劇場公開日 2022年8月26日

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グリーンバレットのレビュー・感想・評価

全34件中、1~20件目を表示

4.0低予算アイドル映画と低予算アクション映画の美しき合併。

2022年8月31日
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『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督が、2021年のミスマガジン6人主演で殺し屋アクションを撮る。それでいて、『最強殺し屋伝説国岡』の続編でもあるという。フタを開けてみると、白石晃士監督の影響を受けたフェイクドキュメンタリースタイルと、劇映画ならではの盛り上がりを巧みに融合させてた、阪元監督ならではのアイドル映画に仕上がっていた。

とにかく映画の序盤では、演技もアクションも経験不足であろうミスマガジンの少女たちが、最後までやりきれるのだろうかと不安にもなるのだが、そのおぼつかなさをうまく利用として、気がつけば彼女たちの成長を応援してまっている自分がいた。ああ、これこそまさにアイドル映画の醍醐味ではないか。雑味も隙間もツッコミどころも多いが、それが作品の瑕になることなく、キャラの魅力を引き出して突破していく。これもまたB級映画らしい醍醐味であり、ジャンル映画の担い手として阪元監督への期待がまた高まった。

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村山章

3.5そして殺し屋へ

2024年2月23日
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鑑賞方法:VOD

あの殺し屋国岡が新人育成で合宿するお話。
前半は割とタラタラしてたり、国岡はじめ自分の言葉でナチュラルに話す人たちと役者として演じてる感全開の人たちとの温度差で違和感があったりと、不安を抱きながら観てたけれど終盤にかけて殺しまくりで痛快!まるでダメだった女の子たちが覚醒し団結していく姿はまるでアイドルグループのドキュメンタリーを観ているよう。
そう、これは殺し屋アイドルグループのドキュメンタリーなんだ。
歌って踊るのではなく、殴って殺す。それだけの違い。

それぞれが抱えた殺しの初期衝動を100%引き出す為には真に追い込まれた状況が必要で、それは他でも同じかもしれないなぁと妙な納得があった。

あと、ここから「ベイビーわるきゅーれ」のちさと&まひろが誕生したのかと思うと感慨深い。

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ヨーク

3.5やっぱり面白かったです

2024年1月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

採点3.7
「最強殺し屋伝説国岡」のスピンオフ作品。
女子6人がプロの殺し屋を目指す合宿。そこに参加する国岡の姿が描かれています。
今回はモキュメンタリーというより、リアリティ皆無で最初から笑いしかなかったです。
冒頭の殺し屋志望の女の子のインタビュー見てると、ここから「ベビわる」に繋がっていくのがよく分かります。
今回も「ウルフオブ」や「心臓を捧げる」等のネタを散りばめ軽妙。
全体的にノリが「ベビわる」っぽくもありました。
そうしてふと気がつくと、なんとなく青春作品になってました。
やっぱり面白かったです。

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白波

3.0撮る度上手くなるし、予算があるほど面白くなる監督

2024年1月16日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

いつもの阪元監督の殺し屋世界。演技経験のほとんどないアイドル6人を使った低予算アクション映画。様々なマイナス要因を逆手にとって、これだけ面白く仕上げられるのはもはや職人芸。1作撮る度上手くなるし、予算があるほど面白くなる。これからも本当に期待が持てる監督。

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あげ玉

2.0時既にシリーズの行く末や天井が見えている

2023年6月2日
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2022年劇場鑑賞61本目 凡作 49点

最強殺屋伝説国岡完全版の続編

正直前作よりはちょっとだけ良かったかなって感じで、やっぱり苦手だった

殺し屋のドキュメンタリータッチというか、カメラ片手に取材されながら普段のしのぎを映像に残してる感じの映画ですが、今作は前作より映画的だったけど好みではなかった

日本は拳銃の文化がないから邦画で銃弾戦のアクションものはリアリティが無くて世間の評価として悪い傾向があり、それに対してのある種解答になりうるテーマの前作で斬新なアイデアから邦画好き界隈から注目され、期待の続編でしたが、個人的には前作の物語終盤の格闘シーンが長くて変で冷めた心を余計に凍らせたので、それに近しいシーンが無かっただけ今作の方が評価高いですが、それでも女の子達の掘り下げが浅くて雑というか、国岡が教官の立場な今作ならではの引き出しが狭かった気がします。

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サスペンス西島

4.0国岡さんのお仕事シリーズ第二弾

2023年5月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

殺し屋を目指す6人は、国岡がインストラクターを務める訓練合宿に参加することになり…。
最強殺し屋伝説国岡シリーズ2作目。強く物を言えない国岡さんが問題児だらけの合宿をなんとかこなして行く作品。相変わらず緩いノリと熱い展開が両方あるため前作同様に好きでした。

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shotgun

3.0そろそろ

2023年3月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾監督が「最強殺し屋伝説国岡」の続編として作った作品。
今回は殺し屋養成所のインストラクターとして呼ばれ、若い女性6人を教えることに。
引き続き、ストーリーは脱力系、アクションは華麗にきめてくる。
もうそろそろ、次のステップかな。

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いやよセブン

2.5前作と比べると物足りない

2023年3月25日
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鑑賞方法:VOD

阪本裕吾監督作品を探していたら、この作品がヒットしたので、観てみた。「最強殺し屋伝説 国岡」はシネマロサ池袋で観たとき、殺し屋のドキュメンタルタッチで描いた手法の斬新さもあって、かなりおもしろかった。今回も伊能昌幸主演。6人の個性豊かな女子6人を山間のロッジで合宿を行うという設定。
相変わらずのシュールな感じで、独特の雰囲気。「最強殺し屋伝説 国岡」と比べてしまうと、緊張感がたりないのは物足りないものの、板尾創路が吹っ切った世離れ感出て存在感あった。最後辺りに現れる1対1の格闘も今回もあって、見所です。

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菜野 灯

3.0【阪元裕悟監督が、”ベイビーわるきゅーれ”で世間に認められた意義は、邦画のアクション俳優を表舞台に出した事である。今作も後半は見応えある作品である。】

2023年3月22日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

■プロの殺し屋を目指す山田ふみか、今井美香 、神里はるから6人の新人女子は、京都最強の殺し屋・国岡(伊能昌幸)がインストラクターを務める訓練合宿に参加することに。だが、個性がさく裂する6人は早くも破綻をきたし、国岡でも全くコントロールができなくなり…。

◆感想

・殺し屋を目指す個性有り過ぎる女性6人を合宿で一人前の殺し屋にする設定は面白いが、前半はやや凡庸である。

・国岡のアクションも殆ど観られず・・。

・後半30分の”フォックスハンター”とのアクションシーンは、まあ良かったかな・・。

<今作は、フライヤーが手元に在りつつも、”これはちょっとなあ・・”と鑑賞を見送った作品である。(大体、当たる・・。)
 阪元裕悟監督が、”ベイビーわるきゅーれ”で、世間にアクション俳優の凄さ(勿論、伊澤彩織さんである。)を認めさせ、伊澤さんを主役に据えた事の意義は大きい。
 今作は、その辺りが中途半端であったかなと思った作品であるが、面白くないかと言われれば面白き作品であった。
 今週末に公開される”ベイビーわるきゅーれ2”を楽しみにしている。>

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NOBU

3.0想像通り

2022年12月4日
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鑑賞方法:映画館

見なくてもいいけど見て損はない映画
つまりヤンマガに興味ある子いたら楽しめる

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てっちゃん

3.5期待値の高さをもろともしない面白さ、ちょっと今作はフィクション味が多め

2022年9月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

リアルな若者像をアクション映画に落とし込む阪元裕吾監督の最新作。クライアントのいる仕事だけに物足りなさを感じるが、ユニバースとして作品を続編として描き切ったのは見事。

最強の殺し屋、国岡の次なる舞台は新人研修。そういうタイプじゃないのに…と思いつつ、頼まれたなら仕方ない。6人の新米殺し屋と合宿に行くが…。これがまた波乱の始まり。やる気のない代わり、個性が充満。誰もがお手上げとなりそうなキャラクターが顔を揃える。妙なリアリティを宿す辺りが阪元監督イズムを感じさせるし、ミスマガの6人のディティールや印象を誇張しながら落とし込んだであろう、強烈な個性が漂う。

ストーリー的には少し劣るが、アクションや空気、モキュメンタリーを踏襲したユニバースは健在。仕事としての心構え、適性を踏まえた練習、そして何より、青春を取り戻そうとする合宿への意気込みが湧き上がっている。別にこの仕事を選ばなくても良いとは思う。それでも選んだのだから、その事情と奮闘が滲んでくる所に面白さが宿る。そして、それをちょっと手荒に授ける国岡はやっぱりなんか人間味がして可愛げがある。

主演はミスマガジンのファイナリストに選ばれた6人。もう少しキャラ造形が欲しかったとは思ったが、それぞれの個性を存分に引き上げるモノがあってよかった。観た人はたぶん、推しになるような存在が見つかるはず。私は天野ききさんかな。童顔でツインテール、友達と共同体な感じから自我が芽生えてくる感じが成長に写って良かった。

板尾創路さんや沢口愛華さんを登場させても特別目立ったことをさせないのが何とも上手い。幾らでも広がっていく国岡ユニバースは次にどこへ行くのか。楽しみだ。

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たいよーさん。

3.5モヤる

2022年9月14日
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鑑賞方法:映画館

野暮とは思うが、いくら殺し屋でも「殺人」はこれほどカジュアルには扱わないのでは?と言いたくなる。なんか、練習に兎撃ってみなよ、的なのは違和感。
ずっと出来てないままだったことが、最後にいきなり出来ちゃうのもモヤる…そこがカタルシスポイントでもあるんだけど。
あと国岡、喋りすぎじゃね?

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ぱんちょ

3.5観たかったものではない

2022年9月12日
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鑑賞方法:映画館

殺し屋に密着するという奇抜な設定の中ゆるゆるなやりとりとキレキレのアクションの緩急。
今作も健在。
殺し屋見習い6人がメインだから国岡はちょい控え目。
みんなキャラが立っている。特に真面目すぎる子がイライラせずに応援したくなる感じで良い。
国岡は講師をするのだが、何が言いたいんだか中身がない感じでオイオイと思ったが、やっぱり主役。終盤のアクションでテンションぶち上がった。
ただ、もっと国岡を観たかったなぁというのが正直な所。
それとドキュメンタリーテイストを最後まで貫いてほしかった。

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いたかわ

3.0アクションがよかった。

2022年9月11日
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鑑賞方法:映画館

芝居もストーリーもアレだけど、最後のアクションがよかった。
こういう変化球の映画もたまにはいいね、という感じ。

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khapphom

3.5事前情報まったくなしで鑑賞

2022年9月11日
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「最強殺し屋伝説国岡」をみたことがないまま、鑑賞。ゆる〜い会話とアクションのキレのギャップが面白かったです。

ドキュメンタリー風にフィクションを作ることをモキュメンタリーってゆうんですね。モキュメンタリー、好みです。

「ベイビーわるきゅーれ」も是非チェックしてみようと思いました♪

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Sakiko

5.0DCEU、MCUを撮ることになっても、、、

2022年9月9日
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想像するに。
予算的には潤沢ではないだろう。
そんな中、
最後の最後までシナリオを練る。

おもしろいアイデアを元にしたさまざまなアクションは、入念な準備とリハーサルが必要。
(小回りの利く低予算作品でアドリブも含めて成功する作品例はあるが、本作は大作なみ?のビジョンと準備が必要、演出はそこから始まる。)

どこまで見せると観客は飽きるかも、
コマ単位で編集点を探っているだろう。

他にも作品内に根拠が多数ある。

この作業は予算規模が上がっても、基本的に変わらない。

つまり、
予算規模が一桁はもちろん、
二桁変わっても同じような事ができるであろう事は作品が証明している。

変わってくるのは、
作品の事なんて、
考えてるふりだけの、
プロデューサーたちの、
アホな意見の数々、
予算規模に比例してくるのは、
フォックスハンターよりも、
数も質もたちが悪い。

ガトリング銃を持てるかどうかが、
重要。

DCEU、MCUを撮る事になっても、
国岡は見続けたい。

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蛇足軒瞬平太

3.5阪元監督らしさ満開

2022年9月8日
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国岡の続編というべき作品で、国岡が好きなら絶対見るべき作品。国岡以上に設定が強引なので、フェイクドキュメンタリーというより映画に近づいたが、低予算でもアイデアで面白い映画は作れるというのを見事に体現。

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ダルメシアン07

2.0ベイビーわるきゅーれの監督作との事で

2022年9月6日
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鑑賞方法:映画館

期待していたけど思った程ではなかった。
ドキュメンタリータッチの冒頭からアドリブなのかなんだか退屈で
ヘタレ女子の殺し屋育成訓練シーンもダラダラと滑ってばかり。
クライマックスの戦闘シーンもキレがないしハンドガンで
あれだけの敵にヒットできる非現実的な展開もなんかなあ。
殺陣のできない人達でアクション撮ると残念作になってしまった。

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シゲ

3.5緑のキツネ最強説。

2022年9月4日
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鑑賞方法:映画館

前作は未鑑賞。ベイビーわるきゅーれはめっちゃ大興奮した1本で今作も公開楽しみにしていました。あのまるで全編アドリブかと思わせる会話や絶妙な間は心地よかったです。なんか本当に殺し屋のドキュメンタリーを観ているみたいでした。

ただ、前半は同じパターンの繰り返しで正直しんどい。グダグダ感もあるし、なにより一部研修生の滑舌がかなりストレス。もう何言ってるかほぼ聞き取れなかった。その素人っぽさが狙いなんでしょうが、もうちょっと何とかしてほしかったです。

一方後半は目玉のアクションシーンが見応えあり。なんであんなやる気と実力があるのかは謎でしたけど。あと痺れるタイミングでのタイトルコールは秀逸。それなのに国岡は見せ場なしっていう。秒とちゃうんかーい!ま、残念さも多々あれど、シリーズとして今後も色々試してほしい。そしていつかベイビーの2人とも絡んでほしい。

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はるたろう

4.5How to become 殺し屋

2022年9月4日
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それぞれに個性というか社会不適合性を抱えた少女たちが殺し屋という最終最後のセーフティネットの上で華麗に花開いていく過程を描いた作品。前作である『最強殺し屋伝説国岡』や『ベイビーわるきゅーれ』等では既に殺し屋を生業としている者たちにスポットが当てられていたが、そういえば殺し屋って具体的にどうやったらなれるもんなの?という野暮な疑問がないと言ったら嘘になる。なのでこうして殺し屋への道程をつぶさに描いてくれたことは阪元映画好きとしてかなりありがたい。

登場人物たちの絶妙に噛み合わないディスコミュニケーションぶりはもはや阪元映画のお約束といった感があり、今作でもシュールで気まずい間を存分に堪能させられた。

ただ、やっぱり上手いなと思うのは、そういったコミュニケーションの空転ぶりを精緻に描き出しながらも、同時にそこへ暖かな眼差しが込められていることだ。殺し屋志望の少女たちは言い方は悪いがはじめこそ本当にキツい奴ばかりで、なろう系のイキリオタクみたいな奴とか人と携帯ばっか見てて目を合わせられない奴とかあまりにも軍隊めいた規範意識で動いてる奴とか、目も当てられないような社会不適合者たちが互いを見下し、見下されながら国岡先生と真中先生のグダグダすぎる殺し屋講義を受ける。しかし話が進むにつれ、互いの壁はそれとなくやんわりと(ここが大事)寛解していき、最後には「みんなでバーベキュー&カラオケ」という大団円を迎える。冷笑芸をやりつつも決して突き放さないバランス感覚が心地いいし安心できる。

一方で他者へのリスペクトが初めから欠如している人間に対しては容赦なく冷淡なのが面白い。胡散臭いスタートアップ企業の社長や遊び半分で殺人を行う協会非所属の野良殺し屋たちがいい例だ。彼らが乱れ舞う銃と暴力によって情け容赦なく殺されていくのはかなりスカッとする。

これだけ真っ直ぐスカッとできるのはたぶん、本作における善悪倫理の水準が世間一般的なものではなく、監督個人のものであるからだと思う。そういう時代だから〜とか公共の倫理に反したらいけないから〜とかじゃなくて、俺が救いたいから救う、俺が殺したいから殺す、という監督個人の意向だ。『黄龍の村』なんかもざっくり言ってしまえばオタク(監督)によるウェイへの復讐譚だし。ただ、そこに説得力を付与できるだけの技量があるから嫌な感じがしない。

あとは国岡先生の主人公らしからぬアタフタぶりもよかった。年端もいかない少女にご高説を垂れたり『エクスペンダブルズ』を勧めたりしちゃうあたりはザ・恋愛下手といった感じで情けないことこの上なかった。ただ、ラストシーンで少女たちの間に生じた不可侵の連帯関係を感じ取ってそれ以上の干渉を控えたのは可哀想だけどカッコよかった。その思慮深さが良くも悪くもアンタなんだよな…と深く頷いてしまった。

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因果