劇場公開日 2021年4月17日

「私の叔父も、10.8弁天橋のあの現場に居合わせたひとりです。ただ、...」きみが死んだあとで ちひろさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0私の叔父も、10.8弁天橋のあの現場に居合わせたひとりです。ただ、...

2021年4月26日
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鑑賞方法:映画館

私の叔父も、10.8弁天橋のあの現場に居合わせたひとりです。ただ、そのことについて直接話を聞く機会はなく、母親から断片的な話(主に否定的な感想)を聞いた程度です。いつかちゃんと話を聞きたいと思っていましたが、それも叶わぬまま数年前に亡くなりました。ずっと聞きたかった話をこんな形で引き合わせて頂けたこと、心から感謝しています。出来ることなら生きてるうちにこの話を聞きたかったなという若干の悔しさもありましたが、大手前高校のみなさんの姿が叔父の姿とかぶり、胸がいっぱいになって上映後はすぐに席から立つことが出来ませんでした。学生運動の時系列、相関図、当時の学生たちの行動力、問題点… その後の世代にはない筆圧の強さみたいなものに引き込まれました。きっと叔父本人も会場のどこかで観ていたのではないでしょうか。久しぶりに懐かしい笑顔を思い出しました。

緊急事態宣言初日でありながら、あえて上映に踏み切って下さったユーロスペース関係者様にも感謝です。ありがとうございました。上映期間中、もう一度観に行きたいと思います。

ちひろ
ちひろさんのコメント
2021年5月22日

2回目行きました!入場者数制限はあったものの、ほぼ満席でした。
佐々木幹郎さんの話が面白かったので、著書を読み始めました。新たな出会いに感謝です。

ちひろ