劇場公開日 2023年11月17日

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「突然とか突如って映画では都合が良過ぎる言葉」モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5突然とか突如って映画では都合が良過ぎる言葉

2023年12月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

序盤からモナ・リザに見入る彼女の魅力が全開で先の物語に胸躍り期待しながらのトーンダウン、髪を切って化粧してからの彼女の見た目に魅力半減、ヘタに入れてきた子役の存在感がウザったく母親がボコられる場面は安易な暴力描写にしか映らない、主人公含めた主要登場人物に優しい目線で見守る無難に片付けた監督の初期衝動が今では懐かしい!?

アナ・リリ・アミリプールに衝撃を受けた長編映画監督デビュー作である『ザ・ヴァンパイア〜残酷な牙を持つ少女〜』を初公開時に観た映画館で本作を鑑賞、間にNetflixでの配信を挟み一貫して女性を主人公に少しのエロとバイオレンス描写や斬新に思える映像のLook、多少難解に取れる物語展開にカルトな雰囲気を醸し出しながら、満を持しての最新作は何かを真似たようなオリジナリティが足りないからこそ"次世代のタランティーノ"なんて文言が付いてしまうのかなぁ、物語が進む毎に観ていて上がっていたテンションが下がってしまう感覚ヲ。

万年 東一