「多少難解に過ぎた」劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM 後編 僕は君を愛してる zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5多少難解に過ぎた

2023年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

今のタイミングで、詳しくは語りたくないので割愛しますが、偶然にしてはできすだろ、な上映だったと思います。様々なことを考えさせられました。
・選択すること/されることの意味
・成長や変化と共に失っていくものの存在
大まかにこの2つについては、後頭部を鈍器で殴られたかのような衝撃でした。すげえ深い。他も細々とした価値観や人生観が無数に散りばめられていて、それに食らいつくのがやっとです。思考実験が出来る人じゃないと無理かも。
という観方をしないと、何がどうなってんの?とか何が言いたいの?という鑑賞する人を選ぶ作品だと、改めて思いましたし、オリジナルを観たいなという欲求も大きくなりました。

展開、ストーリーの組み立てがそれぞれのキャラの回想の組み合わせの体で進んでいきますので多くの短編集の集まり、多くの思考実験の論文集のようです。

結論は、全ては荻野目桃果の手のひらの上、ということなのかな。
出会えて良かった作品でした。ありがとうございました。

zem_movie_review