劇場公開日 2023年3月17日

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「秀でた才能の在り方」零落 サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5秀でた才能の在り方

2024年1月26日
iPhoneアプリから投稿

2023年劇場鑑賞21本目 傑作 75点

鑑賞した時よりも評価を上げている印象深い作品

才能に長けた人は他人に理解や共感が得られづらいとはまさしくこの事で、仕事仲間やファン、古い知人からはある種煙たがられる対象で、仕事仲間は斎藤工の才能にリスペクトしている様で、本当の意味でついてきている人はいない様な感じで、どいつも自分の位置や金中心で、面構えよくして利用しているだけの様な感じで、ファンもいかにも日本の現代ファンという感じで、所謂にわかファンと言うか、トップチャートのエンタメばかり搾取している傾向にある日本人の体質が本質や本音の部分まで覗こうとしない、この感じを世間から見て良い時と割るときの斎藤工とそのファンの関係でよく描かれていた。

古い知人は、いったら一番斎藤工と親しいだけあって、本質をついている残る言葉を放っていて、漫画を描き続ける限り、ずっと一人、誰にも理解されないみたいな言葉と、その時の印象的な猫目の眼差しが混合して、脳裏に刻み込まれ、事あるごとに思い起こすされるのが、斎藤工にとっても、鑑賞している我々にとっても印象的でした

こと日本映画にしても、昨今配信時代になりセリフがなく絵変わりしないと10秒スキップするような風潮があるらしかったり、現代人はセリフでしか情報を得れない弱者が増えてしまったらしく、それ対策じゃないけど演技や撮り方、間などで観客に伝えるような手法が減り、何でもかんでもセリフ偏り型が年々増えています

監督も脚本家も仕事もらえないと食っていけないし、名前も廃れていってしまうので、どうしても消費者に媚びないとやっていけないので、そうせざれおえない現状があります

この現状も今作の斎藤工に通ずるところがあるので、何かを生み出す人をリスペクトし、探求し追いかける人々は、ちゃんと本質を見抜木、消費者も本物にならないといけないと、今作を通して改めて思いました

素晴らしい作品です

是非

サスペンス西島