劇場公開日 2022年2月18日

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「大川隆法総裁を偲んで」愛国女子 紅武士道 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5大川隆法総裁を偲んで

2023年3月11日
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鑑賞方法:VOD

萌える

大川隆法総裁
2023年2月28日自宅で倒れ3月2日都内の病院にて66歳で他界
自分は全くの信者ではないが宗教家としては異彩を放った人物といえる
真言宗による『空海』のように宗教団体が布教のために映画制作に携わることはよくあるがここまで多作なのは他に知らない
与党にも左翼政党にも維新にも入れたくないときはわりと助かる存在で何度か白紙投票しないですんだ

初鑑賞
監督は『夜明けを信じて。』『車線変更 キューポラを見上げて』『美しき誘惑-現代の「画皮」』の赤羽博
『毎度お騒がせします』『教師びんびん物語』『もう誰も愛さない』『GTO』など人気ドラマの演出を担当した元々テレビの人である
脚本は『心霊喫茶「エクストラ」の秘密 The Real Exorcist』『夜明けを信じて。』『美しき誘惑-現代の「画皮」』の大川咲也加

これもまたまさしく大川映画
当然大川隆法の世界

日本は架空の隣国ソドラの脅威に晒されミサイルが飛んでくる
地図を見ればソドラとは北朝鮮と中国がすっぽり収まっている
書記長はシンギスハン
よく見たらモンゴルも含まれているかもしれない

愛国は理解できるがそこからなぜすんなり黄泉の国の話を受け入れてしまうのか理解に苦しむ

政治的に熱すぎる人々は右だろうと左だろうと鬱陶しい
パヨクは大嫌いだが自分は模範的な愛国者ではないようだ
中道を気取るわけではないが世の中なんでもかんでも白黒はっきりつけることは難しく大体グレーじゃないのかな

宗教団体がなぜ保守寄りの主張が目立つのか
よくわからない
左翼が悪ノリすれば世が乱れるからかもしれない

共生党とは日本共産党をモデルにしてるのかもしれない
金髪で鉄パイプを振り回すバカは党を除名されても仕方がない

相変わらず挿入歌やエンディングテーマは耳ざわりだ
全くもってセンスがない
大川映画あるあるでありいつものことだ

終盤にかけてフミカスの芝居が冴え渡る

今回も映画の出来としては良くない
ただアクションやチャンバラやCGがあるぶん娯楽性はある
その点でも『新聞記者』よりはましである
パヨク向けの映画があるなら信者向けの映画があっても良い
その多様性が映画の強みだ

エンドロールには竹刀を振る大川総裁も登場

都内の大学に通う剣道の達人の大和静に千眼美子
芸能事務所社長兼NPB法人会長兼日本救済会議事務局長の高山悟志に田中宏明
剣道の道場『大和一心館』道場主10代目・大和信現に西岡德馬
高山のNPB法人会員で日本人と台湾人のハーフの李才華に希島凛
高山の芸能事務所のタレントで高山のNPO法人の会員の日野実千になりたりな
神谷幸雄の息子で高山のNPO法人会員の神谷遼太郎に市原綾真
高山の芸能事務所のマネージャーとして大和静をスカウトし高山に会わせた高山のNPO法人会員の安西亮に青木涼
大和静の弟で大学受験生の大和信に伊瀬太陽
静と信の母で信現の妻の大和陽子に大島さと子
日本の内閣総理大臣の難波義弘に中条きよし
難波政権防衛大臣の手塚正治に小西博之
首相補佐官の神谷幸雄に国広富之
霊的世界からの侵略者の黄泉大魔神に笠原竜司
大和静の大学での友人の内田チエミに泉川朱里
時事討論を扱うネット番組の司会者に大浦龍宇一
古沼官房長官に古満寛人
李才華の母に吉澤智美
李才華の妹の李彩華に西脇こころ
神谷遼太郎の母に村井美和
安西亮の彼女に深沢莉子
首相官邸秘書官に小平伸一郎
国土交通大臣に矢嶋俊作

野川新栄