劇場公開日 2020年1月3日

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「女子高生に携帯は持たせてあげて。」ウィッチクラフト 黒魔術の追跡者 KinAさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0女子高生に携帯は持たせてあげて。

2020年1月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

魔術のチート要素やクールさは皆無、鈍臭く回りくどく、観ていてひたすらにイライラしてしまう映画だった。

嫌われるべくして嫌われているのではとしか思えない魔女、セレナの人となり。
髪の毛ケアしてお肌保湿してちゃんと働けば普通に生きていけるのでは?
なんか目つき悪いし性格ねじ曲がってるし、別に魔女じゃなくても疎まれてしまう人なのでは?
高校生に携帯与えないとかただの拷問なのでは?

むちむち可愛い盛りの娘が誘拐されて性奴隷真っ逆さま!さあ大変!社会的信用ゼロだし自力で探すわよ!
というストーリーにまず全く乗れなかった。
妙に真剣なトーンで進むのがまた面倒くさいこと。

娘が誘拐されてるんだから必死になるのはわかるけど、おっぱいだけは強調した小汚い美魔女がギャーギャー喚いている様が本当にイラッと来る。
誘拐犯側のおばさんの声のトーンはウザすぎるし、娘たちは迂闊すぎるし、男キャラが大体ちょっとイケメンなのも腹立つ。
表情がいちいちウソっぽく見えるのはこれもしかして、みんな演技が残念すぎるのでは?

メッセージ送る能力持ってるんだから母娘で脳内通信すれば良いのに…ちまちま動いてんじゃないよ!
いやでもメッセージ送るときの受け側の負担があまりにも大きいから結構しんどいのか。
受信するたびにあんなゲロゲロに苦しめられるの最悪だな。ただの魔法じゃなくても黒魔術ならではの反応なのかな。

ストーリーが面白くなくても好きなモチーフがあれば良いんだけど、それも全然なくて残念だった。
目で見て楽しい残酷シーンや痛みもない。ホラーじゃないから仕方ないけれども。
セレナの祖母も誰かを助けた過去があったんだろうなと、そこの連鎖だけはほんの少し面白く感じられたかもしれない。

ベレンの年齢が16歳と11ヶ月ってことだけ妙に頭に残った。というかそれしか残らなかった。
あと音楽が最高に良かった。

KinA