劇場公開日 2021年11月5日

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ボクたちはみんな大人になれなかったのレビュー・感想・評価

全110件中、1~20件目を表示

3.5☆☆☆★★★(ちょい甘) 原作読了済み。 「きみは大丈夫だよ、面白...

2024年3月19日
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☆☆☆★★★(ちょい甘)

原作読了済み。

「きみは大丈夫だよ、面白いもん」

テレビ業界の末端で生きる男の、過去に愛した女性との思い出。

原作は疲れた中年男の、ところどころで過去にあった恋愛模様に引きずられ続けた想いを投影する話でした。
時代背景も過去と現代が交互に入れ替わっていたと思う。
それを映像化に於いては、現在から過去に向かって遡って行く形式を採用していた。

ちょっとだけ勘違いを承知で書いてみますが。そんな話の展開のさせ方は、ギャスパー・ノエの『アレックス』を少しだけ彷彿とさせる印象がありました。
…但し、『アレックス』では最後に感動的なラストを迎えますが。残念ながら、この作品ではそこまでの思いは感じられませんでした。

その理由として考えられるのは、最初の30分近くが現在パートになり。付き合っているのかどうかが怪しいスーと、(おそらく原作には無かったと記憶している)離婚した元妻との話。
その後の1時間以上を、元々の原作で中心として描かれていたカオリ(かおり)との、淡いながらも若い2人にとっては人生に於ける濃密な時間経過を過ごす関係となり。彼にとって彼女との日々の想い出は、次第次第に自分の中で増幅されて行きます。

それだけに、始めにスーと元妻の話が長く続いてしまい。カオリとの関係が後回しになってしまっている印象がかなり強く。カオリ自身の最後も、(原作通りだと映画序盤にちらっと映る写真のみ)ある程度は予想出来る描かれ方で。でもその場面自体は、映画の途中で1度描いているだけに。そこまで効果的な演出…とまでには繋がってはいなかった気はします。

そして、映像化された作品の締めくくりにあたるラスト20分くらいは。原作が書かれた時とは違い。その当時には考えられなかった、今現在のコロナ感染が蔓延し、誰もが疲れ果てている東京の世界。

原作を読みながら。面白く読んだ箇所もあれば、「何だか、とりとめのない自分語りがダラダラと続いているなあ〜」と、感じながら読んでいる箇所が交互にやって来る内容に感じていました。
それだけに、なんだかんだと文句を垂れつつも。何故だか嫌いにはなれない。いや寧ろ、(若い2人の恋愛模様は)自分好みの話ではあるし。何よりも作品全体のリズムが良く。映画は初演出の監督さんらしいのですが、今後も観ていきたいと思わせてくれました。

前半での疲れた中年男から暗い童貞男を演じ分ける森山未來の演技は、『アンダードック』同様に好調でした。

2021年11月12日 キネマ旬報シアター/スクリーン3

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松井の天井直撃ホームラン

2.0好みだけで言うと 嫌いな映画

2023年11月8日
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森山未来も伊藤沙莉も好きですが
二人のベッドシーンとか全然見たくもない。

みんな歳とっていくのに私たちだけこのまんま。

っていう人種が好きじゃないので。

なにが 大人になれなかっただ。

なれよ。

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asica

2.0大人になっている

2023年7月15日
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原作ファンです。
回想シーンは良いが、2020年の主人公が、どう見ても成熟した大人になっていてその時点で萎えた。残念。

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NORI

4.0ノスタルジーと現代

2023年7月15日
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ハンバーグ

2.5何かが足りないか、違うか。

2023年6月23日
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90年代に青春を過ごした身には。
わかる気がする、今現在の気持ち。

だけど時間が遡る展開の中で、ジーンとくるものがないので。
正直これじゃない感。

着眼点や設定等が、心惹かれるので。余計残念。
エンディングの歌もいいと思うけど。
ここは、オザケン行って欲しかった。

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ゆき@おうちの中の人

5.0良かった

2023年2月24日
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泣ける

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マルゲリータ

5.0最高だけど傷つく

2023年2月23日
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泣ける

興奮

幸せ

全部が最高だけど、リアルな眩しさで
そんな体験ない人からすると傷つく映画

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ミジンコ

4.0いい映画でした。

2023年2月7日
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鑑賞方法:VOD

主人公とほぼ同年代の自分、時々ふと昔を思い出す感覚がとてもリアルだった。是枝監督の"海よもまだ深く"の中で「なりたかった大人になれなかった大人たち」という言葉が何度か出てくるけれど、それを思い出した。
多かれ少なかれ、人は子どもの時に描いていたものとは違う人生を歩んでいて、こんなはずじゃなかったという気持ちとそれでも今の自分を肯定する気持ちの狭間で、ままならなさを抱えて生きていると思う。自分の歩いてきた道の、その甘酸っぱさや悔しさや懐かしさを全て包み込んでくれる映画だった。

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翼

4.0すべての人にドラマが

2023年2月3日
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幸せ

なんとなくNetflixで視聴。

森山未來の若い頃の雰囲気がかっこいい可愛いなぁ〜と笑
伊藤沙莉も素朴にかわいくて…!
役者さんたちの演技が沁みました!
宇宙のホテルもレトロかわいくていいですね。

作中いろいろな場面にフツーという言葉が出てきて、フツーという一見普遍的な概念にも人によって感じ方が違うように、価値観や感じ方はそれぞれだよなと思いました。

セリフがところどころ微妙にくさく、(おそらくそれもポイントなのでしょうが)個人的にその部分はやや鬱陶しさや厨二病感を感じてしまいましたが、それもそれで可愛いでしょう。

この主人公はずっとかおりが心にいるんでしょうね。ここまで過去の人1人に対して何かを抱えている人は少ないのでは?と思いますが、誰にでも思い出にずっと残っている人、瞬間はあると思います。
人生はタイミングと巡り合わせですよね。
フツーを小馬鹿にしていた、受け入れていなかったかおりがフツーっぽくなっていたのもタイミング。

その時はなんとも思わなくても思い出せることって良いな〜人生だな〜と思いました!

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餅

5.0考えさせられた

2022年10月22日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

配信で視聴しました。

つまらない大人になってしまった。
屋外階段で関口が言う、お前もやりたいことやれよ、小説とか書いてただろ。何でもいいけど
こんな所抜け出せよ。

小説家になることを夢見ていたけど、
いつしか書かなくなり、会社で身を粉にして
働いてきた人生。

日々の生活の中で、普通を嫌っていたかつての
恋人との記憶が走馬灯のように蘇っていく。

今の恋人に、結婚てそれって普通じゃないと否定してしまうけど。フェイスブックで見るかつての恋人は結婚して、眩しいくらいに普通の人生を送っている。

90年代は子供だったから世代ではないけれど、心を打たれるものがあり、共感してしまった。

普通になりたくない、でも特別にもなれない。時間が経って、気づいたら普通になっていたもどかしさとか。

創業時からのメンバーである佐藤からすれば、会社が大きくなって、ある種の達成感とか誇りとか感慨深いものがあっても良いはずなんだけど、、そんな描写は出てこない。

コロナ禍の道端で久しぶりに会った友人七瀬との会話。

アンタなんかに会わなければよかった、俺はお前に会えて良かったと思ってるよ。
人の不幸で笑えなくなったな。

かつての飲み屋での馬鹿騒ぎを見た後だと、
凄く切ない。

時代は変わるし、人も変わる。
時間は戻らないけど、今を生きていかなければない。

何が幸福なのか、どうすれば今より幸福になれたのか、考えさせられた。

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ラグ

5.090年代をあまりにも完璧に再現

2022年8月18日
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鑑賞方法:VOD

物理的なものを再現しているだけじゃない
演技が完璧に90年代
なぜだろう。もうセリフや表情や仕草のひとつひとつが90年代。
エモい。エモすぎる。甘酸っぱすぎる。胸がぎゅーっとなる。

古着
WAVEの袋
写ルンです
手書きの手紙
ラブホテルとディズニーランド
女の子がタバコ吸ってる
フツーじゃなくいたいこと

なんていうか。おんなじことしてました。

若いころって感受性が豊かなんだなと気付かされました。思い出しました。あのころはもっといろんなこと考えて、いろんなアンテナ張って、いろいろ自分なりに評論して。
あ、スマホもネットも無かったからこそなのかもしれませんね。

どんどん過去になっていく構成の映画もあんまり無いし。それがまたいい。

いやぁ演技うますぎる。森山くんと伊藤ちゃん。

40過ぎて。主人公と同じような感情をちょうど今もっていたところです。みんなそうなのかな?ってちょっと安心するところもあったり。

そんな私は主人公の5コ下の年齢です。

直筆の手紙もらったなぁ
Dear◯◯ って俺も書かれたなぁ笑

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きみまろ

5.0生涯ベスト級の映画。

2022年8月6日
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鑑賞方法:VOD
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ふっきー

3.5深夜の東京。酔いつぶれる二人。 『人類の80%はゴミだ』 「残りの...

2022年4月2日
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鑑賞方法:映画館

深夜の東京。酔いつぶれる二人。
『人類の80%はゴミだ』
「残りの20%は?」
『…クズだ♪』
普通でいることを嫌い、普通じゃない存在であろうとする若かりし日の葛藤。結局今の自分は…。
今の自分からだんだんと過去の、今の自分になり得る為の分岐までの回想を写し出す。
主人公が自分とドンピシャの年代だから不思議と入り込んだ。
なんかこう感動するわけでもないけど、チョットセンチメンタルな気分?になった気がする
とても面白かったです♪

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chitto

2.5全然大人になってる

2022年3月13日
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bluered19

5.0時々振り返って思い出す

2022年3月7日
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人生で壁にぶつかった時、もう一度観たい作品だった。
過去に出会ったあの人も、あの人も、あの人も、すべて今の自分に繋がっていると思うと、明日を向いて生きていきたいと思った。

ラストのシーンでは心が強く揺さぶられた。

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ことね

4.0Netflix見てから映画館でも見ました。

2022年2月20日
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Netflixを見てとても面白く映画館でも見ました。
使われていた音楽は世代が違う為わかりませんでしたが、全体的にどこか懐かしく、若い頃何かになりたくて必死になっていた頃を思い出せる映画でした。

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DENDEN

3.5ふつうの大切さを大人は知ってる

2022年2月13日
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ニョロ

4.0伊藤沙莉に尽きる。特別な脚本ではないがそこかしこが丁寧で、後味しっかり。

2022年2月5日
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鑑賞方法:VOD

前半は退屈でしたね。切って貼ったような「退屈な現代」。業界のことはよく知らないけど、たかだかテロップ制作会社のいち社員が、そんなグラビアアイドル崩れと美味しい目に会います?なんて思っちゃった(笑)。まぁ森山未來だし有り得るのかな。ただイケ。

本編は伊藤沙莉の強さ。むげん堂に勤め、オザケンが好きで、自作の柄付きスカートを着て、外見にコンプレックスがあってお金がなくて、人見知りで、自分の正義には忠実な若い女の子。そんな女の子の正義に振り回されながら、完全に「アテられて」しまっている、いまいち主体性のない若い男。うん、そんな青春、そりゃ楽しかろうよ。話としては「以上!」みたいな話で、珍しい話ではないと思った。

ただ、そうは言いながら、しっかり見ていてズシンと来る映画でした。一つには伊藤沙莉が「自分の世界を持ってる彼女」の強さと可愛さと刹那性を一から十まで丁寧に演じていたからなんでしょうね。だからこその没入感、実在感。
過去に入ってからの映画の作りはほんとうに丁寧で、そこかしこの固有名詞に表出される90年代ノスタルジーばかりが注目されがちだけど、たとえば犬キャラさんからDear佐藤さんへの手紙の便箋が毎回違って、細かいデコレーションや有名人写真の切り貼りなどの、当時の女の子だな~!っていう描写の細かさ、なんかが本来的に優れたとこなのかなと。
次第に遡っていくタイムラインの中で、死んだヤクザやオカマの森山未來への想いをはじめとした小さな伏線回収もそうで、土台のしっかりした映画だなと思いました。だからこそ、コロナ禍の現代を映画に取り込んでいたのも、安っぽさは感じませんでした。現代の伊藤沙莉が全く出てこないのもいいよね。気が利いてる。

90年代ものとしては「SUNNY」(これはもうちょっとライトな映画ですよね)あと、ノスタルジーものとしては「あの頃。」あたりを思い起こさせる、インナーながら豊かな世界を振り返ると言う流れは最近のちょっとした流行りかな~。

別にいいんですけどね。当方アラフォーですが、こういうの見るたび、「そんなに過去を美化せんでも」とは毎回思いますけどね(笑)90年代も楽しかったけど、今も素敵だよ未來。

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BD

1.5何もない物語

2022年2月1日
iPhoneアプリから投稿

オザケン渋谷系ミュージックにカセットテープ、ポータブルCD、古着ブームからのポールスミス。
「スワロウテイル」や中島らも。ノストラダムスの大予言に落書きのような街中アート。

ネットが世界を飲み込む前の90年代は、みんなが共有するブームやムーブメントがまだあった時代。

懐かしさがセンチメンタルな気持ちにさせる一方で、何者にも、大人にもなれなかった登場人物たちの物語が浅い。あの頃、誰もが経験した事のあるシーンの連続で、多くの人が既視感を覚えて当時の記憶が蘇り懐かしさと切なさで胸が締め付けられるはず。

ここまで絶好の環境が整っているのに生かしきれずに終わってしまった…。

この種の懐かしさは何度も思い出していると色褪せてしまう。同じ手法の作品が世に出して良い数は限られているのだ。だから絶対にハズしてはいけなかったはずなのに、見事に上っ面だけを撫でて終わってしまっている。

「エモい」という言葉の意味が非常に抽象的で広く浅いように、この映画もただのセンチメンタリズムに終始している。

サブカルチャーが溢れかえっていた90年代、00年代に青春を経験してきたボクらが観て、聴いて、読んで、触れて培われてきた感性は、こんな浅い物語に共感するはずがない。

致命的にもったいない作品だと思う。

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ヨーク

4.0ハスキーヴォイスの美を堪能

2022年1月29日
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最初の5分間
なぜか、映像に違和感を感じ
おい・・大丈夫か?と
偉そうにも頭の中で囁いてしまった。

が 一瞬だった。

この作品、なぜか偉そうで
申し訳ございませんが、
わたし的には、先ず
映像・編集・最高っす。

撮影監督の吉田さん最高っす。

森山未來さんが、大好きなんで
映画館に足を運ばせて頂きました。

わたし塚口サンサン劇場好き。
会員割引もお得やし、70ポイントで
一本無料も嬉しく、献血後についつい
足を運び入れてしまう。

ハスキーヴォイスの
伊藤 沙莉さんは、注目は
してましたが、まさかまさかでしたが

浴衣の紐をとくシーンの
音に音声に曲最高に良かった。
女優さんが女優さんの覚悟を
決める作品は、やはり美しく
落ち着き穏やかであって欲しいと
わたしは、勝手に思ってますが、
実際には、なかなか綺麗に美しくは
難しいもんで、その様に思うと、
伊藤 沙莉さんにとって、この作品は
ホントに当たり作品のように、
私は思う。

ラスト 10分ぐらいかなぁ〜
未來君が走ってる時の
映像はめっちゃ好きで
めっちゃ良かったっす。

ほんでも、やっぱり
未來君は、最高でした。

この作品
何回も何回も見たくなる
作品っす。

ただひとつ
私も10代の頃は
ビューティフル・ドリーマー派
だったのですが、40代の時に
もう一度見返しましたしら

ビューティフル・ドリーマーも
好きは、好きなのですが

オンリー・ユー
リメンバー・マイ・ラブ
が最高と思ってしまい、

50代になった今も

オンリー・ユー
リメンバー・マイ・ラブ
推しっす。

うる星やつら 完結篇
ラム・ザ・フォーエバー

☆・・★・・☆・・★・・☆

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与儀 博文