劇場公開日 2023年11月10日

  • 予告編を見る

蟻の王のレビュー・感想・評価

全20件を表示

2.0私には難しかった

2024年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

蟻の王といっても、昆虫うじゃうじゃのパニック映画ではない。が、映画タイトルにするほど蟻の要素が強いわけでもない。史実に基づく映画だそうだが、見終わった後、何がテーマだったのか考えさせられた。(いまだにわからない)

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぬう太郎

3.5イタリアのファシズムを扱う映画はとにかく残酷で暗い。元が実話だから...

2024年3月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

イタリアのファシズムを扱う映画はとにかく残酷で暗い。元が実話だから仕方ないか。そんな中でも微かな希望があったのには少し救われた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
mini

3.0同性愛が許されない時代のイタリアが強烈

2024年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

昨年鑑賞した『シチリア・サマー』、『インスペクション ここで生きる』が同じテーマを扱っているかなと思います。

同性愛が許されなかった時代のイタリア、本作では1960年代を描いていますが、『シチリア・サマー』は1980年代ですから
全く変化していないのですよね。今は変化しているのか、私としてはすごく疑問が残ります。
そう簡単にこういった偏見がなくせるのか、人間の建前と本音は別なのでは?と、どうしても考えてしまいます。

本作で更生施設(病院)が出てきて、電気ショックで同性愛を治療しようとするショッキングなシーンがあるのですが、
さすがにこれは拷問だろうと思いましたし、その治療を受けた男性は病んでしまってしまうわけで、
人間の尊厳とは?ということも深く考えさせられました。
『シチリア・サマー』では、更生施設というワードは出てきましたが、どういうことをされるのかまでは描写されなかったので、
本作でショックを受けました。

本作は法廷シーンが中心に描かれているので、ちょっと思っていた内容とは違っていたのですが、
実にせつない、やるせない気持ちになる映画でしたね。

ただ、こういう作品は多くの方に観ていただいて、多様性の本質、人間の本質といったことに
思いを馳せていただければ良いな〜と思います。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ひでちゃぴん

4.5愛の自由を訴える

2023年12月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
雨雲模様

3.5う〜ん

2023年12月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
WELOVEMOVIES

4.5期待度◎鑑賞後の満足度◎ 蟻(社会)と詩(芸術)。感動的。泣けた。本作は単なるLGBTQ映画ではなく、もっと政治的な、哲学的な、社会的な、普遍的なものだと思う…願わくばあまねく寛容な未来を。

2023年11月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
もーさん

4.0風景・ことば・音楽・皆んなのお顔、すべて美しいのに哀しかった。

2023年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
Kumiko21

5.0イケオジ祭り! でも先生は予告でイメージしたのと違った。ほんとに王...

2023年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

イケオジ祭り!

でも先生は予告でイメージしたのと違った。ほんとに王だった。
最後の雨はなにかなー。蟻の巣って大雨で流されちゃうのかな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
まるぼに

4.0神父に預ける方がアブナいよ

2023年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ここで教授が迫害される理由を同性愛のみに帰してしまうと問題が矮小化されるのではないか?つまり、様々な社会的属性(性的指向、支持政党、人種・民族・宗教etc.)を理由にした多数派による少数派排除の標的は同性愛者に限らないということだ。評者がより深刻だと感じるのは、愚者による知性の圧殺である。これは、モノを考える、という人間を人間たらしめている根本の否定だと思うのだ。

ところで、あの記者は顔つきも表情も若い頃のデニーロみたいでいい感じだった。

コメントする 2件)
共感した! 7件)
ひろちゃんのカレシ

4.01964年か…

2023年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

60年くらい前でもまだこんな世の中だったんだなー、と。ある意味、時代の変化もすごい。前半を教授と学生の関係に、後半は裁判に揺れる世の中にしてお話がくっきり展開でわかりやすい。今のご時世でも教授と学生、っていう関係はちょっとまずい気もするけど…。罪人はいない、ってセリフは核心だね。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
peanuts

5.0罪人などいないのに

2023年11月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

はなから有罪ありきの裁判なのは予想していた。
原告側の証言は本当で、被告側の証言は嘘という差別と偏見にまみれた胸糞裁判。
公正であるべきはずの判事ですら、アルドとエットレの話を聞く気などさらさらない。

エットレは前半の美青年な風貌から一変、証人として登場した時には、同じ役者なのか疑ってしまいそうなくらい、まるで別人。
冒頭、治療の描写に関するお断りが出るけど、裁判が酷すぎて治療は平気。しかしエットレのこめかみは痛々しかった。

終始、あの母親が嫌いだった。
息子の希望など関係ない、将来まで自分の思い通りにしたい、エットレが離れたのはアルドのせいで、自分のせいとは微塵も思っていない。

思い出したらまた腹が立ってきた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
コビトカバ

3.5愛とは…

2023年11月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

裁判ものが好きなんで、気はのらなかったが拝見
イタリアに行ったことあるが、イメージとしてはマザコンが多く犯罪が多発しているイメージ
本作品にもマザコン感は出ていたが、同性愛も昔から多かったんだなぁ〰️と
裁判は日本とかなり異なるイメージ
だったが、裁判官自体が世間知らずが多いから多数派びいきに成らざる得ないのは日本と似ているかな〰️
裁判官も調書だけ読んでジャッジするだけだからつかえないのは万国共通 何が平等なのかな〰️

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ろくさん

4.5人は自分とは違う得体の知れない物に対して、無知が故の不安・恐怖を抱...

2023年11月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

人は自分とは違う得体の知れない物に対して、無知が故の不安・恐怖を抱き不寛容から差別・偏見をする。特にマイノリティに対してはそうで、この映画の様に悲劇的な事が起きる。それを史実を通してこの映画は描いている。現代にも通じるものがあり一見の価値ありです。しかし、胸が痛くなります。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
マックス

4.5蟻の第二の胃は他の蟻を生かすため🐜蟻が群れるのは1匹で居ると迷うから

2023年11月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

知的

有名で素晴らしい芸術家だから、天才だから(パゾリーニやヴィスコンティを想起してしまう)、或いは「普通の」「私達」を笑わせてくれる頭のいい「お笑い」の人だから(日本のTVでよく見かける)、という理由でもなければ昔も現在も認められず「存在しない」とされるのが同性を愛する人達だ。この映画を見て、組合運動が盛んで共産党が活躍していたイタリアで、同じ党員なのに仲間を助けようとしない保守的で付和雷同の世間と馬鹿げた法廷場面に少なからずショックを受けた。

戦時中のレジスタンス活動がアルドの減刑の理由で、「法」という名の権威は二人の人間を苦しめた本当の理由に蓋をした。背景にあるのはホモソーシャル・ホモフォビア社会、カトリック信仰、そしてエビデンスなき「治療」という変てこな医学の存在だろう。

「法」の名称は異なるが、ドイツでも60年代に男性の同性愛を犯罪とする法律があった(映画「大いなる自由」で初めて知った)。そういった明らかな過去があるから西欧では批判と反省ができるんだろう。そして同性婚も異性婚も全く同じ婚姻とする社会にすることができるんだろう、偏見と差別は消えないにせよ。禁止も罰則も刑罰もなく犯罪ですらなかった日本には反省の機会すらない。別姓婚ですら実現していない。偏見と差別だけはのさばらさせたままで。

エットレ役の男の子が輝いていた。親から離れて自分の道を歩み出す、まさにその年頃にエットレはアルドに出会った。アルドはニーチェやソクラテスやシェークスピアなど過去の哲学や文学の大物を引用して話すことが多い。当時においてそういう方向性のインテリはどうなんだろう?と思った。大文字の文学史・哲学史側にいるインテリで、ちょっと胡散臭いような、知識に飢えている若者を眩惑させてしまうタイプのような気がした。アルドはエットレに震えるほど繊細に接しているのに。

それでもこの映画の登場人物、誰一人として欠けてはならない存在感があり、セリフの一つ一つが心に沁みた。共産党機関紙「ウニタ」の記者エンニオがアルドとエットレを理解し彼等の側に立って記事を書くに至る経緯とエンニオの理性には説得力があった。

人物の顔のアップが多い中で、遠景で街や自然の情景が挟み込まれいてそれがとても生きていた。映像と脚本とキャスティング、そして、イタリアにこのような過去があったことを美しい映像とともに掘り起こしたアメリオ監督に感謝の気持ちを抱いた。

おまけ
記者エンニオ役を演じたのはエリオ・ジェルマーノなのかー!びっくり!この映画のジェルマーノは勇気と正義と理性の記者だった。そのジェルマーノが2024年5月のイタリア映画祭の「信頼」のあの主役とは!(トニ・セルヴィッロとエドアルド・レオと、あと数名の濃い顔除いて)イタリア人俳優をまだよく見分けられない!ちょっと痩せたり太ったり、あるいは髭のあるなしやヘアスタイル、時代背景にあった服やその人物の職業やタイプで鮮やかに演じ分ける!なんと素晴らしい!

コメントする 1件)
共感した! 3件)
talisman

3.0病気扱いをする狂気

2023年11月10日
PCから投稿

同性愛が認められない1968年にアルド・ブライバンティは、同性愛を罰する罪がなかったため、若者をそそのかしたという、「教唆」の罪で初めて逮捕され裁判となった。
この実際に起こった「ブライバンティ事件」を描いた作品。

たかだか60年ほど前まで、欧米では同性愛が精神病とみなされ、治療の対象だった。
たまたま恋愛の対象が同性だっただけなのに、病気扱い。
脳に電気ショックを与えて精神を破壊させてしまう。

なんて残酷な仕打ち…

現代は性的嗜好に関しては、やっと容認されてきたってところ。
もっともっと寛容な世界になりますように。
異質な者をを排斥してしまう人の心が変わりますように。

余韻の残る哀しいラストに、そう願わずにはいられなかったです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
kinako-cat

5.0心掴まれた

2023年11月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

知的

心掴まれる傑作!時代の波が与える残酷さ。今では考えれない事実の数々はまさに衝撃的。それでも滲み出る決死の覚悟。屈しない闘争心に並々ならぬ勇気を。何度も離れて、繋がって…。透明感溢れる情景や音楽は至極の夢心地。そして、2人の紡ぐ真実の愛に幾度も涙した!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
るいまーる

2.5入っていけないまま終わってしまった

2023年11月5日
iPhoneアプリから投稿

入っていけないまま終わってしまった

コメントする (0件)
共感した! 0件)
jung

4.0本当の愛とは何だろう?

2023年11月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

知的

美しいイタリアの風景や街並み、温かみのある優しい光に包まれたシーンとは対照的に、物事や正義の捉え方の違い、差別、偏見から生じる悲劇を描いた作品。本当の愛とは何かを深く考えさせられた。

エットレ役のレオナルド・マルターゼ(ジュード・ロウ似のイケメン!)は本作が映画デビューとの事だが、目で心の機微を語る演技が本当に素晴らしく、圧巻のラストシーンに涙した。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
SunnyJ1221

3.5これは純愛

2023年10月23日
iPhoneアプリから投稿

学者なのにまるで毒婦のような言われようのアルドと、子犬みたいな純粋な目をした美しいエットレの恋物語。

これは純愛なのでは?

ラストシーンが目に焼き付いて離れない。
1960年の伊で同性愛がどのように扱われたかを描かれているけど、私はエットレのアルドを慕う純真さにやられてしまった。

イタリアの風景も美しくて、アルドの作った塔もまた雰囲気があってよかった。門がね!門がいいよ、門が!

以下、アフタートークからの学び↓
これは実際に起こった事件を元に作られているとのことだけど、本場のイタリア人もアルドの事件を知っている人は少ないそう。
ネタバレになるから言えないけど、エットレに起こった恐ろしいことは、その後は無くなったのだとか。それでもこのイタリアファシズム時代に決められた条例とかでまだ残っていることがあるようで、この話のように存在しない罪に問われる人もいるらしい。

実際には二人は二度と会わなかったと聞いて、ラストシーンの美しさがまた心に沁みた。一言で言えば、もうゆるしてあげて、と思った。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
icco

5.0心震わす愛の尊さを繊細に描く映画

2023年5月4日
iPhoneアプリから投稿

イタリア映画祭の特別上映で見た。未知の歴史の一齣を読むようなものかと思っていたが、繊細で心が振るわせられる映画だった。同性愛に不寛容だった1960年代のイタリア社会で実際に起こった事件をもとにしていて、当時の前衛演劇やローマの同性愛者たちのパーティーの描写もあるが、主人公の実在の詩人とそれに関わった人々の感情が細やかに描かれている。当時の社会の厳しさも容赦なく描かれるが、人物の描き方に性別を問わず人を愛することの尊さが感じられる。この映画は全国で上映されればよいのだが。
昨年末にノーベル賞受賞作家アニー・エルノーが中絶が禁じられていた60年代のフランスを書いた原作に基づく「あのこと」を見ていたので、60年代を考えるインスピレーションがまた、得られた。

コメントする 4件)
共感した! 4件)
Boncompagno da Tacaoca