リボルバー・リリーのレビュー・感想・評価
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アクションは、最高ですが……
綾瀬はるかは、最高だ。衣装やアクション、言うことない。?がつく内容になってしまう。清水さん演じる南は、以前、百合に傷をつけた人物なのか?そうであれば、疑問に思うことはたくさんある。水野は、百合が愛した唯一の人なのに、行方をくらまし、他の女性との息子を守れとは?
原作は、違うみたいだが、しょうがないのだろう。よし、原作読んでみよう。
大正時代を生きたスパイ
【アクションがかっこいい、ドレスが綺麗、銃の音が迫力がある】
評価がかなり厳しい本作。個人的にはそんなに酷くないとは思うけど‥人それぞれだからなー。
綾瀬はるかのアクションもかっこいいし、銃の扱いもかっこよかったです(^^)衣装も素敵なので注目です!
ただ観ててSixTONESのジェシーが残念だと思った。色白だし、男臭さがなく背が高いだけで迫力がなくて陸軍大尉には見えない。
実力派の俳優さんが集う中、なぜジェシーだったのか?残念です。
結構重要な役だったのでもっと実力派の俳優さんがしてたら良かったなーと思います!
シシドカフカがかっこいい。
佐藤二朗もやっぱりいい(笑)
かなりの攻撃を受けたのに死なない綾瀬はるか。。笑
恐らく謎のおばあさんに不死身にされたのでしょう。
鈴木亮平の無駄遣いやめてw
綾瀬はるかの美しさ
魅せ方という意味での演技が上手い役者さんたちが多くかなり見やすかった。ジェシーの演技を初めて見たがレベルが高かったと思う。
原作を読んでないのでなんとも言えないが男の子がもう少しなんとかならないものかとは通して思った。あの子だけ浮いてるように思った。今後の展開が楽しみ。
大正末期、関東大震災から1年経った頃。 秩父で一家惨殺の報が新聞に...
大正末期、関東大震災から1年経った頃。
秩父で一家惨殺の報が新聞に載った。
いまは東京・玉ノ井でカフエの女将をしている小曽根百合(綾瀬はるか)は、容疑者とされ、現地で死亡した人物に見覚えがあった。
百合には、台湾の幣原機関なる秘密組織で間諜として凄腕を発揮した過去があった。
嫌な予感がし、すぐさま現場視察のため秩父向かった百合は、一家の生き残り、慎太少年(羽村仁成)と出逢う。
少年は、玉ノ井の百合を訪ねよと、事件直前に行方を消した父からあるモノを預かっていた。
それは、巨大な陰謀のカギとなるものだった・・・
といった内容で、女性が主役のハードボイルドアクションは日本では珍しい。
監督は、どちらかといえば繊細な映画を撮るイメージの強い行定勲。
ですが、個人的には『北の零年』『春の雪』の骨太な作品の方が上手いんじゃないのと思っているので、本作も意外ではありませんでした。
また、主演の綾瀬はるかも、どちらかといえば柔らかいイメージの女優さんですが、これまでも時折見せるコワイ表情などでスタイリッシュな印象がありました。
本作では、絵に描いたような大正モガ(モダンガール)の装いで、拳銃をぶっ放す様子に痺れます。
映画は、ストーリー的には荒っぽすぎなんだけれど、カッコいい綾瀬はるかを魅せるための作品なのだからこれでよし、許容範囲。
多勢vs.少数の撃ち合いが数度登場するが、中盤の玉ノ井決戦は、エノケン(榎本健一)の陽気な『東京節(パイノパイノパイ)』が流れる中での銃撃戦は、映画演出としてはオーソドックスな対位法という手法で、行定監督のベテラン手腕が光ります。
クライマックスの日比谷海軍省前決戦では、海軍省の前がこんなに雑然とした林だったの?と疑念が湧きましたが、あとから当時の写真をみると、日比谷公園のあたりは現在ほど整備されておらず、なるほど、これぐらいの感じだったのかぁ、などと納得。
荒っぽいストーリーは許せるとしても、脇役の男優陣が弱いのには、ちょっと閉口。
キーマンの豊川悦司、百合を助ける相棒的役割の長谷川博己はまだしも、陸軍・板尾創路、海軍・阿部サダヲともにハマっていないのが興を殺ぐ感じ。
特に前者はただ怒鳴り散らしているだけで、なんだかなぁです(これは脚本のせいでもあるのですが)。
とはいえ、カッコいい綾瀬はるかに魅せられる映画としては上出来。
続編が出来そうならば、観てみたいです。
なお、大正期のアクションということで、実相寺昭雄監督『帝都物語』を思い出しました。
時間があれば、あわせて観たいところです。
華麗なアクションを期待して見に行ったのに……
最強の女スパイが陸軍相手に大立ち回り、とアクションを売りにした宣伝でしたが、開けてみたら……。
こちらが期待していたのはスティーブン・セガールの映画を期待して行ったのですよ。
で、開けてみたら超絶劣化版のイーストウッド監督作品だった。
って、例えが一番自分でしっくり来ました。
ドラマを撮りたかったのか、アクションを撮りたかのか、美しい絵の映画を撮りたかったのか……
いずれにしても中途半端で成立してません。
これは出演者じゃなくて完全に演出、脚本が悪いです。
監督が取捨選択を間違えまくった結果ですね。
役者陣の芝居は一部を除いてしっかりしていた為、これで救われた感じですね。
あ、一部の戦犯はジェシーくんです。喋るたびに白けます。
問題のアクションシーンもメイキングは良かったのにどうしてこうなったんでしょう?
結果は、間延びした再現ドラマの銃撃戦。
広さを取れない小さいスタジオで多人数とやり合うわけで、違和感が拭えない。
予算不足なのかなぁと思ったり。
あと帝国陸軍が弱すぎる&バカ過ぎる。
PS2のメタルギアソリッド並みのAIで、思わず映画館で苦笑しました。
やられた陸軍兵も、それだけ動けたら小銃撃つだろとツッコミ入れたくなりました。
その距離なら銃剣あるやろ、とも。
御都合主義が出ますね。
そして爽快感の無さ。
技術面では東映映画のテレビを見ている様な平面的な録音が気になりました。
あとは山本五十六の描き方も微妙でした。
既に指を失ってるわけですが、オリジナルでもそこに触れたほうが最後に活きたのではないでしょうか?
また海軍が陸軍に封鎖されて、海軍省前に陣取られたら黙ってます?
リアルも微妙。ファンタジーとしての描き方も微妙、中途半端な作品でした。
火曜サスペンス劇場でやったら80点ですが、劇場映画なら普及点以下です。
何故☆2なのかはベテラン俳優さんの頑張りがあるからです。
結論、1流の食材(一部例外)を揃えても、シェフの力量で並以下の料理を出された感じですね。
私個人的には白石和彌監督が撮ったらどうなるか見たい食材でした。
綾瀬はるかばんざい
何度も何度も予告を見ましてね。
その都度
「こりゃコケるな🤔」と思っ(ry
失礼w
物凄く豪華キャスティングじゃないですか😳
出てくる人出てくる人、すごくて驚きました。
ストーリー設定も面白いはずなのに…
どうした💦
そもそもハードボイルドアクションムービーを
撮りたかったんじゃないのか?と思っていたのですが
結局は綾瀬はるかを美しく魅せるための作品と言った印象です。
それならそれでいいのですが
個人的なだめだめポイント№1として
アクションシーンがどうにもこうにも…。
こればっかりは見せ方で如何様にもできたと思うのです。
小曾根(綾瀬はるか)の美しさと
仕事(殺し)をする際のこだわりを
(美しい衣装)
映えさせるには、あの中途半端な
スピード感ではなく←
むしろスローモーション撮影をして
美しく舞うように演出していれば
あの美しいドレスの裾が翻り、銃弾による
出血も美しく映えたんじゃないか?と思ったりします。
だめだめポイント№2
MAX7~8弾しか装填できない銃なのに
何回撃ちました?とか
だめだめポイント№3
あの陸軍のポンコツっぷりはありなのか?
893組長にいとも簡単に56されるって🤣
SixTONESのジェシーさん、
めちゃくちゃ頑張ってたけど、
ちょっと意識しすぎた声が変です。
あれじゃホラー映画吹替え版みたい。
演技とかよかっただけにもったいない。
撃たれても刺されてもゾンビのような小曾根
もうなんだか荒唐無稽が過ぎます。
言いたいことはまだまだあるけど
そろそろ抹殺されそうなのでやめときます🤣
続編ありきのラスト、このままでは謎が一切
回収されないままになりそうですね。
テレビ
ドラマのシリーズものとしての公開でも良かったような気もしたが、テレビの現状と制作費回収の観点から考えたら、テレビより劇場。と言う選択肢になったのかなぁ?とか、非常に下世話な思考を巡らせ観た。が、ストーリー及び映像はその下世話も超越し十分に楽しめる内容だった。敢えてツッコミ&深読みを入れておくと、幣原の名と平岡のヤクザな動きの描写は、戦後日本を暗喩的に浮かび上がらせてくれる演出。だと思う。良いんじゃないでしょうか。娯楽通じての現政権への批判◎
まぁ、オンライン配信したらまた観るわ(^^)
いろいろ惜しい
陸軍と海軍が国家予算の10分の1の秘密資金を奪い合い、その暗証番号を知る少年を綾瀬はるか扮するリリーが守る話。
綾瀬はるかさんのガンアクションは見ごたえありました。もっと見せ場多くてよい。
ジェシーの悪役ぶりも狂気があってよかった。
シシド・カフカさんもお見事です。
もちろん、他の俳優陣も。
惜しいのは、照明が暗いシーンが多くて、とくに銃撃戦が見づらかったこと。
加えて、脚本がまったりし過ぎて中だるみしたことと、凝りすぎた構成が、かえってストーリーをわかりにくくしていたこと。
リリーが戦う動機をさっさと提示して、あとはひたすら少年を守るアクションと、ピンチに仲間が助けに来る展開でよかったでしょう。
その方が、リボルバーリリーというタイトルから連想するスカッとするガンアクション映画になったと思う。いろいろ中途半端だった。
主要なキャラクターは全員魅力的で、すべて生き残ったので、思い切りカタルシスに振り切った脚本ならば続編を見てみたい。
お菓子食べに行こうね、、、とか
完全に死亡フラグなのに、やっぱ主人公だからか、死にませんでしたね。。。ラストに一瞬鈴木亮平出すのは、サプライズ狙いなのか、やんわりと続編匂わせなのか、、、あーゆーキャスティングでのカメオはよくあるパターンだけど、あまりにもいきなり過ぎて「おーっ」ってならないんだよなあ、個人的には。。。
幻覚ぽいの見て発砲とかちょっと芝居がかった演出がすぎたかなあ。
琴子のキャラも最初はゆるふわなのが、ラストはぶっ放し系になっちゃうし、それならそもそも少年連れ去られるの阻止してよっ!って感じだしね。
綾瀬はるかもシリアスな顔に変化がなくてちょっとなあって印象だし、豊川悦司との関係性も「んん?」ってのは合った。
冒頭のアクションはまあまあだったけど、ちょっと殺陣が直線的過ぎるというか、もっと「しなやかさ」があってもよかったなあ。
ということで。続編にはあまり期待してないです😅
生身のヒロイン
メチャクチャ強いのに、傷だらけの生身のヒロインが、真実感があって良かったです。綾瀬はるかさんは、おっとりした様に見えてめちゃめちゃ動けるのが凄いですね。平岡との約束は何だったのでしょうか?鈴木亮平さんは勿体無い使い方でしたね。
綾瀬はるかがきれいだった
これに尽きる映画でした。
無論、脇をかためた男性俳優、長谷川博己、阿部サダヲ、佐藤二郎などの演技もよかったのですが。
何かが物足りない。
大物俳優さんの無駄遣いシーンも多い。
映画も迷走してるような感じ。ドラマだったり、アクションだったり。
(オカルトにもなるかな? 謎の老婆や目的不明の百合の影のような青年が出てきたり)
せっかく綾瀬はるかが動けるのだから、もっとアクションに重点を置き、徹底的に百合が不死身でも納得のいく映画に仕立てて欲しかった気がします。
(野村萬斎に仕立ててもらったら、良かった?)
あとは酷な話ですが、子役に難ありかな。
もう少し繊細な演技の出きる子がよかったのですが。
まあ、設定自体が気丈なのか、のんびりしてるのかがわかりませんでしたが。
綾瀬はるかの大正時代の衣装、髪型がただただとってもお似合いでした。
難しいなぁ
原作が分厚い長編小説だから2時間ちょいの映画に纏めるのは至難の技。アクションは綾瀬、背景、説明は男優陣に任せるという開き直った構成。しかし、陸軍、弱すぎじゃね?続編は無理とみたけど、どうだろう?
え〜と・・・・
レビューは残しておきたいけれど特にコメントしたいようなことはなく、
口を開けばネガティブなことしか出てきそうにない内容だった。
綾瀬はるかだからアクションには期待しないでおこうと初めからハードルは下げていたが、
そもそもアクションと呼べるほどのものはなくドンパチ撃つだけ。
それが敵方のはほぼほぼ当たらないご都合主義。
大いに白けた。
ストーリーもあってなきが如しで、戦争反対だから裏金作ったという反戦映画?
ヒロインのバックグラウンドもイマイチよく分からず、
洋画によくある悲惨な過去を背負った美しきヒロインの構図も希薄だった。
ただただ冗長で何度時計を見たことだろう。
シシド・カフカがいい雰囲気を漂わせていたけれど、ほとんど活かされていなかった。
ラストで続編を匂わせたが、私は映画館では2度と観ない。
そもそも続編なんてあり得ないだろうけれど。
これはコメディー?
綾瀬はるかさんが好きだし、彼女のアクションも見たかったので事前情報は何も入れずに観に行きましたが、あまりにも退屈で途中で嫌になって退席してしまいました。
出だしは緊張感もあり、期待をしましたが、途中のだらだら具合やあまりにも荒唐無稽な脚本にはあきれてしまいました。
まずは、登場人物の危機管理意識のなさです。MI:DRでもイーサンたちが簡単に危機に陥りましたが、本作品もカギになる少年の慎太が不用意すぎます。冒頭で召使たちが虐殺され、自分自身の命の危険を一番感じているはずなのに、変装なども一切せずにすぐに敵に見つかったり、のんびり川辺で会話をしていて捕まったりと、あまりにものんきすぎです。戦闘シーンもよっぽど敵(悪の組織と思ったら陸軍というのが驚きを通り越してあきれた)が間抜けなのか、あれだけの大人数で簡単に負けてしまうので笑ってしまいました。
観るのをやめた引き金になった場面は、これまた不用意に街中を歩いて簡単に拉致された長谷川博己に、敵が内部情報をぺらぺらと全部説明した挙句、そこを脱出したところです。「黙祷をしたい」と言い出したときに、まさかねーとその先の展開を(おふざけで)予想したら、本当にその通りの展開になって唖然としたからです。もう完全にコメディーですよね?それともそういう映画なんでしょうか? ということで、それ以上観る気力がなくなって退席しました。
ほかにも、リリーと慎太が(偶然)同じ列車に乗っているという、ご都合主義の展開もこういう脚本のあるあるだなと思いました。
綾瀬はるかの為の、綾瀬はるかの映画
西洋文化を取り入れ、モダンな街並みとなってきた大正ロマン漂う日本が舞台。その裏では、軍国主義をひた走ろうとする、きな臭い時代に生きた、一人の敏腕な女スパイ『リボルバー・リリー』を綾瀬はるかが演じた、ハードボイルド作品。
日本で、ミラ・ジョコヴィッチの様な本格的なアクション女優というのは、なかなか生まれない。その中で、これまでアクション作品にも、果敢に挑戦してきた綾瀬はるかは、それなりによく頑張って、冷徹なスパイ役を演じていたと思う。しかし、ハリウッド・アクションには、やはり到底かなわない。
それ以上に、脚本と演出の無理押しも甚だしく、ラストの陸軍と死闘は、あまりにもリアリティーがなさ過ぎて、結局、日本のアクション映画の大きな壁を感じた。手に汗握るアクション・シーンは、壮大さや派手さ、ギリギリ寸前のタイミング等、もっと観ているものがハラハラしたり、感情移入できたりするように製作できないものなのか…?その点で『キングダム』は、ハリウッドの壁に近づけたように思うが…。
夫と子供を亡くし、スパイ活動からは引退し、花街で女将をしていた綾瀬演じる小曽根百合が、乗り合わせた列車の中で、ある組織に襲われていた少年・慎太の命を救う所から始まる。実は、その組織というのが、日本陸軍。国家予算規模の多額の資金に関わる秘密を握る一人の少年・慎太を拉致して、その金を軍事資金に利用しようと考え、その後も執拗に少年と百合の命を狙ってくる。
百合も陸軍の刺客達を、往年のスパイ活動で磨いてきた能力を発揮して倒していくが、最後に、百合達が助けを求めたのが、海軍の山本五十六だった。陸軍と海軍が、軍事資金を巡り敵対関係となって、少年を奪い合う展開がラストシーンに描かれていくのだが…うーん?
一言で言えば、「綾瀬はるかの為の、綾瀬はるかの映画」といったところ。脇を固めた長谷川博己、野村萬斎、豊川悦治、佐藤二郎、橋爪功、阿部サダヲ等の豪華なベテラン俳優陣も、今ひとつ存在感が薄かった。また、百合と敵対する軍人には、ジェシーが抜擢されたが、主人公の宿敵としてのオーラや凄味という点では、物足りなさを感じた。そんな中でも、佐藤二郎だけは、相変わらずだった(笑)
はるかちゃん、頑張りました…
綾瀬はるかを不動のスターにする為の映画!…かな?
全くもって不勉強なんですが、モデルとなった女性がいたのでしょうね〜(探求する気なし)
にしても心臓近辺をあんなに深く刺されて、尚且つ背中だの脚だのも撃たれて、なんであんなに動き回れるんじゃ〜
これ、ファンタジー映画ですかね。
謎の白髪婆様の回収も無かったし、鈴木亮平の使い方勿体ないし、組と陸軍の関係性とか、あちこちで消化不良ではありました。
シシド・カフカさん(最近よく見ますね)もカッコよかったけど、そういう設定にしろ銃射撃神過ぎて…
これ、ファンタジー映画ですよね。
モダンでモガでクールでスタイリッシュでスパイシーなのに何処か煮込みが足りてない感じ。
ハードボイルド作家・長浦京の代表作「リボルバー・リリー」を映画化したアクションサスペンス。
綾瀬はるかさん主演で行定勲監督の作品と言うことで上映前から期待してた作品を鑑賞しました。
で、感想はと言うと…悪くないんだけど、惜しい。いろんな部分で何かが足りてない感じ。
上映が始まる際のあの「東映」のオープニング映像が流れるだけでワクワク。
大正末期が舞台で最高傑作と言われた女スパイが突如姿を消し、花街で女将として店を営んでいたが、ある事件に巻き込まれてと言う設定も良い。
またレトロかつモダンな感じに綾瀬はるかさん演じる小曽根百合がまあ見事なモガ(モダンガール)で、そこに行定勲監督の手腕が加わるとあっては楽しみで仕方がない。
なのに…ねぇ…いろんな部分で薄くなってるんですよね。
最初に小曽根百合がスパイとして活躍し、小曽根百合を作り上げた特務機関「幣原機関」と小曽根百合の活躍は冒頭に文章で語られるだけ。
ここが一番のキモに感じられるだけに何故ここを端折ったのかが謎。
小曽根百合の凄腕っぷりとアジアを震撼させた謎の組織の圧倒的な存在感を十二分に魅せつけることが出来るのにと…最初からスカされる。
巨額の資金を巡って、陸軍と海軍の争いも悪くないが、個人的には期間内に手続きをしないと資金が流れてしまうのなら、銀行も入れての三つ巴の争いの方がもっと面白くなったのではと。
また陸軍の無法っぷりがかなり荒唐無稽になっていて、海軍の静観姿勢もどうかと。自分の家の前であそこまで好き勝手にやられてるのに静観してるってどうなの?と突っ込んでしまう。
タイトルにもなっているリボルバー・リリーもリボルバーと書かれている程、小曽根百合の銃の拘りや神業テクも薄い。
小曽根百合に影のように付き添い慕うカフェの女中頭の奈加が元馬賊であるくだりや佐藤二朗さん演じるヤクザの親分が小曽根百合に何を吹き込まれたのかもなんか薄い。
一番はフレーズにもなっている「未来を救う悪になれ」と言う程、悪じゃ無い点。
理由はどうあれ、過去に57人の殺害に関与した小曽根百合は希代の悪女とするならば、あの冒頭文章説明で片付けているからこそ、悪女感が最初から希薄になってるし、劇中でも悪女テイストは殆ど無い。クールビューティーで感情を表に出さない謎めいた女性にはなっているが全然悪女じゃないんですよね。
もっと目的の為には手段を選ばない女を表現出来てたら良かったけど、スパイを辞めた時点で“私は人を殺さない”と言ってる時点で「看板に偽りあり」に感じます。
2018年に公開された韓国映画の「悪女」をかなり意識した感じがあり、「THE WITCH/魔女」や邦画でヒットしている「ザ・ファブル」。古くは「ニキータ」「アサシン 暗・殺・者」なんかも意識していると思うんですけど、それらのテイストを出せた筈なのに冒頭説明で全部台無し。
なんて勿体ないことをしたんだ!と正直思ってしまう。
これらの作品ほど振り切ってないし、ザ・ファブルほどジャンルも定まってないんですよね。
もしくは1967年の市川雷蔵さん主演の「ある男」や梶芽衣子さんの「修羅雪姫」ぐらいに徹底的にクールを意識するとか、「キル・ビル」ぐらいにスプラッターにテイストも厭わないとかにしたら良かったけど、綾瀬はるかさんに遠慮したのか?と思うばかりに流血も正直薄い。
明け方の濃霧での戦いなんでアイデアは悪くないけど、あそこまでだとう~んと思ってしまう。
キャスティングも豪華だし、設定も悪くない。
個人的にはシシド・カフカさんなんて良い味なのに。
定評の行定勲監督の手腕も悪くないけど、みんな何かに遠慮して何かが薄味で何かが足りてないんですよね。
上映時間が長いのは置いといたとしても中弛みもする。
綾瀬はるかさんのクールかつスタイリッシュはカッコいいと思うし、モダンテイストも良い。
でももっと悪女で自分第一主義の「イケてる女」を期待してたし、そうであって欲しかったかなぁ…
モダンでモガでクールでスタイリッシュ。それでいてスパイシーな香辛料が揃っているのに惜しい。
次回があるか分かんないけど、次回に期待します!
品質の守り人
まず訊きたい。
“スパイ”と“殺し屋”の区別、ついてますよね?
アクション映画にしては冒頭のんびりだなぁ、と思ってたら、終始メリハリなく間延びしてた。
小競り合いの回数ばかりが多く、アクションもカットを割りすぎて迫力がない。
戦闘力的なボス(清水尋也)との決着は、銃向け合って百合だけ撃って終わりとか、間抜けすぎ。
しかもその後に階級的なボス(板尾創路)を集団戦で倒しても盛り上がらないよ…
そもそも、百合があんまり強く見えないんですよね。
敵は、明らかに川に何か投げ込んだのに気づかず、霧で見えないのに撃ちまくって同士打ちする阿呆だし。
クライマックスも、他のメンバーが無傷(地面を転がった黒岩のスーツですら)なのに一人血塗れだし。
治療すら求めず去ったのは手遅れだからかと思ったら、ピンピンしてるのは笑った。
敵の目的である金をやたら凝った設定にしてたけど、百合の信念にも慎太の成長にも活きない。
水原や五十六にカッコつけさせたかったの?
謎の治癒婆さんも意味不明。
命懸けで助けに入った黒岩の覚悟も、ラスト(ここの長谷川さんの演技は好き)で色ボケになって台無し。
キャラ増やしすぎだし、無駄に豪華にしたせいで焦点もボケるし、引き算が出来てなかった。
今回バルサは、チャグムではなく最低限の品質だけを守っていた模様。
綾瀬はるかの美しさがやばい(お召し物も美しすぎる)
予備知識なし。
ネタバレあり。
めっっっっっっちゃよかった。
時代感、世界観どんはまり。
大正ロマン?昭和初期?スタイルの綾瀬はるか、
本当に美人……。
クセ強めな俳優ばかりだけどそれが良い……。
とよえつの声渋かっこよくて、こりゃ惚れてまうやろ。
古今東西、電車内のアクションはカッコいいのかもしれん。惚れた。
玉の井の町並みまじで好き。
個人的にスパイとか軍系はこんがらがる代表だけど、そういう題材にしてはとてもわかりやすくて良。
トレインのドラマにでていた古川琴音、特徴ある顔と声でいいわ〜。
着物の色合いめっちゃかわいくて、ドラマの時もだけど、服装に注目キャラだったわ。
長谷川博己含め、おじさん方みんな良い味出ていた…。
めっちゃよかったです。
霧のシーンは出来すぎやろって思ったし、
白のワンピースがあまりにウエディングドレスでポスターが花嫁主役のB級ゾンビ映画ぽさがあるけど、
めっちゃよかった。見てよかった。
RRRに続く今年の良作。
23.8.11 映画館
開始5分で無理かもと思ったけど、そこ過ぎたら面白かった!
原作未読です。
大正時代のお話なのでお衣裳見たいなというのが1番の目的で,次いで綾瀬はるかのアクションだし迫力あるだろうから見たいし、間違いはないかなと思ってレイトショーで鑑賞。
開始5分位の冒頭の惨殺がグロすぎ(血の垂らし方?)て、「あ、これむりかも」と思ったけど、その後は流血シーンもアクション的な感じだったので全然大丈夫でした。
お盆の平日夜だったからか、私の他はおじさん2人だけしかいなかったです笑
1人舞台俳優みたいな発声の人がいるなーと思ってたらジャニーズでした…。
好き嫌い分かれるかもしれませんが,個人的には思っていた以上に楽しめました。人はめちゃくちゃ打たれまくりますので、そういうのが苦手な人には苦痛でしかないと思います。
取り敢えず綾瀬はるかとシシドカフカがカッコ良すぎました。(シシドカフカははじめに着物姿で出てくるんですが,この美人なおねーさんは一体誰?と一瞬わかりませんでした)
最後にちらっと鈴木亮平出てきたけど続編ありでしょうか?興行次第ですかね?続編あったら見ようかなと思う位には面白かったですよ!
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