マイ・ブロークン・マリコのレビュー・感想・評価
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「永野芽郁最高の好演」
今年120本目。
プライベートでも仲のいい2人だからこそ見せれた珠玉の演技。ここまで凄い演技見ると自分も頑張らなきゃ。窪田正孝好演。ヴェネツィア映画祭でも上演された「ある男」が気になります。
人間大抵の事は風呂入れば何とかなる、ある漫画のセリフです。
原作未読
マリコを回想することで主人公自身の育ってきた環境、今の環境も想像できてきますね。
二人の関係、うらやましい。
そして、これを観ることで今の私はどうなんだろう?今までって本気で友人や家族と付き合ってたかなあ?って考えることもできました。
役者開眼永野芽郁
2022年映画館鑑賞56作品目
10月24日(月)イオンシネマ名取
ハッピーマンデー1100円
原作未読
監督は『百万円と苦虫女』『俺たちに明日はないッス』『ふがいない僕は空を見た』『四十九日のレシピ』『ロマンスドール』『浜の朝日の嘘つきどもと』のタナダユキ
脚本は『リンダリンダリンダ』『俺たちに明日はないッス』『マイ・バック・ページ』『ふがいない僕は空を見た』『聖の青春』『愚行録』の向井康介
ダチの父親からダチの遺骨を強奪しダチが生前に行きたがっていた八戸の海「まりがおか岬」に旅立つ話
永野芽郁主演
永野芽郁役者開眼
永野芽郁が完全に役者として一本立ち
ヌードにはならないがこれもまたまさしく体当たり演技
永野芽郁を味わうための映画
一人芝居が若干多い
独り言が若干多い
大声を張り上げているだけじゃないかと感じる人もそりゃ少なからずいるだろう
いいじゃないか出していこうぜ大きな声を張り上げて叫べばいいじゃん
「打つなテメーコノヤロー!(実際に言っているわけではないがあくまでイメージ)」巨人打線に立ち向かった全盛期の星野仙一投手のような気迫を感じた
永野芽郁はもはや可愛いだけの女じゃない
好感が持てる
ブラボー
冒頭の中華料理店でラーメンを啜るスーツの女というだけで説明なくても外回りの営業だとわかる
割れたスマホを持ち続ける人の性格がなんとなく読み取れる
タバコを踏み潰す描写と骨壷を持って川を渡るシーン好き
牛丼屋でダチの分まで注文して箸を線香のように立てて結局は二人分たいらげるシーンも好き
大切なダチの骨が入った骨壷を武器として使う発想力と行動力が非凡
「くしゃみをしたら床が抜けそう」もなかなかな発想力
ヒロインはダチからシィちゃんと呼ばれていたがしーちゃんといえば自分としては大家志津香なので作品鑑賞中わりと彼女の顔が脳裏に浮かんできて少々参った
女子高生を猥褻目的でバイク男が追いかけるのだがバイクから降りたのにヘルメット被ったまま襲うだろうか
キン肉マンのバイクマンじゃあるまいしヘルメット取れよ
Dr.スランプのオートバイ小僧みたいにチンコとお尻を露出状態ならいろいろと納得できたのだがあまりにも不自然なシーンだった
あとバスで降りた女子高生に手を振る主人公とそれに対して会釈する女子高生のシーンが不自然だった
自分が観た限りバスの中で二人がやり取りする場面は無かった
カットしたのかもしれないがそれだとしたらなぜそこをカットしたのだろうか
タナダユキ監督は疲れていたのか眠たかったのか
残念な点は確かにいくつかあったが強いてあげるならであってそれでも良作といえる
見応え充分
やっぱりタナダユキは天才
助演は奈緒と窪田正孝
奈緒の芝居は想定内
親友に見せるものではないと思うがリストカットの場面は嫌だった
窪田正孝は最上級のホームレスのような出で立ちだがめちゃくちゃカッコよかった
マリコのダチのシイノトモヨに永野芽郁
幼い頃からずっと父親に虐待を受けていたイカガワマリコに奈緒
シイノを度々助けてくれる八戸の釣り人マキオに窪田正孝
マリコの実父に尾美としのり
マリコの継母のタムラキョウコに吉田羊
永野芽郁、よかった。
最後の手紙のシーンは、
何書いてあるのか?
一瞬考えたけど、わかるのは、
マリコが、笑顔になる内容だった事だけ。
多分、宝箱の中に入っていた、
メモ手紙を凝縮した様な事だった。
つまり、遺書を読みながら、行きたかった岬への旅をしていたということかな?
生きていく事って、楽しい事と、悲しい事
どっちが多いのかな?
悲しい時、本当に近くにいてくれた人は
多分、一生忘れない。
他人に対して、してあげられなかった事も、
多分、一生忘れられない。
自分が、人生に何を求めるか?
金?地位?快楽?
自分が、本当に求めているものは、
ひとりひとり違うから、違うもの求めて、得たとしても、
幸せになれないって思う。
何を得ても、ないものねだりになっちゃう。
今わかるのは、自分が本当に求めていたものは、
手に入らなかったって事だけ。
それを踏まえて、生きて行くだけ。
絶望も、高望みもせず、
ほのかな希望は忘れずに。
生きてゆくことが最大の供養
他の方も書いていらしている通りワイルドな女性のロードムービーです。
正直マリコの親父さんに刃物向けてこれまでの悪行を叫ぶシーンは胸スカでした。が、海に着いたあたりから眠気との戦いでした。
山場もオチも少し弱いです。
しかしながら最後の主人公の笑顔にすべて集約されている。
この瞬間のための旅程だったんだな、と。
久しぶりにいい邦画見させてもらいました
とにかく映画らしい映画だと思いました。間の取り方とか演出が優れていて永野さんはじめ奈緒さん窪田さん役者さん達の演技も良かった。特に永野芽郁さんの演技は一生忘れられないものになりました。死んでしまった親友に対して生きている自分は何が出来るのか?ラストの手紙の内容は明かさずに表情だけで終わる演出は素晴らしかった
違和感拭えず...
永野芽郁ちゃんが、
机バンッてして、泣いて、叫んで、
彼女に合っていないキャラを頑張って演技しているなーっ
て、終始思ってしまいました…。
彼女ではなかったかな…。
無理して、あそこまでガサツにしなくても良かろうに…。
割り箸の割方とかねぇ…。
二人の高校生役も、違和感を感じちゃって…
さらっと終わっていた。
-要素と-要素とが掛け合わされると+になるということを問わず語りに描くコメディ(ですよね?)。やさぐれOLと彼女のぶっ壊れた(ブロークン)親友マリ子の遺骨との道行きを描いて何故か心に残る映画。
①この映画に出てくる主要人物達はみなネガティブでいながらどこか可笑しい。
ヒロインの永野芽郁(大好演)扮するシィーちゃんは小学生の時からタバコは吸うは、仕事はサボるは無断欠勤するは上司の電話はシカトするは挙げ句人の遺骨を持ち出して逃走するは、やさぐれてぶっとんだキャラでありながら、牛丼を食べるときお箸を持つ方の腕の肘をちゃんと伸ばして食べたり二人分の牛丼を米粒一つ残さずキレイに完食したりと変に律儀(育ちが良さげ)なのが可笑しい。
かと思うと窪田正孝から恐縮しながらもらったお弁当を電車に乗るや否やろくすっぽ挨拶もせずに“うまっ!”と食い出す傍若無人ぶり。
②遺骨となっても存在感を発揮し続けるマリコは、少女期間の境遇(実母に見捨てられる➡️や父親のDV➡️や父親に⚪⚪される)を思えば同情せざるを得ないのであるが、“シィーちゃんが誰かと付き合ったら私死ぬから”と目の前でリストカットしたにもかかわらず、大人になったら、自分の方が男(どうしようもない奴ばかり)と付き合ってシィーちゃんを蔑ろにしたり、せっかくシィーちゃんに救ってもらった筈のDV男にノコノコと会いに行って骨折させられる始末(違った形の自修傷行為か)。
③シィーちゃんが戻るまで遺骨の番をしてくれた心優しいマキオ君も“名乗るほどの者では”とカッコつけたのにクーラーボックスにちゃんと名前を書いてあったのは笑た。シィーちゃんが崖から落ちた時、目が覚めるまで横でじっと待っていて(実はは待っているのが好きなだけ?だから釣りが好き?でも釣り好きは本当は気が短いとと聞くし…)目が覚めたシィーちゃんに,“”
百合映画?いいえ、友情映画です
最近遺骨を用いた映画が多くて、ちょっとウンザリ。かと思いきや、この映画のラスト「そんなことに使うの!?」と思わず心の中で爆笑してしまい、想像を超えるクオリティでした。
タイトルを訳すと「私のマリコが壊れちまった」となるのだろうか。主人公トモヨが江戸っ子な性格で思ったことを口にしないと収まらないクセの強い女性営業マン。主人公も強烈だが出てくるキャラクターも個性的で見ごたえのあるシーンばかりでした。名シーンばかりですが個人的に印象に残るのは、遺骨の前に箸を突き刺した牛丼。
演技と演出がハイレベルでしかも約80分と短い。1900円で観ても満足のいく映画でした。
2人の演技が凄い!
永野芽郁さんと奈緒さんの演技が凄かった!
お互いが依存しているように見えました
そして奈緒さんの
わたし壊れてるよ
っていうセリフがとても印象的で
今もその場面が目に浮かびます、、
とてもいい映画です!
ありがとうございました!
人生に絶望してる人を救うことが如何に難しい事か。
「大丈夫ですか?」人々が良く口にする言葉です、「大丈夫そうに見えますか?」と返す主人公は強い人。
けれどマリコは普通の人と同じく「大丈夫です。」としか言えない人間。
私たちはそんな時、大抵は心配して声は掛けたが本人が「大丈夫です。」と言ったからと安心する。
けれど他人の胸のうちは簡単にはわからない。
絶望に苛まれた人を救うことは親しい友人ですら、とても難しく不可能とも言える。
それでも救うためにはどうすれば、どうしたら救えるのか永遠のテーマかも。
そんな映画です。
永野芽郁の演技が凄いです、可愛いだけじゃない大女優へ踏み出した感がします。
普段の可愛らしい彼女よりも劇中のやさぐれた女が彼女の本来の姿かと思わせるほどの演技に引き込まれました。
『このご恩は一生忘れません』
原作未読
永野芽郁のヤサグレ演技に、本年度の"頑張ったで賞"を授与したい作品。
勿論、実際のヤサグレ感を表現するにはかなりの不足なのだが、清純派俳優の脱却を目指しての幅広い役柄を模索しているその七転八倒感は非常に好感を抱く。だからこそ、その役柄と実際の俳優としての人間性がシンクロした時に、人は感激を憶えるのではないだろうか。唯演技が上手いというだけの壁をブレイクスルーするには過程も大事なんだと、今作品を通じて強く感じた。
発露の頂点、クライマックスは崖での遺骨を置いての身投げのシーン。正直、涙が止まらなかったのはその前迄のキチンと描かれた構成であろう。キチンと耕せば綺麗な花が咲く。身を以て体感したストーリーテリングである。
いかがわしいの
これは永野芽郁の代表作になるだろうと思われる。クソ上司の電話には出ず、面と向かって暴言も吐くし、一人飲みに出ても大声で亡きマリコの遺骨に叫ぶ。ファンキー、がさつ、怒鳴る・・・と、ちょっとお友達になりたくなる。ただ、同じ服で3日間過ごす彼女には近づきたくないけど。
薄幸の少女マリコと共依存の関係であるかのように親友を続けていたトモヨ。百合ではない。あくまでも助けてもらいたい、頼ってもらいたいといった不思議な関係。トモヨにずっと彼氏が出来ないというのも、なぜか魅力たっぷり。
遺骨を持って海に散骨するわけでもない。両親から骨を奪い取ってやりたかっただけのようにも見える。そして本人の目の前で手紙を書くというキャラも魅力的に映る。言葉に出来ないけど、ずっと一緒にいたい・・・。そんな手紙の束も入ったリュックをひったくられるという事件。ケータイや財布よりもずっと大切なマリコの手紙たち。そしてマキオの登場。しわくちゃの五千円札がまぶしい。
学校に向かわないでバスを降りた女子高生の存在はあざとかったけど、結果は良かった。スカー-ーっとしたよ。そしてエンディングでは多分遺書ではなく通常の手紙を読むシーンで締めくくられるが、普通の映画ならナレーションが入ったりテロップが流れたりするものなのに、シイノトモヨの笑顔だけで終わるという潔さ。この終わり方にもしびれた。
奈緒がエグイ‼️
幼なじみの自死。その時自分は…。あの子との思い出に胸をえぐられながら自分に何ができるかを想い旅に出る。
奈緒の演技がエグイ‼️ こういう役がピッタリハマる♪ それでいて永野芽郁と入れ替わってもきっと同じく唸ってしまうんだろうなぁ♪
それだけに、永野芽郁が凄く良いんだけど要所で『永野芽郁』として見えちゃって…。イヤイヤ良かったんだけれどもなんて言うか鋭さ?がモウチョット。
お話的には原作知らないんだけど凄く入り込めた。
とても面白かったです。
共依存を恐れた互いのの思いやりが悲劇を生む... 適度な距離感を模索しつつもついぞ持ち得なかった女性二人の物語
"大人の女性のためのWEBマンガ誌"「COMIC BRIDGE online」にて数年前に短期連載された漫画の映画化作品で、予告編を観ての"親友の遺骨を強奪した女性が旅をする"という筋立ての奇矯さに惹かれて鑑賞しましたが、原作未読の男性にとっても十二分に意義深い内容でした。
原作漫画での紙幅の都合も有ったのでしょうが、登場人物の背景や結末について敢えて伏せられたり曖昧にされている部分が多く、一方で物語としては然程入り組んでいるわけではないため、内容について特に各人の心情について考察するのが好きな人にはうってつけの作品のように感じました。
"遺骨と旅する女"というモチーフだけで絵画でも成立しそうな物語の奥行きを感じさせますが、その工程だけでいうとマリコが生前に行きたいと言っていた田舎の港町の海に行って帰ってくるだけであり、途中でひったくり犯や不審者に出くわすもののそれが主人公や物語に劇的な変化をもたらすということはありません。あくまで主人公シイノが親友マリコの死を受け止めて彼女への気持ちにどうにか折り合いをつけるまでの心の物語となっています。
登場人物が極端に少ない本作ですが、とりわけ主人公シイノの親類縁者が一切出て来ないことが気になります。既に他界されているのか、それとも彼女も親から不遇な扱いを受けて縁を切られているのかあるいは自ら切ったのか…。
シイノがその後、家族を持つにせよ一人を貫くにせよ、月並みな言葉ではありますがやはり、マリコの分も強く気高く生きてほしいと思います。
暗いけど面白い
友人の薦めで鑑賞。
全体的に暗い話ながら、主人公シイノのタフさ、親友マリコへの想いなど伝わってきました。
虐待や離婚、現代社会の闇ですね。
お互い不幸な境遇にあったから、共感できる
ものや深い絆があったのかな。
どんな出会いであれ、親友と呼べる人がいるのは良いことですよね。
まりがおか岬にて要所要所で助けてくれる
マキオもいい味出てます。
結構、死ねないんですよ、ここ。
半年前に試しました。
大丈夫なように見えますか?
見えます。
とか、さらっと言う笑
もういない人に会うには生きていくしかない、というのは印象的な言葉。思い出の中のその人との記憶を大事にする、、現実世界でも大事な考え方と思います。
映画観てから漫画版を読みましたが、改めて破天荒な作品と感じました。
つらい現実があっても、
シイノのように逞しく生きていきたい。
全259件中、101~120件目を表示