配信開始日 2022年7月15日

「"忍耐と集中"」ザ・プリンセス とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0"忍耐と集中"

2022年7月24日
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最近よく見る、王子に頼らないアップデート歴史改変ファンタジーの系譜(ex.去年の『シンデレラ』) × "籠城モノ"など限定された舞台で圧倒的(数的)不利な状況下で戦うアクション映画(ex.『ダイ・ハード』) = 真の戦士かどうかは戦う目的で決まる

"戦士になりたい"と(今となってはさほど珍しくないけど)自ら戦う王女プリンセス!子役からハイスクール学園青春モノetc.で見事ティーンスターになった感のあるジョーイ・キングにアクション(スター)映画という新たなキャリアの可能性を見出す、近年流行りの歴史(通説)改変ファンタジーアクション!! "身の程をわきまえろ"?よく言われる。あと、口が悪りぃ主人公。本当にいつの時代だよ?王子様に救い出されるのをただ待つだけの時代はとうの昔に終わった…時間かかりすぎたけど古い価値観からの逸脱。
テンポいいかはさておき、冒頭からいきなりアクション始まる渦中へ。相手の大半はもちろん男ども。そこからは土地勘/地の利(?)を活かして城内の裏道を使って移動。対する敵キャラはジュリアス役で髪の毛ツンツンしすぎていないドミニク・クーパーと、ムチ使いオルガ・キュリレンコ。コッチも思っていたよりヤバい姫様だと気づき行動開始、ガキを見つけろ!一族存続/繁栄の道具として当人の意志など関係なく使われる女性。誰が女性じゃ王位継げない、君主になれないなんて決めた?家族を救わないと。
"おとぎ話みたい" --- 結婚式か血祭りか。敵の襲撃に備えた貯蔵庫は時代設定含めまだ納得できるものだけど『キングスマン』や『ジョン・ウィック』も思い出す。主人公の戦闘に関する先生役リンは分かりやすく格好良かったり頼れたりする、こちら最近向こうのアクション映画で流行っている気がするアジア人枠か。ムチの先っぽや、弓矢から刀みたいになったりと、武器の変化持たせている感じが嫌いじゃなかった、結構好きだったかも。ただ、本作の中で見られるスローモーションは大体どうでもいい雰囲気スタイリッシュ。彼女がいたぞ!

勝手に関連作『塔の上のラプンツェル』『プリンセス・ブライド・ストーリー』『ホワイトハウス・ダウン』『ダイ・ハード』『シンデレラ(2021/Amazon)』

とぽとぽ