真夜中乙女戦争のレビュー・感想・評価
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戦争というよりは
戦争というよりは、イタズラから始まったテロ。
正直何が言いたいのか全然分からなかった。
セリフ量が多く、ダラダラ感を感じつつも、永瀬さん、池田さんのファンなら楽しめる内容。
CMは良かった分残念さが勝ってしまった。
脚本に疑問
原作見てたから観に行ってみました
冒頭の教授と私のシーンを映像で観た時は感動したけどそれからは・・・
何でこのシーン入れたの?あの台詞は欲しかったなぁとか思ってしまいました
配役の人達は良かったし映像も好きでした
でも脚本に疑問かな
エライザさんの歌のシーン長すぎ
あのシーン入れるぐらいならもっと必要なシーンや台詞あったと思うんだけどな
大衆受けしない哲学映画
この映画は好きだ。
なぜなら決まり切ったことを繰り返すことが大嫌いだ。
敷かれたレールで生きることが大嫌いだ。
そんな私にこの映画は大変刺さった。
この映画が訴えたかったことがよく理解できた。
明日から、少しでも自分の周りを変える為、些細なことにも努力しようと思う。
ただこの映画が賛否両論なのは分かる。
非常に映画館映えし、ミニシアター向きの映画である。
永瀬廉の演技が大変良かった。
若手ジャニーズの伸び悩みを近年大変心配していたが、演技上手で主役も張れる華のある子が出てきたなと大変嬉しい気持ちになれた。
一人でレイトショーで見ることを大変おすすめする。
なぜならこの映画は哲学映画だから。
黒服が現実にいたとしたら
原作を途中まで読み、結末知らないまま映画を鑑賞しました。
(読み切ってから見るつもりが、上映ラストが迫っていて間に合わなさそうだったため仕方なく笑)
結果、主人公の思考を読んで概ね理解できた上で、結末を知らずに見たので話に置いていかれず最後どうなるの?というドキドキを味わえたので結果オーライでした。
映画では黒服との出会いから悪戯、東京破壊計画まで序盤から早く進んでいきますが原作では前置き(私の考え方から先輩との交流、黒服との出会い、私設映画館を作るまでなど)の方が長く、2/3くらいまでは淡々と進んでいきます。
前置き、と書いてしまいましたがこの部分が大事で「私」の社会に対する不信感や絶望、やるせなさにいかに共感できるかで物語の捉え方は変わってくると思います。
生まれてから経済面や人間関係、進学などなにも問題なく不自由なく過ごしてこれた人にはわかりにくいかもしれません。
埋められない経済格差によって生じる劣等感、
何も変えられずただ社会の歯車になるしかなく、
大学を卒業して就職して結婚してしあわせな家庭を築く普通の幸せ、すら手に入れられないだろう不安、
手に入れたところでそれになんの意味があるのかわからないのに高い学費を借金してまで通う就職するための大学、その授業料に見合わない講義。
楽しいことも悲しいこともそれが結局なんになるの?どうせいつか死ぬのに。という絶望からなにも意味を見い出せず、自分の殻にこもるしかない。
ひとつの問題を解決したくても芋づる式に問題が次々繋がって結局臭いものにはフタをするしかない今の日本。
形式的な対策しかされないから根本的な問題解決にならず、もうどうしようもない日本の社会問題は、すべて壊すしかない。
突き詰めると全部ゼロにするしかないよね、というところが爆破に繋がるのかなと勝手に解釈しました。
(現実でこんなことになったらテロどころじゃないですけど)
黒服にとって世界は簡単すぎた。
頭が良すぎて全部手に入れられてしまってつまらないところに、「私」を見つけた。
すべてをぶっ壊したい「私」の願いを叶えることも黒服は可能だった。
ぶっ壊せるはずがないと思いながら自分にとって理不尽な世界をぶっ壊したい、と思いたくなるのは誰にでもあることと思いますがそれを実行できてしまう黒服と出会ったのが全ての始まり。ぶっ壊した後の世界はどうなるのか、黒服ももういない、常連達も生きているのかわからない。
先輩の池田エライザはサークルの面接のときやバーで歌う姿、ホテルで「私」と向き合う姿がとっても美しくて見とれてしまう。
でも、大学で友達と過ごす姿は本当にどこにでもいる大学生って感じ。
柄本佑さんは怪しい役がほんとに似合う。
主要人物の誰も名前が明かされずに進むところがこの作品のリアリティを生んでるような気がする。
「私」は自分のことかもしれない。
黒服の元に集まった常連はみんな「私」であり、社会のはじかれ者、いずれはじかれるだろう人たち。
理不尽さを壊したいけどどうしようもなかった、力がなかったのに黒服はそれを可能にする。
(例え、途中で怖くて逃げたくなっても)
私も、もし黒服が目の前に現れたら崇拝してしまうかもしれない。
何度も見てわかってくる奥深さがある
一度目は、映像の美しさやインパクトが強く、セリフや心情をしっかり飲み込むことが難しかった。二度目は、噛み砕きながら見られた。共感はできないものの、若者のもつ葛藤がよくわかったけれど、もっと別の生き方ができたらよかったのに…そういう反面教師として見る映画ですかね。
癖になる世界観は希望に繋がるか
真夜中乙女戦争、青春真っ只中の人だけではなく、コロナ禍の今だからこそ観るべき作品だった。
私たちは日々どこか鬱屈とした部分を持ち合わせ、何かから解放されたいと思っている。
コロナ禍だから、特にそんな気分になる。
でも、そこを超えるか超えないかはその人次第だけれど、まあ普通は超えられない。超えようともしない。
映画では、そこを超える人、超えられない人、そんな中でも光を見出す人が描かれていた。
パラレルワールドなのかと思えば、現実味もある。なんだか癖になる世界観。
どんな状態からも人間は希望を持てるんだな、と思える作品だった。
東京タワーってキレイだね
原作未読。予備知識は予告編のみ。
主人公の死んだ眼と、キレイな東京タワーが印象に残った。
しかし、最初から最後まで作品の世界に入れなかった。「ファイト・クラブ」を持ち出す批評も多いけど、「ファイト・クラブ」ってそんな映画だっけ。あんまり覚えてない。
どちらかといえば、ゴダールとかを連想しながら見てた。若者が暴走するやつ。
難解で、新しそうだけど、共感できなかった。
本作は、わからない以上に気持ち悪さが残る映画だった。
主人公、先輩、黒服もよくわからない人たちだった。
特に黒服は「一瞬で他人の心を掌握する」という設定のようだけど、単に金に物を言わせてるだけのようにしか思えなかった。
「好き」か「嫌い」かというと「嫌い」。
「面白い」か「面白くない」かでいうと「面白くない」。
私にはそんな映画だったけど、ハマった人にはハマる映画なんですね。
そんな映画こそ「いい映画」だとは思います。
そういう意味では「観て良かった」かも。
主張無きテロ
ファイトクラブなんですね、これ。
ちょっと乗り切れませんでしたが、ファイトクラブを知らない方におかれましては、結構ドキドキできるのはないでしょうか。
個人的には「映画としてはアリ」ですが「一番壊したいのは自分」って言う人の行動として、最後のアレ(刺殺)はどうなんよ?ってのは思いました。
いずれにしても、再構築の姿を描けない人の破壊活動はマジで最悪。って事で。
日々に疲れている人にこそ観てほしい!
こんなにも醜くて、こんなにも美しい
映画を初めて観ました。
とにかく利己的で汚い存在の私たち人間も、
何の為に続いているか分からない
生きることも、全てを愛したくなる作品でした。
万人受けはしない映画だとは
感じましたが、それを知っていながらも
作品に向き合った全ての映画関係者に
ただただ拍手です。
私に頑張ろうという気力と希望をくれて
ありがとう。
小説と別物すぎるけど面白かった!
佐野晶哉くん目当てで鑑賞しに行きましたが個人的にはリピートしたいくらい面白かったです!
ですが内容が原作読まないとほとんど理解できなかったです。先輩と私の掛け合いの途中で頭痛くなってきました。
あとめちゃめちゃネタバレですが原作の大切なシーンがかなりはしょられていたのがショックでした。佐藤と私の関係性ってホントに原作において大切だと思うんです…;;映画だと本当にセックスが大好きな友人みたいな立場でしかなかったですが佐藤の世界(セックス)に対する憎悪とか結果的に佐藤は社会的に抹殺されて映画館に入り浸るところとか、東京タワーをなぜあんなに愛しているのかとか黒服の私に対する異常な愛情とかもう少しピックアップされてたらな〜…とは思いました!本当に映画において佐藤が完全にモブキャラだったのがくやしい!でも佐藤の「自慢ちゃうけどサークルに入って10人とセックスした」っていうセリフがもう一度どうしても聞きたいのでリピートします!池田エライザさんがめちゃくちゃ可愛かった!池田さんと永瀬さんが顔合わせて背中丸めてベッドの上にいるシーンとか、永瀬さんと柄本さんのキスシーンとかは興奮しました!
我々乙女は戦争を起こす(?)
私は劇場で1人で1回友達と1回っと言う感じで2回鑑賞をしました。予告編から漂う不思議な感覚 私と黒服 私と先輩との2つの顔を持つ私これは見ていくうちに永瀬くんの演技力でした。
まず自分は、どこに自分の感情を置いてこの作品を見て行こうと考えましたが、最後までどう言った感情で見ようか悩みながら映画が終わってしまいました。
私の退屈を無くしてくれるのは、黒服との時間なのかかくれんぼ同好会との先輩との時間なのかそれすらも謎だったし黒服の真の目的は何で、最後にはあれで良かったのって思いました。アフターストーリーとかあったりするの?と?の多い映画でした。しかも黒服チームのメンバーも様々な黒い部分の境遇はあるもののこれから君ら人生歩んで行くんよね?って思いながら見た感じでした。キャスト陣は皆さん上手でした。池田エライザの歌を歌うシーンもありすごく綺麗な声で可愛いなって思いました。良ければ作品見てみるといいと思います。総合的に判断し星3です。
役者さんは素晴らしい
池田エライザ目当てで観に行きました。
主演のジャニーズの方の演技を初めて観ましたが、主人公の無気力さを上手く表現出来ていたし
柄本佑はいつも通り惹かれた。
池田エライザもいつも通り美しく甘美だった。
だがしかし、開始30分で
「あ、これはやばいかも」と思い始めた。
最後の最後まで惹き込まれなかった。
途中で近くの人が全ての荷物を持って席を立ち、
そのまま帰って来なかったほどだ…
あの人にとても共感する…
最後の結末だけ見てみるかと思い見たが、
結末も結末で……
こんな映画は初めてだ……(悪い意味で)
原作を未読だったからこんなにも分からなかったのか。
未読にしても、ここまでハテナに始まりハテナに終わる映画はどうなんだ…。
もう何が悪いのかもわからない。
人生でワースト3には入る作品だろう。
主人公にイライラ
キンプリファンの娘に付き合って、何の予備知識もなく鑑賞。舞台挨拶の中継上映。
シリアスな感じで話が進みます。最後にスッキリとするわけでもないです。
主人公の無気力な青年が、金と時間を持て余したカリスマに惹かれて色々とテロ(大学生らしい憂さ晴らし)をやっていく。主人公は、結局のところ自分自身で何かをやりとげるわけでもなく、自分のスキルを使う事もなく、ただ受身で参加しているだけ。
この主人公の受身さにイライラします。そして、それが最後まで続きます。
10代20代の若い世代に向けた何らかのメッセージがあるのでしょうが、おじさんには何も響く事なく、スッキリすることなく、モヤモヤが残りました。
ファイト・クラブを観直した方が有意義である。
う〜む、ファイトクラブを水道水で1,000倍に薄めて飲もうとしたら全部こぼしちゃって結局ただの水道水を飲まされたみたいな映画だった。だいたい、ファイトクラブの入会儀礼は苛性ソーダでの焼印なのに、何だよ入会者にはネコのポラロイド写真を渡すって!舐めてんのか!(ファイト・クラブのマチズモに対するアンチテーゼである事は、まぁ分かるよ。それにしてもねぇ。)
大仰で威勢の良い事ばかり言ってるが、やるのは自転車のサドルとブロッコリを入れ替えたりスピーカーを付けたラジコンカーを走らせるだけ(音も特に大きく無い)。それだけでもサムいのに、それを隠れて見て爆笑してるとか、陰湿で本当に気持ち悪い。
自称映画好きで「観たい時に手許に無いと寂しいだろ(うろ覚え)」みたいな事言ってカッコつけてるのに、コレクションは全てコピー…(トホホ…)。
一事が万事そんな感じで、黒服の、美学も無い薄っぺらな人物像だけ印象に残る…(トホホ…)。
主人公もニヒリズムと言うより厨二病。
また、監督のやりたい事に監督自身のビジョンと力量が追い付いていない感じで、壁が倒れたら皆が居て…みたいなのも決まればカッコ良いのだろうが、見せ方が超絶下手なので分かりづらい事この上無い。『チワワちゃん』はその年のベストに入れる位好きだったが(それでも変な演出は散見されていた)アレは役者に負うところが大きかったのだろうか…?
とにかく、この作品を観るくらいならファイト・クラブを観直したほうがよっぽど良い。
池田エライザが可愛かったので星一つおまけ。
令和版ファイトクラブ。私と黒服の2人で始めた小さなレジスタンスが、...
令和版ファイトクラブ。私と黒服の2人で始めた小さなレジスタンスが、徐々に規模を増していき暴走していく様子は、集団催眠にかかったテロリストの様にも見えつつ、現代に蔓延る外的抑圧や将来の不安を文字通り爆発してくれる救世主の様にも見えた。
ラストの展開に賛否は別れるかもしれないが、現代を生きる若者にこそ見てほしい一本。
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