LAMB ラムのレビュー・感想・評価
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噛み締める映画
人の業の恐ろしさの話か、愛の話か…
はたまた神様の報復か、自然の摂理か……
淡々と流れる自然の世界で穏やかな気持ちになるのに、
ずっとどこか不気味で…何か起こりそうで…
どっちの視点に立つかで、感情乗りおき場所がだいぶ変わるので見終わった後もずっと考えている。
ただ、どうかアダちゃんが幸せな日が過ごせるといいな…
映像表現は素晴らしいが、内容はチープ
演出 ★★★★☆
音楽 ★★☆☆☆
ストーリー ★★☆☆☆
カンヌの「とある視点部門」は若手を評価した賞なんですね、それを聞いて納得しました。
興味/期待をさせるための、映像の溜めが上手な作品です。
でも期待させすぎた割に、思ったほどの衝撃がなく終わってしまったのがとても残念。
次回作に期待
これから見る人は期待しすぎない方がいいと思う、
ああマリア様・・
迷える小羊は、
ラストのマリア様で、
更に瞑想、、、いや、
迷走に入りました。
オマエ達のやってる事は、
こういう事だ。
とか?
中学生の時、
『エレファントマン』に、
中学生が殺到した。
(大阪ミナミの南街劇場に関しては。)
作品の最後までエレファントマンの顔は隠されていた。
子羊は予告篇から顔を見せていた。
やはり中学生の観客は来ていた。
1980年→見せない売り方。
2022年→見せる売り方。
迷える小羊をすくいたまーえー
「狼男」にも「カバおくん」にもなる題材
ネタバレではないので直球で書きますが
突然産まれた 羊人間 のお話。
この手はホラーでも撮れる。例えば 狼男 系。
コメディでも撮れる。例えば
アンパンマンのカバおくんTHE MOVIE(無いけど)
そしてこれはダークファンタジー。
アイスランドという“静”の大地が舞台。
物凄くセリフと説明が少ないので
その手の映画好きにはたまらん楽しさ。
芝居の上手い俳優部の方々なので
表情と目で伝えるのがめっちゃ上手い。
(特にラスト)
つまり
会話も説明も少ないので
その手を求めるタイプの人は辛いかも。
説明不足なポイントも
世界観で楽しむ作品かと。
週刊新潮の映画評で89点なので、観てみた。
映画鑑賞する朝まで、この映画を見る気は全くなかった。映画館で予告編を観ていて、ホラー映画ぼっく(血とか残虐場面が大嫌い)また、気が小さいので敬遠する映画だった。
たまたま、家族で自宅近くの喫茶店でモーニングを食べていた。店に置いてある週刊新潮の映画コラムが、89点の点数をつけていた。これは見なきゃいけないと感じ、急遽鑑賞することにした。
いい映画だけど、89店の高評価はありえない。70点台前半の点数かなと思った。出だしは順調。まぁ、怪奇幻想恐怖映画だろう。舞台のアイスランドの自然がそれに相応しかった。結末は何となく予想出来て、特段の衝撃はなかった。相手が間違っているのではないかと感じた。ワグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」の「神々の黄昏」は、アイスランドサガがヒントになっている。あの自然を背景にすれば、もっとスケールの大きい物語が出来そうだ。
改めて見ると羊って怖いよね
モフモフなボディに騙されて『カワイイ』って思いがちだけど
あの角の感じとか、羊ってよくよく見るとおっかないかも
お話は『えっ?』って思うほど淡々と進んでいく
逆にそれが不可思議と言うか怖いというか
ふんわりと宗教的なものも感じたけどその辺明るければもっと楽しめたかも
呆然とした打ち切り感
淡々と見せていく映像づくりと演出はすごい。
だけど、主人公視点の物語としては「これから」ってとこで尻切れトンボ。
「これから本編が始まるんだよね?」
という狐につままれた感。
「何これ? 何を見せられたの?」
と呆然としてしまう。
このままでは、「俺たちの戦いはこれからだ・完」の打ち切り漫画ですよ。
アイスランドは、いわゆる「北欧神話」と「キリスト教」が混じった地域の話だから、「バフォメット」(キリスト教外の神。キリスト教徒にとっては悪魔)や「トロル」のイメージが合体した「何か」なんでしょうね、「アレ」は。
ポスタービジュアル自体が宗教画のパロだし、主人公の名前はマリアだし。
好意的に見れば、宗教寓話の一種なのかも。
個人的には「元羊飼いの女性怪異ハンターが、羊頭の怪物を探して、悪魔・怪獣を倒しまくる、女性版『ベルセルク』」という続編を、是非ともお願いしたい。
スリラー
ホラーではなく雰囲気を楽しむサスペンスになってむす。突如生まれた何か。それを子どもとして育てていく夫婦の話。
かなり説明がなく察したりしないと?になるかもしれない。アイスランドのお国柄ももしかしたら出ているのかもしれない。
ホラーにお決まりのエッなシーンがあるのでR15になってるのかな?って思いました。
ラストに呆然としてしまった。残虐な描写も急な大きい音でビックリしたりがないので見やすいサスペンスになってます。
癒しの映画
アダちゃんの可愛さと大自然の美しさに驚かせる癒しの映画。
内容もいい意味でA24って感じで、満足でした。
難解な所もなく、
心理描写を見せるのがとても上手いと感じました。
アダちゃんに会いに何度も足を運びたくなる映画です。
だっちゃ
ザ・北欧の映画。是非とも「ボーダー」も観て頂きたい。土曜でファーストディという事もあり「えっ?大丈夫??」って位に混雑してましたが、終わったあとの空気感で「大丈夫じゃなかったね」ってのが伝わってきました笑。
北欧の風土や宗教観みたいな事はざっくりでも腑に落としておかないと困惑するであろうシリーズでしたね。でもまぁ、洋画ってそもそもソコ(日本ではない)を横に置いちゃうと、感じ方がおかしくなるから気を付けたい所とは常に思っています。でもさすがにラストはしっかり困惑しましたが(爆)。
白夜のアイスランドがとにかく美しく、それだけでも印象に残る映画。弟くんの登場シーンが一番好きだったなぁ。突然シュールなコントが始まったみたいで。しかも残念ぽい弟くんが一番マトモという奇妙さが良い。牧羊犬と家猫の対比も良かったな。てかあの牧羊犬賢くて愛おし過ぎる。
ちょっとしたトリップには最高の一本でございました。
羊面人の呪い?
多分、そうかもしれないけどそうではなくて、妻を殺され子供を奪われた夫の復讐かも、と推測すると少ししっくり来る。羊側から見ると。人間側から見ると、幸せになるために多少の犠牲を払って何が悪いんじゃ~っていう風になるんだけれど。このね、人間VS羊の戦い…決着つかずに終わってしもた
気味悪さ100%
淡々と続く羊牧場の日課描写から既に「羊が一匹羊が二匹、、、」
テレビが告げるクリスマスの話題から彼女の誕生で「ん?」と湧き起こる予測は見事に裏切られ
地の果ての様な寒々しさの中繰り広げられるファミリードラマ
ガネーシャ バフォメット そして
蛇足ながら 兄弟を演じた俳優の名前も気味悪く見えてくる 覚えられないし、、
荒寥とした大地で育まれるものとは
雄大というにはあまりに寂しいアイスランドの大地、二人きりで羊を飼い、緑の少ない土地を耕して暮らす夫婦。近隣に家はなく他人との交わりもほとんどなさそうな暮らしを淡々と営むふたりに、唐突に訪れた異形の「幸せ」。それを疑問すら抱かずに愛し、育む妻。そして、ふたりの脆い世界を守るため、すべてに目を瞑り受け入れて共に静かに狂っていく夫。
個人的には、空気の冷たさが感じられるような寂寞とした風景が好きだし、異形ものは好物だからトータルでは嫌いじゃないし、なかなか印象深い作品だった。特に、異形たちの眼の表情がちょっと忘れがたい。
でも、設定だけでほぼすべてが終わってしまっている映画、と言えなくもないんだよね。冒頭から思わせぶりな、伏線的要素が散りばめられている割に、収束のさせかたとエンディングに関して映画としてはもう少し練ってほしかった気がしてしまう。インパクトのある設定を活かし切ってないというか…つまりは印象的なのに、説明しようとすると微妙な映画。その微妙さ、つまり居心地や後味の悪さが狙いなのかもしれないけれど。
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