劇場公開日 2021年8月21日

「ラストはがっかり」シュシュシュの娘(こ) Imperatorさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ラストはがっかり

2021年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「ネタバレ厳禁」だそうだから、最小限に。

テンポの悪い映画だなとか、別に埼玉の風景をじっくり見たくないな(笑)と思った。ただ、その“間の悪さ”も、ある程度、意図した“まったり感”なのかと思う。
意外な展開だったし、途中までは面白かった。
低予算らしいから、“外国人排斥”とか“公文書改ざん”とか、話がデカいわりには、スケールが小さすぎるB級感があっても仕方ないし、それもまた味わいだろう。

ただ、ひねりもユーモアもない、ラストはいただけない。もはやテロだし、「動画」の意味もなくなる。制作費がないなら、面白い知恵で勝負して欲しかった。
最初はダサさ全開だった福田沙紀も、唐突に成長しすぎである。“ダサい美女”のまま、最後までやった方が良かったと思う。

“結末”よりは、“過程”を楽しむ映画なのだろう。

なお、「“公文書改ざん”なんて、国だってどこだってやってるでしょう」というシーンが出てくるが、ちょっとドキッとした。
なるほど、「森友事件」なんて氷山の一角だろう。

Imperator