あの娘は知らないのレビュー・感想・評価
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なんだったんだろう。
両親、そして育ててくれた祖母を亡くしながらも海辺の街で旅館を営む女性。休業中に現れた恋人の死の理由を知りたい青年。
一番最初の印象は、ヒロインは何歳設定なの❔ ってことでした。冒頭の自転車のシーンで高校生くらいかな?と。。。なのでタバコ・酒のくだりが結局背伸びした少女みたいな違和感を覚えて。。。
そして『怪しいものではありません。』のところからもしかして幽霊とか幻想とか実は恋人じゃなくストーカーだったとか最後ホラー的な結末になるの?なんて考えてるうちにホワァ~~~っと終わった。
結局なんだったんだろうか。。。
真相や伏線回収等はっきりしたものが好きな人には向かないかも?
面白かったです。
注意※ネタバレにしてますがレビューにネタバレはありません
良い映画なのに、この映画を表現するいい言葉が見つからない
この1ヶ月ずーっと考え続けてた
1ヶ月考え続けてダメなんだからもうしょうがない
演技、風景、音楽みんな良かった
そして何より他の人にも見てもらいたい、そんな映画でした
評価 4.0
私信
最近ソフトな飲み込みやすい映画ばかりみてたなあ
そういう映画がダメなのでは無くて (むしろそういう映画が無ければ映画業界は成り立たない)
そんな映画ばかり見ていた自分がダメなのです
もっと物語咀嚼力や表現するための語彙力を磨いていかないとなぁ・・・
"愛嬌"
『正面ではなく、どこか上目がちにみえる佇まいが女性の武器である"愛嬌"を思わせることに由来』
という花言葉がある、サンダーソニアを劇中に組込み、それとなくメタファーを溶かした演出を施している。それだけではなく、パンチラインの多さは逆に皮肉的ですら勘ぐるような、観客に”解釈”という試験を問うてるような作劇ですら感じられる
そもそもが芸能事務所が主催の、最初から自身の所属俳優が主役という縛りの中でのコンテスト入賞作であり、前回の監督作の『赤い星』の毒気を随分抜いたマイルドな仕上がりが印象的且つ、事務所の制約なのであろうと容易に想像出来るのは穿った観方か・・・
自分的にはNHK朝ドラ『なつぞら』での元気で強気な性格役の福地桃子が、父親が哀川翔というなかなかの血筋のなかでどんな演技を見せてくれるのかを期待して鑑賞した。
そして、前述の”愛嬌”である。今作のテーマは愛嬌を取り戻す薄幸な女の子のストーリーとしての仕上がりなのである。一寸詰め込み過ぎ(性的マイノリティ、不妊問題、問題を抱えた男女の邂逅)な感は否めないが、その根本は取り残された自分がそれでも日々を過ごす上で何かに縋りながら生きていくことで、希望なんてそんなあやふやな実体の無いものがなくてもやり過ごせる事が可能だということを観客に投げ掛ける内容だ。
ラスト近くの、夢の中での、恋人と死別した男が民宿の受付に座っているシーンは、希望なのかもしれないが、しかしそれは恋愛とは違う一種の”同志”として生活を共にしたいという叶わぬ願望なのであろう。でもそんな願望の火を灯しながら生活を続ける、そんな人生も大事なのだというメッセージを今作品では言葉少なく語っているような気がする。
映像は綺麗。それだけです。
あまりにひどくてかなり前半で劇場を出ましたので、その上での感想であることをお断りしておきます。
冒頭から何シーンか、映像がとても綺麗だったので、おー!と思って上がったのですが、それ以外完全に何もないのが早々にわかってしまい、盛り上がった気持ちは急速にしぼんでいきました。
ストーリーは、若者が閉店中の張り紙のある旅館に現れ、ヒロインの店員の子に話しかけるところから始まります。
唐突に表れた若者に、ヒロインは何も言わずに怪訝そうな顔をして、変な間が空きます。
そこがもう、なんといいますか、不自然で不自然で。
狙ってる感じがありありとわかるだけに、寒くてしかたがなくて、見ながら体をもぞもぞ動かしてしまいました。
そこでもうヤバいなーと思ったのですが、その予感と寸分違わぬうすら寒い場面が延々続いていきます。
よくある、ミニシアター系の、静かで心にしみこんでくる、あの感じがいいなー、と作家気取りで妄想して高校生がノートに書いたシナリオ、という印象です。
大抵そういうものは、大人になって冷静に振り返ると、いたたまれなくて決して人に言えない黒歴史として記憶の中に封印されていくものかと思うんですけどね。
これはまかり間違って商業映画の脚本を書くところまでたどり着いてしまったケースということですかね。
恐ろしいことです(笑)。
ヒロインは大した出来事もないままどんどん若者と近づいていくのですが、何ですかね、この子はそんなに飢えてたんですかね?
口調こそ静かですが、めちゃくちゃグイグイ行きますからね。
よっぽど顔がタイプだったんでしょうか。そんな描写ないですが。
若者も、新手の詐欺か?とかこの子メンヘラか?とか特に疑いもせず、まるで映画のシナリオで指示されてるかのように距離を詰めていき、流れのままキスしやがったりします。
どうやらちょっと親しくなるとすぐキスしちゃうタイプみたいですね。
そのシーンの前に、若者ばかり集まる変なスナックで、「あいつレズだったんだってよー」と男子三人組が、まるでそれを言うために後をつけてきたかのように唐突に話し出すのですが(子供の頃に道徳の時間に見た、「いじめはいけませんよ」的なドラマみたいなのを思い出しました)、それを見て心にグッとくるところがあったのでしょうか?
ヒロインもそれを誘うように、好きでもない人とセックスしたことあるとかなんとか告白しだすんですけども。
セックスがまだ珍しい年頃の方が書いたのかなーこれは、と困ったような笑いを顔に張り付かせて見守る以外に、僕にできることはありませんでした。
ともかかくこのキスシーンでもう、お尻のモゾモゾが堪え切れなくなり、席を立ってしまいましたので、この後の展開はわからないです。
実はこの後、この変な思わせぶりな脚本実はが全部狙って書いてるもので、その仮面をはぎ取って鮮烈なセリフや場面が続いてすべて覆していく、のかもわかりませんが、それを我慢して待ってることはできませんでした。
もしほんとにそうだったらごめんなさい。
いや、ほんとに高校生が書いた自分に酔ってる脚本とかならそれはそれでいいんですよ。
趣味の世界だし、微笑ましいものです。
ただそんなものを観に映画館に来たわけではないので。
やっちまったなー、と凹んだ気分で帰りました。
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