「ゲリラ戦」フォートレス・ダウン 要塞都市攻防戦 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ゲリラ戦

2020年8月20日
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内戦で混迷中のシリアに住む、クルド人有志が製作した、戦争映画。
トルコから逃げてきたクルド人の証言から、トルコによるクルド人弾圧を告発する内容。

ぶっちゃけ、クルド人視点で一方的に語っているため、事の正誤も、正義がどちらにあるかもわかりません(戦争はお互い正義だと主張するものですし)。
調べてみれば、バリバリ戦闘主義のPKKのいた街で、この戦いもクルド人が警察官を殺したのが事の起こりという説もある。
仮にこれが「PKKの政治戦略広報映画」と言われても、肯定も否定も出来ない。

戦争映画が好物な私は、
「散発的に戦闘が起こる地域で、元ゲリラもキャストとして起用、大量の武器や本物の戦車を投入して戦闘シーンを撮影した」
という売り文句から観に行ったんですが、その言葉に偽りなし。
ミリタリー的な迫力は凄かったんで、これだけで十分満足!

ただし、ゲリラ戦って、地味なのよね。
撃っては逃げて、爆薬仕掛けては逃げて、遠くから狙撃しては逃げて、塹壕作って隠れて。
単調なので、後半の戦闘で、時々眠くなりました。

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コージィ日本犬