劇場公開日 2021年8月21日

「できの悪い自作のリメイク版」シュシュシュの娘(こ) 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0できの悪い自作のリメイク版

2021年9月28日
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鑑賞方法:映画館

入江悠監督が、自ら資金・スタッフ・キャストを集め、コロナ禍で苦境にあるミニシアターで上映するために企画・制作した作品。
その心意気に賛同する意味も込めて観に行ったが、作品の出来としては、正直、お金を取れるレベルにない自主製作映画といったところ。
北関東、地方政治、外国人排斥、自警団と、ほとんど自作「ビジランテ」と同じモチーフだが、あの切実さや異様さといったものは全くなく、できの悪いリメイク版を自ら作ってしまったような感じ。
コメディなのか、パロディなのか、振り切っていなくて、観ているほどに冷めてしまった。現実に起こった事件もなぞらえているが、関係者が見たら悲しむだろうね。
入江監督の自主映画魂には期待したいので、次の機会があれば、汚名挽回と願いたい。

山の手ロック