに全部ください。
飯豊まりえちゃんは常に現実側にいるしっかりしたキャラで、幽玄の世界とのコントラストをしっかり演じてくれていて、これも適役だったと思います。
Z-13での外人さんと安藤政信の幻覚の演技はちょっと吹き出しそうになりました。
ご神木の黒い樹液はコールタールのようでもあり、イカスミのようでもあり。
でも岸辺露伴はイカスミは黒じゃなくて、セピアだって言ってましたね。
キザだよねぇ。酸化されてないイカスミはまっ黒でいいと思いますよ。とくにスミイカとかアオリイカの墨は。
岸辺露伴パリへ行く 75点
Amazonプライムで見て面白かったので映画鑑賞しました!予測通り岸辺露伴先生節が出て面白い!
ただなかなかルーヴルへ行かないのでいつまで待たせるのか、、行かないと話が進まない、、笑
物語はしっかり伏線は回収するので安心を!
また、
原作を見ましたが全然違う!原作に肉付けした感じでしょうか?少し長いと思われるかもしれません。
とにかく岸辺露伴先生が好きならば満足すると思います!
それにしてパンフレットが売れ切れていて欲しい、、!
ドラマハマった人向けな作品
auマンデー『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
80年代のジャンプ全盛世代ですが、ジョジョは線が細かすぎてスルーしてたので原作知りません。
この岸辺露伴は、NHKが実写化って事でドラマ版観てましたが・・・
変に漫画原作意識し過ぎてないのと高橋一生の演技とゲスト俳優の怪演が毎年楽しみでした。
ただ映画化って聞いた時、海外ロケありきのTVサイズでしょって事で配信待ち予定でしたが・・・
仕事の待ち時間と上映時間が合ったので鑑賞
思った通りでしたが、終始画面が暗く感じて、途中睡魔に襲われました^^;;;;
公開3日目の月曜でしたが、予想より鑑賞者多くドラマ人気からの映画化納得です。
ドラマ観てた方は是非!
岸辺露伴ワールド
とにかく今までに余り観たことのない新しいジャンルの物語。本当にお洒落でパリルーヴルに負けないくらいの高橋一生さんの佇まいに息を呑んだ。
カメラのアングルやBGMも良く、露伴先生でなければ解決できなかった謎や恐怖に見応え充分。
だけどエマさんの日本語の話し方が威圧的に思えたのは私だけ?
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