「期待通りの展開…からちょっとアレンジ」機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い！オール戦隊大集会!!　サブレさんの映画レビュー（感想・評価）

「復活怪人が出るスーパー戦隊のお祭り映画」と書けばファンなら大体わかるはずだ。その主役の戦隊（今回はゼンカイジャー）が出てきて、特別な怪人が出てきて、暦年のスーパー戦隊の強敵が出てきて、先輩戦隊が現れて、主役戦隊が特別な怪人を倒す。いつも通りの落ち着きのある構成だ。

いつもと異なる点は、強敵たちが使い捨てではなかったところ。これが個人的にはとてもうれしかった。
仮面ライダーでもよく見たが、今までは強敵なのに十把一絡げの雑魚敵と変わらない扱いを受けることが多かった。しかし、今回はちゃんと「あの強敵そのもの」が出てきてドラマにもしっかり絡んでくれる。
また、今までは主役戦隊が二人一組くらいで強敵を倒していたが、いつも「あんな強敵たちがこんなペーペーに…」と残念な気持ちになっていた。しかし今回は、強敵を先輩の受け持ちにしてゼンカイジャーは特別な怪人に注力した。

それ以外は結構いつも通り。ゼンカイジャーのお披露目映画としては結構よかったと思う。