劇場公開日 2022年11月11日

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左様なら今晩はのレビュー・感想・評価

全44件中、1~20件目を表示

4.5ラブミステリー 難解なのが面白い

2024年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

幸せ

人は誰も死ぬが、その思いには少なからずの執着があるだろう。
通常幽霊なるものは、その遂げられなかった思いにあまりにも執着した故に、幽霊となってしまうと一般的に思われているが、この作品では、幽霊に生前の記憶がないという面白い設定となっている。
余りにも美しい幽霊、主人公は最初驚くが、次第に彼女の存在が身近になって行く。
彼女もまた主人公に心を寄せるようになる。
「成仏」 一般的な概念。
霊能力者は彼女に何を伝えたのだろうか?
消えてしまった、つまり成仏してしまった幽霊の手掛かりは完全に潰えた。
主人公はあの不動産屋で何を教えられたのだろうか?
おそらくそれは、幽霊として飛び降りたあのベランダから転落死したのだろう。
主人公が捧げた線香はあの場所だったように見えた。
それが事故だったのか自殺だったのかはわからないが、飛び降りた瞬間、彼女はそのことを思い出したに違いない。
つまり霊能力者が言った成仏の方法が、そこでなされたのだろう。
同時に彼女がこの世から消え去ってしまう秒読みが始まったのだ。
彼女はそのことを彼に伝えることがなかなかできないでいる。
やがて彼が眠りにつくと、彼女はようやく寝ている彼に「さようなら」を告げる。
やっと思いを遂げたと同時にすべてに別れを告げなければならない。
「こんなにもいうのが難しいなんて…」という言葉に涙が出てくる。
このシーンは胸が詰まってしまった。
主人公は彼女の名字が「荒井」だと知り墓参りする。墓の裏に昭和52年と彫り込まれているので、彼女はその時代に亡くなったのだろう。
最大の難関は映画館だ。
彼女はそこによく通っていたことを思い出す。しかし休館日。主人公は彼女との約束を果たすために一人映画館に入る。
女子高生の呼ぶ声「愛~、こっちだよ」
彼と同じ列に入ってきた女子高生が彼と同じフレームにいて、やがて彼女の顔がアップされると、そこには幽霊と同じ顔がある。
その彼女は彼を見てほほ笑んだ。
このシーンは非常に多義的だ。彼女は生まれ変わったのだろうか?
完全なる私の妄想だが、
彼女はもうすでに生まれ変わっていて、現在は女子高生になっていた。当然生前の記憶などはない。
成仏せずに生まれ変わったのは特定の部分だけでも生まれ変わるということか、またはどんな場合でも連続して生まれ変わってしまうという輪廻転生のシステムがあるのかは、作家の自由な考えであり設定だ。
しかし、アイスケとしての幽霊はしばらくの間あそこに留まっていた。生まれ変わっているのでもう記憶はない。
しかし、愛が高校生の現在、アイスケは記憶を取り戻し、彼を愛したことで、一瞬にして愛にその記憶のような情報が送られたと推測した。
だから愛のあの顔は、この日に出かけた映画館で記憶の中にある主人公を見つけてしまうのだ。
まったくわからないのがタイトル「左様なら今晩は」の意味だ。
それは映画のタイトルであり、その内容はおそらくこの作品そのものだ。
もしかしたらこの映画館で上映された映画は、主人公らの記憶そのままが何故か映画館で上映され、それはまさに、二人だけが持つ記憶だった…ということになるのだろうか?
そして上映後、明るくなった館内で二人が顔を合わせたとき、本当の恋が始まるのかもしれない。
妄想力が爆発してしまった。
しかし面白かった。
考えさせるように作られている点がよかった。

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R41

4.0【朗報】幽霊はノーブラ

2023年11月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

めっちゃ感動した。
おばけとの叶わぬ恋が切ない。
タイトルに惹かれて観てみたんだけど、思わぬ掘り出し物だった。

とにかく愛助が可愛い。
広島弁の「〜じゃ」がたまらん。
デートに行く前にサンダルをプレゼントされて喜ぶ愛助が愛おしい。

陽平がだんだんと愛助に惹かれていく描写もすごい。
ただ、最後の映画館のシーンがよくわからなかった。
あの女子高生は愛助ってこと?

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JBはただの映画好き。

3.0透明感も包み込む様な表情も久保史緒里べくして

2023年7月30日
iPhoneアプリから投稿

2022年劇場鑑賞90本目 良作 61点

久保史緒里を観る作品

当方3期生加入時から好きで、単純に見た目である顔やスタイル、表情や声がどタイプだし、才能に恵まれている所やプロ意識が高い所、すごくオタク気質でそのオタクの具合もMVの一瞬の表情が可愛いと探し探求する感性が当方のオタク気質と一致していたり、絶妙に絵に描いたような理想像な彼女を外仕事かつ演技で、それも幽霊役だなんて、久保の透明感だったり儚さ尊さを全面にスクリーンで感じるのが嬉しくて嬉しくて、初日舞台挨拶当選し楽しみにしていたのに、数日前にコロナになってしまい、泣く泣くリセールし完治後普通に鑑賞しました

もう贔屓目でしか観れないけど、白いワンピースに早口で喋るなんてもうファンからしたら視覚的にも聴覚的にも日常すぎてほっこりするし、演出もアイドルの域でこなしてくれたから監督にも感謝。制作やキャスティングの段階で事務省からのテコ入れや注意喚起があったであろうし、それを踏まえてちゃんと完成届けてくれたことに感謝です

配信されてまた鑑賞し、それからまた少し間が空いたのでまたみます

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サスペンス西島

2.0今後がきになる

2023年7月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

監督はこの作品を通じて何をつたえたかったのか
ラストあいと呼ばれて陽平に向かって微笑んでる子は誰?あいすけの生まれ変わりなのか?
あいすけのその後が気になる

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千恵蔵

4.0あっさり

Mさん
2023年6月8日
Androidアプリから投稿

とした恋愛もの。
切ない気分になる。

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M

3.5気軽に観れる

2023年5月25日
スマートフォンから投稿

楽しい

演者は霊媒師の女優さん以外知らない方ばかりでしたがそれなりに楽しめました。内容はマンガに有りがちな設定でしたが最後まで一気に観ることが出来ました。
※回収が無いとかの意見も有るようですが自分は最後は自分で考えて下さい!系の話は嫌いでは無いのであの終わり方で悪いとは思いません。最後の映画館の場面で再会?してるので投げっぱでは無くこれからの展開を観客が想像する様にわざとこういう作り方にしているのだと思ってます。

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ひい

3.5乃木坂ファンなので見ました。 とびきりおもろい訳ではないがゆったり...

2023年5月9日
iPhoneアプリから投稿

乃木坂ファンなので見ました。
とびきりおもろい訳ではないがゆったりと落ち着いた展開がみたい時にオススメ。
乃木坂の子が出てるだけあってドロドロしたシーンも無く美しいラブストーリー見たい人にはぜひ見てほしい。
久保史緒里のかわいい雰囲気が全面に出ていて🙆‍♀️
しかし、愛助の過去の話であったり、周りの人達の展開など、もう少し物語を複雑にして、2時間前後くらいの作品にしても面白かったんじゃないかなーって思った。(でもあの話がトントン進む感じもいいのかもしれん。)さすがに1時間20分くらいで愛助死んでもまだ感情移入しきれてなくて泣けんかった。それ以外は良き!

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桜餅

1.5設定以上は

2023年4月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幽霊との共同生活で心を通わせていくというありがちな話で、怖がらせる所も最初にチラッとあるのみで基本的にほんわか進んでいく。
消えてしまう喪失感がほぼないから主人公も落ち込んだ描写も特になく、そりゃ視聴者の心も掴めんわ。
え、もう終わり?と思ったがそれ以上の感想もないといった感じ。

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24歳社会人

4.0若い頃、女の子らしき幽霊に抱きつかれた経験あり

2023年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

萌える

幽霊と生活する系の作品は他にもあるが、リアリティ幽霊の日常系って珍しい気がする。日常系でギャグ幽霊が多いのは幽霊のリアリティを保ちつつ、長時間幽霊をメインで出し続ける難しさがあるのだと思うが、本作は愛助の幽霊感を最後まで維持出来ている。スタッフさんも役者さんも凄い。

主演の二人の演技はナチュラルでほのぼのしたやりとりをずっと見ていたくなるね。年を取ると、幽霊でいいからもう一度会いたいなと思う人が一人や二人居ると思うが、本作をみたら「こんな風に出てきてくれたら良いのに」と思うこと請け合いです。

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佐ぶ

3.5ちょっとほんわかして、ちょっぴり切ない物語

2023年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

乃木坂46の久保史緒里が映画初主演する作品。

意外に悪く無いです。漫画という原作があるからかもしれませんが、なかなか面白く見ることが出来ました。上映時間も98分と、最近の映画としては短め。そういうところも、ライトにみられて良かったと思います。

惜しい!と思ったのが、いずれにしても結ばれるはずのない二人の恋。もうちょっとせつなく描いても良かったんじゃないかなぁと思います。

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勝手な評論家

3.0そりゃー恋に落ちるよ

2023年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幽霊だとしても、そりゃー恋に落ちるよ。
また、新しい恋をするしかないね。

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上みちる

3.5ふわりとしたファンタジー

2023年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

すごい二人の空気感が良く。
原作のフワッとした感じも出てたと思います。
特に陽平役がすごく良くって、何とも憎めない感じ。
乃木坂の女の子もよかったなぁ。
少し荒い部分も目につくのですが、やはり主演の二人が良いんでしょう。
ふわりとしたファンタジー作品としては心地良く鑑賞できました。

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白波

4.0これは久保史緒里さんのPVかな?

2023年1月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

萌える

って、思える位に
久保史緒里さんが堪能出来ます。
もちろん、無茶な設定なので
突っ込みところは満載ですが、
そんなことはどうでも良いと
思える位、キレイな仕上り
だと思います。
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アマプラで何度目かの視聴。
なんかクセになる作品。
私は特に久保さんのファンと言う訳ではないので、良作なんだと思います。
(可愛い女の子は好きですが。)

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ぷぅ

2.0幽霊はノーブラ

2023年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 コミカルな幽霊ロマンスものといった内容ではあったけど、全然笑えないのが残念。そんな中でも不動産屋を演じていた宇野祥平のキャラは良かった。陽平に気づくまでいつも電話で顧客(?)と話していたが、その内容が笑えたので救われた感じ。

 脚本(原作?)がどことなく役者に棒読みさせるような台詞のためか、学芸会レベルの序盤。事故物件であるはずなのに、恐怖すら感じさせない演技も原因か・・・中盤からは徐々に愛助の不遇な人生を想像させ、デートで映画館に行こうとする辺りで鑑賞に堪えられるようになった。何しろ尾道の映画館。幽霊もののロマンスという設定も相まって大林宣彦監督も偲ばれる。

 人物設定が大人であるために、純情さと大人の恋愛とのバランスがちぐはぐなところも面白くない。「据え膳」がキスのみだったからなぁ・・・どうせなら、主人公が徐々にやつれて体力を奪われていくようなストーリーにしたほうが面白かったかな?(うーん、それだと牡丹灯籠か)

 デート中、二人の姿が他の人から見えていたってこと?お好み焼き屋、自転車の二人乗りなど。

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kossy

4.5ちょっと出てきて欲しいかも。笑

2023年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

事故物件のアパートに住んでる男の子。彼女と別れて一人暮らしになったら今まで遠慮して出てこなかった幽霊が現れて奇妙な同居生活が始まります。恋に落ちそうで落ちない二人のやり取りがなんとも言えない良い味を出していて秀逸。こんな幽霊ならちょっと出て来て欲しいかも。笑

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ぎんぞう

3.0何も回収しない脚本にやや疑問。

2022年12月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

萌える

舞台「夜は短し歩けよ乙女」を観たら、そのヒロイン「黒髪の乙女」を演じた乃木坂46の久保史緒里さんが素晴らしすぎたので、映画の初主演作品ということで観に行ってみた。

正直残念に感じた。

彼女のせいではなく、脚本が原因だと思う。

展開が普通すぎて幽霊が現れるという事が1番の驚きになっていて、それを超える衝撃はなかった。
なぜ幽霊になったのか、なぜ出ることが出来ないのか、なぜ消えたのか、そして終わり方。回収される事なく終わる脚本は残念すぎた。

今後に期待。

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しん。

2.5主演女優を愛でる作品

2022年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

萌える

もうちょっと尾道の風景が見たかった
カメラアングルで謎の寄りなどは、乃木坂の久保ちゃんを堪能するためではないかと思うレベルに謎演出

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ケヴィン

3.5理想の幽霊

2022年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

萌える

予告だけの知識で見るかどうか迷っていたけど、こりゃ見てよかった!シンプルながらに中々面白い作品。観客の心を優しく、暖かく包み込んでくれる、急激に肌寒くなった今日この頃にピッタリな映画でした。

この映画を鑑賞する人の半分近くの動機であろう、乃木坂46の久保史緒里。私はファンどころか、知りもしなかったのですが、もうめちゃくちゃ好きになりましたよ。私服の姿が想像できないくらい幽霊の格好が似合っていて、普通の人間であることに違和感を感じそうなくらい幽霊役がハマっていた。なにより、広島弁を喋る彼女が超可愛い。ああ、こんな幽霊が家に住んでいたらずっと居てください、って思っちゃう理想の幽霊(?)を見事に演じてました。めっちゃ可愛い!

音楽が終始安っぽくてちゃっちいのは頂けないんだけど、その代わり作風が綺麗ですごく居心地がいい。ストーリー展開も悪くなく、結構続きが気になっちゃう。幽霊に驚いたり、苛立ったり、変貌して守ろうとしたり、色んな感情が湧いてくる主人公にも思わず感情移入してしまうし、少ない制作費ながらに色んな工夫が施されているのは推せる。

まぁ、ただパンチは無いし、物足りなさも否めない。演出がわざとらしいかな。本作をめちゃくちゃ面白い映画に仕上げるのはなかなか難しいかもしれないけど、もうちょいしっかり描いて欲しくはある。人間と幽霊の壁みたいなのは上手く描けていたんだけど、その先があと一歩って感じ。でも、割と好きよ、この映画。

久保史緒里ファンなら見るべき良作!
ファンでない人も思わずファンになってしまう良作!というか、彼女が逸材!完全に久保史緒里が全てを持っていきましたが、そこそこよく出来ている作品です。ぜひ。

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サプライズ

4.0天才のデビュー作

2022年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

後に天才の名を欲しいがままにするであろう久保史緒里さんのデビュー作品。
アイドルの枠を超えた名演技には感服せざるを得ない。

ただ、幽霊が出現することに加え、レイトショーで鑑賞してしまったことにより、その日はとても怖い夢を見てしまったので★マイナス1。

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to106ki

4.5広島が舞台の映画ということに注意。原作を知らなくても大丈夫。

2022年11月23日
PCから投稿

今年342本目(合計617本目/今月(2022年11月度)29本目)。

舞台が広島県か岡山県か、いずれにせよ瀬戸内海地方であろう点は方言からわかります(私は18までは広島市にいました)。どちらかというと広島弁かな?というのは感じました。

すでに多くの方が書かれている通り、フラれた彼女のもとに正体不明の女性の幽霊が現れる…という趣旨のお話です。

どうも原作作品はあるようで、私は読んでいませんが、原作作品との違いがよくわかりませんが、「妙なところで」切れちゃうな、という印象はうけました。また、映画内で登場する映画館(存在します、ネタバレ回避)に関して、ミニシアター文化に関することもちょこっと求められそうです(あれば有利、くらいの扱い。あの映画館は、尾道市の方なら少なからぬ方が知っている)。

よって、この「主人公の目の前に現れて「くれた」幽霊、結局最後にどうなる?」はネタバレになるので伏せておきます。

採点に関しては以下のようにしました。

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 (減点0.3) 宅建業者とのやり取り

 ・ 情報公開の観点(いわゆる「事故物件」については現在では宅建業者に対して情報を出せるようになっています)が抜けているな、というところです。

 (減点0.2) お好み焼きなど出るが、尾道特有の事情について触れられていない

 ・ もともとは尾道市も広島県に属しますので、「お好み焼き」の類は基本的に広島式のものです。そして広島にせよ、地域で「○○式お好み焼き」をうたう場合、そのルール(この例だと、尾道だと砂ずりや、しゃこを入れてあるというもの)にそうものだけをそういいいます。

 (減点なし/参考) 映画内でもちらっと出る「映画館」(ネタバレ回避)は、尾道市ではよく名前が知られている映画館の一つで、いわゆるインディーズ映画を多く流していることで知られます。
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yukispica