劇場公開日 2021年12月24日

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「残念な作品」ヴォイス・オブ・ラブ 運だぜ!アートさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0残念な作品

2022年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

とても残念な映画だと思います。アーチストをモチーフにした映画って、波乱万丈で「劇的」な半生を描いた作品が多いです。でも本映画はそれほど「劇的」ではありません。アーチストとしては平易な物語です。年の差結婚を母親に反対されますが、すぐ結婚します。不妊治療の苦しみを描くと思ったら、3人の子宝に恵まれます。とても順調な人生です。表現を生業にするアーチストの葛藤も描かれていません。ちょっと残念ですね。監督・脚本・主演までやったバレリー・ルメルシエは、まだ健在するセリーヌ・ディオンに忖度したのでしょうか。「人間成長物語」が描けていない。つまりは「原曲勝ち英映画」の典型的な作品です。勿体無いですね。

『運だぜ!アート』のluckygenderでした

『運だぜ!アート』