劇場公開日 2022年8月6日

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「全ての日本人が見るべき映画」雪道 Rosaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5全ての日本人が見るべき映画

2022年8月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

シネマハウス大塚というイベントスペースでの企画上映で観て来ました。
日帝時代の従軍慰安婦をテーマとした映画が現代日本の映画館で上映されることは少なく、また主演女優さん3人が、韓国映画界を代表する若手女優さん2人と、年配のベテラン女優さんということで、期待して鑑賞して来ました。
ことさらに日本を告発する内容ではなく、彼女たちの身に(そして恐らくは、日本の貧しい女性たちにも)起きた出来事を、丁寧に描いていくストーリー展開。そして現代韓国と時間を行き来する作りになっていることで、辛い内容なのに暗くなり過ぎず、見終わった後も未来に目を向ける気持ちになれる映画でした。
これは日本人、特に若い世代の日本人全員に見て、知って欲しい内容です。国を越えて辛い気持ちに寄り添う心を持つべきだし、「知らなかった」で済ますべきではない歴史の一側面だと思います。
こういう映画に主演するのは、若い女優さんたちには非常に辛いことだったと思います。そうしたことを乗り越えて、この映画の制作に関わった人たち、そして日本の映画館でこの映画を上映してくれた方々に感謝と尊敬の意を表したいと思います。
全国で上映できるよう、応援したいです。

Rosa
マサシさんのコメント
2023年12月18日

鑑賞して的確に学習する必要があるきっかけにしてもらいたいと思います。女性を食い物にするのは日本軍だけではないのですから。

マサシ