劇場公開日 2021年2月26日

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「ツッコみどころはあるけれど・・・。濃厚で重厚なアクション!!」リーサル・ストーム 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ツッコみどころはあるけれど・・・。濃厚で重厚なアクション!!

2021年3月30日
PCから投稿

怖い

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:窮地に陥った警官達と、凶悪な強盗団との息詰まる攻防戦が魅力で、観ていてハラハラさせられること必至。人種差別への問題提起もある。
否:設定や展開は非常にご都合主義で、かなり無理もある。ラストも呆気ない印象を受けてしまう。

 なるほど、アクションはかなりド迫力です。ハリケーンで孤立する中、突如やって来た強盗団によって、窮地に陥ってしまう2人の警官。彼らが破天荒な元警察署長と共に、奇妙な住民達のバックアップも受けながら、どう立ち向かっていくのか、思わずハラハラさせられてしまいます。
 しかしその代わりというか、そもそもの設定にかなり無理があって、ツッコみどころもありすぎる印象を受けてしまうのも、また然りです。終わり方も結構呆気なくて、消化不良感も残ってしまいます。
 それでも油断していると、人種差別への強烈な問題提起があったりするのには、思わず驚かされてしまいます。
 ただやはり、基本的にはアクション好きな方向けの作品といえるかもしれません。

門倉カド(映画コーディネーター)