劇場公開日 2021年11月19日

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「拾い物。頭の悪い宣伝の凡ミスでしかないな。」聖地X ONIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0拾い物。頭の悪い宣伝の凡ミスでしかないな。

2021年11月28日
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まったく期待していなかったので入江監督、失礼しました。というシロモノでした。もちろん原作の舞台劇の良さもあるんだろうとは思います。ドッペルゲンガーという題材で映画としてのホラーテイストも交えて、しかし、現象から概念的なドラマ(しかもコメディ)に骨太に見せ切って、本当に楽しかった。音楽のSOILもバッチリ決まってた。個人的に難を言えば、川口春奈はあんまり面白みがないな、ということか。脇に回ってる時は面白いリアクションをしているのだが。。

しかし、巷ではまったく反応がない。監督がここまでエンタメしていてるにも関わらずもったいない。タイトルがタイトルとはいえ、ポスタービジュアルも予告編も酷い。『散歩する侵略者』もそうだったけど、イキウメの作品をエンタメの舞台にのせるのは難しい。けれど、『樹海村』とかのホラーにのっける相変わらずの配給会社の頭の悪さは何とかならないものか。きっと作品のクオリティすらわからないのだと思う。

ONI