劇場公開日 2023年4月7日

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ザ・ホエールのレビュー・感想・評価

全165件中、101~120件目を表示

4.0ブレンダンフレイザー圧巻の演技

2023年4月14日
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泣ける

身体を張りながら繊細で丁寧な演技が圧巻でアカデミー賞主演男優賞も納得でした。娘役のセイディー・シンクも良かった!

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hana

3.0評価分かれるべき良作。

2023年4月14日
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鑑賞方法:映画館

最後の最後まで悩ましい。
あの逝き方や娘の実像虚像の捌き方は… 正解のないまま日比谷をあとにする。
苦しくもあり 強い苦味と深い情が心地良くもあり 観て良かった だけを実感。

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すったもんだだよ

4.5やや映画の述べる主張がわかりにくい点はあるかなぁ…。

2023年4月13日
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今年115本目(合計766本目/今月(2023年4月度)10本目)。

歯を抜くのは痛いですね…。おかげで1週間も映画館に行けない日々に。
まぁ今は少し落ち着きましたが…。

さて、こちらの作品です。
正直なところ、「アメリカの文化・宗教論等も入っているため、何を言わんとするか主義主張が見えづらい」点は言えます。
一方、多くの方が触れている通り、映画の展開は99%以上が主人公のいる家でだけ進むし、原則時間ずらし描写もないので、「今どこ?」というような展開も起きにくいのは救いです。

問題提起型(極端な肥満の防止)という観点で見れば、最後までエンディングロールを見れば、アメリカの厚労省に相当するような省庁から「肥満には注意しましょう」みたいな一文は出てもおかしくないものの、それは一切出てこず。また、本映画のタイトルと、映画内で参照されている「白鯨」(小説)については、一応出ることは出ても参照されているだけです(肥満問題が一切触れられないのに比べて、こちらはある程度出る)。

さらにアメリカの宗教論(キリスト教およびその宗派・いわゆる分派等も含め)等も出ると思えば親権がどうのといった法律ワードも飛び出すので、「何を主義主張として述べたいか」はよくわからないところです(ただ、宗教論については明示的に出るし、日本基準ではおよそ聞かないような語も出るので、そちら主軸の可能性もありそう。なお、字幕としては一般的なキリスト教の文化の知識で足りるようになっています)。

おそらく、厚労省(日本基準)の「肥満の防止のうんぬん」は何ら問題提起の論点ではなく、おそらく「白鯨」に関することか、宗教論ではなかろうか…(あるいは、家族を取り巻く扶養義務の問題?)と思えるものの、ここははっきりとせず。

ただ、「主義主張はわかりにくいものの、映画のストーリー的に混乱させる要素はまるでもって存在しない」ので、その点では対抗以上には推せると思います(というより、4月2週(14日からの週)は、コナン以外に新作が大半なく、ほとんどが先週からの継続ですが…)。

採点に関しては下記を考慮しています。

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 (減点0.3/映画の主義主張が多義に取れてしまう)

 映画内で明確に述べられていなくても「肥満には注意しましょう」という軸で見るのも常識的な範囲でありうる解釈で、一方で「白鯨」や宗教論ととらえることも可能で、ここは解釈がかなりゆらぐのでは…と思えます(この意味で、「日本で」放映することはあまり想定されていない?)。
 といっても、一応指摘はするものの、「映画の述べるところ、展開の理解」についてはトップクラスにわかりやすいので(解釈はともかく、ストーリーの理解については支障をきたす部分が皆無に近い)、減点はこの程度にしました。
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yukispica

3.5ブレンダンの芝居は見応えがありました

2023年4月13日
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鑑賞方法:映画館

ダーレン・アロノフスキー監督の、贖罪をテーマとしたヒューマンドラマ。
主演は「ハムナプトラ」のブレンダン・フレイザーで、彼の沈んでいた人生と少しリンクするような起用が面白かった。
怪我・離婚・母との死別・セクハラによる心の傷・肥満・主役降板・作品の打ち切りにお蔵入りとずっと闇の中だったろうと思う。どうしても主人公チャーリーの影が見えるんですね。
ここら辺の采配は監督の見事な洞察力なのでしょう。
多くの主演俳優がオスカーを手にしている事からもそう思います。
またその芝居を導きだすのもうまいのでしょうね。
今作もやはり見所は役者陣の芝居。特にブレンダンはその表情など、特に見応えがありました。
ワンシチュエーションだった事も、より効果的だったのでしょう。
物語自体は着地が見えていたものの、静かな結び方で良かったと思います。
何よりブレンダン本人にとって、光となる作品であった事でしょう。

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白波

4.5二律背反の愛の水底に沈む哀しき巨体...  贖罪のために食べ続け泣き続け謝り続けた男が人生の最後に望む絆の映画

2023年4月13日
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鑑賞方法:映画館

 十年ほど前に妻子を捨てて同性の恋人との愛に走った中年男性が、自らを罰するかのように陰々滅々とした日々を暮らす中で健康を害し、生涯最後の望みとして一人娘との絆の再生を希求する最期の一週間の物語。
 元が同名の舞台劇だったということもあってとあるアパートの一室、登場人物は数人という極私的な世界ですが、それだけに濃密な内省世界が展開され、またダーレン・アロノフスキー監督による官能的で粘液質且つ幻想的な画造りが観ている側を酩酊感に誘う、まさしく深海に潜っているかのような息苦しさと開放感を同時に感じる力作です。
 映画評論家の町山智浩さんが本作について"親だって完璧な人間じゃないんだ、というお話"と端的に評されていましたがまさにその通りだと思います。
 自分の幼少期の頃を思い出してみると、親が何かに失敗したり負けてしまうことそれ自体は大した問題ではなく、むしろ彼らがそれを認めようとしない姿にこそショックを受けたり悔しい思いをしたのではないでしょうか。
 人として真っ当であるということは器用なことではなくて誠実であるということ。それを思えばネバーギブアップなのですが、一方で本作が"取り返しのつかない過ちが有る"を大前提とした物語であるがゆえに観ている側もまさに二律背反の煩悶に迷い込む作品でした。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

4.5誰とも会わなくても過ごせてしまうこの時代。だからこそ生み出された映画といってもいいでしょう。心を揺さぶる傑作です。

2023年4月13日
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鑑賞方法:映画館

 映画を見ていて、この役は絶対にこの人にしかできなかっただろうと思えた時、物語に一層、引き込まれる。その最たる例ではなでしょうか。
 「ハムナプトラ」シリーズなどで人気を博しながら、心身に不調をきたし、ハリウッドの表舞台から遠ざかっていたブレンダン・フレイザー。彼が体重272㎏の男に扮し、米アカデミー賞の主演男優賞に輝いた本作で浮かび上がるのは、人間のもろさや悲哀、愛情。 誰しもが共感し、考えさせられる作品になったのは、全てをさらけ出したブレイザーの熱演と、メーキャップなどのスタッフの技術のたまものです。
 原案は2012年に米で初上演された同名戯曲。

 主人公は、“彼氏”のアランを亡くしたショックから、現実逃避するように過食を繰り返し、極度の肥満体形となった40代の教師チャーリー(ブレンダン・フレイザー)。自宅に引きこもり、大学のオンライン講座で素顔を隠しながら教べんをとって生計を立てていたのです。
 歩行器なしでは移動もままならないチャーリーは、病院行きを断固拒否し、アランの妹で唯一の親友でもある看護師のリズ(ホン・チャウ)に面倒を見てもらっていましたが、うっ血性心不全の病状は悪化する一方。しかし、余命がわずかと悟り、離婚して以来長らく音信不通だった17歳の娘エリー(セイディー・ジンク)との関係を修復しようと決意します。ところが家にやってきたエリーは、学校生活と家庭で多くのトラブルを抱え、心が荒みきっていたのでした。

 月曜から金曜までの“最期の5日間”の物語で、ほぼ全編、アパートの一室で展開していきます。序盤は、歩行器を使わないと立つことも歩くこともままならない、マジックハンドなしでは物も拾えないといった、チャーリーの身体性に焦点を当てられました。撮影の度にメーキャップに4時間を要したというブレイザーの姿を含め、映像は強烈で、見ていてつらくなりましたが、それが物語に欠かせぬ前振りだった、と後に気付かされたのです。

 つまり本当に描きたいのはチャーリーの外見ではなく内面なのです。リズや、家を訪ねてきた若い宣教師、元妻、エリーとの出来事や対話を通じ、彼のぬぐいきれない罪悪感や、死を目前に抱く後悔がにじみ出てきます。残された時間で彼の心は晴れるのか。反面、あなたの生き方はどうか。そんな問いかけも、それとなく突きつけられるのです。

 本作は、徹底した室内劇として展開されるスタイル。原作の同名戯曲に感動した ダーレン監督は、映画化すると決めたときから、原作のままのアパートの一室での展開にためらいはなかったそうです。そしていかに観客が一つの空間を見続けられるかが大事だったから、撮影前に3週間リハーサルをして、フレームに常に観客が新しく学べる要素を入れられるように準備したとのこと。

 ダーレン監督の作品を知っていれば、彼が映画において究極的に大事なのはエモーショナルなんだというこだわりに共感されることでしょう。わたしにとっても「レスラー」「ブラック・スワン」などダーレン監督の過去の作品は、忘れがたい名作として記憶に残っています。

 なので本作でもついついフレイザーの巨体ぶりに目が奪われがちですが、本質はそこではないのです。娘との関係において罪悪感を漂わせる一方で、独特のユーモアセンスもある人間味あふれる男が、いかに人ときちんと向き合うか。ブレイザーは、目の演技一つで表現していることが素晴らしいと思います。ダーレン監督が彼をキャスティングするまで約10年を費やした努力が実ったと言えそうです。

 極論すれば、誰とも会わなくても過ごせてしまうこの時代。だからこそ生み出された映画といってもいいでしょう。心を揺さぶる傑作です。ブレイザー、ダーレン監督をはじめ、本作に関わった全ての人にこころから拍手を送りたいと思います。

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流山の小地蔵

4.0歩行器で立ち上がる絵を広角、ローアングルで撮る

2023年4月13日
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いやーこれ凄いなぁ。
まあ元々舞台劇だったとはいえ、よく家一軒でもたせたなぁ。
パートナーに先立たれ、過食、肥満という緩慢な自死を選んだ男の最期の5日間の話です、、。
出入りする人も色々事情や、関係があって、、まあそこは自分で見てください。ぶっちゃけ2時間かけてそれぞれのエゴとクソ野郎のデブが「御免なさい、ありがとう」というだけの内容なんですが、、人との関係って結局はエゴのぶつかり合いだよねと妙に納得して映画館を出ました。色々受賞してるように出演者達の演技が魅せます。

特殊メイクとCGの手を借りてるのはわかっているけど、まったく不自然さはなかったし、ほとんど顔芸にちかい(肥満で動けない)ブレンダンフレイザーの演技は素晴らしかった。日本人は体質なのかここまで極端な肥満をあまり見ないけど、白人はこの手の肥満は社会問題になってる。あまり見かけないのは外出出来ないせいかもね。役作りでブレンダンも肥満援助団体OACの人達からヒアリングしたらしい。あと介護士ホンチャウの自然さと新興宗教宣教師の不安定な感じ、タイシンプキンが良かったなぁ。
インタビューみたら皆んなでそのまま舞台ができるくらい3週間ガッツリリハーサルやったらしい。
準備の重要性をブレンダンが言ってた。

準備は大切だよ。

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masayasama

2.5ひとつの捕鯨問題

2023年4月13日
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デニーロが役作りで30kg体重増やしたという話があるので、今年のアカデミー主演男優賞を本作で獲ったこのブレンダン・フレイザーさん(よく知らない)は270kgまで増量したんか!と思っていたが、そうではないらしい。世間の作品の評価は高く、その理由のひとつはフレイザーさんの超肥満演技と思われるけど、これって動物の形態模写なんかとあまり変わらない気も…(失礼!)。昔のびっくり人間大集合でこういう人は出ていたので(失礼!)絵的なインパクトも特に感じられず。

限られた登場人物たちはそれぞれの理由で心に傷を負っていて、そんな彼らの気持ちに自分も寄り添って…と理屈では理解するのだが、人生の経験値が低すぎるのか感受性が乏しすぎるのか感情面で共振できず、結果的に話にまるでピンと来ず。ラストも、エリーのひたすら邪悪な態度・行動にはちょっとわくわくしていたのに、なんでそうなるの?かと…。

ちなみに自分が体験した糖質制限ダイエットの知識からすると、ピザやチョコバーはNGだけど、フライドチキンはいくら食ってもOK!

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ジョンスペ

4.0大学レベルの文学やエッセイを教える「教育者」

2023年4月13日
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泣ける

怖い

知的

アメリカには歩行器なしではいられない重症の肥満症患者がたくさんいる
この主人公チャーリーは、医療保険や生活保護のみで暮らすニートやひきこもりとは違う
大学のオンライン授業で文学やエッセイを教える知的な教育者である

4時間以上も要するメイクとファットスーツを着たブレンダン・フレイザーの演技は、
ファットフォビア(肥満恐怖症)やボディシェイミングを煽るような痛みと恐怖も感じられる
一方、「正直でいろ!」「正直な気持ちで書け!」「あなたは素晴らしい」「美しい人間なんだ」っと他人を鼓舞するセリフも出てくる

この映画を見て号泣してしまうのは
チャーリーの自己的な贖罪と償還を
他人の自己として見過ごせない人間の本質が描かれているからだ

孤独でひきこもり経験のある人
思春期の子どもに手を焼く両親
宗教観の違いによる悩み
死を看取る上でのあり方など
どのテーマも決して他人事とは思えない映画だった

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HBペンシル

5.0sorryがつらい

hさん
2023年4月13日
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どうせ脂肪で内蔵に届かんよ。の空気感がとにかく好き。

歩行器使うなと言われ必死に立ち上がる時の目が印象的。

娘から歩み寄った一歩。光に向かっていけばきっと良いことが起こると。

人生で一たった度だけ正しいことをしたと。

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h

3.0親バカチャーリー

2023年4月13日
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鑑賞方法:映画館

 チャーリーさん。客観的に見たら、立派な親バカですよ。なんかいたたまれない。

 ホエールというタイトル自体が伏線だったのは、なるほど上手い。俳優の演技も素晴らしい。ただ、ストーリーには全くのれない。行動ができるのは、チャーリーの元ワイフだけ。

 チャーリーさん、そもそもあなたが家族よりも自分の愛を選択したのが原因なのだから、どうなろうと受け入れるしかないと思うけどね。

 演技よし、胸焼けマックスの作品でございました。

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bion

4.5全編光を閉ざした物語

2023年4月12日
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全編光を閉ざした暗い部屋での物語。
ブレンダン・フレイザーの迫真の演技。
そして4時間かけた特殊メイクの凄まじさ。
重苦しい話の流れに光が見いだせない。
主人公チャーリーの気持ちは分かる。
けど、頑なに父親に反発する娘エリーの気持ちも分かる。
親として何か一つ娘のためにしたい気持ちが苦しかった。
また看護師リズ役のホン・チャウがホントに素晴らしい演技。
アカデミー主演男優賞だけじゃなく
助演女優賞を獲っても全然不思議じゃなかった。

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tom

3.0とにかく暗い、主人公に感情移入しない、どこか自業自得?まで思う

2023年4月12日
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人気映画『ハムナプトラ』でイケメンスターとして一世風靡したブレンダン・フレイザー、世界の誰もが『え!あの人!?』と思った作品。
アカデミー賞のここに至る涙の苦節スピーチにもらい泣きしたのは自分だけではないような。物語が死ぬまでに離婚によって別離した娘に再会したい独身男となれば自分に重ねてこれは観なければ!と期待した作品。
結論はとにかく暗い、主人公に感情移入しない、どこか自業自得?まで思う。キリスト教が魂に浸透している欧米人にしかわからないシンパシー?残念な映画でした。

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masayoshi/uchida

4.5溺れる鯨

2023年4月12日
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強烈。そして圧巻。
演技はもちろんだけれども、皆見た目にインパクトのあるブレンダン・フレイザーについてばかり賞賛するのみで、この映画の本質的な部分に触れられることが少ないのは残念。

裏切った後悔と自責の念から自らを罰するように肥大化したモンスターのような主人公の苦悩や諦観、僅かな希望。
「白鯨」をモチーフに描かれる宗教的欺瞞からの自己解放。
現代病と言われ幾星霜、依存症という言葉で言い表せないくらいに何かに依存する人たち。

それらが絶妙に絡まりあって織りなす人間ドラマ。
アパートの室内のみで展開される様子は演劇のようでもあるし、短編小説を読んでいるような錯覚にも陥った。

そして明確に死へと向かう物語が、どこかサスペンスのような緊張感を保ちながら進行することで単調な会話劇に終始してしまわないよう効果的に機能している。

人と人は簡単に分かり合えない。許し合えないし認め合えない。ドラマのようなハッピーエンドは現実世界でそう多くない。むしろ非常なことの方が多い。
この映画はそんなリアリズムを踏襲しながら、死の直前に魂と魂の相克がほんの少しの希望を見せてくれる。

その一瞬のシーンが圧倒的に美しい。

溺れる鯨が死の間際に何を想ったのか。何を見たのか。

ほんとうに良い映画だった。

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ヨーク

3.5特殊メイクすごい

2023年4月12日
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主人公の演技は本当に素晴らしかった。

登場する他の人物もみんなキャラとしては凄く良いと思ったけど、ストーリーの作りが微妙?かなと思った。

題材は凄く好みだったのに、全体的なストーリーにぬめっと感じて、うーん、?となってしまった。

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なる

4.0人は救えないけれど

2023年4月12日
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泣ける

悲しい

知的

キリスト教徒のゲイに対する気持ちは嫌悪というよりも憎悪、おぞましく侮蔑すべきものなんだろうなぁ…
確かに主人公は身勝手な不倫なんだろうけど、決してハッピーではないむしろ茨の道。誰も救われないその後悔と負い目が、自分自身の命を奪うほどの過食になる。
そして、死を目の前にした時、娘や家族に愛されたいのではない、あなたは生きていて素晴らしいと最後に改めて伝えたかったんだよな。
愛情と憎しみ、悲しみ、悔やみ、色んなやるせない気持ちが溢れてきたけど、最後に残るのは幸せな思い出と純粋な愛なんだとしみじみ。
ブレンダン・フレイザー、ハムナプトラ世代には余りの変わり様に驚いてしまうけど、そこもまたストーリーの中の悲哀に含まれて重みがある。よくこの役を受けたし、素晴らしい演技を見せてくれました。
そして友達リズを筆頭に、母娘も、憎たらしいほどの伝道師もみんな演技が素晴らしかった。狭いワンルームシチュエーションなのに飽きずにドラマを堪能できました。
重くてつらいけど、その中に輝く一筋の光。人生や家族、大切な人のことを思いながら噛み締めて観たい珠玉の映画。

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アンディ・フク

4.0言葉にできない

2023年4月11日
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毎度、四苦八苦しながら書いている映画レビューですが、感情を言語化するというのは私にとって容易なことではありません。
作品中、チャーリー(ブレンダン・フレイザー)は若者たちに、「思ったままを正直に書きなさい」と導くことをしますが、すいません、ちょっと本作に対しては本当に言葉が出てきません。個人的なこと、ほんの部分的ではありますが、本作の一部に重ねてみてしまうところがあり、ちょっと作品を冷静に批評できない特別な思いがあります。書いては消しての結果、結局はいつものように(下手な文章を)ツラツラと書けませんでした。ごめんなさい。
そして正直、誰になら薦められるのか判らない作品ですが、人の内面に食い込んでくるような作品であるため、私同様、刺さる人には深く刺さる作品だと思います。まぁ、そういうところがまたA24ですね。万人受けを狙わない作品選びで、結局は観逃せません。A24、あっぱれ。参りました。
ということで、いつもよりもかなり少ない文字数ですみません。ブレンダン・フレイザー、ホン・チャウ、素晴らしかったです。ありがとう。

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TWDera

4.5映画より演劇向きかも

2023年4月11日
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泣ける

悲しい

なんでホエール?と思いながら、他の方々のコメントも見ずに拝見
前の女性は中盤がらボロ泣き…
僕もそこまではいかなかったものの、今の状況と被る部分もあり、かなり落ち込みながらも、考えさせられた
似かよった境遇の人(幸せで順風満帆の人には、余り共感しないと思う)であれば、思い考えさせられる作品
演劇に落とし込み観劇したい‼️

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ろくさん

4.0映画「レスラー」と同じような感じがした。

2023年4月11日
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良かった。
アカデミー賞を受賞していた事とテーマに興味があり鑑賞しました。
それ以外の予備知識はなかったのですが、観ていく中で、途中過去に鑑賞した
映画「レスラー」に似ていると思って鑑賞後確認したら同じ映画監督で納得しました。
家族や他人に迷惑を掛ける事が、分かりつつも自分の考え方を貫く生き方しか出来ない
不器用な人たち。
 現在は多様性の時代でマイノリティな人だからと言って批判や疎外してしまうのは
間違った考え方なのかもしれません、気を付けなければと思いました。

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ユメノトチュウ

4.023045.それぞれの救済

2023年4月11日
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「ノア」や「マザー!」と比べると控え目ながら、宗教観を表現したダーレン・アロノフスキー監督

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movie