劇場公開日 2022年10月14日

  • 予告編を見る

「もう少し、怖いと、良かったな!と思います。」カラダ探し 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5もう少し、怖いと、良かったな!と思います。

2023年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

学校内にあるバラバラ死体のパーツを全部そろえて
礼拝堂の棺桶に入れてしまうまで、高校生男女6人の新しい明日は
永遠に来ない。
そんなストーリーで夜中の0:00分にはじまり、
毎晩6人は必ず殺される。
そして目を覚ますと、またいつもの同じ朝がはじまる。

女子高生の森崎明日香(橋本環奈)が主人公。
明日香がスマホのバイブ音で目覚めるシーンから映画は始まる。
環奈ちゃんの寝顔が可愛い。
思っていた以上に美人さんです。
そんな明日香がボッチの孤独な少女。
(あるささやかな理由から仲間はずれにされるけど、説得力のない設定)

まったく怖くないホラーでしたが、
ラストの写真だけが、ホントに衝撃でした。
新聞記事に載ってた一枚の写真。
衝撃はこの映画で一番。
その人を見るために続編観るよなー。
だって「赤い人」が今度は○○○ちゃんなの?
○○○は殺されたってこと?
なら見届けたい・・・けど続編出来るかなぁ。
やや不安!!次はないかも。
えっ!結構ヒットした映画?
そうなのかー!

謎の「赤い人」とは、
30年前に学校の場所で殺された少女の霊?
血塗れの少女が「赤い人」なんですけれど、
ラストのクライマックスシーンでは、
「赤い人」はエミリーと呼ばれ藁人形の巨大な怪物に
変わっている。
どうしてエミリーになってるのか、ぼーっと観てたら
見逃した。
エミリーは確か少女が大事にしていた縫いぐるみの名前だった筈。
人形系のホラーなら「チャイルドプレイ」のチャッキーがいる。
チャッキーは怖かった!!
「死霊館」のアナベルも怖い。
それに較べればエミリーは顔が無いもんな!
動きが如何にもな機械仕掛けでリアルさが欠けている。

「カラダ探し」ったって、干からびた手足が
そこらへんに置いてあるだけ。
「赤い人」は6人を食べたり、引き裂いたり殺しますから、
怖いといえば怖いけれど、
死んだ人は翌朝には復活する設定なので、何度も見ると、
「どうせ復活するしなぁ・・・」となる。
しかし最後のパーツ、
30年前に殺された少女の遺体は「頭」だけが見つからない。
このパラレルワールドを終わらせるためには「頭」の発見だ。

仲間はずれだったボッチの明日香(橋本環奈)がいつの間にか
仲間になっている。
高広(眞栄田郷敦)は、怪我をしてサッカー選手の夢を
諦めてから、いじけている。
そんな明日香と高広に愛と友情が・・・
他の4人とも絆が生まれる・・・
友情を育む青春ストーリーが昼間のパート。
青春ドラマですよ、もう。

それにしてもこれだけの美女とイケ面を揃えたものだ。
今更ながらだけど、橋本環奈ちゃんって本物の美少女ですね。
この映画では2枚目路線で 性格も普通でひねりがない。
(鼻をほじほじしないし、フクロウの扮装もしないから・・)
実は明日香の幼なじみだった高広役の眞栄田郷敦。
蛇足ながらも、なんとも美形です。
女子も美女揃いだけどとてもJKには見えない人も。
図書館司書の柄本佑は勿体ぶった話しをしていたけれど、
ほぼ本筋とは関係なかった。
(柄本佑が捨て駒とは!すごい贅沢な配役!!)
ホラー映画が高校生の友情と絆の物語になってました。

原作はケータイ小説で漫画にもなっていますが、
続編を匂わす写真のような設定は全然ないそうです。
(オリジナル脚本の方が面白いかも、ですね)

琥珀糖
CBさんのコメント
2023年2月23日

> もう少し、怖いと、よかったな!と思います。
あはは。同感です。青春映画ですからね。
まあ、俺は怖いと観られないけど、そんな俺でも怖くなかったです…

CB