劇場公開日 2024年1月12日

「照明さんの神仕事」燈火(ネオン)は消えず コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5照明さんの神仕事

2024年2月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映画の中に出てくるネオンは、昔からテレビなどで見た香港の風景だった。それが法律の改正で失われつつあるのは、なんとも勿体ない。
LEDが悪いわけではないけれど、昔ながらのガラス管にこだわる職人にスポットを当てるというのは、なんとも趣深い。

若い頃の2人は、時代もあってなのか、そこはかとなく漂うダサさが可愛らしくもある。
そんな可憐な少女も無駄にスマホを叩くおばちゃんに。
夜の街を照らすネオンはアグレッシブで活気があり、それとは対照的に夫婦で毛染めをするシーンは、柔らかな太陽光で幸せそう。
光の緩急がとても良い。

夫であり父であり、師匠であり友人である亡きビルの想いを、今っぽくクラウドファンディングも使いみんなで協力して作り上げ、ついに完成したネオンにジーンとくる素敵な映画だった。

エンドクレジットはお馴染みNG集ではなく、ネオン職人紹介。
最後のネオンは圧巻。

コビトカバ
Mさんのコメント
2024年3月4日

はい。あたたかな気持ちになりました。
年配のご夫婦では白髪の染め合いをした方々もおられるかも。

M
コビトカバさんのコメント
2024年2月14日

面白かったというより、良かったといった感じですね

コビトカバ
Mさんのコメント
2024年2月14日

なんか染々として、よい作品でした。

M