ゴヤの名画と優しい泥棒のレビュー・感想・評価
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「ほんわかした」おじいちゃん泥棒の話、ではありません!
予告を見ての印象と違った、芯の通った社会派ドラマ。予想より見応えがあった。時代の空気と社会問題と、泣けてくる家族愛がぎゅっと詰まっていて、英国人の達者な皮肉のスパイスの効いた言葉の応酬も楽しめた。ソフトタイプのケン・ローチ作品みたいな、、、。
個人的にゴヤとの出会いといえば70年代に「裸のマハ」が来日した時だったので、さすがに生まれる前にこんな事件があったとは知らなかった。ネット社会だったら世界中から桁違いの懸賞金が集まりそうですね。
息子ジャッキー役のフィオん・ホワイトヘッドくん、とてもよかった。いい息子だ。ちょっとご両親との年の差ありすぎのように見受けられたけど。
実話ですので、エンドロール前の「その後のエピソード」まで必見です。
英国ノリについていけず
予想を超えた面白さ・感動はなく、
イギリスジョークについていけず。
そして盗んだの息子かい!
裁判での感動返して、、、
最後の一文まで笑えました
歴史的な盗難事件を(─といってもこの事件については個人的には全く無知でしたが・・・)怪盗映画風に仕立て上げ、謎解きや法廷ものの要素を絡ませて、絶妙ながらコメディ映画になっていた印象です。
映像が絶妙にオールドファッションであり、ジョージ・フェントンやその他英国の名曲がなんともいえない懐古的な雰囲気を醸し出してくれて、あらためて映画っていいもんですねー、などとしんみり感じてしまいました。
内容の分かりづらさとかシニカルな笑いなど、非常に英国的な映画に思えました。
何はともあれ、相当笑えて面白い作品でした。
2022年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️✨
今年観た洋画の中では、この作品が今のところ一番楽しめた作品ですね。
イギリス映画好きは、見逃し厳禁です!笑
主人公ケンプトン・バントンの語るユーモアに終始ニヤついて、何だかとてもハッピーな気持ちのまま、あっという間に観終わってしまいました。
そして…
「あなたが私で、私があなたで…」の話。
人を一つのブロックに例えて語られる話に、主人公ケンプトンの優しさが溢れ、ちょっとした笑みと涙がホロっと流れました。
いやぁ、いいお話でした。
超オススメ!(笑)
約50年前のイギリスに『NH○をぶつ壊せ』の元祖的人がいたとは 👏
本編始まるとともに、1960年代の映画によくあったオープニングクレジット(タイトル、出演者、監督、etc)デザインで、当時の懐かしい今見るとオシャレな感じに見え、音楽も粋なスイングJAZZでスタート(エンドロールも同様)。本編一部映像分割など当時観られた映画手法有りで、また音楽も当時のJAZZやポップな曲が使われ、ノスタルジックに描かれ、懐かしさとともに映画に引き込まれていきます。ドラマは、ゴヤの絵画盗難からの展開で、時代背景をうつしながら、ほがらかな人間関係や、社会背景、粋な法の解釈など織りなすドラマです。本当にあった話でBBC放送受信料が、映画主人公悲願の無料化実現が2000年、75歳の制限あるものの、かなったと案内されます。オシャレなノスタルジー、ホンワカな映画でした。
★Digital5.1ch観賞
★重低音 ─
★分離度 ○
★音圧 ─
★移動音 ─
★サイド、後、─
★サラウンド ─
前スクリーンの 左、中央、右 のみの分離はあるものの、60年代風だすため、当時の立体音響的映画でなく、一般モノラル音声映画のように(スクリーン側のみSTEREOですが)、客席サラウンドは仕様しなかったのでしょう。
したことは犯罪だけど全力で賛辞を送りたい
嘘のような本当の心温まる物語。
したことは盗みでも確固たる信念を貫くバントンに拍手と賛辞を送りたくなりました。コメディ映画らしく裁判中のユーモア溢れる姿に微笑んでいたら、終盤涙してしまうような場面も…。
1960年代に実際に英国で起きた事件をベースにした、一つの家族を巡る人間ドラマが描かれます。
盗まれた名画をめぐるお話。+ヘレン・ミレン。
となると、どうしても「黄金のアデーレ」を連想。
どうやら「盗んだ側」が中心のお話らしい。
「黄金のアデーレ」は良作だった、と思い出しつつ
この作品の内容か気になって鑑賞することに。
◇
出だしからしばらくの間。
なんとなく単調な展開が続く感じ。 むむ
人間関係も何となくぎくしゃく。 うむむ
正直、緩めの展開に眠気を誘われながら
前半途中までは観ておりました。 zzz ぐぅ
そんな折
国が14万ポンドで買ったゴヤの名画「ウェリントン公爵」が
ギャラリーに展示されるとのニュースが。
そんな金があったら
何千人かのBBC受信料をタダにできるのに…。
そう考える父。
そしてある日
家族の暮らす家のクローゼットの中に
「ウェリントン公爵」の絵が…。 なぜだ~
絵がひとりで歩いてくるハズも無く
どうやら、「父」が盗んで持ち帰ってしまったらしい。
そして色々な所に身代金の要求をし始めるのだが…。
結局
父はキャラリーに絵を返しに行き、逮捕される。
母は父の犯罪を嘆き、家族はお終いだと悲しむ。
そんなある日
息子は母に打ち明ける
「盗み出したのはボクだ。父さんじゃない」
最初は息子が父を庇っていると思った母。
話を聞いていく内に、その話が真実であることを知る。
「父の裁判を見届けなければ」
そして裁判
裁判は陪審員制だった。
自分のした事が有罪か無罪かを問われる問いかけに
父は答える
「ナット ギルティ (無罪だ)」
・絵は盗んだのではなく、借りたのだ
・最後は返すつもりだった
・実際、自分で返しにきた
自分のした事への想いと動機について
法廷を舞台に熱弁を揮う父。
はたして陪審員の下した判決は…
◇
前半途中までの単調にも思えた展開は
この裁判の場面の盛上がりに向けて
ワザとそうしていたのではなかろうか などと思えるくらい
見事綺麗に収束しました。
観て良かった。
満足です。
◇あれこれ
■BBCの視聴料
不払いで刑務所行きって う~ん
なんかこう怖い国のイメージができてしまう…
■刑期3ヶ月
額縁を盗んだ罪で 「受刑3カ月」
これって重すぎるような気がしたのですが (素人考えです)
今の日本なら執行猶予付き?
■返せば盗難ではない(?)
当時の法律がゆるゆるだったようで
この作品のように
「借りただけ」
の理屈が通ったようなのです。 へぇ
今は
「展示場所から持ち出せば窃盗」
となるようです。 そりゃそうだ
◇最後に
ところどころで「差別」の場面が出てきました。
1960年代のイギリスでのこと。
人種? (イングランドとアイルランド)
宗教? (プロテスタントとカトリック)
階級? (上級市民と下級市民)
調べてみたのですが、
はっきりとした事は分かりませんでした。
当時の時代背景を理解した上でだと
もっと違う感想もでてくるような気がします。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
吹き替えでイギリスの放送局の名前をnhkにしチェー wwww
はいどうも小学生なのに受信料の恨みがあるガキです。
あのねイギリスの公共放送の🇬🇧受信料についての実話これ日本のnhkにもこうゆうことしてほしいな
これ作る時ゆうきいるんじゃない公共放送信者に批判されるかもしれんから てゆうかこういうの日本で作ってほしいだが日本の技術力(映画の)じゃダメかなww
このおじさんとてもキニッタそして脅しをかけた金しか考えない女の人イライラする
みんなを助ける心忘れないでください皆様
ではnhkの集金人が来たらこう言いましょう昭和頭のテレビ局いらね〜
私のお父さんもnhk払っていません。見て無いんで
Nhkアンチみなさんモニターにしましょうテレビでなくてネットフレックス
Amazonプライム ニュース見たい人はAbemaTV安倍晋三ではありませんAbemaTV
テレビ見たい人はティバーーを見よう
NHKせめて500円にしましょう
みんな知ってるnhkの社長 内閣総理大臣の給料より高いの内閣総理大臣より仕事大変なのかな
ておもちゃいますよね
今の時代においてテレビはネットテレビ放送は俺が大人になる頃には潰れて流のかなめっちゃお楽しみですね
てゆうか最後の裁判サイコー裁判も少し笑いながらするべきそうすれば少し緊張をやわらぐ
最後の裁判の人無罪と言った瞬間ないたよ
めちゃくちゃいい映画だった
僕の夢総理大臣ですから未来に向かって頑張る
あと忙しくて投稿出来なくてすいません
私は映画好き小学生🎬
次は何見よう
では皆様良い映画の旅を
また次でお会いしましょう
せいのせいでNOnhk
いい話だけど、少し退屈だった
物語の「隠された事実」が明らかになるときはクライマックスの1つになる。予告編の難しさは、この「隠された事実」を明らかにせず、映画の面白さ(面白そうな雰囲気)を伝えなければならないところだと思う。
本作ではゴヤの名画を盗むこと、盗んだ目的がすでに予告編で明らかになっている。他に何が隠されているのだろうと思ったのだが、なるほどそこか!と唸ってしまった。いや、それでもそこまでの衝撃はない。そんな衝撃を楽しむ映画ではないのは十分承知している。
でも、中盤までが結構退屈だったので、そんなところを期待してしまった。結局、面白かったのは法廷シーン。検事の追求に、ケンプトンが小気味よくそして小馬鹿にするように返していく姿がいい。あー、英国紳士っぽい返しだなと。これが実際に起こった事件だということも興味深い。そりゃ、映画にしたくはなる。
not guilty hut-trick
犯罪とは何か。
芝刈機を返すのを遅延することか、法で裁けない他国への侵略か、パキスタン移民を公然と差別する事か。
1961年という時代、ケン・ローチより先に市井の生き辛さや権利を声高に訴える人が居たこと。
犯罪は犯罪なんだろうけど、マシュー・グード演じる弁護士が生い立ちや思想を問う形の被告人弁論からのnot guilty hut-trick で思わず泣いてしまった。
また、この夫婦が長年パンドラにしてきた娘の悲劇についても、ヘレン・ミレンが向き合うラストもとても良かった。
名作でした。
最後のエピソードが
終始まったりと物語は進み、一応良い話のはずではありますが、
途中高齢お父さんの職場クビになったけど奥さんに言えず外で時間つぶすとか、作家をめざして戯曲を出版社とかに送っても送っても不採用とか、わりと悲哀が、でも何故かそれがちょっと明るく漂う不思議な映画でした。
娘さんの不慮の事故は、つらいけどなんとか少しずつ乗り越えられそうで良かった。
そして最後、ようやく2000年になってから75歳以上の受信料が無料になったとあり割と遅いんだな、でもお父さんの願いが叶って良かった、と思っていたら、
最後の最後のエピソードで
「しかし主人公の戯曲が上映されることは一度も無かった」
というくだりで終わり。。。
いやいや、そんな主人公落として映画終わらせなくてもいいやんかー!!そんな厳しいこと言わんといて〜!!と脚本家にツッコミ入れたくなりました(笑)
美術館のセキュリティがかなり昔だからギリ盗めたんだな〜と思いますが、ほのぼのコメディー寄り一応お父さん頑張ったし理解ある行動派の息子で良かったし、お母さん本当によく耐えて頑張りましたね、という映画でした!
テンポが良くて面白い
原題は『THE DUKE』だけど、ウェリントン公爵のこともゴヤのことも知識は必要ないです。
でも14万ポンドが1961年当時で1億4千万円ってことは知ってた方が良かったかな。
タイトルとポスターの雰囲気だけで予告すら観ずに行ったので、勝手にもう少しゆったりした物語だと思っていました。
オープニングからテンポが良くて、ぼ〜っと観てたら置いていかれそうだったけど、面白かった。
イギリスの文化にも法律にも疎いからわかりにくいところはあったけど、ケンプトン・バントンが小気味良くて面白い人だったので、それだけで楽しめました。
裁判所での発言はいちいち面白かったし。
現実に自分の家族だったら、タイヘンだろうなとは思うけど。
でも現実にあった話なんですもんね。
ドロシーが一番エラい。
ユーモアはひとを惹きつける。こんなシニアになりたい。
物語の主役であるケンプトンバントンには揺るぎない信念を持っているが、常にユーモアに溢れた口ぶりであることが印象的で魅力的だった。
ユーモアに溢れる人は、深刻な事態に陥っても声を荒げることはしないし、深刻さを感じさせない。
難しい話、真剣な話、面倒くさい話でもユーモアに包みこんで話すことで人々を動かすことにも繋がる。
そんなことに気がつかされた作品だった。
そしてなによりもシンプルに
かわいいおじいちゃん、かわいいおばあちゃん、そしてかわいい夫婦関係に触れることが出来、幸せなやさしい気持ちにもなれる作品だった。
ついつい頬が緩んでしまう優しいお話
ゴアの名画を盗んだのはおじいちゃんだった!?
初めはBBCの料金を払いたくない偏屈なおじいちゃんくらいの印象だったけど、貧困による弱者のことを考えているんだなと関心。それだけでなく、人種差別にも立ち向かう姿勢を見せてくれて心から魅力的に感じた。
ケンプトンの姿は微笑ましく、裁判所でのシーンから彼の人となりの良さ、そして皆んな社会への不満があるんだろうなと思った。
ドロシーも初めは否定的、偏屈だなぁと思っていたが、娘を失った悲しみから閉鎖的になっていたが、一歩進めるようになって良かったなと思った。
実は…の展開も意外性があり、その後の結末も実話??となるくらい幸福な内容で良かった。
007ドクターノオでボンドが驚いたのはこの絵なのね!
ドクターノオが犯人だったぁと当時の人は楽しめたんだろうなぁ。
Free TV for OAP!
Old-Age Pensioner(老齢年金受給者)にテレビ受信料免除を!が、どうでも良いほど隠れたところに置かれたお題目の庶民政治活動的犯罪映画ですね。中部イングランド英語の発話と共に勉強になりました。
家族が、お互いと自分自身を見捨てなければ、ちょっとした苦境にあっても開き直ってなんとか過ごせるという説話風物語でもあり、ともすれば独りよがりな「良い話映画」になりがちですが、幸いそう感じませんでした。
それは、実際にはあり得そうもない良い話をどこかから持ってきて架空の英国家族に当てはめたのではなく、実際に起こった大事件(実質的には小事件)を、実際に英国に居るらしい気難しくてめんどくさいが良いところもまあ少しある隣家の老夫婦にやらせたらどうするか、とした小作品的作りなのでしっくり出来たのだと勝手に思っています。小生どうも英国人に見え隠れする高慢は嫌いですが、それでもQueen's Englishを学んだ英国贔屓なので。だから総合採点☆数ももっと多くてよかったのですけど、小品を観た直後の小感想で今はとりあえず。
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