リボルバー・リリーのレビュー・感想・評価
全70件中、1~20件目を表示
綾瀬はるかさんは美しい❗️
悪いけど、本作見たら、
今までの戦争やスパイ関連の作品が素晴らしいのが
よくわかった。
わけわからないストーリー、
津山役、変に凄みを効かせたと思っている
話し方変、違和感、耳障り。
初めただの工員と言ってた若い男、しょっ中、
狙いに来るけど意味不明。
ラストなぜ白に着替えたか、
ウエディングドレスか?でなければ、
赤い血の色がはっきりわかる為か?当たり❣️
あれだけ撃たれていて走れる?
あのドス黒い血の範囲だいぶ広かったのに、
走り回って撃ちまくっていた。
電話を盗聴されてから陸軍が狙って来るなら、
海軍省に近いか、
海軍省に居て話をすれば良かったのでは、と思った。
電話の内容も大したこと無いし。
何であそこまで陸軍が狙って来るのかも意味不明。
犠牲者出してまで狙う必要あるのか。
あっ、なぜ山本五十六が阿部サダヲなのだ⁉️
あの男の子の父親の願い、
ひとっつも心に刺さって来なかった。
単なる二重生活者でリリーを悲しませた男。
演技もアクションも映像も美術も良かったのですが‥
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
この映画『リボルバー・リリー』は、冒頭の陸軍の津山ヨーゼフ清親 大尉(ジェシーさん)らに追われる女中のリアリティある恐怖の表情や、細見家の屋敷での容赦ない住人の殺害などから、期待させる出だしだったと思われます。
小曽根百合(綾瀬はるかさん)と南始 特務少尉(清水尋也さん)のアクションなど、かなり見応えもありました。
映像も美しく、美術も衣装小道具合わせ時代に対する説得力があり、映画としての厚みを与えていたと思われました。
しかし、映画が進むにつれて次第にこの作品の魅力が削がれて行ったように思われました。
その大きな理由は、小曽根百合/リリーが、もう人殺しはしたくないと言いながら、凄まじい銃撃戦を映画の中で行っていたところにあったと思われます。
映画の中盤に、小曽根百合/リリーは隠れ家でもあった街中のカフェ「ランブル」で仲間と共に、津山ヨーゼフ清親 大尉が率いる陸軍の集団との銃撃戦を行います。
また、映画の最終盤では、小沢 陸軍大佐(板尾創路さん)が率いる陸軍部隊との大銃撃戦が繰り広げられます。
しかしこの大規模なそれぞれの銃撃戦の場面を見ていると、小曽根百合/リリーのもう人殺しはしたくないとの想いは、かなりリアリティから上滑っている(リアリティが感じられない)と思われました。
仮にそれぞれの場面で小曽根百合/リリー達が、相手の急所を外して銃撃戦で勝ったいたとしても、逆に益々リアリティーから離れていっていると思われました。
事実、最後の陸軍部隊との大銃撃戦の前に、小曽根百合/リリーは、南始 特務少尉との最後の戦いを、南始 特務少尉の殺害で決着させています。
小曽根百合/リリーがいたスパイ養成機関の名称の「幣原機関」は、武力行使よりも協調外交を唱えた幣原喜重郎 外務大臣の「幣原外交」から名称発想されていると思われました。
しかし、武力行使よりも協調外交重視の「幣原外交」の歴史評価や外交の重要性はさておき、一方で(理念的な)人殺しはしたくない≒武力行使の否定は、この映画でも説得力を感じさせる内容になっていなかったと思われました。
この映画『リボルバー・リリー』は、作品の根幹である、もう人殺しはしたくないという小曽根百合/リリーの想いに説得力を持たせるには、派手な銃撃戦など行わないなどのリアリティある描き方をする必要があったと思われました。
あるいは、映画の中の大銃撃戦を行いたかったのであれば、この作品の根幹でもある、もう人殺しはしたくないという小曽根百合/リリーの想いを、初めから捨て去って映画を作る必要があったと思われました。
今、世界では実際の戦争が行われ、そこでのひどい侵略や民衆に対する無差別空爆殺戮や虐殺を止めるには、上滑りした理念など全く役に立たない現実があります。
そんな(例えばウクライナでのロシアによる戦争が起こる前からの)現実から目を逸らし、余りにも上滑った理念によって、個人的には大変残念な作品になっていると、正直思われました。
しかし一方で、素晴らしい役者の方々の演技やアクションや、スタッフによる映像美や美術衣装小道具の素晴らしさは感じられ、本当に惜しいと思われながら、今回の評価になりました。
2024 16本目
監督、出演者、期待せずにはいられなかった。
ストーリーが微妙
あれだけの銃弾を食らって死なない綾瀬は最早不死身
少しの体術アクションと、ただドンパチするだけで
テンションはあがりませんでした
ザンネン
大正ロマン薫る《リボルバー使い・リリー》の男前な世界
綾瀬はるかが格好良く見えるか?見えないか? で
評価も大きく変わると思います。
兎も角メッチャ強いです。
男勝りどころか、男超えてます。
それで映画は、なんか格調高いんです、
スタイリッシュです。
バイオレンス映画なら、エロとグロは必須条件!!
どちらも無いっす!!
ナンセンスも無いっす!!
殺し屋なのに良家の奥様風。
濡れません!!悶えません!!乱れません!!
超絶エロく無い映画です。
ですので真面目で品格ありちゃんとしたストーリーと
有名俳優が大挙して出演です。
《ストーリー》
元スパイのリリー(綾瀬はるか)は愛する男(豊川悦司)が
死んだものと思っていた。
ところがある日、男は生きていて息子を残して死んでしまう。
男はこれからは戦争ではなく、金で幸せになる世界を作る・・
と決めて、多額の金融資産を息子に託していた。
外国の銀行にあるお金は息子の指紋と暗証番号でしか開かない。
それで帝国陸軍と海軍がその金を狙って追ってくる。
果たしてリリーは少年を守る事が出来るのか?
そういうお話しです。
なんと海軍大将・山本五十六が予想を大きく裏切って
阿部サダヲさんがキャスティングされています。
その効果は?
ギャグとか、逆にサイコな山本五十六とか観れるかな?
と思ったが、
はい、それは特に無かったです。
偉い人に見えなかっただけです。
拍子抜けでした。
あと佐藤二郎さんがヤクザの5代目の後目を継いだヤクザの親分。
ちょっと気持ち悪くて、なんかやってくれるかなぁーと期待したら、
汚れ仕事を引き受けてました。
清水尋也が妖しくて美しかった。
好みでした。色っぽくて光ってました。
行定勲作品。
平凡の域を出ていない。
綾瀬はるかって女優さん、大化けしないですね。
もうちょっとバカになるか?悪女になるか?
なんかしないと、楽しくないですよ。
アクションたってキアヌ・リーブスに勝てる訳ないし、
そんならCG・VFX使ってワイヤーも使ってもっと派手に決めるとか、
好感度とか、CM女王とかの線を辞めて
とことん観たい女優になって欲しいです。
不死身のリリ-と最弱陸軍! 弾丸は永遠に!
!たいふうふいた! 今日は自宅待機っすね。
この前、「リボルバ-・リリ-」観に行ったんよ。
”リボリバリリ-”に一瞬見えて 何て”リ”が多いのかとww
それは置いといて。
監督に行定勲さんですね。久しぶりかつアクション映画っていうことで素直に驚きです。
・小曽根百合(メイン)役:綾瀬はるかさん
今回は凜々しい面立ちでやってますね。しかし銃をバンバン撃つには腕が細いと思う。白過ぎかな。顔を汚すケガ場面が無かった。そこが残念かも。どうしても彼女が秘密機関の最高の女殺し屋スパイには思えないな。優しさが出ていて その辺りは無理な役どころと思う。
・細見慎太(細見欣也の息子)役:羽村仁成さん
ジャニーズさん投入が何で?の思い。でも配役に違和感はないかな。ちょっと丸顔過ぎな感じする。良いところのお坊ちゃまのイメ-ジ何だろうねきっと。
・岩見良明(元海軍・弁護士)役:長谷川博己さん
存在感は良いとして、最後の海軍前の戦いで弾薬荷台に乗っけてバイクで疾走は 正直ワロタ。あそこ車じゃないんや。バイクってのが大正感あるねぇ。結局百合のことスキなんやん。乙です。
・那珂(奈加)(百合の仲間)役:シシドカフカさん
本職バンドのドラマ-さんですが、役者としても目線が良い感じです。出過ぎずそれでいて 前に出てて、存在感が確りしてる。良い役どころと思いますね。背丈があるし今後の活躍も期待大。いつか 冨永愛さん、菜々緒さんらと共演して貰いたいかも。凄腕の剣術師役で闘う場面が観てみたいな。
・琴子(百合の仲間)役:古川琴音さん
若いけどクセスゴ~っていう面立ち。潜入スパイ役とか諜報活動役に向いてそう。銃の扱いは無理あるね。死なずに済んだのが奇跡と思う。
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良い所と、何でやネンと思う場面:
①やっぱり店に陸軍一派が攻めてきての攻防戦かな。
そこの戦い自体は良かったと思う。中々のアクション。奈加の二階から飛び降りて撃ちまくって走り込むところは良かった。後ろ追いでカメラ回しててゾクゾクしたわ。今作 もっと後ろ追いでカメラ回したシ-ンあったらもっと楽しめたと思うね。
コノ場面を 台無しにしたのが 子供が泣きながらノコノコ出てくる所。アレはあり得ないし、感情が冷めるで。女としての母性で命がけで子供を助ける~って感情引き出そうとしたと思うけど アノ演出は見え見えであかんで!
②船を囲まれての爆破、逃亡。
百合等が囲まれたとき船上から何やら海に投げ込んだ。最初何か分からなかったが科学反応で起こる爆薬。少しの間を数えて爆破と同時に一気に急旋回で船を出すのは冴えてた。 瓶の爆薬を持ってるの見せてなかった分それを使ったのはゾクゾクしたわ。
③列車内で刃物や銃で 殺し合うのは止めなさい。
お客様がいい迷惑ですw。ドウモ最近 電車内での決戦する映画作品が多いのよね。列車の外側に掴まり屋根とか上がる演出は考えなかったのかな。土手へ飛び降り場面は良かったぞ。かつその後の銃撃戦もグッド。
あそこ 追っ手の二人がいつ飛び降りたんかいな?
百合等が飛び降りたの目撃したから 飛び降りたんだろ?その場面があった方が良かったかも。まあ いいけど。
④も一つピンと来ない 陸軍と海軍の中の悪さ。
結局お金の取り合いの話で。しかも大金(当時で1億数千万円)をいかに手にするかで陸軍と海軍の折半の拒否。全額と引き換えに海軍に身柄保護の要請。全員保護じゃないんや~の疑問。まあそれが物語展開っていうヤツね。霧に見立てた白煙幕焚いての大がかり銃撃戦は ゾクゾクしたよ。しかし バンバン撃たれて普通は全員死ぬで。だけど陸軍一派が死にまくるって どんなけ最弱やねん。白煙が掃けると現れる陸軍部隊・・・全軍の銃口はこちらに向いてる。海軍司令部の門前に攻撃の前線を構えたんやで。アフォ過ぎる展開でしょ。全くありえんと思うしメッチャいい加減に思うわぁ。壊滅的に死ぬって普通わね。そう思う。
岩見の弾薬バイクの疾走フォロ-が有ったけど。何処で用意したんやアンタ?いつそれをって思った。
⑤百合 VS 南 始 特務少尉(役:清水尋也さん)との戦い。
ため池?での戦いで、白いドレスに数回も深く左上胸にナイフ刺したんやで。思いっきりね。どう見ても百合にとっては致命でしょう。その演出が弱すぎると思う。その後 眉間に一発浴びせるとか・・・そこが不死身のアンドロイド感を感じるねん。もっとヤラレテ傷んだ演出がいるぞ。普通数回刺されたら 身がもたん。辛うじて玉を空のリボルバ-に一発込めて装填し 一撃で倒すスロ-な演出がグッドと思うんやがな。
折角の戦い場面がちょっと弱く思えたわ。残念。
⑥百合と慎太との 波止場での別れ
アノシ-ン 要る?かな。しかも撮りはスタジオ内でしょ。照明入れすぎよ。不自然やん。現場 頑張ったんやろうけども。
ああいう流れはさ、百合からか慎太から写真or絵はがきで 沙汰を知らせた方がセピア系の良い味すると思うねん。
実際会わせる場面はどうかと思うのよね。
⑦銃撃戦、および爆破場面は中々頑張ったと思う。
スタッフの苦労がよく分かるね。お疲れ様でした。
ただ、ちょっと多すぎた感あるし、そんなにヒットして人には当たらんやろ。外れ弾もいっぱい有った方が 自然に観れそう。
ただ頂けないのは リボルバ-の弾切れ時のトリガ-を数回引く場面かな。アノ銃は弾切れ時トリガ-は引けないのよ。弾切れで百合が南に向かって数回トリガ-引く場面あるけど あり得んのよね。そこは残念だったかも。でも意気込みは凄く出てて良かったですよ。
ご興味ある方は 家族揃って
劇場へGO!
みんなで綾瀬はるかを見ようw
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時代は第二次大戦前かな?綾瀬は元殺し屋だった。
ある時、少年が軍に追われてたのを助ける。
少年は直近で起きた一家惨殺事件の生き残りだった。
しかも父親から、綾瀬に会えと言われて来たのだった。
綾瀬はかつて、殺し屋訓練部隊のボスと恋仲だった。
作った子供ともども敵に殺され、足を洗ったのだった。
でもボスは実は生きていて、この一家惨殺事件で殺された。
死んだフリをしたのは綾瀬を巻き込まないためだった。
そして敵は少年の知る秘密を求めて追ってたのだった。
ということで綾瀬やその仲間達が命を懸けてこの少年を守る。
で少年を保護してくれるという海軍まで送り届けることができた。
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綾瀬は最近時々こういうアクション作品に出るようになったし、
クールな役柄もするようになったが、とにかく格好いいな。
でも、それだけ。そのシーン以外に特に見る所がなく単調に感じた。
劇場で見てるのに途中で眠気を感じて困る時間帯も結構あったわ。
あと最後の戦闘に行く前のシーンで、黒から白のドレスに着替える。
血を目立たせるため?と思ってたら、ホンマにそうやった(場)
お金かかってそうなのに、もったいない。
大正ロマンの雰囲気、ガンアクションを魅せたいだけしか伝わらなかった。きれいだけど、きれいだけ。
最後のあのドレスをきた時に絶対血で染まるよなと、想像どおりの流れ。
ちょくちょくでてくる小ボスも一体なんぞや。よい役者ぞろいだし、お金もかけてるだろうに、なんか単調で終わってしまった。まだジャニーズが元気なんだな。綾瀬はるかは作品選んで出て欲しい。
※国際線飛行機で視聴
80年代の元暗殺者ヒーロー
大正時代を生きる元暗殺者。
その過去の出来事が起因しての殺害事件。
その真相をもとめ訪れた先で少年を守ることになる暗殺者の物語なのだがかなり甘めです。
制作側は暗殺者というキャラクターをヒーローに仕立てたかったのだろう。動きも80年代風のアクションを下地に主人公たちがバッタバッタと敵を投げ倒すのでは、アクション映画を観続けてきたものとしては興醒めしてしまう。
もっと時代背景にそったものか、どぎついものに振れたほうが良かったんじゃないかと感じた。
最後に暗殺者を作りたかったのなら腕まで隠そうよ。凶器も隠せないじゃないですか。
小曽根百合の強さ、儚さに圧巻
綾瀬はるかのガンアクションがかっこよすぎる。美人が銃を持っている、それだけでも見る価値のあるこの作品が本気のアクションを見せてくれたからいい意味で衝撃を受けた。小曽根百合の圧倒的な強さと時折見せる人間らしい顔とのギャップに魅せられた。もっと小曽根百合を知りたくなった。自分を語らない女性だからこそ探りたくなる、追いかけたくなる、そんな感じを綾瀬はるかは見事に表現していて今更ながら彼女は只者じゃないと思った。彼女を囲む俳優陣も豪華なので見るべき!!私は終わってしまうまでにあと何回かは劇場で見たい。
綾瀬はるかの無駄遣い
まず暗い場面、雨、霧、ぼかし等で背景を
見えづらくしたのはCGに予算を
割けなかったからなのか?
要所要所に俳優の見せ場の為か知らんが
古臭い1対1のカンフーアクション。
嫌いらんだろタイトル回収せい。
そして逃走しているにもかかわらずよく分からん場面。どうしてそこ行った?緊張感無い。
クライマックスに待つ悲しそうな音楽とスローモーションの演出、敵が一人ずつ交互に現れ大袈裟に倒れていく。
何を見せられてるのか・・・。
ラストに傷だらけで1人歩く主人公。
周りの味方は何してんの?と、
まだまだ色々あるが綾瀬はるかが可愛いので
スクリーンで見れて良かった。
予想した内容ではなかった
なんとなく戦争が関連してるかな〜と思ってたけど本筋はそこじゃなかった。現代だからこそ表現できる、戦争への考えを深める映画ではある。
銃撃戦や殺人、などのアクションやシリアスな雰囲気が大好きな私にはぶっ刺さり。清水さんはやっぱり良い刺激を与える演技をされるな、という印象。
大正時代ならではの女性のファッションも楽しめた。
しかし、CGがひどい。余りにも撮影感が強い場面が複数あって気になった。
予告映像(?)で特に注目されてたアクションシーンもあまり印象に残るものはなかったかなぁ…頑張ってるんだろうけどせっかくの見せ方が微妙、と思った。
良く工夫してました。
本日TOHO池袋にて鑑賞しました。
いつでも1100円クーポンにて鑑賞しました。
レビューみて躊躇してしまいましたが。
良かったと思います。
ネタバレします。
私、日本映画では、観客目線と制作側目線で見ることにしているので、全然みれました。
まあ、大ヒットは、しないかなあ~‼️
時代考証は、良かったと思います。
衣装とか、街並みとか電話☎️良かったです。
問題のアクションですが、確かにアクションでいくと日本アクションでした。
これは、単に制作費だけの課題だと感じました。
故大林宣彦監督が、言われていた
「限られた制約で作品作るのも仕事の1つである。」等発言していました。
ラストの濃霧🌁のシーンですが、昔は、雨の後良くありました、懐かしいです。
残念なのは、中間あたりの撃ち合いですが、子供の登場ですが、ないの方が自然かなあーと思いました。
今回は、なんと言っても
謎のおばさんです。
肩口に絵を描いて治療するおばさん
謎めいて良かったです。笑笑🤣😆🧐。
この映画の関係者の皆様お疲れ様です。
ありがとうございます😊。
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
予告編にやられた
映画館で見た予告編で気になっていた作品
観賞前のワクワクは見事に裏切られました
個人的にまったくお勧め出来ませんが、綾瀬はるかがほぼ全シーン出ていると言っても過言では無いので、美しい彼女をたくさん見せてもらえた感謝で星2つ付けました
髪型のバリエーションをもう何種類か見せてくれていたら、もう一つ星を付けてましたね
でもまあ本音は途中から「まだ終わらないのか、、」で頭の中がいっぱいになっていました
下調べなしに観に行きましたが
この作品は漫画原作ですか?
映像としての見せ場はたくさんあったし、瞬間を切り取ればいい絵になるシーンのオンパレードでしたが、活劇となって動きが付くと、決めポーズまでの過程にしか感じられず、全てがイマイチでした
脚本も、ここでそんなこと言う?と疑問に思うセリフが頻繁に出てきたし、天候や服装の一貫性の無さと移り変わりの見せ方が雑でチグハグなシーンも気になりました
あと、有名な軍人の名前を突然ポンと置かれても、納得感がなく安易だなとしか思えなかったのも残念なポイントでした
力を入れたシーンのはずの銃撃戦も、主人公チームは棒立ちでも無敵状態で相手は1発でやられるイージーモード、屋内や霧の中での銃撃は発砲している場所がバレたら狙い撃ちされて当然なのに場所移動はほとんどなく、さらに色街?での銃撃戦では唐突な赤ちゃんの登場で笑いがこらえられなくなりました
主人公の百合さんについては、ゲームのラスボス並みに硬い!とにかく硬い!!冒頭で新調した白い洋服は何か物凄い繊維で編まれたものなのでしょうか?撃たれて大量出血して、足も撃たれて瀕死なはずなのに、足を引きずって歩く程度の消耗具合って、少し前に肩撃たれて寝込んでた人と同一人物とは思えませんでした
元伝説のスパイ?らしいですが、スパイの強さってシルベスター・スタローンとかアーノルド・シュワルツネッガーみたいな強さでは無いと思うのですが、最近はジョン・ウィックみたいな暗殺者もいるし、ああいう百合さんみたいなのもありなんですかね
百合さんについては、始めの設定と後半の設定に矛盾があった気がするのも不満のひとつ。冒頭では、もう殺さないみたいなセリフがあったような気がしましたが、後々殺しまくってますよね、途中で説明もなかったしモヤモヤしました
全編にわたって納得がいかない場面、セリフ、設定が多く、久しぶりに失敗したなと思った映画鑑賞でした
麗しき綾瀬はるか
原作は面白いんだろうと思う。
設定とか面白くて…巨額の金を巡る争奪戦なわけなのだけど、海軍とか陸軍とか幣原機関とか内務省とか。
なのだが、まぁ、湿っぽい。
監督のカラーなのだろうなぁ…相性があまり良くない感じ。
何につけ、陸軍が馬鹿過ぎて…萎える。
台詞も安っぽけりや、芝居も安っぽい。
陸軍の隊長とか喋ってて恥ずかしくないんだろうか?喉を締めりゃいいってもんでもなかろうに。
この台詞のチグハグ感というか、オリジナリティの無さというか…面白くなりそうな脚本を潰しまくったような感じだ。
別に陸軍に限った事ではないのだけれど、随所にそんな事を感じる。
銃撃戦の最中に赤ん坊が乱入してくるとか。
「は!?」って感じで、何が起こるのかと思いきや、普通に救出して終わりとか。
なんかこう、リズムを乱すにしてもそっち方向じゃないんじゃなかろうか。
綾瀬はるかさんはすこぶる良かった。
最初の草むらで倒れ込んだであろう相手に殴りかかる時のアクションなんか、結構好み。
そう、作品の雰囲気はすこぶるいいのだ。
上品な女性が凄腕の殺し屋で、沈着冷静で度胸も良ければ容姿もいい。
大正ロマンとも言えるファッションも映える。
その彼女は引退しながらも、何かと戦い続けているような背景も素敵だ。
彼女に忠誠を誓う仲間とのやり取りもいい感じではあるのだけれど、いかんせんソレを邪魔するものが多々あって苛立たしい。
タイトルからしてドストライクで「リボルバーリリー」ってゾクっとすんじゃん!
やっぱリボルバーを構える綾瀬さんは素敵だったよ!
めちゃくちゃ似合う。
マガジンじゃないのよ、リボルバーなのよ。
キャラも設定も大好物なんだけどなぁー。
山本五十六に銃口突きつけて「私はいつでもここに来る」なんて台詞も、ありがちだけどゾクっとする。
でも、その後、あらぬ方向に歩き出すんだよ。
まるで仲間を無視するかのように。
1人にしたかったんだろうとは思うけど、置いてかれた仲間の事を思うとやるせないのよ、コッチとしてわ。
…刃は心臓まで抉ってそうだしさぁ。
彼とのバトルはそこそこ面白かった。
毎回、リリーが負けちゃうんだけどね。
幣原機関の分派みたいな事なんだろうけど、コイツも出てきたら来たで、何故殺さないのか意味不明ではある。
リリーを生かしておく意味もないだろう。
ラストの霧は良かったのだけど…霧じゃなかったらどうやって海軍本部までたどり着くつもりだったのだろうか?
下水道から出てくるにしても、まだまだ距離はありそうなとこから出てくるし…スリルが足りないんだよなぁ、基本的に。そのスリルを極端に下げてるのが陸軍の言動なわけで…アクション作品には致命的な欠陥だ。
リリーの店まで襲撃しといて、その後放置気味とかだし、リリー達にも危機感無さそうだし。
リリー達に後ろ盾でもありゃいいんだろうけど、どうやらそんな雰囲気でも無さそうだ。
もっと芝居場を整理しないと見てられない。
最後の眼帯の男とかもさぁ…唐突過ぎんだよ。
ありゃなんだ?
幣原機関の新たな刺客か?
暗殺者向きの風貌じゃねぇなあ…。
アクション自体は面白くもあったけど、トータル的には赤点な印象。
豪華な出演者陣、派手なアクション、興味深いストーリー!…なのに…
なぜなんでしょうか?
テンポ?間?が悪いのか…
物凄く長く感じてしまいました💦
他の方も書かれてましたが、銃撃戦に緊張感が無い…って言うか、あれだけの武器を持った大人数の軍人が集まってるのに、どうして数人相手に手こずるのか?
なんかリアリティを感じられず、感情移入出来ませんでした。
綾瀬はるかさんは良かったです!
日本を代表するアクション俳優ですね♪
綾瀬はるかにそろそろ傑作を!
前宣伝も派手に行われるなか、どうしても行定勲がアクション大作というイメージが湧かず正直期待値はぼんやりしていた。悪い予感が当たってしまった。例えばハリウッドなら脚本も特撮もその道のプロを入れるのでクロエジャオもMCUを撮れるたりする。本作は美術も特撮も撮影も音楽も一つ一つの技術はよくできていたと思うが、脚本、シーン設定、間のとり方などが練り足りない。せっかくの綾瀬はるかが、技術陣が、勿体無い。こういう大きな映画なら監督に任せず会社側ももっと口を出してでも最低限ウェルメイドにまとめる責任がある。
綾瀬はるかは年々好きになってきた役者。大きな仕事もたくさんこなしていらっしゃるが、そろそろ三十代での当たり役が欲しい。本作はそれとなる可能性があり、事実本人は美しく凛々しく、求められるレベルの動きもできていたと思わるだけに、スジと各シーンの残念さが悔やまれる。トヨエツは綾瀬はるかとの子どもと息子と、時系列がよく分からなかった。霧のシーンはもはや誰と何を戦ってるのか分からなかったし、ランブル包囲網や海軍司令部前など、あまりに軍が弱すぎ綾瀬はるかが強すぎてどんどん覚める一方。もっと練ってくれ!日本には素晴らしいアクション監督も役者も居るんだから!
『綾瀬はるか無双』
失礼ながら原作は読んでいませんが、物語の構成がしっかりしていて伏線回収もとてもきれいでした。ストーリーは前に進みながらも過去のエピソードが織りまぜられていて徐々に深みにはまってゆきます。
そしてチラシ等でご察しの通りアクションシーンの連続です。これは必見です。
当然ながら派手な銃撃戦などもございますので、ぜひとも劇場でご覧になられる事をオススメいたします。(特に音響が)
ちょっとベタな感じの演出ですが、面白ければ『あり』です。
内容は、リリーの復讐劇になるのでしょうか? 自分の今まで人生の精算をするようなもので、あまり感情移入はできませんでした。
あとラストのマロングラッセのシーンはわざわざ入れなくても観客の想像にゆだねれば、それで良いのではないでしょうか。蛇足に感じました。
またこれはコミカライズされていても良いのではないかと思いました。
ブラック・ラグーン(漫画・アニメあり)のようなハードな感じで見てみたいと思いました。
続編ができればそれにも期待をいたします。
あと役者の層が厚すぎる!
大河ドラマに出ておられる方々が次々と登場されます。しかも主役級含む。
それだけでも観る価値がありだと思います。
綾瀬はるかさん、そろそろハリウッドに進出ですかねぇ…
それはそれで観てみたいかも。
アクション重視も痛快さが弱い
長浦京原作の日本のスパイ・アクション小説を映画化した本作。大正時代を見事に再現されています。重要なのは、軸足がどちらになるかです。ストーリー重視として軍資金を巡る陰謀や謀殺といった重々しさで展開するのか、アクション重視としてストーリー展開よりテンポを良くするかとなります。冒頭では陰謀、謀殺からの不気味さ、陰湿さの重々しさが際立ってきますが、中盤からはそれが無くなりガンアクションに振れていきます。そして後半は完全にアクション重視となっていきます。綾瀬はるかの小気味よい動きを際立出せたくなるのはわかりますが、あまりにも無理な闘いシーンにリアル感がなく荒唐無稽に思えます。そもそも主人公の小曽根百合こと“リボルバー・リリー”の人物像が確立しておらず、スパイであるのにただの殺し屋となっています。そこまでそぎ落としたのなら、娯楽アクション映画のようにクライマックスはド派手な演出してほしかったです。豪華な出演陣の割りには地味な作品でした。
邦画アクションでは珍しくドラマパートの画作りにこだわった秀作
珍しく劇場で2回鑑賞。
予告で思った通り、映像美が素晴らしく、キャスティングが優秀で世界観の構築レベルが高かったので気に入った。
鈴木清順の『夢二』っぽい雰囲気と行定監督の『うつくしいひと』と任侠映画を混ぜた感じかと思ってたけど、思った通りだった。
あと宣伝でミスってるかなって思うのは、多分企画上部のスタッフはジャンル化したアクションとして撮ってないし、企画してない。
完璧な作品ではないけど、いい意味で変で良い。
邦画芸術系アクションジャンルの黎明期作品になってほしい。
以下ネタバレ。
◾️キャストについて◾️
キャスト陣については時代物の空気感を纏える人をきちんとキャスティングしていたので、この点が大いに作品を助けたと思う。
撮るだけで画になるオーラを纏えるキャストを、余計な味付けをせずちゃんと活かした撮り方だった。
主演の綾瀬はるかはCMやバラエティのキャラより、クール系の方が似合うお顔立ち&骨格なので、やっと映画でこっちの役が来たなって思った。
コン・リーや夏目雅子や小雪と同系統のお顔立ちなのに、ブレイク後の映画ではそっちの要素を活かされてこなかったのが本当に不思議。
今作での彼女は偉大なるキャンバスという存在感だった。
個性ある共演キャストの個性を殺すことなく、しかしいないシーンでもゆったりと百合の気配が落ちる。
理想的な主演女優の佇まい。
清水尋也と古川琴音は若手のうちにこの映画でその魅力をちゃんと映して貰えて本当に良かった。
綾瀬はるかと清水尋也の霧中の対峙シーンはこのキャストじゃ無ければおそらく画的に成立せず、寒い演出に見えただろうし、清水尋也は今までも他の映画で重要な役で見ていたはずなのに、この映画でやっとその存在の稀有さを認識した。
古川琴音は似た役を他でも見たけど演出演技指導は今まで見た映像で一番良かった。あのモダン着物のお衣装が本当に良く似合う。
二人とも今の日本でこの映画内の役を変われる若手演者はいないと思う。
ベテラン勢だと佐藤二朗の描き方は今までコメディイメージから出る造形で新境地だったと思う。
羽村仁成は今回初見だったけど、素朴さ愚直さがとても良かった。
好きなキャストが起用されすぎて全てのキャストには言及出来ないけれど、長谷川博己が岩見で本当に良かった。彼がこの映画の案内人だったような気がする。
◾️映像美や世界観について◾️
行定監督や撮影の今村圭佑、美術の清水剛は課せられた役割はきちんと達成しているし、時代物映画としては現代の邦画では最高レベルの映像美を作って貰えて好印象。
音楽も当時の流行歌を効果的に使われたり、大人の都合のJ-POPは無しでちゃんと映像に合った音を聴けてよかった。
そしてこれは嬉しい誤算だったけど、映像重視の娯楽性無しな映画になるかと思いきや、ミステリー要素もある西部劇という雰囲気で以外なほど真っ当な娯楽映画になっていた。
台湾時代の百合のシーンはフィルム時代の発光感に近い映像になっており、こういう映像部分のこだわりが好きな層には堪らない作品だった。
同日に『さらば、わが愛/覇王別姫』を見たので、高解像度化で当時の名作映画と全然異なった撮影環境になってるはずなのに、同種の映像を見れたことには素直に感動する。
素敵な画がいくらでも出てきて幸せだったので、このチームで時代物映画を定期的に撮ってほしい。
️◾️良くなかった部分◾️
肝心のガンアクションの集団戦ではガンアクション部分とCGの設計権限者の映像美的な部分の未熟さが出てたと思う。(一対一の時の体術のアクション設計は良いのに、団体戦のコンテが現代の映画レベルに達していない)
脚本が悪いという意見、よくよく見ると団体戦のコンテが悪いと言っているものが多数だと思う。脚本はわりと良い。2時間半飽きずに見れたのは脚本が優秀だから。ガンアクションのコンテが悪い。もしくはコンテ内部の人物の動きがコンテの情感を理解して振り付けしていない。
霧の部分は団体戦で大勢の敵が主人公側の都合に良いように攻撃を待つという不自然さを解消する舞台設定で好きだったけど、あれはどうやら行定監督が大枠を設定してたらしい。
特撮系やリアル系のアクション設計の弱点が映像美側視点(おそらく舞踏系の構想を持っていた。殺陣の発展系?)の監督アイディアによってカバーされた部分も結構あったのだと思う。
おそらく監督意図としては舞台やMV的なセンスがアクション動作にも欲しかったのだと思う。殺陣や体術の設計担当はおそらくこういう意識を理解していたはずだけど、ガンアクションはリアル寄り視点に人材が偏っている傾向がある。故に詩情的舞踏的コンテの内部の動きがリアル系だったりして、まとまっていない印象になっている。
時代劇の殺陣もアクションも本質は「舞踏」なのではないかという視点で撮られてるので、今作のアクション振り付けにはそういうセンスが求められていた。
映画の責任者はプロデューサーと監督ではあるけど、不評部分がどの権限者の仕事かと言われると時代劇系のご都合悪役の振り付けから出られないガンアクション設計にあったと思う。そしてそこの担当者が実は不在なのではないかと思った。(監督の絵コンテはあっただろうけど、アクションバイオレンス系をよく撮る監督すら銃のコレオ設計は多分出来ない)
アクション監修や監督はいたはずなので、ドラマパートが得意だけどアクションは初めてという監督のバランスをもっと調整出来ると期待していた。そんなに怖くて我が強い監督だという印象はないし。インタビュー集を見ると結構下からの現場意見は拾うタイプの監督っぽいし。
リアル系でなければならないシーンはコンテ設計やカメラワークに口を出すなりする必要性があった。アクションファンが言うような「監督のせい」という分かりやすい問題ではなく、ガンコレオの人材不足の都合でハーモニーが上手く設計出来なかったことが問題な気がする。
いない楽器(ガンアクションコレオ)を指揮者(監督)は鳴らせない。
CGは運搬船や海のシーンが全体的にダメだった…。
これはシンプルに制作費が足りてない部分が画に出たと思う。横浜港のシーンは直前のシーンと同じロケーションで撮っても良かったと思う。
◾予算の問題◾
色々書いたけど、「予算が足りない」「銃のリロードなどを魅せるコレオ設計が出来る銃器担当者がまだ育っていない」、この点だけで十分なのかも。
歴史物時代物の予算は最低限5-10億から、そこにアクションをトッピングすると全然足りてなかったというか。
予算を足して最後の舞台設計は突入ではなく脱出に書き換えて、大きなセット内で敵を削っていく設計にすべきだった。
あの野外で軍がしっかり固めてる門を目指して勝てる描写は文章でしか説得力を持たない幻想なのだと思う。
いくら監督が専門外だったとしても、そこは実写で構築不可であるとして設定変更を要請するチーム力がないぐらい大きな意味でアクション撮影が育ってない事実は見えたと思う。
◾️邦画アクションについての愚痴◾️
邦画アクション映画に出がちなダサい(舐められる)エロさを纏った女や、便所臭い下品な女(演者の悪口ではなく、アクション、バイオレンス、ホラーはそっちの下ネタシーンが高確率である)が出ず、『リボルバー・リリー』はこの点だけでも高く評価したくなる。
よく見る批判に「反動の演技がない」ってのが多いけど、ハリウッド作品も2:8(反動あり:反動無し)ぐらいで反動はついてない。
でも勢いやリズムがあるのはカットの重ね方やエフェクト的なカット構築の映像ノウハウがあるからなので、raw映像の問題だと思っているアクション業界人が多い時点でアクション好きの人の映像的批評能力に疑問を感じてしまう。
あとリアル系反動演技に一番近いのはジェシーさんなのに、彼を事務所で見て批判する人もアクション好きには多い。
反動演技しているけれど引の画で動きが潰れてる(視覚能力が弱い人は意識しないと視認出来ない)箇所などもあるので、この批判は批判ありきのコピペ批判なのだと思う。
型ごとの銃の扱いがよく分かってない人も言いやすい部分だし。
ガンマニアは装填シーンを省略しない部分は褒めてたりするし。
邦画のアクションは作る層も見る層も煮詰まってマニアックな方向に先鋭化してる印象。
アクション系を専門にする監督はなぜ中〜大規模予算のそこそこ気合いの入れた作品がアクション専門外の行定監督に任せられたのか考えてほしい。
話題性もあっただろうけど、「格」のある映画を撮れる監督というのは絶対条件だったと思う。
パンフレットにもイメージ作品として名前が上がっている『緋牡丹博徒』は60年代の作品だけど、高貴な女主人公像だったと思うし、『リボルバー・リリー』はそっちのヒーロー像をようやく復活させてくれた作品だと思う。
◾️最後に◾️
アクション作品で一般部門の国際賞を狙うなら文芸系監督とアクション設計が互いの足りてない部分を上手く補い連携しないと無理だと思う。
そっちの道があるとしたら、この作品は殺陣と特撮以外の舞踏芸術寄りアクションの黎明期的映画だった気はする。
良いところがいっぱいあったので、アクション設計側はたまに分野外の監督と組んでみてほしい。
邦画においてジャンル化して煮詰まった組織だと生まれないアクションコレオがこの映画には絶対あった。
その不死身をつくるのは肉体か、精神か。
ハードボイルドの傍らに艶と華が漂うようなタイトル、大正末期のモダニズムをイメージできる凝ったセット、演者がまとう衣装の美意識や粋な品が、映画そのものにある見知らぬ世界への誘い役のようにこの好奇心に指先をのばしてくる。
しかし、その繋がれた手に引き寄せられ近づくと見えてくるのは元諜報員・リリーの心の奥に沈む深い哀しみ。
その過去こそがリリーが封印したものを動かし、美しいウェーブヘアに仕立てたばかりの絹のドレスで流血に染まる宿命に立ち向かわせる。
後方から援護する仲間たちの存在とそれぞれにある命をかけて守りたい人への思いがリリーを奮わせ息をのむ朝霧の銃撃戦は成功、帰路の汽車の中からここまで伝わるような安堵感も束の間…
その空気を引き裂いた黒い眼帯の男の足音。
間髪入れず飛び出していくリリー。
またもや…続く。
その予感しかないエンディングまでを、スクリーンを香らせる女優・綾瀬はるかが華麗かつ迷いなきアクションで魅せる。
いくらなんでも?!のシーンのいくつかを超え、またこの先があるなら、期待も込めやっぱり自分の眼で確かめたくなるのは、彼女が放つ唯一無二の惹きつけ力ゆえなのだろう。
修正済み
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