劇場公開日 2023年6月23日

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「奥平大兼が良かった!」君は放課後インソムニア mrkc7さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0奥平大兼が良かった!

2023年7月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

うーんいまいちだった。が、奥平大兼は良かった。描いている中見丸太と年が近いことが自然に見えたせいか。しかし伊咲を見つけた時のシーンはいただけない。そんなセリフはありえない。これは演出の問題だな。
森七菜についてはまあまあと思いつつ高校生ってのに無理が出てきたかとも感じた。そこも含めてまあまあ。

この作品についてはマンガは読んでないが、アニメは観ている。次回、最終回を前に悩んだ末に観に行った。最終回の後に観に行くべきだったか。。。
金曜日から上映時間が遅くなる前に観に行く必要があったので今日観に行った訳です。

非常に残念だったのは113分ではゆったりとした空気感が描き切れなかったこと。原作あり作品にありがちなあのシーンが無いってレベルの話ではない。映画にする上で時間の制約はあるので抜けてるシーンはあって当然だが、詰め込んだ挙句、しみじみとゆったり流れる空気感は感じられなかった。観望会までで1作品でも良かったのではないか?そのくらい贅沢に時間を使っていい作品だと思います。
抜けてるシーンについてはごちゃごちゃ言いたく無いと上に書いたが、中見の鼓動を聴きながら伊咲が眠るシーンが描かれていないのは流石に触れずにはいられない。あのシーンがあるから伊咲の鼓動、心臓に対する気持ちや安心への理解が深くなるのに、バス停で隠れるシーンで補完したつもりかも知れないがそれじゃ浅い。

総じて書くなら、せっかくの原作の良さが脚本と演出で出しきれなかったと評価する。星空をバックにした伊咲のシーンは違和感が大き過ぎた。心象風景として描きたかったのだろうという意図は汲めたが、もうちょいシームレスに出来ないかな?ライティングがうるさい。
もうちょっと何とかならなかったかな。。。

【アニメ最終回を観て】
アニメの方が比べるのが失礼だと感じるほど良かった。
映画はなんで時間が無いのに不要なシーンをあんなにたくさん入れたのか?
説明的に出てくるでんでん、そんなの要らないし主役の2人に任せれる内容。萩原聖人も要らない。時間の無駄遣いが多い。前述の通り空気や雰囲気を描く時間を削ってまで伊咲が倒れるシーンを挟むとか、そこまでしないと描けないと思ったか?主役2人は才能豊かな良い役者だと思う。監督と脚本はそれを信頼して映画制作をすべきだったのでは無いだろうか?

mrkc7