「伯父と甥の葛藤をモノクロで描く」カモン カモン　いけいさんの映画レビュー（感想・評価）

ホアキン・フェニックス主演ということと、現代劇をモノクロで描いたところに芸術性を期待して鑑賞。
しかし、本作の流れからしてモノクロの意義は？というところで早い段階から疑問を感じてしまい少々冷め気味に観てしまった。
ストーリー的にも、確かに一般的日常ではないものの、そこまで大袈裟に描くほどのことなのかと、どうにもバイアスがかかってしまい最後まで入り込めなかった。
本作がここまで注目されたのは、もしかして「ジョーカー」ありき？
とは言え、子供達の意見や引用文等が効果的に使われていたあたりは、本作の魅力と言えるだろう。