劇場公開日 2020年12月4日

「現代を象徴する題材」ザ・プロム kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5現代を象徴する題材

2020年12月31日
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鑑賞方法:映画館

ブロードウェイミュージカルの映画化。ミュージカルスターたちが美談を作ろうとして、LGBTQの生徒のためにプロムが中止になろうとしていた田舎の高校に出向くという話。
元々ミュージカルが得意ではないので点数は低めだが、歌、ダンス、ストーリー、役者たちの演技、どれも十分楽しめるものだった。
プロムという文化が日本にないのでそこに対する思い入れの深さは想像以上のものがあるんだろう。様々な映画で題材となったプロムに対する憧れがあるのも事実。
そんなプロムにLGBTQの生徒の参加を認めない保護者、同級生たちの姿が描かれるのだが、そもそも高校生が同性の恋人とプロムに参加しようとすること自体がアメリカっぽさを感じた。そしてそんな偏見に立ち向かう姿とサポートする姿は感動的だった。ラストも盛り上がった上での大団円。私が思い描くミュージカルらしいラストだった。

kenshuchu