MOTHER マザーのレビュー・感想・評価
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難しいと思う、
これを見て、私の身近にいたら助けてあげれるのに〜とか思う人がいるなら、どうぞ今すぐボランティア活動、保健所への就職をしてみたらいい。
たかが一食そこら食べさせたり服や物をあげたところでこの人たちはなにも変わることはないだろう。
日本の法律ではまだなかなか親子を引き離せるような法律ってないよね、
長澤まさみ演じる母親像は典型的な毒親であり、またいろんなものに依存したちょっとした精神病もあると思う。
ホームレスになろうが子供を手放さなかったり、でも子供には"他人はあんたのこと嫌いだよ"と妄想を押し付けたり、、
もしできるならこの親をまず病院に輸送したり、カウンセリングをつけれたりできたらいいのかなぁ、
没入度が高いが、何故母が好きなのか伝わらなかった!!
キャスティングが良く、どの方も演技が上手く没入できました。大森監督は「星の子」でも子供を綺麗に撮るのが上手いと思いました。周平君がどのように洗脳されていったのか、また母の事が何で大好きなのかの描写は、クズ母が周平君だけは大事にしていたという訳でも無いので、ああそうなのと「さよなら渓谷」と同じものを感じて何か物足りなかったです。夏帆が毎回どんな汚れ役で出て来るか楽しみ(失礼)なのですが、今作では天使でした。フリースクールの職員に興味を持ちました。
長澤まさみが好きな「男」のための映画
社会派ヒューマンドラマを求めて観たらデスクをかち割りたくなります。
まず、観ていれば監督を知らなくても男性だと分かった。
長尺で男女が無言で近付きいきなり行為が始まる流れのしつこさ。
さすがに初っ端から無言すぎて違和感ある。
女性なら言葉を求めるからこんな演出はしないだろう。
いかにも男が憧れるシチュエーションが随所に見えた。
だらしない女だけど痩せてて美人でなぜか料理はできる。いかにも男がそそられるシングルマザー。
監督は女は生きていれば自然とじゃがいもが剥けるようになるとでも思っているのだろうか?
実家との関係性から察するに家の手伝いもろくにしてこなかったであろう秋子。子供の食事はカップラーメン。なのになんで、じゃがいもの皮がサクサク剥けんねん。
そして、そんな女のために男が都合よく創作した「息子」というキャラクター。
確かに虐待を受けても親を愛している子供はいる。
だが、幼くもない、心配してくれるまともな父親がいて世界に母親しか味方がいない幼少期を過ごしたわけでもない、自分で何も考えないわけでもない、機嫌がいい時は優しくて明るいお母さんになるわけでもない。ひたすら人権を蹂躙され、自由を奪われ、金稼ぎのロボットとしてこき使われるだけ。
なのに一度も怒ることなく母親のマリオネットに甘んじる息子を見て、あくまでもこの作品は長澤まさみの色気を堪能するためのものでしかないことを突きつけられる。
他の男どものように、息子まで女の色香だけで虜になるとでも思っているのか?
殺人までの心情の流れもお粗末極まりない。
犯罪者にさせられても母への愛を口にする息子の姿は、まるで処女営業のキャバ嬢に貢ぐおっさんそのものだ。
阿部サダヲの演技は必見。
あとおしゃれメッシュみたいな白髪はなんとかならなかったのか?
どうしてこんな母親になってしまったのか
子どもたちがひたすらかわいそう。
学校に行かせてあげたかった、いつもお腹いっぱい食べさせてあげたかった、いい匂いの清潔な服を着せてあげたかった。
どうしてこんなモンスターみたいな人になってしまったのか、そして、その人が母親になってしまったのか、そっちの方が知りたいです。
毒母と息子の悲しい《共依存》
2020年公開。監督・脚本:大森立嗣
実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得た映画です。
長澤まさみが、この映画で演じた母親に“1ミリの共感も持てない”
そうキッパリと話してました。
怠惰で男にだらしなく、それでいて男と長続きしない母親の秋子(長澤まさみ)
親から金をくすめる事しか考えない。
自分では息子の周平(奥平大兼)を愛してるつもりでも、親に金の無心するために息子を利用している。
無断で金を漁ることもたびたびで、父親から愛想を尽かされて、
ついには実家から絶縁されて更に孤立して生活は困窮する。
秋子と言う女・・・腹が立って仕方がなかった。
愛情・・・(男にも・・・子供にも・・・親にも・・・)
一度でも持ったことがあるのだろうか?
怠け者で働かない。パチンコ狂い。
放浪癖がある。
計画性がない・・・
全てが行き当たりばったり。
長澤まさみは1ミリも共感の持てない母親・秋子を熱演。
人から嫌悪感を持たれる秋子からは、好感度ナンバーワンの女優の顔は1ミリも見られなかった。
新境地を自らの演技で切り開いた。
いくら常識を否定して社会にバリアを張っても子供を護れない。
薄汚れた洋服をダラダラと引きずり、締まりのない体型でドタドタ歩く。
小狡くて頑なな態度。
福祉事務所の女性の好意にも、周平を盗られると拒絶する。
子供を自分の所有物だと勘違いしている。
こんな母親でも愛情を持っていて言いなりの周平。
周平もまた母親を否定したら居場所がないと思い込んでいる。
悲しい《共依存》
周平が哀れでならない。
秋子が心の底から憎たらしかった。
貧困や虐待・ネグレストに自分はどう向き合うか?
目の前にこの母子が孤立して道端に寝ていたら、手を差し伸べるだろうか?
きっと、関わりたくないと思う。
見て見ぬふりをすると思う。
母親と息子を引き離してさえいたら?
周平の諦めきった正気のない瞳が、切なかった。
過去鑑賞
同じ母としてはなんとも言えない感情が湧く映画
共依存とは怖い。最後まで母親を好きと言う息子。君には違う生き方があるよって伝えたい。歪んではいるが母親にも愛がある。愛ってなんだろう、親子ってなんだろうって考えさせられる作品。
でも、子供は親の所有物ではなく分身でもなく親が好きにしていいことではないと自分の子育てに考えさせられるものがあった。
現実なのだろうが・・・・
母親と子供関係をこのような形で描く。これは事実の断片、分かってはいる。この星はこの作品に対してではない、この現実に対してだ。母と子の本質をこのような形で描く必要があるのだろうか?
極限設定で母親の存在に迫る
これほど心に響く作品だとは想像していなかった。本作は、屈折してはいるが断ち切ることができない母親と息子の絆を赤裸々に描いた衝撃作である。否、絆という綺麗な表現ではなく、業という生々しい表現の方が本作のイメージには相応しいだろう。暗い、重い、救いがない、後味が悪いなど、の評価が多い作品だが、宣伝パンフレットに映し出されていた母子の姿を見た時、母親の異常さは理解できたが、気になったのは、息子の表情である。正常、異常という範疇ではなく、内に秘めたる何かを持っていると感じたので、百聞は一見に如かずということで鑑賞した。
シングルマザーの秋子(長澤まさみ)は金にも男にもだらしなく、自堕落な生活をしていた。息子の周平(奥平大兼)は秋子に頼るしか術がなく、秋子の理不尽な要求に戸惑い、矛盾を感じながらも、秋子の要求に応えていく。そんな母子はどんどん追い詰められていく。親兄弟から見放され、社会的に孤立していく。やがて、周平が17歳になった時、母子は破滅寸前状態にあり、常軌を逸した秋子の提案に周平は・・・。
秋子役の長澤まさみの成り切り度が完璧である。演技というよりは秋子が憑依しているかのようだ。従来の役柄のイメージをかなぐり捨てて、従来とは真逆の汚れ役に挑む意気込みと覚悟を感じる。役者としての新境地を開いた感がある。
息子・周平役の奥平大兼は、寡黙で表情の演技を求められる難役を生真面目な演技で好演している。眼の表情に息子の母親への秘めた想いが宿っている。
周平は寡黙であり、自分の想いを主張することは稀であったが、ラストシーンでの周平の台詞は、力強い自己主張である。救いの言葉である。本作のメッセージである。周平が秋子を慕う理由はただ一つ。秋子が母親だからである。周平にとって秋子は唯一無二の母親という存在だからである。本作は、極限の母親・秋子を登場させることによって、子供にとって母親の存在とは何かを鋭く問題提起している。
重い
さすが怪物長澤まさみ
上手すぎでした。
しいて言うなら、息子、小学校も出てないならもっともっとたどたどしさや言語のおぼつかなさがあるのかな?なんて想像しちゃいました。
まあ、頑張ってきたんだろうけど。
『誰も知らない』を彷彿とさせるネグレクト作品
母親と長男がメインのネグレクト系のお話しで
誰も知らないを思い出した
ずーっと母はそばに居るけど
息子を利用し続ける点では
こちらの方が重い生き地獄の様な。
母をどうしても裏切れない息子
それをわかっていながら
お金のために手下の様に利用する母
『私の産んだ子なの、どう育てても私の勝手でしょ。』
すぐ女をだして何とかしよう
という感じも気持ち悪いし
そういうの見て育った子供ってほんとにトラウマ。
息子が初恋をしたタイミングで
また母を選ぶことになりその場を立ち去る…
もどかしいけど、凄くわかる。
どんな親でも親なんだよなぁ。
はらわた煮えくり返るくらい嫌でも
どうにかしないと、そばにいてあげないとが勝ってしまう
この気持ちはなんと言うのかな…語彙力が(´・_・`)
味のある阿部サダヲさんはムカつくし
長澤まさみさんのクズ演技が上手すぎて
ほんとになんとも言えない胸糞最高作品!!!
(こういう作品は考えさせられるので好き)
タバコを1回で付けられないシーンとか
細部のリアリティさが◎
終わりは凄く心がモヤっとするけど
タイトル的にはなるほどな『MOTHER』
誰も僕を見ていない。
内容は、埼玉県川口市祖父母殺害事件に着想を得た共依存関係の母子物語。印象に残った言葉は、『お金ないの!』母子共にお金に振り回され続ける姿が終始貫かれている。自分の事を誰も見ていない!との言葉が示す様に、根底には劣等感と底の深い誰にも相手にされない寂しさが引き金になった様に感じられた。
親ガチャ
という言葉が流行ってたけど、
それで言ったら完全に失敗。
「私の子なんだから、どう育ててもいいでしょ」
と子供を”所有物”扱い
生きていくため、母親を支え続ける少年は
ある種のストックホルム症候群のよう
(立てこもり事件の被害者が犯人をかばったりすること)
長澤まさみのキレ芸はすごい・・
阿部サダヲはコメディのイメージが強かったけど、
なんかやばそうなキャラがはまってたし
なんかダサい服が妙にしっくりきてた
クズ長澤まさみ
人間のクズを演じられる役者さんは本当にすごいと思います。
ここでしか見られない長澤まさみが見れます。
必見です。
クソカップルってこんな感じです。
なぜか男が寄ってきちゃうんですこういう女に。
阿部サダヲも素晴らしいクソっぷりでした。
そういえばこれ書きながら「100円の恋」の安藤サクラを思い出しました。内容は全然違いますけど。こちらもおすすめ。
悪魔…
毒親というか、悪魔だ。自分の子供だから、どう育てようが勝手という母親。何一つ良いところがない、子供を大事にするシーンが一つもないのに、母親が好きだというラストシーンが悲しい。実話ベースの話だが、救いがない。息子を演じた子役二人は好演。映画冒頭は負のオーラを感じ辛い長澤まさみがしっくりこない気がしたが、徐々に慣れてきた。阿部サダヲがどうしても軽く感じ、入り込めなかった。
ずっと辛くて悲しい
最初から最後までずっと重くて辛い内容でした
でもこれは実際にある話をベースに作ってる映画でリアルに起きている事に二重に胸が痛い
「親は子を選べない」逆も然り「子は親を選べない」正しくこの通り
秋子は母親じゃなくてずっと女でいたいんだよね
色々な男を魅了する才能があるんだからそれを良いように使えば良かったのに....自分の手を汚さずに汚いものは全部周平にやらせて最低な女
周平も産まれてからずっと母親っていう呪縛に縛られていてある意味洗脳だよね 最後の言葉は本当に悲しかった
長澤まさみが演じる毒親が凄すぎて.....
みんな演技が上手くて、だからこそ嫌な気分も倍になって観終わってふぅ....ってため息ついちゃった
さて貴方はどの正義を振りかざす?
週末に気軽に本作をNetflixでチョイスし、観終わってがっくり肩を落とす。あまりにも救いの無い話は、実際に起きた事件を題材にした映画だった。
こんな結末を、映画を通して知ってしまった社会の傍観者は、親兄弟が悪い、役所は何をしていたんだ、警察は、ソーシャルワーカーは、マスコミはと、痛ましい事実を抑制出来なかった現実社会に腹を立てがちだ。なんなら政治にまで飛び火しそうな勢いすらある。
しかし映画で(しかもサブスクで)事件を知ったような人間が、後から遠く離れた土地で何を叫ぼうとも、どんな形の正義の拳を振りかざそうとも、何も解決することはない。所詮野次馬。事情も知らずにただ首を突っ込む姿は、偽善者と色眼鏡で見られること間違いなしだ。
この作品を目にして、明日から道端に佇むホームレスの家族のために何かしようとは思わない。お金もあげないし、話しかけることすらないであろう。人でなしと言われようが、関わることはない。だから私が、周平が生きてきた環境に文句を言う筋合いはないのである。
ただ、こういう事件が生まれる社会で、私らは生きていると知ることができた。正直それで十分だと思うのだ。
それにしても、重くて救いようのない題材を、せめて映画として成立させたのは長澤まさみのキャスティングのお陰だろうか。「カラダにピース。」なイメージを打ち消すほどの腐れ役。彼女もしっかりと嫌われ演技をやり遂げたが、それでも長澤まさみであることが唯一の救いだった。
全339件中、21~40件目を表示