劇場公開日 2020年11月14日

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「【日本のポップミュージックを作り上げてきた人たちが、愛し、集い、名曲を生んできた魔法の館の物語。ナイアガラ世代(~20年後位までの人)にはタマラナイ、ドキュメンタリー作品。】」音響ハウス Melody-Go-Round NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【日本のポップミュージックを作り上げてきた人たちが、愛し、集い、名曲を生んできた魔法の館の物語。ナイアガラ世代(~20年後位までの人)にはタマラナイ、ドキュメンタリー作品。】

2020年12月28日
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鑑賞方法:映画館

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ーこのドキュメンタリー作品で、「音響ハウス」への熱い思いを語る面子が凄すぎる・・。-

 ・所謂ナイアガラ世代と言われる、1970年代後半から現在まで、活躍しているミュージシャン勢揃い感が半端ない。
 私は、その世代より二回り半程後の世代であるが、学生時代にナイアガラ世代のミュージシャンが作った名曲の数々や、YMOにも嵌って、頻繁に聞いていたため、大変面白く鑑賞した。

 ・各ミュージシャンが熱く語る自分にとって、「音響ハウス」が如何に大切な場所であるか!と言う言葉の数々。
 あの、”教授”が「音楽図鑑」製作中は”「音響ハウス」に住んでいた”と、楽しそうに語るのである。

・戦場のメリークリスマスの冒頭シーンが流れた時には、”もう少し流してくれ!”と思ってしまったよ・・。

 ・個人的には、「音響ハウス」の多くの機材を1975年入社!以来、40年以上、ルーティーンのような生活スタイルを崩さずに、守って来た遠藤誠さんの姿が”職人”のようで、眩しかった。
 正に、”陰で日本のポップスを支えてきた人”である。

 ・唯一の海外ミュージシャン David Lee Rose(ヴァンヘイレンのボーカルである事は、知っているよね!)が、誇らしげに「音響ハウス」の素晴らしさを語ってくれたシーンは、日本人としてとても、嬉しかったな。

<ナイアガラ世代のミュージシャンや、YMOに遅くに嵌った者ではあるが、非常に面白いドキュメンタリー作品であった。何よりも「音響ハウス」について、熱く語る多くのミュージシャンの姿が印象的であった作品である。>

■蛇足
 パンフレットについている、ドキュメンタリー作品中でも製作過程が描かれる
 「Merody Go Round」がとても、素敵な曲である。
 ボーカル:HANA(13歳‼の女の子)
 ギター・作詞:佐橋佳幸
 作曲:大貫妙子(曲の感じが分かりますね)
 ドラム:高橋幸宏
 キーボード:井上鑑
 バイオリン:葉加瀬太郎・・・

NOBU