劇場公開日 2023年4月7日

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「見ると元気になる。自分の10代の頃を思い出す。10代は、時代や地域を問わず、自分の感情と正面から向き合って組んずほぐれず大騒ぎ。」ガール・ピクチャー マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)

見ると元気になる。自分の10代の頃を思い出す。10代は、時代や地域を問わず、自分の感情と正面から向き合って組んずほぐれず大騒ぎ。

2023年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

フィンランド発、10代女子の青春の物語。よくある話だが、おやっと思ったのは、アセクシャル、バイセクシャル、レズビアンであることで、悩んだり、隠したり、変な目で見られたりする描写がないところだ。アセクシャルの子は悩んでいるのではなく、色々とチャレンジ中だ。これが日本映画なら、LGBTに関する葛藤の描写が入る。

しかし、この映画では例えばレズビアンであることが一般的な話題と変わらない。 「女性が好き」ということが、「好きな色は青」 「ウドンよりソバが好き」 「わりと暑がり」なんてのと変わらない。

ヨーロッパ、特に北欧では性的指向で差別はしないという考え方が社会に広く浸透しているのだろう。だから映画にもそれが反映されて、LGBTを特別なこととして描かないのだと思う。
2023/4/21(金),5/2(火) 吉祥寺uplink

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マサヒロ