劇場公開日 2021年10月8日

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「ミニシアターでぽつりと放映されていた作品。VODでもおすすめ。」草の響き yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ミニシアターでぽつりと放映されていた作品。VODでもおすすめ。

2023年6月30日
PCから投稿

今年214本目(合計865本目/今月(2023年6月度)39本目)。

ミニシアターで日替わり的に過去の高評価作品を放映している映画館に行ってきました。
もとは北海道の小さいシアターが発の映画なのですね。

心に病を抱えた男性がいわゆる運動療法(実際には走り続けるだけですが…)をする中で、いろいろな人と出会って…という趣旨のお話です。ミニシアター発という事情もあるので、どうしても聞き取りづらい等の論点が生じるのは仕方がないところです(なので、映画館とは別にVODでも見て何度か確認した部分はあります)。

良かった点としては、いわゆる「精神の病」について、肯定的にも否定的にも断定的な描写がなかった点で、ここはやはり悩んでいる当事者もいますので、配慮があった点としては良かったところです。
ただその裏返しがちょうど「良くない点」で、結局、「走り続けて何の療法になるの?」(換言すれば、「具体的に」何の病気?)という点も微妙にぼかされているので(心の病を発症した理由についても描写があいまい?)、この点はうーん、というところです。

また、上記の通り、北海道の小さいミニシアター発という事情ではあるところ、北海道文化について触れているところが少なかった点は残念でした(実はちらっと写っている?)。

ただ、映画では「よほどの自信」があるのでなければ通常避けられるこのような話題をテーマとして扱った点は理解でき、この点については考慮しています。また、北海道のミニシアターから映画ができたということでもあり、そのミニシアターのパワーにも驚くばかりです。

 ※ 配給は「函館シネマアイリス」なのですが、函館ではアイリスは咲くんでしょうか?

 個々気になった点として以下をあげておきます。

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 (減点0.3/丸太を勝手に持って行ったり、メルカリに売るだの何だの)

 ・ これらについて即時取得が成立するか(192条)も微妙ですが、メルカリに売るだの何だのは、メルカリにせよヤフオクにせよ、結局、民法がいう「競売もしくは公の市場」にあたるところなので、真の所有者(条文上は「被害者または遺失者」)は面倒なことに巻き込まれます。この部分は結構解釈が微妙で(193条、194条は解釈について学説上の争いがあります)、しかもメルカリでもヤフオクでも話に一切出てこないので、この部分はいらないかなぁ…と思えました(実際そのような展開には飛ばないが、ストーリーの中で出てくると、さっと頭の中で条文を持ってきて待ち構えるところ、実は「言うだけで実行しない」というパターンでした)。
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yukispica