配信開始日 2021年9月3日

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「作り手が一番「女性」と「男性」を区別してる」シンデレラ さいてょさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0作り手が一番「女性」と「男性」を区別してる

2021年9月21日
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王道クラシックの現代再解釈として「女性の自己実現」ってこと描くなら、もっと本当は才能もあって努力もしてる人が実力や工夫で不遇な環境を乗り越える話にしないと。
結局魔法で完成した偽りの作品が成功のきっかけじゃダメでしょ。商売したいのか、デザインしたいのか、仕立てたいのかもわかりませんし。本当に自己実現をテーマにおくなら、舞踏会にいく人のためにシンデレラがドレスを売って、あの空きテナントに店だすとこまでやってくれ。

また、いろんな改変の中でも「王子が平民モードのシンデレラに一目惚れ」は本当に下手くそ。これにより、魔法がとけるので舞踏会から脱出しなければいけないって理由も消えるし、王子がシンデレラ探すところもグダグダなる。

作中ずっとセリフで「女は○○」「男は○○」言ってるのも、ズレたポリコレもきついしそこを映画的に見せる気はないし。

王様は領土云々言うくせにシンデレラの奥向き資産も最初から気にしないし、王子は色ボケ以外自分のアイデンティティーないままだし、隣の家のイケメンや金持ちのブサイクの描き方のほうがよっぽど差別的だし。
社会をなめたワガママ女たちが暴れまわってるだけにみえました。

さいてょ