茜色に焼かれるのレビュー・感想・評価
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2021年ベストムービー!⭐️⭐️✨
この世に生きている意味が見出せなくなった人たちが、自らの命を絶つことも、その人の自由な選択なのかも知れない…。
でも、それはあまりにも悲しい選択だと思う。
こんな世の中だから、仕方が無いのか?
いや、そんなことはないはずだ。
まぁ、頑張りましょ…ってハナシよ
平日の夕方、貸し切り状態の劇場で観賞。
石井裕也監督、「青色」の次は「茜色」か。
尾野真千子がアッパレな体当り。
事故の加害者側が謝らないから賠償金を受け取らないとか、夫が外で作った子供の養育費を夫の死後も払い続けるとか、普通できることではない。
頑張りましょ…の範疇を越えているのだが、尾野真千子演じる田中良子は頑張り続けるのだ。
息子の純平(和田庵)が母の行動の意図を図りかねて、やり場のなさから貧乏ゆすりをする。
ところが、その癖は母親譲りだったことが後に分かる。
居酒屋でケイ(片山友希)相手に遂に思いの丈をぶちまけた時の尾野真千子の貧乏ゆすりには凄みすらあった。
これは、強烈なキャラクターである田中良子が主人公だが、「いい男」の少年とダメな大人の男たちを対比して我ら男の観客に突きつける、男のための映画だった。
市営住宅の家賃が安いのは税金のお陰…だとするとそこで暮らしている人たちは税金から生活費を得ていることになるのか?
中学校の不良先輩に言われたことを純平が気にするのも分かるが、恥じることはない。
あの不良たちにそういうことを吹き込んだ大人がいるはずで、子供たちのイジメは結局のところ大人たちの価値観が産み出しているんじゃないか!
教師が態度を一変させるほど純平は高い学力の持ち主だった。
頭がいいなら純平は将来偉くなって、あの不良たちの上に立つ存在になってほしい。
そうなっても、きっと純平は彼等を見下さず、手を差し延べるんだろうな…
「純平くん、いい男」とケイに言われなくても、彼は彼女を本気で守りたいと思っていた。でも、中学生の男の子なんて、社会ではたいした力はない。シータを守るパズーになんかそうそうなれないのだ。
純平の悔しさや無力感こそが、男の子が男の子である証。我々かつての男の子の胸にしみるではないか。
一方で、良子の周囲の男模様はある意味辛辣だ。
死んだ夫(オダギリジョー)だけがファンタジーで、ほかの男たちは皆リアルでダメだったり悪だったりな男たち。
よくもまぁ、これだけダメ男のパターンを並べられたものだと思う。
そして、このダメ男たちのどれかに自分が当てはまりやしないかと胸に手を当てたなら、まだ心がある証拠かな?
♪また一つ、女の方が偉く思えてきた。
♪また一つ、男のズルさが見えてきた。
(by河島英五)
痛々しいほど自分に素直。文句なく尾野真千子の代表作!
日本ってホントに民主国家?と疑いたく事柄が多く、理不尽な規則規則で雁字搦め。熱意も謝罪もなく規則だから、規則に反してないから・・でもおかしい事多いじゃないですか〜。ドン底でも一生懸命生きている人々が報われなくっちゃ!でも映画観ているとどんどん息苦しくなっていく。なんでだろう?生きるってそう言う事?人の強さ・優しさ・弱さ・ズルさが見えてくる。でもこんなご時世。どんな事でもいい 何かにしがみつきながらでも心の寿命を終わらせないよう私達へのエールにも思える映画。秀作でした。
どれが本当の自分か。
自分自身だからこそ
自分のことがわからない。
「なんでー?」っていう「サイアクなこと」ばかり
自分に降り注ぐ。
自分が正しいことをしていても
正しくない人にもみ消される。
悲しさを見破られないように取り繕う。取り繕う。
一時的か、一生か。
分からなくなることってあるよね。
生きてる意味なんて分からない。
多分だれも。
けどそんな「サイアクなこと」続きの中、
普通の「ヤサシサ」に触れると
めちゃめちゃ神かと思うけど
やっぱ「サイアクなこと」に囲まれてないと分からない
温かさに気づけるのもまた
「サイアクなこと」に囲まれてるからこそというか。
最後が、、、茜色なんとかならないのか
なんとか観ることが出来ました。
タイミングが合わず、公開スクリーンも少ないので、これは観られないかもと思っていましたが、評判が良いのでなんとか鑑賞しました。
尾野真千子さんの最高傑作ですね。
言葉にできない怒りや不満や幸せが滲み出ていました。
また、片山友希さんも良かった。
交通事故やコロナなど、とても現実的な題材で心に来ます。また、どうしょうもない男が沢山出てきて、別の意味で心に来ます。
なんて酷いことを言うのか、なんて酷いことをするのか、、、と。切ない。
可哀想とか強いとか幸せとか、一言では表せない、微妙なところが良かったです。
先生に息子を褒められるシーンが良かったな。その後の夕食で子供に望むことは、、、やっぱりそこだよね。と。
ポスターにもあったので、ある程度は覚悟していましたが、「茜」色の不自然さが気になってしまった。天気のことなので限界があるのでしょうけど、最後の最後、ここぞという場面であの光は辛い。急に別撮り感というかスタジオ感というか、、、
あと、最後はちょっと意味不明でした。
でも、いい話にもしない、悪い話にもしない、そこにリアルを感じた。
めちゃくちゃよかったです尾野真千子
好き嫌いは確実に分かれそうな作品。
ネガティブ派は相当過激に叩きそう。
でもよかったんだよなぁ。
荒削りながら強烈に心に刻まれる映画。
良子と純平とケイが愛おしい。
何をおいても攻守ともに完璧な尾野真千子の映画。
引くところは引いて主演にありがちな独りよがりの芝居にならず、
まだ蒼さが残る片山友希や和田庵ら若手の良さも引き出す「受け」の芝居も素晴らしい。
日本の「今ここにある危機」
現実にあった事故をなぞらえた理不尽な交通事故により、夫をあっけなく亡くした主人公。中学生の一人息子を育てるため、さらには亡夫の父親の老人ホーム代を払い、亡夫の愛人の子供の養育費まで払うため、昼はホームセンターのパート、夜は風俗嬢として働く。
社会の理不尽さ、コロナ禍の閉塞感、薄ら笑いに象徴される他者への共感力の欠如といった、日本の「今ここにある危機」が描かれている。
「まあ、頑張りましょう」という主人公の口癖は、自分の感情に蓋をする呪文に聞こえる。居酒屋で風俗の同僚ケイに、自分の思い、怒りを噴出させるシーンには、胸を揺すぶられる。
出演者だけでなく、行き交う人々が皆マスクをしているという、今の日常でありつつ、将来振り返ってみたら異様な姿が、劇映画として作品化されたことが貴重。
映画としては、後半の、息子の純平がケイに憧れ、主人公が幼なじみの熊木と出会うあたりから、雰囲気が変わり、軸がぶれる感じはある。撮りながらシナリオが出来上がっていった面はあるのだろう。ユーモアを交えだすのは、石井裕也監督らしいとも言える。
尾野真千子の憑依ぶりはもちろん、片山友希の真摯さ、永瀬正敏の味わいも印象に残った。
和田くん、片山さんの演技がまだ不自然な感じがしました。 脚本も...
和田くん、片山さんの演技がまだ不自然な感じがしました。
脚本も後半になるにつれてグダグダになってた気がします。
特に最後に神社のシーンでケイや中村が都合よく表れたのがご都合主義で謎。
あと良子と熊木のベットシーンで自分が風俗で働いて汚れてるかもしれないからうんたらかんたらといっているところ。10台の若い子ならそういう思考になるかもしれませんが、アラフォーの風俗勤務の女性がそういうこと言っているのはかなり気持ち悪かったです。そもそも風俗の女性はそういう思考になりません(はっきりと断言します)。
あとどうせコロナ渦の時世を描くならもっと不幸の原因をコロナによるものとして描いた方がよかったと思います。
業種間での格差も描いた方がよかったと思います。
自分の知り合いの人で借金してお店をオープンしたとたんにコロナがきて、資金がショートして首つった人がいます、一方で、補助金もらって全然困らん、とかそもそも逆に恩恵受けてうはうはみたいな人もいます。そういうの描いたら、面白そうな気がしました。
コロナ渦という設定が、世の中なんか不景気になってるよね、って何となく雰囲気だすのとみんなマスクつけてるだけで全く生かせてない気がしました。
生き方下手のいっちゃってる母親に自分勝手ないっちゃってる死んだ親父...
生き方下手のいっちゃってる母親に自分勝手ないっちゃってる死んだ親父。一見マトモな賢い息子も最高の母ちゃんとか言って、結局いっちゃってるし。皆んな勝手にいっちゃってて下さいって感じ。子供は親を選べないってホントだな。
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コロナ禍に生きる全ての人達に向けた映画
旦那さん役オダギリジョーでびっくり笑
交通事故で亡くなってしまう
加害者は、アルツハイマーで捕まらなかった。ただ官僚という肩書きがあり、たぶんそのお陰で実際捕まらなかった。
実際にニュースにもなり、社会を揺るがしたことが冒頭で絡めてありました。
本題はそこではないのですが、
コロナで貧困、
女だから舐められる
おばさんだから舐められる
被害者だから舐められる
税金をもらって暮らしていて舐められる
とても映画でよく描かれてました。
世間に傷つけられて
それでも生きていく
尾野真千子と息子役の二人良かった
ケイちゃんも良かった
ケイちゃんみたいな子、沢山いるだろうなと思った。
永瀬正敏さん最初嫌な感じの役だったけど、最後、色々助けてくれて良い役と思った笑
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頑張りましょう♪
田中良子も尾野真千子も演技が上手いのです
いい映画でしたね。いやー社会って理不尽。いったいなんで苦しい思いをしながら必死に生きてるんだろうねーほんと死ぬかイカれるか宗教入るかしかまともに生きる術はない、笑。
この映画はすごくアップの映像とか見上げる感じの面白い角度からの映像とか多くて、人をしっかり映している感じがして好きだった。たまーに入る引きとドアップとぼけやる背景、なんかよい。
尾野真千子もじゅんぺー役の子もステキで好きでした。ケイちゃんもよかったね。なんか苦しい中生きていく強さ、あったかさ。まぁ頑張ろう、そう思える。
できれば、尾野真千子が惚れる男はもうちょいイケメンというか、色気のある男にして欲しかった。どうみたって、オダギリジョーのほうが圧勝にカッコよくて、好きになったと言われても腑に落ちない、笑。
希望でもなく絶望でもない茜色の空
人に勧めたくなる映画にも一応私なりの判断があります。
①まぁ、それなりに映画好きな友達になら
②マーベルとかディズニーとかリーガルものとか割と嗜好がハッキリしてるあいつになら
③映画好きかどうかに関わらず、多少煙たがれることがあっても、とにかく見てほしい、知って欲しい、感じて欲しい、と勧めてしまう
この映画は間違いなく③でした。
コロナ禍であらためて浮き彫りになっている諸課題への問題提起は言うまでもありません。
多くの方が述べられている通りです。
それよりも私が斬新だと思ったのは、
夜の闇に向かいつつある〝茜色に染まる夕方〟がまだまだ続くんだね、しょうがない、まぁ頑張ろう。
というメッセージです。
いや、そんなメッセージ発してるつもりはないけど、と監督は言うかもしれませんが。
明けない夜は無い。
という言い方はよく聞きますが、宵闇がそこに迫ってるようにしか見えないけれど、空が茜色のうちは転倒しない程度にはペダルを漕ぎ続けてみようよ。
こんなまったりした励ましがなんだかとても新鮮でした。
もうひとつ、今までと角度の違うアプローチだと思ったのは、〝自分探しの罠〟についてです。
今の自分は本当の自分では無い、これは俺のやりたいことでは無い、こんなはずではなかった…
どんな状況に対しても、自分本来の姿ではないことにして、抱えている鬱屈を説明したり、納得させてしまうことがありますが、いつも〝今の自分〟を演じているのであって表面の部分は芝居なのだ。そして、芝居を演じているのは紛れもなく自分であり、その自分に本来の自分とか偽りの自分などという違いなんてない。それでいいじゃないか。
コロナ禍だからこその要素に目を奪われがちになりますが、生きることについてのリアルな視点が、じんわりと深く胸に突き刺さってくる素晴らしい作品だと思います。
オダギリジョーさん。
『湯を沸かすほどの熱い愛』でもダメ夫でしたが、
この作品でも決して誉められた人物ではありません。
それでも、奥様が惚れてしまったんだから仕方がないという設定が無理なく伝わってくる独特の雰囲気は健在です。
永瀬正敏さん。
裏社会に通じる一種のプロ。
風俗嬢個々の人生に立ち入るようなお節介はしないけれど、素人のルール違反と大切な商品(彼女たち)を守る仕事はキチンとする。
皆さん、本当にいい仕事をしてますね。
本年度ベストワン候補
早くも今年度日本映画の、ベストワン候補の、作品が届けられました。
心意気を持った映画人によって作成され、技術力のある映画人に撮影され、稀代の映画人によって演じられた、令和を生きる全ての日本人のための映画です。冒頭から一気に心臓をぐっと掴まれ、エンドロールまで疾走させられました。なにしろ、2時間24分、無駄なカットがワンカットも無いのです!
今までどちらかと言うとその筆致を抑制してきた石井監督ですが、この映画では見事に自身を出し切り、極限まで突き詰めた映像表現で、観るものの魂を抉り続けます。
主人公を始め、ほとんどのキャストがマスクをして撮影される映画を初めて見ました。コロナ禍をいち早く織り込んだ監督の感性に驚きしか有りません。リアルさがハンパないのです。
主演の尾野真千子さんが素晴らしいの言葉で収まりきれない熱演です。内臓を裏返すくらいの演技を見せてくれます。70年代のATG(アートシアターギルド)の映画かと思わせる切迫ぶりが伺えます。全盛期の桃井かおりを超えたのではないでしょうか。かと言って決してオーバーアクトではなく、役を理解し尽くした上での、上手さが煌めきます。キャリアハイの作品でしょう。今まで、『君はいい子』が彼女のベストでしたが、この作品は遥かにそれを越えて来ました。
助演の片山友希、和田庵も素晴らしい。永瀬正敏も含めて、イヤな脇役もホントに殺したいくらいウジ虫のようでいい。
多くのメディアや言論が切り捨てて来た、「たいせつなこと」を石井監督は冷徹に、そして優しく取り上げています。
小説では伝わりにくいことを、映画はやすやすと、われわれの目の前に表現してくれます。それが総合芸術の素晴らしさです。
日本経済新聞が伝えてくれない、でもとても大切なことを、しっかりと伝えてくれるのです。
エンドロールで、GOING UNDER GROUNDのハートビートが流れた瞬間には、スクリーンに飛びこんで行きたくなりました。
令和の時代に相応しい、魂の傑作にスタンディングオベーションしかない。
日本の「シングルマザー」家庭かの(国、政府への)叫び!
日本人、日本政府の弱者生活者への本音?なんだろう。
ちょっと見は、弱者の強く、清い、生活観、信念に共感を抱かせようとしてる。
がしかし、この映画(石井監督)は、シングルマザー家庭の残念なほどの社会的な受け捉え
そして、ほったらかしの国の不備
を、反旗を翻らせることもしない映画で
訴えている?(諦めてるかも)
悲しいなぁー、辛いなぁー!
でも、このさじ加減、うまいね。
俳優の布陣、適材適所で、心底の悪がいないのも、上手い!
日本の政治家は、この映画を見ても、きっと
これは、映画の世界
と、見ちゃうんだろうなぁー。
ラストシーンが印象的なのも
現実の社会、生活が辛いから、みんなに
届くんだろう、を巧みに作ってる。
女豹のロックンローラー良子誕生!
池袋の交差点に砕かれた自転車。散乱した麦わら帽子と子供用ヘルメット。この映像を何度目にしただろう。誰もが今なお抱き続ける憤り。そしてこの事故から昨今のコロナ禍において頻繁に耳にするようになった「上級国民」というワード。その全てを息苦しい現代を投影したこの物語の始まりに据えるにおいて、夫役はオダギリジョーでなくてはならなかっただろう。
あまりに多くの物を背負いながら手段を選ばず懸命に働く田中良子。怒りも苦しみも憎しみも絶望も全て飲み込んで笑ってやり過ごす。
良子の口癖「まぁ、頑張りましょう」…私には諦めの言葉のように聞こえた。
唯一本音を吐露できる風俗店の同僚ケイ。もっと怒っていい。叫んだっていい。気が狂いそうな夜の街で自分を見失いながらも目の前の今を生きる女性達が逞しい。
生きる理由がなくても人は生きてゆける。生きる意味があれば。生きる価値があれば。でも全てなくなったらやっぱり人は死んでしまうのだろうか。それとも神様を探すだろうか。
良子にとってそれは純平である。母ちゃんの赤い服を見逃したりしない。めちゃめちゃいい男。
ラストシーン。完全に吹っ切れた女豹の良子はもはやロックンローラーである。きっと良子は「まぁ、頑張りましょう」とはもう言わないんじゃないかな。格好いいな、母ちゃん!
最後に残念箇所が1つ。この映画のタイトルともなっている土手の夕焼けのシーンがめっちゃCGで一瞬引いてしまった。何故?是が非でもここは本物の茜色に焼かれてほしかった。
~大阪も遂に映画館が再開しました!待ち遠しかったです。まだまだ困難な日が続きますが良子みたいに力強く生きていきたいものです。~
荒削りだが心に残る映画。尾野真千子が素晴らしい
荒削りなんだけど、訳もなく心に残る映画。
綺麗にまとまってる映画より、こういう映画の方が残るものが多いと感じる。
物議を醸しているラストシーンは断然支持派。
田中良子という人間を通して、それでも芸術表現することをあきらめない、フィクションの力を信じる制作スタッフの決意表明のように思えた。
あれがないと割とよくある映画に終わってた。
最高だよ石井裕也。
尾野真千子の魂の演技がとにかく素晴らしい。
ちょっと後味悪い
冒頭の事故のCG映像って、テレビのニュースでも見かけるけど、被害者からしたら耐え難い映像ですよね。。
被害者のプライバシーばかり露呈してる最近のニュースに重ね合わせてしまいました。
田中良子さん、心が綺麗すぎるなぁ。
それじゃ戦えない、いや闘う事など眼中にないのか。
旦那さんの命の対価の賠償金は受け取れない。
良子さんの命が擦り減っても?
行き過ぎた自己犠牲感がちょっと後味悪いかな。
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