劇場公開日 2023年12月8日 PROMOTION

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ウォンカとチョコレート工場のはじまり : 特集

2023年12月5日更新

【編集部員レビュー】圧倒的多幸感!期待以上の更に上
ハリポタPがクリスマスに贈るファンタジー超大作は、
とてつもなく突き抜けた《幸せな映画体験》だった──
またすぐに観たい! もう一度見たい!! 何度も観たい!!!

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先日行われた、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(12月8日公開)の完成披露試写会。鑑賞後にスタンディングオベーションが起こる場内を見渡すと、みんなが笑顔を浮かべていました。やっぱり、映画っていいな――そんなことを噛みしめた映画体験になりました。

本作で描かれるのは、映画「チャーリーとチョコレート工場」で有名な工場長ウィリー・ウォンカの“はじまりの物語”。映画.comではこれまで“ウォンカ”の特集を2回掲載し、期待値をめちゃめちゃ上げてきましたが、実際に本編を鑑賞した結果、そのハードルを軽々と超えていったほど、予想以上に多幸感でいっぱいになったんです!

約2カ月にわたって連載してきた“ウォンカ”特集の最終回は、本作の“魔法”にかけられた編集部員3人のレビューをネタバレなしでお届けします。大作揃いの12月は映画好きにとって作品選びが難しくなりますが、幸せな気分に浸かりたければ絶対に本作がおすすめ。観ればきっと心がぽかぽか温かくなる――。

>>特集第1回はこちら

>>特集第2回はこちら


【予告編】夢見ることからすべては始まる――

作品概要やあらすじは予告編でチェック!


【ネタバレなし】期待しまくっていた編集部の感想は?
こんな“体験”なかなかない!全員満足&最高にハッピー

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早速、試写会で本作を鑑賞した編集部員のレビューを掲載します。「ハリポタ」ファンに、パパ編集者に、なんでも観る映画好き。3人それぞれ語りたいことが多すぎるようですが、共通しているのは鑑賞後に“幸せ”に浸ったことです。この感情、もっともっと多くの人たちと分かち合いたい!


【語りたい編集部員のレビューその①】
「ハリポタ」大ファンの編集部員・ドーナッツかじり
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映画「ハリポタ」ロスを完全に埋めてくれた傑作に感謝
魔法に次ぐ魔法、ファンタジーを全身で浴びる幸せ
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●【断言します】「ハリポタ」ファンは絶対好き! 新たな激ハマり作の誕生

最初に、断言させてください――これ、「ハリポタ」ファンは絶対好きなヤツです! 「ハリポタ」映画が完結してから10年以上、「ファンタビ」最新作からも1年以上が経っています。そんな「ハリポタ」ロスを完全に埋めてくれて、「こういう作品と出合うために、映画を観続けてるんだろうな」とまで思うほど、見事に激ハマりしてしまいました。

●公開3カ月前から爆上がりしていた期待値…でも、完全に超えてきた!
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公開の約3カ月前に予告編を見て以来、身も心も魔法の世界に飛ばしてくれそうな物語の虜に。それからというもの、新情報を血眼で追い、期待値は爆上がり!

そんな私が、待望の本編を鑑賞してみたら……めちゃくちゃ高まっていた期待値を軽々と、そして完全に超えてきたんです! 私と同じように、何度も予告編を観ている皆さん……予告編のワクワクするシーンは、ほんの序章に過ぎず、さらなる超展開が待っていることを、ここで伝えさせてください!

●チョコレートの魔法に、ワクワク&ときめきが限界突破 ぜひ劇場で体感して!
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何といってもときめいたのは、ウォンカの美しいチョコレートから生まれる魔法! 予告編にもあった、ウォンカがピンク色の綿菓子のような雲に乗る重要シーンはきらびやかで、1番のお気に入りに。スクリーンのなかで所狭しと魔法が描かれるので、何度もその“甘い”世界に行きたくなるんです。

またウォンカの行く手を阻む意地悪な宿屋の主人やチョコレート組合3人組、“夢見ることを禁じられた町”という世界観など、ロアルド・ダール的な“スパイシー”な要素もてんこ盛り! 原作や、過去の映画ファンにもおすすめしたい作品に仕上がっています。

不思議な出来事が起きるだけではなく、一口食べた人のなかに、明日を変えるほんの少しの勇気が湧いてくる。それこそが、ウォンカのチョコレートの魔法なのだと、本編を観ていて気付きました。幸せに包まれる圧倒的な映画体験が、いつまでも解けない魔法のように、日常までも輝かせてくれる。そんな喜びを久々に思い出させてくれた本作を、ぜひ劇場で体感してください! 劇場で観てこそ、ファンタジーの世界にどっぷりと浸ることができるはずですから。


【語りたい編集部員のレビューその②】
子ども2人(4歳と2歳)の父である編集部員・尾崎秋彦
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【子どもに観せたい】テーマ、物語、全部が刺さった!
人生が変わる、とてつもなく突き抜けた幸せな映画体験
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●この感情を、子どもにも味わってほしい…!鑑賞直後、“今度は家族で観に行く”ことが確定

このレビューは本作鑑賞から1週間以上が経過したなかで執筆しているけれど、まだ作品の余韻が胸に、体に残っている。こう言うと大げさに聞こえるかもしれないが、“ウォンカ”は度を越した幸福がDNAに直接届く、そんな感じの映画だったのだ。

なによりも根底に流れるテーマがいい。サリー・ホーキンス演じる母は、幼いウォンカに「すべては夢見ることから始まる」と優しくほほ笑みかける。「夢を持ちなさい」だとかお仕着せの価値観を押し付けるのではなく、そっと言うのがすごい。ああ、そうだよな、とすんなり思えて、乾いた岩に水がすっと染み込むみたいに、僕の心にメッセージが浸透していった。だからこの映画は、ひねくれ者の僕でも抵抗感なく刺さったのだと思う。

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そして特に目を引いたシーンが、バルーンで浮き上がったウォンカとヌードルの、夜の空中散歩。それこそ夢みたいな映像を目の当たりにした時、熱い温度を持った何かが、自分の内側からこみ上げてくるのを確かに感じた。この映画が教えてくれた突き抜けた多幸感や希望、感動を、自分の子どもたちにも味わわせてあげたい。強烈にそう思った。

物語が終わり、試写室が明転したとき、「次は家族と一緒に観に行こう」と、僕はカレンダーアプリの12月8日に「ウォンカ」と予定を入れた。子どもたちはチョコレートがとても好きなので、喜んで行ってくれるだろう。試写では字幕版を観たから、今度は吹き替え版が楽しみだ。

●物語がむちゃくちゃ胸アツだった! 予想外!か弱き者たちの“革命”の展開が、映画ファンのハートをガッチリつかむ
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本筋のテーマとは違うところで、いち映画ファンとしてテンションが上がった要素も短めに書き記しておこう。

本特集では夢や感動について繰り返し書いているが、“ウォンカ”は実は「カイジ」でもある。物語の序盤でウォンカは悪どい宿屋に天文学的数字の宿代を請求され、莫大な借金を背負う。宿の地下で強制労働させられ、そのなかで孤独な少女・ヌードルや仲間たちと絆を育み、一発逆転に向け作戦を練るのだ。

どうだろう、ほとんど「賭博破戒録カイジ」の地下強制労働編ではないか。宿屋の主を演じたオリビア・コールマンが、だんだん兵藤和尊に見えてくる。そして、次第に物語は“革命”の様相を呈していくからまた興味深い。

ウォンカやヌードルといった持たざる者たちが、意志の力によってヘゲモニー(支配集団による知的、道徳的、政治的な指導権)を解体していく過程は痛快そのもの。予想以上に胸アツの物語展開は、きっと多くの“良作好き”を満足させてくれるに違いない。

「子どもたちに観せたい」を抜きにして、個人的に何度も観に行きたいくらい大満足の超良作。本当におすすめだ。


【語りたい編集部員のレビューその③】
ジャンル問わず鑑賞する映画好きの編集部員・佐藤レモナ
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【良すぎてリピーターに】シャラメは歌とダンスも極上
“あの”チョコレート工場につながる展開にワクワク
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●またすぐに観たくなる→次はハイレベルな完全吹替版へ

「夢のチョコレート工場」「チャーリーとチョコレート工場」を観てきたので、本作もとにかく楽しみにしていましたが、鑑賞してみてびっくり。個人的に儚い表情を見せるイメージのあったティモシー・シャラメが、くるくると表情を変えながら、純粋なウォンカを生き生きと演じていました。

瞳だけでも喜びや悲しみを表現できるのは、さすが。そんな演技の上手さは知っていましたが、歌とダンスもこんなに上手だったとは知らなかったです。冒頭から極上の歌声を堪能できるので、楽しみにしていてください!

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ウンパルンパの登場や(歌とダンス、真似したい)、過去に観てきたあのチョコレート工場の物語につながっていく展開にもワクワク。鑑賞中ずっと楽しかったこの感じをもう一度味わいたくて、今度は完全吹替版の試写会にも行ってきたのですが、これがまた良かった……。

字幕版でも印象的だった主題歌の歌詞が、日本語だとさらにすっと心に入ってくるんです。ウォンカ役は花村想太(Da-iCE)さん、ヌードル役はセントチヒロ・チッチさん。お二人やほかの声優さんも、特に歌のシーンでは言葉をしっかり“届けよう”としているんだと伝わって、字幕版とはまた違う感動がありました。

お二人のデュエット、これを書いている今も頭の中で流れています。ウンパルンパ役の松平健さんも渋かっこいい声がはまっていて、ぴったり。字幕版も完全吹替版もどっちも好きで、サントラがあれば両方毎日聴きたいくらいです。


●エンドロール後、嬉しくなった理由 映画好きとして忘れられない体験

いくら映画好きとはいえ、同じ映画をこんなに短期間で再鑑賞した経験はなかなかありません。本作の質が良かったこともありますが、いち映画好きとして忘れられない出来事があったことも大きな理由にあります。

鑑賞後に明るくなった場内を見渡すと、周りの人々がみんな笑顔を浮かべていたのです。

「歌だけでなんか泣きそうになったよ」「ティモシー・シャラメはやっぱりいいね」「吹替版も気になるな~」。帰り支度をしながら感想を話す人たちがとても嬉しそうで、その光景を眺めているだけでまた心が温かくなりました。そんな幸せな感情を見ず知らずの他人と共有できるのも、映画を劇場で観る醍醐味の一つだと思います。

私はすでに2回鑑賞していますが、公開後にもまた劇場に観に行く予定です。今度は、笑顔にしたい大切な人と一緒に。


【まとめ】多幸感で胸いっぱい 劇場での鑑賞=素敵なプレゼントになる!
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以上、語りたい3人のレビューをお届けしましたが、いかがでしたか?

劇場を出た後、夜空がいつもより少しきれいに見えて、その日はずっとご機嫌に過ごせました。多幸感で胸がいっぱいになっていたからです。そんな幸せな余韻が続く映画体験は、1年頑張ってきた自分や誰かを癒す時間にもなるはず。

この素敵な“プレゼント”が多くの人に届きますように。そう願いを込めて、この特集を締めくくります。

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