劇場公開日 2023年2月23日

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逆転のトライアングルのレビュー・感想・評価

全136件中、101~120件目を表示

4.5一般指定で見るのはちょっと配慮不足かな…。

2023年2月25日
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今年63本目(合計715本目/今月(2023年2月度)29本目)。

映画の趣旨としてはここのサイトや公式サイト、あるいは他の方のコメントにもありますので、そこは思い切ってカットします。
個人的には、2021年だったと思いますが「オールド」という映画が趣旨的に近いのかな、というところです。

 ここでも評価が割れていて、フランス映画ではないのですが、「結末は自分で考えてね」というフランス映画らしい「余韻の残し方」をする映画です。また、これも監督さんの過去作品の好き好みになると思いますが、過去作品と同じように、「趣旨は一応わかるが内容が哲学的過ぎて理解が難しい」という点は明確に言えます(複数の解釈が可能)。

 ただそれよりも深刻なのは、多くの方が書かれているとおり、この映画では「船が嵐の中を航行して船が揺れて船酔いを起こす人」が出てくるのですが(この映画は3章立てで、その2章)、ここでのいわゆる「吐しゃ物表現」がかなり厳しいです。公式サイト等も確認しましたが、一般指定で正しいようですが、PG12くらいつけられても文句は言えないだろう、というところです。少なくとも「積極的にポテトだコーラだの持ち込んでみる映画ではない」という点に注意が必要です。

 先述の通り、「フランス映画らしい余韻の残し方」をする映画で、解釈は個々分かれそうな映画ですが、趣旨としては(一部わからない点はあるとしても)理解はできるし、吐しゃ物の件は明確に気になりましたが(表現としてもう少しマイルドにできなかったのか…)、それとて減点幅は限定的です。

 採点は以下の通りで4.7を4.5まで切り下げています。

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 (減点0.3/吐しゃ物に関する表現の配慮が足りない)

 ・ この映画がPG12以上であれば減点なしの扱いですが、この映画はれっきとした「一般指定」です。その前提でこの描写はちょっと厳しいのではないか…(正直、ポップコーンだのチキンだの食べている人がこんな展開でこんな表現になると、ポテトもポップコーンも食べたくなくなる)という印象です。

 ただ、結局はそれのみであり、個人攻撃や人格否定など、「明確に人の気分を害するような発言はない」ので、減点幅としてはこの程度でしょう。
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yukispica

4.0割り勘エピソードにリューベン節を感じる

2023年2月25日
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個人評価:3.8
人間関係の哲学を掘り下げるリューベン・オストルンドのテーマには毎回引き込まれる。
メインストーリーはさることながら、冒頭の割り勘エピソードが最もリューベン節を感じる一幕だった。
過去作よりも深度は浅い気がしたが、本作も文化人類学の哲学をしっかりと感じた。

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カメ

2.5楽しみにしてたけど全く自分に合わなかった洋楽。 本年度ベスト級。

2023年2月25日
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鑑賞方法:映画館

出だしからハエの飛ぶ音や動物の鳴き声等の雑音が多い。
船酔いする人達が下品過ぎる。

タイトルにある「トライアングル」の意味は予想外でした。

自分も船酔いしそうでした( ´∀`)

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イゲ

3.5ブラックユーモア満載

2023年2月25日
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鑑賞方法:映画館

三部構成で繰り広げられる、富裕層と中間層と貧困層の人間模様。「ザ・スクエア」は高尚過ぎてちんぷんかんぷんでしたが、今作は分かりやすく2時間半でもテンポ良く、クスクス&ゾッとしながら楽しめました。

美男美女カップルだけど、関係が歪でモヤモヤするヤヤ&カールを中心に、豪華客船のクセ強すぎセレブ達のバックボーンが分かっていく会話劇も細かなところまで皮肉たっぷりのブラックユーモアで見応えがありましたし、島に漂着してからは更に笑ってしまう展開に。ツッコミ入れつつも、ただのコメディ作品ではなく様々な考え方や現実の問題、価値観が盛り込まれているのがさすが。

期待以上に面白かったです。
船酔いシーンが長くてエグくてキツかったけど。笑
アカデミー賞楽しみ!

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まだまだぼのぼの

1.5パルムドールだから、

2023年2月25日
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わかった、とか社会風刺が秀逸だ、とかなんとか言いたいところだけど、過剰な汚演出の気持ち悪さが上回り、お腹いっぱいに。

最初のくだりいる?とか思いつつも、それも含めてメッセージ、、、なのか??

ごめんなさい。

無理でした。

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ヒビノミライ

3.5娯楽作品と言うより、皮肉な芸術作品

2023年2月25日
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鑑賞方法:映画館

お金持ちたちが乗っていた豪華クルーズ船が沈み、お金持ちと下働きの従業員たちが島に流れ着く。
そこでリーダーシップを取ったのは、トイレ掃除係りの女性だった。
主従関係の逆転がこの映画のテーマ。

内容的には娯楽作品っぽいけど、モデル兼インスタグラマーのカップルがこの映画の主軸。
前半に、このカップルの人柄とか、お金の価値観についてのやりとりが長く続く。
それが皮肉な芸術作品っぽくしているんだろうな。

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キブン

3.5こんな離島ツアーが有ってもいいんじゃない?

2023年2月24日
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笑える

第一話がせこ過ぎの上に、
話が長過ぎて、全てのオチが見えてしまった。

造りが丁寧過ぎたかな?

それにしても、
船長とロシアの大富豪の世界観対話バトルは最高だったなぁ

あの船長は何処に行ったのかな?
まさか、船と一緒に?

スウェーデンの鬼才リューベン・オストルンドが、
ファッション業界とルッキズム、そして現代における階級社会をテーマに描き、

2022年・第75回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した人間ドラマ。

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カール@山口三

1.5ああっここで終わる?

2023年2月24日
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4〜5点ペースで来てたのに・・・
あの終わり方にズッコケました。ズルくない?
ヤヤとアビゲイルはどうなった?
あのエレベーターは現実?幻?
各自想像してくれってことか?

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あらじん

4.0Part1のところがちょうど今SNSで少し話題の男が奢るべきか論争...

2023年2月24日
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Part1のところがちょうど今SNSで少し話題の男が奢るべきか論争でタイムリーだなと思ったりして。

これの前のパルムドール受賞作の『TITANE』がぶっ飛び過ぎてたのでものすごくまともな映画にみえるのは感覚がマヒしてるのかな。

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teraox

2.0期待していたのと違ってた

2023年2月24日
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鑑賞方法:映画館

単純

セレブいじりとか富裕層への一撃や皮肉だったら「ザ・メニュー」の方がセンス良くて好みで共感できた。この映画は初っ端から、金とブランドと外見至上主義が身も蓋もなくてガクッときた。カールはイケメンには私には見えなかったし、島の「キャプテン」も同じ穴のむじなだし。

おまけ
ちょっと調べたら、この映画の中の繰り返し台詞、”In den Wolken" (= in the clouds)は、この豪華客船に乗ってるほぼ全ての人間は現実から遠く離れた地に足のついてない輩だ、という監督の考えだとあった。真っ当過ぎるなあ。ドイツ人に言わせてるからドイツに対する皮肉かと私は思ってた(夢見がちな理想主義者とか)。でなければ車椅子のこの彼女はコンピュータのクラウドで大儲けした人の関係者?「クラウド・コンピューティング」を提唱したのはGoogleのCEOだったエリック・シュミットというドイツ系アメリカ人(全く知らない分野なので調べた。合ってるのかな?)だった。

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talisman

4.0男女の間の常識や階級社会を揶揄する快作

2023年2月24日
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㊗️パルムドール受賞、そして㊗️アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞ノミネート。

リューベン・オストルンド監督作としては「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に続いて2度目のパルムドールということで、カンヌの審査員はこの手のブラックユーモアが好きなんかなあ。

内容は盛り沢山だし、富裕層をコケにするところも嫌いじゃない。十分楽しめたんだけど、、、

「エンパイア・オブ・ライト」と続けて観たので、どうしても見劣りしてしまう。ホント申し訳ない。

モデル&インフルエンサーを演じたチャールビ・ディーンさん、かなり好きでした。しかし、お亡くなりになったのですね。残念でなりません。

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エロくそチキン2

1.0なんだコレ

2023年2月24日
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よくわからないスタートで、海に出てみんな船酔いで、みんな履いている。
島についたらトイレ係がキャプテン。
つまんなかったです。

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かん

4.5社会そのものを描く

2023年2月24日
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少し長めの上映時間ですが、全く退屈する事なく全編通して楽しめました。

作り込まれたセリフ(日常的には遣われない言い回し多々あり)やあまり説明的ではないアイロニックな描写をベースにじわじわビルドアップしていくスタイルは好みが分かれるところかもしれませんが、かなり好みでした。
英語がもっと分かれば更に楽しめそうな気もするので、そこはすこし悔しいです笑

ヤヤ役のチャールビ・ディーンの事を全く知らなかったので色々調べていたら既に昨年夏頃に病死されている事が分かり、ショックです。ご冥福をお祈りします。

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donothing

4.0モチーフはデジャヴだが、故にいま必要。

2023年2月24日
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2018年の公開時に「ザ・スクエア 思いやりの聖域」を某誌で評論した時に、スウェーデンのリューベン・オストルンド監督の巧みな心理描写に感服したと書いた。本作は、連続してカンヌでパルムドールを受賞するという快挙。欧州映画界を代表する巨匠に上り詰めたと言えよう。
主従転換の倒錯ドラマはこれまでも多くの映画でもモチーフにされている。その点では、帝国が瓦解するオチとともに珍しくはないが、シナリオご巧妙なのは、2022年という時代(世界の縮図)へのアイロニカルな視野が満載されていること。故に、いままた創り直されるべき作品だったのだろう。ある意味「ベタだが盲点」だった企画だ。

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t2law

3.5ちょい長だけど、楽しめる。

2023年2月24日
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鑑賞方法:映画館

ル・シネマで今日は二連ちゃん。
どちらも見応え十分。

うまくいってるのかいってないのかよくわからないモデルのカップルが話を繋いでいく、ゲロ満載の豪華客船上で繰り広げられるブラックジョークの数々が超楽しい!まさにこれが世界って感じ。
サバイバル生活になってからの展開は意外と早く、やはり見所、監督の描きたかった事は船の上なのかもなぁ、、、と思いつつ、読後感はやっぱ生物として強くなくちゃね、、という所に落ち着いた。
権力って集団生活する生き物に必ず発生するものだから、ある程度距離置いて付き合う方が良い。
囚われると自滅するね。

主役のモデルの子、かわいいけど本作が遺作。
たいへん残念、R.I.P....

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masayasama

3.5逆転劇というより、皮肉ブラックジョークたっぷり濃厚❗️そこそこセリフも面白い。

2023年2月23日
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楽しい

知的

お金があれば、有料パンフ購入をおすすめする作品。評論家さんのご指摘で一発理解なのだ❗️

コレ、見る前は、トイレ掃除員の人が一発形成逆転、痛快劇❗️かと思ったが

中身は意外に要素が複雑濃厚。

しかし娯楽作として見ると普通の単純作品としてまぁまあ・・・

有料パンフの中の町山さんの指摘【受け売り】

船長のハンバーガー
牡蠣やキャビア、トリュフも結局は・・
武器商人の結末 肥料ビジネスも・・・【以上町山さんの指摘。】有料パンフ購入してください。
なかなか雑誌風で洒落ているパンフですので・・グラビア風とも言う・

これ以上はかけません。

若さと外見第一の皮肉、男女間モデル収入格差の皮肉

そして、・・・最後は、最後はサバイバル能力に優れたトイレ清掃係の中年というより高年に見える方
が【ホントに全てを制圧するの】だ。

ただ流れ的に、スムーズな流れで、それに至る過程が長いから
掃除係員の女性の逆転劇は流れの一部に過ぎない。

色々な皮肉な要素が混じりあって
船が転覆寸前での、船長と、酔っ払いのオッサンジジイが
船内放送で流す会話が実はキモ。今時ロンやす❤️のレーガン大統領と共産主義の関係の話はウィツト
に富んでいる。

なんだかなぁ、クルーズ船に乗る金持ちどもの奇妙な上から目線・・

深く考えても、単純に流しても、テンポはそこそこ良いので楽しめます
ただ面白いのですが🤣当初の求めてたものと違ったので、上記の星です、あくまで独断と偏見です。

スェーデンの監督作品。主役のモデル女性 チャールビ・ディーンさんが、水着姿も健康そのものなのに
2022年8月に早逝なのは気の毒、享年32歳【この部分有料パンフ受け売り】なぜ亡くなったのかは知りません。
遺作とのこと。 イャあ皮肉が効いた好作品。ただ前半半分以上は掃除員の女性出てこないから、そこはツボ。

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満塁本塁打

3.0まずは散策しましょう

2023年2月23日
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お金と政治に纏わるブラックコメディでした 小ネタが分かればもっと面白いのかも
ザメニューぽいなぁ
引きこもり船長の選んだ日程はとても素晴らしい
手榴弾夫妻はチャーチルですよね
権力持てるのは一時狭い中だけ

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ゆう

2.0金持ちをあざ笑いたいだけなのか?

2023年2月23日
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3章構成の物語だが、使い古されたモチーフではあるものの、漂着者たちの上下関係の逆転を描く第3章が一番面白い。
逆に、食事代を払う、払わないでもめるモデルのカップルを描く第1章は、はたして必要だったのかと思うほどつまらない。
いずれにしても、若いカップルだけでなく、ロシアの富豪を始めとする客船の乗客にも、高額のチップだけが目当ての乗員にも、飲んだくれの船長にも、漂着後に権力を握るトイレ係にも、とにかく、登場人物の誰にも共感も、感情移入もできず、ひたすら居心地の悪さを感じてしまう。
ラストのオチも、あっと驚くようなものではなく、尻切れトンボ感が強くて、取り残された気分になる。
明らかにやり過ぎの嘔吐のシーンが延々と続く第2章を観るにつけ、これは、単に金持ちをあざ笑いたいだけの映画だったのかと思ってしまった。

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tomato

5.0下克上

2023年2月23日
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金持ちと清掃員の逆転 人間の性がゾワゾワ

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鬼太郎だぞ

2.5平等な社会、対等な関係と言いながら結局は

2023年2月23日
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予告では笑えるサバイバルなストーリーかと思えば全然違いました
この作品で笑える人もいるのかもしれないけど、汚いシーンは長いし、不快感を感じる部分もありました
2章がとにかく長い
それなのに3章がちょっと物足りなかったです
サバイバルが始まって、みんなそれぞれの生き抜く術があるんだけど、おばさんとカールの関係がほんと不快感、気持ち悪ささえ感じました
作品の中で何回か「平等」という言葉が出てきますが、結局どんな社会でも権力者というものは出てくるという皮肉でしょうか

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小町