劇場公開日 2023年12月15日

ティルのレビュー・感想・評価

全73件中、41~60件目を表示

4.0全てにおいて憧れられる国に!

2023年12月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

この様な差別、迫害的な実話作品は残念ながら多々ありますがこの事件から70年…
なのに今でも解消されない現状…

スポーツやエンタメの世界に憧れアメリカへ!
世界へ!と夢を抱く若人達にこそアメリカの
未来の為に過去から蔓延る陰や悪を学ぶ重要さを伝えるべき作品だと思います

この先、哀しき現状が起こらない
本当の意味で世界中の人たちから憧れられる国になる事を願います

殺された息子の母親役ダニエル・デッドワイラー…彼女の怒りと哀しみ、気高く社会と闘う姿リアル過ぎる圧巻の演技に更に胸が痛くなりました…
加害者の妻役のヘイリー・ベネット
憎らしさが止まらないほど不快にさせてくれる
ベイビー・フェイスなシレッとした演技も中々の物でした

孫を南部に行かせてしまった事を後悔する
祖母を演じたウーピー・ゴールドバーグ
制作にも携わった彼女の強い想いと意義を
知る為にも、何かと忙しないこの時期にこそ
劇場で向き合って観ていただきたい貴重な作品です!

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ねもちゃん

3.5差別について

2023年12月25日
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鑑賞方法:映画館

主人公メイミーの装いが非常にセンスが良く上質で、空軍ってこの時代の黒人女性でもそんなに給料が高いのか?と気になった。
公民権運動の前の時代の実際の黒人差別事件を真正面から描いていて、日本に住む日本人にはそれ以上のものはあまり感じられないと思うのだが、差別については考えた。
今の日本に差別は少ないというのは表面的な見方で実際には差別と戦ったり苦しんだりしている人は多いのだと思うが、それでも昔よりは減ってきている。女性差別なんかは分かりやすく、昔はある程度は許容されていたことが、今は許されなくなっている。教育というのが如何に大事か、どうすれば上手く行くのか、と考えさせられた。

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ミーノ

4.5思ったことをつらつらと

2023年12月25日
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鑑賞方法:映画館

同じ黒人映画のグリーンブックが牧歌的に思えるぐらい当時の黒人差別の酷さ、命の軽さを見た。
事前学習ゼロで見に行ったらフィクションだった。。
「些細な理由で殺される」ことの理不尽さや抗うと全てを敵にまわすことになる
コミュニティで生きることの生きにくさ。
誰かを守るということは自分や自分の家族にも危害が及ぶ。
しかも危害を及ぼす相手が当事者ではなく社会の全てとなれば差別があることを
受け入れてそれでいていかに摩擦を起こさないように穏やかに暮らす(暮らそう)
って間違っている。
戦死するときはアメリカ国民なのにアメリカ国内じゃ黒人なんだよなっていうのは
やっぱり間違っている。

公判も公判内容以前に入廷するとこからすでに差別的であるけど
人は信じたいものを真実であると信じる
あるいは偽りであるとわかっていても信じている(誘導する)
いけしゃあしゃあとよくも嘘とつけるものだと。

50年代の内装や建物や車や服装など生活様式がクラシカルだけどかっこいい

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ニック

4.5論評など、できない。

2023年12月23日
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鑑賞方法:映画館

人間には皆、自己防衛本能の裏返しとして、他者への憎悪の種があるのだと、改めて思わされた。それをコントロールできる人とできない人がいる。もちろん自分にもその種はある。
どんなに文明が進化しても争いや戦争はなくなっていない。それでも1ミリずつ融和に向かってゆこうとするのが人の歴史なのでは。
2時間以上、一瞬、誰とも集中が解けない濃密な作品でした

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Penguin

4.0他の黒人差別や法廷問題についての作品との違い

2023年12月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

 本作では、当時の南部の黒人たちが北部とは酷い待遇格差の下に置かれていたことを伝えてくれるものでもある。そうした黒人待遇の南北格差を描いた作品としては、『それでも夜は明ける』『グリーンブック』が思い浮かぶ。
 法廷を白人が圧倒的に支配している条件のなかで、弁護士が黒人の名誉のために奮闘した過程を描いた作品としては、『アラバマ物語』『黒い司法』がある。
 そのような小さな成功に留まらず、人種差別に基づくリンチを憎悪犯罪とするための連邦法が成立するまでに長い年月を要し、典型的な犠牲となった67年前の少年の名前を冠していることを記念して、その事件をわかり易く伝えてくれる作品だということはできるであろう。

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てつ

4.585点ぐらい。観るべき。

2023年12月22日
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鑑賞方法:映画館

事実に基づく映画です。

白人女性に口笛を吹いただけで、黒人少年の身に何が起きたのか…

この映画の基になった出来事を知らない方は、

そのまま、調べないまま、あらすじ読まずに観ても、いいかもですね…

見応えタップリ、引き込まれて観ました。

観やすかったです。

痛ましい話で不謹慎だけど、

舞台が1955年のアメリカ南部で、車、ファッション、街並み、など、超オシャレ。

アメリカの50年代てホントにイカしてる。

この50年代に、黒人のブルースと白人のカントリーが合わさって生まれたのがロックなのにね…

こんな事、赦される事じゃない。

観るべき。

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RAIN DOG

4.0過酷な時代背景

2023年12月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

事前にエメットティル事件の概要をwikiで見てから鑑賞。差別問題は今でも世界中で起こっているが当時のアメリカ南部における黒人差別は歴史的な背景も影響して過酷な状況であったと推測されます。日本でも古来から差別問題は存在しており、出自、外見、学歴、性的嗜好等々、多くの差別が今でも潜在的に存在していると思います。本作に関しては映画より事実の方が残酷であったようです。このような作品を通じて差別的な風潮の馬鹿らしさが無くなると良いですね。

食品雑貨店店主、ロイ・ブライアントの妻キャロライン・ブライアント(21歳)に口笛を吹いたと、ロイと兄弟J. W. ミランから因縁をつけられた。二人は、後日ティルの大叔父の家からティルを無理やり連れ出し、納屋に連れ込んでリンチを加え、目玉を一個えぐりだした。その後銃で頭を撃ち抜き、有刺鉄線で70-ポンド (32 kg)の回転式綿搾り機を首に縛りつけて重りにし、死体をタラハシー川に捨てた。ティルの死体は3日後に川から発見され、引き揚げられた。

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tomクルー

4.0母は強し

2023年12月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい結末が想像されるなかでの前半の展開は観ていて辛かったですね。
でも最後には、本当の強さは、腕の力でもなく筆の力でもなく、何かを変えようとする勇気なんだと気付かせてもらいました。

その後、事件発生時になすすべをなくしていた牧師を母親が責められる機会がもてていた場面があったのは、観ていて救いのように感じました。

アメリカだけでなく、いまだ悲しいニュースを聞くことがありますが、子どもに対して「小さくなってなさい」なんて教育しないといけない環境が変わるため、努力を続けないといけないということかと考えさせられました。

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Eiji

3.5キリング・オブ・ケネス・チェンバレンを思い出した

2023年12月21日
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレンを思い出した

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jung

5.0圧倒的な感動

2023年12月20日
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堅実な中に時折挟まれるドラマチックな映像と極めて重いストーリーを軽快に進める演出。
お母さんの圧倒的な演技力に圧倒的な感動です。

しかし、アメリカの黒人差別って未だに根深いんですね。

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越後屋

4.0事実より相当ソフトな映像表現。

2023年12月20日
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鑑賞方法:映画館

それでも胸が痛む。

50年以上前にディランのLPに入っていた実話。

残念ながら母親の全歯ホワイトニングが気になってイマイチ没入出来なかったな。

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すったもんだだよ

4.0母の深い深い愛

2023年12月20日
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鑑賞方法:映画館

かなり重い作品です
こういうテーマの作品を何作も観ていますが、今作も本当にひどい差別が描かれていました
14才というまだ中学生の男の子に
今はというか、日本では想像もできない事です
最初息子を心配するメイミーが過保護のようにも思いましたが、それくらい心配するのが当然のような社会だったのでしょう
平等な世界を実現させるために多くの方々の命懸けの努力の積み重ねで今のようになったのですが、そのための犠牲が大きすぎます
エンドクレジット前の説明でメイミーの努力が報われたようにも思えますが、あまりに時間が掛かりすぎた事や完璧ではない正義、それでも息子は帰ってこない事に虚しさも感じました
変わり果てた息子との対面、裁判での証言、ラストのスピーチ、涙がポロポロでした
その息子との対面のシーン、最初泣いていたメイミーが泣くのをやめて戦いを決意したのが伝わってきました
平等な社会のためにというよりは、息子への愛から始まったメイミーの戦い
だんだんと差別のない社会に進んでいっているアメリカだけど、過去の悲しすぎる出来事があっての今と思うと本当に悲しくなります
ストーリーとは全然関係ないけど、あの頃のワンピース、手袋、帽子、イヤリングのコーディネート、どれもステキでした

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小町

3.0同じ人間なのに

2023年12月20日
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この事件の事は何も知りませんでした。

黒人差別に胸が痛くなる。
同じ人間なのに。

母親役の女優さんが素晴らしかった。
話が途中で終わってしまった感じがして、もう少し後まで見たかった。

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れもん

3.5綺麗な女優さん。

2023年12月19日
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1955年代のアメリカって舞台が黒人に対する壮絶な差別がある事はおおよそ予想が出来たけれど、

驚きなのは其れから67年経った最近まで見過ごされてきていた事。

人種を嫌うのは自由だけど命まで奪う権利はないといつも思う。と言っても、きっと奪う側は正義だと思って害虫でもコ◉ス感覚なんだろう。

たった1人の家族を奪われた時の人の悲しみを見させて貰った、そこに信仰(多くの支え)があるからこそ彼女は立ち上がる力を主から与えられたんだろうね。

“あなたの力を私にお与え下さい。”

家族と教会に行く時に自分もいつも叔母や母に祈って貰っていた事を思い出して見ていた。

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バキ

4.0現在進行形の問題

2023年12月19日
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鑑賞方法:映画館

主演のダニエル・デッドワイラーがとにかくすごかった。
ヒステリックでなく、極めて理性的に状況を学んでいき論理的な活動をする女性の姿を体現。
「こいつら(ミシシッピ州の白人ども)に、私のボーイは二度殺された」というセリフは圧巻。

映画そのものの出来もよいのですが、事実ベースの映画であり、メッセージ性からいろいろ考えさせてくれるのが良い点。
犯人が無罪判決後に雑誌へ殺害を自白しているうえ、後の世にDNA鑑定で被害者がエメット・ティル当人と判明しているのを、のちの世の観客は知っている(ググって調べればすぐわかる)ので、憤りがすごかった。
忘れそうになるけど、アメリカで公民権法成立が1964年、黒人の選挙権施行が1965年。
わずか60~70年前のこと。
最近も2014年、2020年と白人警官が黒人を窒息死させたり撃ち殺したりしながら不起訴、無罪なんてのもあって、全く過去の出来事ではなく現在進行形の問題。
差別、ヘイトによる殺人は起こさせてはいけないし、もし起きたらきちんと裁く世になって欲しい、と改めて思わせてくれる内容でした。

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コージィ日本犬

4.0違う側面から観たら

2023年12月18日
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悲しい

怖い

難しい

なぜボボはキャサリンに対して、口笛を吹いたのか。
なぜボボはキャサリンに対して、パスケースの中の写真を見せたのか。
なぜボボはキャサリンに対して、不快感を与えるような行動を取ったのか。
言い方が不適切かもしれないが、母エイミーからボボへの教えが不充分だったように感じた。14歳であれば、ある程度の理解はできたのではないか。
エンドロールまで観て、真の結末がどうだったかを知り得たが、「人種」「人権」を考える作品だった。

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ちゃ坊主

4.0エンディングの字幕に愕然とした

2023年12月18日
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M.Ooi

4.0Till dawn

2023年12月18日
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エメット・ティル事件は知らずに鑑賞 バスの事件は有名だけど
店内に監視カメラもDNA鑑定も無さそうな時代、何よりアメリカは銃社会だから恐い
しかし黒人が来る店で白人女性がレジとか土地勘無い子供がとか嫌な偶然重なってる
郷に入っては郷に従えでティル君も軽率な感じはしたけど、黒人だからって自由に振る舞えないの?とも疑問も感じた 法廷は白人達の為のもののようである
凄惨な出来事だけど母は強し、事件は他人事ではない心に残った しかしまぁ法の対応が遅いこと!

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ゆう

3.0グレゴリー・ペック主演の「アラバマ物語」

2023年12月18日
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鑑賞方法:映画館

アメリカ南部ミシシッピ州の黒人差別から公民権運動までの話。
話の内容はいいし、映像の作りもキレイできっちり作ってあるんだけど、映画としてあまり面白くない。とても教科書的。教育テレビ見てるみたいな感じ。
キャラが立ってないし、プロットに盛り上がりやひねりがない。絵作りに驚きがない。

でもテーマは重くて、他人を差別する意識の愚かさは感じた。他人をジャッジする意識を乗り越えないと、人はずっと不幸なままだろう。

同じテーマの映画なら古典のグレゴリーペック主演の「アラバマ物語」がオススメ。

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CR7

4.0全ての技術が高い

2023年12月18日
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「ミシシッピー・バーニング」とは違うアプローチの闘う作品だった。

主人公の闘う理由が、
変わっていく。

加害者に罪を償わせる事から、
国に償わせる、
そしてそれを制度にする、
法律化するまでの闘い。

どんな法律か。

反リンチ法、
リンチはいけませんという法律。

成立したのは、
驚くことに2022年3月、
つい昨年!

本作は1955年に実際に起きた事件なのに、、、。

主人公の法廷での証言シーン。

カメラを切り返す事なくワンカット。

論より証拠、
特に法廷ではエビデンスが重要。

しかし、

証拠より、論より、母親の体感の説得力!

その体感の説得力を証明する130分が、
かなり短く感じるのは、
シナリオ、演出、芝居の技術が高い証拠、、、体感、、たいかん。

ボーとの思い出カットは無い、
あるのは、
主人公が前を向く為のイメージのみ、
微妙な違いだが、
事件に対する意志の強さの現れでもある。

【蛇足】
昨今の目利きの観客を納得させるには、
2時間では短く、
ドラマで数シーズンにわたって、
飽きさせない工夫で、
なおかつ、
ヒューマニズムもアクションも必要。

そんな中、
ひとつのアイデアとして、

論より証拠を逆転させて、
証拠より論、

客観より主観、

データより勘、

論理より感情、

社会的な常識とは逆を攻める、

というのが一周回って、
(二周、三周?)トレンドになっている。

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蛇足軒妖瀬布