バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版のレビュー・感想・評価
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ドラマは知らない
前情報なしで鑑賞。
丁度、アマプラで、ベネディクトカンバーバッチのシャーロック見てたけど、全然違う。
原作はどうなんだろう?
キャラがちょっとブレてないかな…?
主人公2人の
【怒りポイント】や【絶叫ポイント】が
あまり理解できなかった。
飄々としているのかと思ったら
いきなり人間臭くなったり、
惚れっぽいキャラなのか
執着してみせたり。(恋してたの?)
ドラマを見ていれば、もう少し理解できたのかな。
なので、最後はリフォーム屋にしか
感情移入が出来なかった。
内容は、面白かったです!!
邦画だから、となめてたけど。
ドラマも気になるな…
ドラマもこのクオリティなのかな…?
タイトル回収
まず最初に、ドラマ版はアントールドストーリーと言って、原典の中でも、名前だけは出てるけども実際の事件の内容はよく分からない事件を、名前だけをヒントに作っている。
しかし、映画版のバスカヴィル家の犬は、原典がある。ドラマ版が原典のリメイクではなく独自の雰囲気を持った重いドラマなので、日本版シャーロック・ホームズ、バスカヴィル家の犬のリメイクと考えない方がいい。
ちなみに私はただのドラマヲタクなんですが、ディーン・フジオカさんの主演ドラマにハズレはないな……と改めて思った。特に「モンテ・クリスト伯」の、1話完結でないと視聴者が脱落してしかねない現代において、こうも録画ではなく、毎週見なければ!と惹き付けられるものがあったドラマの珍しさ、重い内容ゆえにディーンの雰囲気がマッチしているのが素晴らしい。
ディーンがやると何やってもディーンだな……ってのはあるとして、「シャーロック」は特にお茶目なディーンで、若宮ちゃんとの軽快な掛け合いが面白く、重い内容の中のコメディとして楽しめる。特に冒頭の「もう少しお話を」「もう少しお金を」の場面がお気に入りだ。
「モンテ・クリスト伯」はそもそも同じプロデューサーの作品なのだが、これまで岸井ゆきのさんや、葉山奨之さんもドラマに出演しており、今回の映画では稲森いずみさん、渋川清彦さんが再共演し、特に稲森いずみは相変わらず母親役でとても良かった。
特に馬場の遺書の中の回想で、殺される前のずっとこうされたかったという目線ともがき、死なせてしまった紅、ただ旦那に叱られたくないという理由だけでした誘拐、可愛がってあげられなかったことの全部への罪悪感が感じられた。
ミステリとしてフェアか、アンフェアかについては、五分五分と言ったところか。依羅の千里だけには甘い喋り方をする態度や、紅の「誰に似たんだろうね」から、姉弟の血が繋がっていないことは推測できる。逆に千里の父親が違うのか?跡取りとしての男児を産むために、馬場が父親なのか?等と考えてしまった。
「覗け」という指示はコンプラ的にどうなん?みたいな、きっと若宮ちゃんは誉の指示には何かしら意図があると思って、「見ちゃいけない」と「見ないといけない」との葛藤を抱えて見たんだろうな……と推測できる。風呂をうっかり覗いてしまって〜で正体に気付くのはミステリのセオリーなので、紅の身体に何かヒントがあるのはすぐにピンときたが、早すぎて、腕に何かアザがあるかのように見えた……馬場さんによる制裁に、紅は馬場さんが父親なのか!?と混乱してしまった。まぁ実際父親みたいなもんだけど。
よく考えれば、蓮壁のお父さん、娘の誘拐事件警察に届けてないんだよな。って思い出せれば、ディーンが警察署長と話した時の台詞もヒントになっただろう。
キャバクラでの客の話も、ヒントになることは分かってたが、「好きですよ、お説教タイプ」と、パパになるよ〜って言ってたのは小泉孝太郎さん演じる捨井なのかな?としか考えてなかった。それにしても「お説教タイプ」のシーンの若宮ちゃん、顔がイケメンなのに挙動不審のモテない男みたいな演技がよく出来てて、面白い。(ドラマでのモテない設定を引き継いでるが、顔がイケメンなので無理があるとは感じていた)
犯人について、私としては割と意外だった。端役に広末涼子を起用する訳が無いというのがあり、リフォーム店の調査をしているディーンの光景も相まって、怪しさしか無かったし、それか馬場さんかな〜と思ってたが、違った。やはり「シャーロック」の犯人が女性だったパターン好きなんだよなぁ。1話の松本まりかさん本当に大好き過ぎる。ルパン三世の峰不二子の「嘘は女のアクセサリー」のように、女性犯罪者の美しさってありますよね……消毒液を持って行った父親を確認して笑う様、特に印象深くて最高だった。
紅の描いた絵の碧い海に放り出されて落ちていく紅い服の女の子、正に心象風景で心が苦しくなった。身勝手な理由で誘拐されて、自分の子じゃないという罪悪感とバイアスによって可愛がれない母親の態度で、父親も影響を受けて、両親から愛されない子供が出来上がってしまった。実の子じゃないから、「だから紅は可愛くないのか…」という台詞に「嘘つけ!そもそもお前気づかなかったやろ!!!」という気持ちになってしまった。
蓮壁家の生贄であり、墓地に先に入れて犠牲になる犬である紅のことを「バスカヴィル家の犬」という意味で、縦に画面いっぱいにタイトルが表示され、タイトル回収されたことにゾワッとした。
終わり方については、もうちょっとなんかあったやろ……という気持ちなので、★1つ減らしてます。確かに地震のことは散々言われてたけど、せめてラブレター書いたんだからちゃんと守らないと意味ないでしょ捨井先生!メリバとは聴いていたが、涙も引っ込む終わり方でしたね……あと独自に捜査してたらしい、江藤父は結局なんもしてないんだよなぁ。ちょっと取ってつけた感はありますね。
テレビドラマが極上のエンタメになって帰ってきた!
ドラマシリーズが大好物だったし、西谷弘監督作品が好きなので原作未読で観たらめちゃくちゃ哀しいヒューマンミステリーだった。
日本版シャーロックにあたる獅子雄とワトソンの若宮が巻き込まれていく事件の謎解きを離島の廃墟を舞台にフルスピードで展開していく緊張感が凄まじい。
何よりも全員が容疑者でその演技力が素晴らしいので、気がつくと涙が頬を伝わりやるせない感情に揺さぶられる。
ラストはバッドエンドだと自分は思わなかった。西谷弘監督作品の中では「容疑者Xの献身」と鑑賞後の気持ちのあり方が似ている。傑作だ。
テンポの良い推理モノ
名コンビによる推理モノ。劇場版のみの初見でしたがテンポ良く進む展開で面白い内容でした。
評価の高い原作を現代風にアレンジしたストーリーでヒューマン・ストーリーとしても見所が多い。ディーンさんと岩田くんの掛け合いも○。
57
期待しすぎたかな
シャーロックはドラマからみていてドラマが面白かったので映画もみてみようと思いみてきました。
ドラマを見ていないとちょっと二人のバディがわかりにくいかと思います。
前半は内容的にあまりテンポが少なく眠くなった程です。後半はだんだん話の展開が進んでいき面白さがあり涙もあり悲しい話だなと思ったのですが。最後の展開が私にはどうも合わなく後味が悪かったです。シャーロックのドラマだとバイオリンをひいていたのにバイオリンもお金がなくて売っちゃったのかな…とか獅子雄と若宮ちゃんのバディ感も別々行動が多いせいかあまり感じられず、そこの2人の面白さももう少しみてみたかったりと内容がだいぶシリアスなので無理だったのかもしれないですが疑問点が少しあります。でも最後の自然災害で終わる形は映画じゃなくスペシャルドラマでよかったと思います。
脚本の散らかり。もっと整理を。
猟奇的な程リアルとの風潮に背く動機偏重型かと期待するも、幾ら何でも無理あり過ぎ。
何だか忙しい割にテンポ悪いのは脚本の散らかりゆえ。
もっと整理を。
主役他キャラ一人も立たず、古畑を想う。
西谷弘は福山なら巧く撮るのに。
原作読む気にならぬ。
ドラマ版が存在するのかな?
今年173本目(合計449本目/今月(2022年6月度)20本目)。
もととなる小説自体があることは知っていましたが、ドラマ版があるとは知らず。もっとももとの小説も読んだことはないですが…。
…といって始まったレビューなのですが、結局のところこの手の映画ってレビューがムチャクチャ難しいんですよね…。「ナイル川~」と同じでいわゆるミステリーものなので、誰が犯人だのどうやって完遂したかなど書き始めると全部ネタバレになっちゃいますし(下手すると、その気がなくてもネタバレになりうる)。「レビューサイトなのにレビューが書きづらい」映画の一つの類型かなぁ…と正直思います。
※ こういう映画は一定数存在するので、公式も何かしらガイドラインが欲しいです。
かつ外国映画でないので英語の聞き取りうんぬんといった私がよくする話も出てこず、純粋たる日本映画なので、結局のところ「ドラマ版を見たことがあり興味がある」「単純に謎解きが好き」「出演している誰それが好き」の3類型に分かれるんじゃないかとは思う一方、今週(17日の週)は本数こそ多いものの本映画がほぼ本命にきそうな状況(対抗はプラン75なのでしょうが、あれは私も書いた通り、とても法律系資格持ちとしては押せない…)で、何を書いてもネタバレな状況では何を書くのも難しいです。
結局、公式サイトはまだしも、ネットでいろいろ調べると「読んだ本紹介」など、今は懐かしい「ホームページ」(2000年ごろは個人がホームページを開設しているのが当たり前だった)に答えが書いてある場合さえあり、それもそれで楽しみを奪うような気がします。
個人的にはラストあたりのいわゆる「動機の開示」の部分において、違法性・不法性が異常に高いようには思いましたが、plan75のような問題提起型の映画で「法律的に支離滅裂」というのとは違う(ミステリー映画である以上、このような発言が出ることは前提というのが普通の解釈だし、それで誰も減点はしない)ので、そこは減点なしにしました(逆に数か所気になる点もなくはないが、それを書くと誰が犯人だ何だに全部突っ込むことになるので、結果、採点した結果「犯人がわかってしまう」という妙な採点になるからです。
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(減点なし/特殊事情(上記))
・ 一部、極端に違法性や不法性が強い内容を含みますが、いわゆるミステリーものの範囲としては妥当な範囲か「若干超えるかなぁ」程度であり、「ここは日本ですか?」というような状況になっていない(一応、犯人の言い分も理解できる)ことを考えると、それをあれこれ全部指摘するとネタバレしているのと同じになるので、あえて減点なしにしています。
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ミステリーとしては終わっている。
情報をまっっったく出していない動機も関係性もない人間が突然の犯人でしたってオチ。
最初の被害者は狂犬病で死んだが、日本には狂犬病が撲滅されているとのこと。
つまり狂犬病のウイルスを盛るためには医学に精通してるとか、特殊ルート使っての密輸とか関係者使って盗むとか。
しかし、答えはダークウェブでの通販で一般人が入手wwww
被害者の息子が医学系の人間だったんだからさぁ、もうちょっとなんかあるだろwwww
で、犯人同士の繋がりや、背景がラストで明かされるまでまっっったく情報がなかった。(動機とかが全く見えなかった。)
なんなんだよ。真面目に考察してたのが本当にバカらしくなった。
で、最後に地震からの加害者すら全滅オチ。
虚無感しか得られませんでした。
家族皆でやり直すでよかったろ。なんで地震で最後殺したんだ?
と、正直酷かった。
ここまで来ると、そもそも自分のこの映画に対する楽しみかた·求めているものが根本的に違う気もする。
なんにせよ言えるのは、ミステリーとして考察を楽しみながら見ると言うのはやめたほうがいい。
推理面はかなりガバガバだが
意図不明な誘拐事件に巻き込まれた富豪が死亡した。真実を求める誉と若宮は現場となった島へと向かい…。
ドラマシリーズの劇場版作品。推理面はかなりガバガバだが、原作小説を現代的な人間ドラマに落とし込んだ物語がそれなりに好印象な作品でした。
終盤まで我慢すれば
ここまでドキドキしないミステリーもなかなかない。明治時代か大正時代にすればシャーロック・ホームズのテイストが出せたんじゃないかなぁ。
稲森いずみ、なつかしい。おお、広末涼子が出てきた。それぐらいしか興味が持てなかったが、ラスト前で明かされる草壁家の過去。今までの眠気を覚ますくらい、驚きのバックストーリーが語られる。
そして、素封家が舞台であるからには、必然的にやってくるもの悲しい結末。序盤・中盤の雑なシナリオがなければ、かなり満足できたはず。ちょっと残念。
これが「あの」シャーロック!?
ごめんなさい、楽しみにはしていたんですが正直テレビでのヌルい、ユルい、を引き継いだある意味しょーもない作品なんだろうなぁと思ってたんですが、観終わった感想は「これがあのシャーロックか!?」と驚いたほどきちんとした作品でありました。裏切られて逆に大満足。
ただ、テレビでのあの雰囲気をそのまま求めて行くと別作品のようにそれはありませんのでご注意を。
いやそれにしても、この感じでシャーロック2とかやってくれたらマジ神なんだけどなあ😅
シリーズ化しますか?
テレビドラマから劇場版になり、ストーリーがレベルアップ
大きなスクリーンならではの臨場感
ドローンを上手く使い、そこにバイオリンの音色が合わさり飽きさせない物語になっている
最高まで犯人がわからない脚本の素晴らしさ
ディーンフジオカと岩田剛典のバディも絶妙で、次の事件も観てみたい
魔犬の呪い?
このドラマは見てなくて
ディーンフジオカの最新ドラマ
パンドラの果実を見て鑑賞です
謎解きものでおもしろい
岩ちゃんとバディを組んで
犯人を導きだす
二人の掛け合いが絶妙
…ディーンフジオカの
突然ボケをかましたり
相手が推理したときの推理に
点数を付けたりするのもおもしろい
…岩ちゃんの
突っ込みのフォローの仕方
優しい声と甘いマスク
…謎が
解けていく中で二つのstoryが
絶妙にキャストの皆さんの
キャラが際立っていて
魅力的でした(人間模様の描き方)が
…上手い
最後まで犯人が読めないまま
失速すこともなく楽しめた
面白かった予想外の展開だった!!
予告編だけ見て、試しに見て見ました!
正解でした!!
ディーン・フジオカさんは探偵になってもロイ・マスタングのままでした〜~!!!(笑)
良かった鋼の錬金術師はまってアニメ全話急遽見て映画スカーのを4回見て「マスタング大佐が探偵だ〜」と気付いて予告編なんとなく良かったし、で見て良かったです。
犯人とか、計画の立案者とか実行した人とかどんどん分かっていくのが面白かったし、
ディーン・フジオカさんの途中の行動、え?そこで何が分かった?今何に気づいたの??ということがどんどん伏線回収されていってすっきりーー!!
まぁすり替えた赤ちゃん、正直あの月齢ではぱっとみて性別分かるわけ無いんですけどそしていくら出張長くても別人の赤ちゃんにすり替わってて父親が写真だけでも最初は分からないでいたことも不自然ですが、まぁそこはフィクションのお話しとして不問にします。
結末もそうなるとは思わなかったし、脚本がいい意味で裏切られて良かったです!!
そのオチは好きじゃない
ドラマは未視聴。観なくても日本版シャーロックとわかってれば大丈夫だった。原作のバスカヴィルは忘れた。
まず初見で犯人に目星がつきました。もう少しキャスティング考えて。
トリックは現代ならでは。なんだそりゃ!ですが。人間ドラマがメインなんでしょうかねぇ。
しかし、正直なところあのラストは好きじゃない。何で美談にしてるんだよ。コナン君が一番嫌うオチだよ。
映画の長尺ならでは
2022年劇場鑑賞138本目。
この映画のために録画だけしておいたテレビドラマ版イッキ見。妖怪シェアハウスもイッキ見したのできつかった・・・(笑)
ドラマ版では最初原作で言うシャーロックもワトソンもレストレードもどうも好きになれなかったのですが、シャーロックこと獅子雄は最初がすごくサイコパスかと思うくらい人間味がなかった反動か、少しずつ人間くさいところが出てきて好きになってきました。レストレードこと江藤は逆になんかだんだんめんどくせえやっちゃなと(笑)
ほとんど原作を読んでいて、ジェレミー・ブレットのドラマも全部見ているのですが意外と細部は覚えておらず、ドラマ版を見ても全然記憶と一致しなかったのですが(アレンジ加えられているので当然なのてすけれど)、バスカヴィル家の犬はさすがに覚えてるぜ!と思い消化試合のつもりで観に行ったのですが、全然違ってたよ!
犯人の動機に共感しつつ、うっかりだまされて泣いてしまい、最後無理矢理感のある収め方でモヤっとはしたのですが全体的にはこの長尺を生かしたストーリーになっていたと思います。
罪が暴かれた時、崩れ行くものがある。
それぞれの人物が犯した罪が絡み合い、目が離せない。危うい均衡で成り立っている蓮壁家の関係者たち。その絡み合った糸が解ける時、謎が解けた高揚感を得ながらも、それぞれの登場人物の苦しさや葛藤に心を掴まれてしまい、鑑賞後良い意味で感情を整理するのが大変だった。自分の居場所を求め必死に行動している姿に心が揺り動かされたのかもしれない。
獅子雄と若宮のバディの掛け合いはテンポ良く、ずっと見ていたくなってしまう。獅子雄の一見不思議な行動に理由があったことが明らかになる度に爽快感を覚え、一般人枠の若宮が等身大に事件と格闘してはドジを踏む姿に緊張感が癒される。
また映画ながら、絵画のようにも思える程美しさを凝縮したようなカットに魅せられた。獅子雄の慟哭、若宮の涙、紅の笑み。それこそ紅が描いていた印象的な絵に匹敵するようなシーンが散りばめられていて最後まで楽しめた映画だった。
ディーン・フジオカの当たり役
ディーン・フジオカがあまり好きでは無いし、全然期待せずに観に行ったけど…
意外や意外、ディーン・フジオカも良かったし、映画も面白かったです。
狂犬病を持つ犬の伝説、その伝説に沿うように狂犬病によって人が死んでいく。
はたして伝説の犬の仕業なのか、殺人なのか?殺人だとすると、誰が犯人なのか?
ちゃんと深い展開がありました。
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