劇場公開日 2023年7月28日

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「居心地わるい」658km、陽子の旅 トミーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5居心地わるい

2023年8月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

、科白聴き取り難い、画はイイ、これが熊切監督作品への印象。でも今回は大分観易かった。ちょこちょこ出るオダギリ父さん、ちょっと笑えたし。
引きこもり・コミュ障を脱するのは、自分を含めヒトなんだと感じた。

トミー
uzさんのコメント
2023年10月24日

コメントありがとうございます。

『#マンホール』がヒドかったですが、あれは脚本だったのでしょうね。
画作りとしては嫌いではないですし、むしろ陽子にイライラさせる意図での長回しなら成功です。
(それを反動にしてのカタルシスが欲しかったですが)
性善説だけで描かなかったのはよかったです。
最初の女性が、「車には乗せるけどお金は渡せない」というスタンスで安心しました。

uz
humさんのコメント
2023年9月6日

居心地わるさ…の共有、でしたね。
旅中、投影してじっくり味わうそれには陽子の運の悪さや、不器用さ、ありえない展開へ繋ぐ選択や、言葉の選び方があり、モヤモヤはらはらイライラ。だんだんと陽子の優しさや素直さ、芯の強さがみえ、やがて今に至る思いが滲むとようやく本来の人物像がみえはじめ、嫌いな印象を好きな印象が越していく。ラストにはついに自分にはない心のまっすぐさを浴びて愛おしさと敬意が芽生えました。

hum
ひろちゃんのカレシさんのコメント
2023年8月30日

コメントありがとうございました。
騒ぐ子供やくだらない自分語りが執拗なほど(と私には感じられた)強調されて印象に残っていたので,あのシーンで深く納得した次第です。
たしかに「居心地の悪さ」は本作の重要な要素ですね。

ひろちゃんのカレシ
いぱねまさんのコメント
2023年8月29日

再度失礼します 返信ありがとうございました

『急に強く拒絶されてましたよね。』

すみません、そこまでは記憶が断片的なもので、どっちが嫌気が刺していたか?というと、確かに、youtuberからだったかもしれませんね 今の娘はステレオタイプかも知れませんけど、自分にとって利がない人は直ぐに興味を失ってしまうのだと思います
人生に於いてポジティヴさが身上だと、そうでないと生き残れないサイバイヴ術が染みついてるZ世代(これもステレオタイプ)にとって、全身から負のオーラを漂わせている主人公との接触は、コーンスープ缶のツブツブの件以上には進展しない事の結果に依り、拒否の断定をしてしまったのでしょうね・・・
同時に、主人公もそういう匂いを直ぐに嗅ぎ取れるコミュ症ならではの武器を発動してしまいます なので、そういう状態に2人で居る気まずさよりも、先に彼女を追い立てる事で、逃げたかったのでしょうね

『L?とか一瞬思いましたが、何だったんでしょう?』

L?→ごめんなさい、理解出来ませんでした lesbianの略?
もしかしたら、貴殿の仰る通り、あのシークエンスラストに、マフラーをプレゼントされたから、そういう解釈もあるかもしれませんね^^

いぱねま
いぱねまさんのコメント
2023年8月28日

コメント&共感ポイントありがとうございざいます

"オダギリ父さんの無言のお導き" そうかもしれませんね 勝手に主人公が幻影として産みだしたもので、それは多分主人公のエンジン、又はこの世の呪詛的対象物、いずれにせよ、想像上の忌むべき(同時に尤も愛する)対象だったのでしょうね どこかのネタバレサイトで、彼女の夢は『アイドル』だったのだという考察がありました 若い女の子と寂れたPAで出会う件もそれを想像させると・・・ 意味も無くああいうyoutuber的な女の子の登場は無い筈としての見解ですが、さもありなんと私も思います
そんな元アイドル?崩れの成れの果ての現在の暮らしは、只々一日をやり過ごしているのみの無意味な溶解 父親が亡くなった事で、その生きてて死んでる毎日に踏ん切りを付けたいと発起する中で、その禊ぎを祓う様な数々の難関や、人身御供の様な仕打ち
まるでその今迄の"魔"を削ぎ落とすかのような悲劇を乗り越えての、新しい指針や暖かい人達との交わりという希望と幸せを演出する構造は、確かに見え透いたストーリー構成ですが、それは観客の中で、嘘と息苦しさで苛まれている人が居るならば確実に突き刺さると思います
私が正にそうです(泣

稚拙で蛇足なコメント、失礼しました

いぱねま