街の上でのレビュー・感想・評価
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下北沢を舞台とした素晴らしい恋愛映画
この映画は下北沢を舞台とした素晴らしい恋愛映画です。
主役の若葉竜也さんは「えっ」という声がとても素晴らしいです。また、古川琴音さんの声も趣があって素晴らしかったです。
私自身の話で恐縮ですが、昨年3月まで杉並区に住んでおり、下北沢は時折、訪問していました。懐かしく思い出しながら観させていただきました。
素晴らしい映画を作成した監督及び俳優さん、そして関係者のみなさまに深く感謝いたします。ありがとうございました。
若葉竜也が別人みたい
長回しが多いなというのが第一印象
下北を舞台にそこで暮らす古着屋の店員が主人公
普通に生活する中で登場する女性たち
台風家族で若葉竜也さんを知って
若葉竜也って何色にでもなれるんだね
それが一番びっくりしたというか
衝撃でした
窓辺にてでもそうだけど
台風の時とありえないぐらい別人
街の上では狭い世界のピンポイントのラブストーリー
ヒロインの女の子のかわいさと
友情出演の成田凌さんのカッコ良さね
友情出演という割にはまーまー重要な役所で長く出てました
好きって人それぞれなのは前提として
なんなんだろうって思う
居心地の良さが1番なのは自分らしくいれるから?
一旦他の人に行って大切な人に気づいた的な?
どきどきすることと相性の良さは比例しないのかな
映画に誰を対象とした映画って言ってしまうのも
あれなんだけど...私は少し若い子たち向けに感じた
最後の二人の笑顔がステキやったな
この二人の俳優さんが窓辺にてではまた違った役所で出てて
それもまた一味違う面白さが増し増しです
とても豊かな映画だと思いました。
所謂一流企業のビジネスマン・・・といった生活には多分さらさら興味はなく、将来の経済的保証などは考えることもなく、好きな古本や、好きな音楽やに囲まれて、生活する主人公。
一見高踏遊民・世捨て人風に見えますが、実は全くそうではなくて、古本・古着屋・芝居・自主映画制作・・そんな文化の息づく下北沢という独特の空間に棲息し交差する男女との関係が複雑に入り組んでいて、見ていて全く飽きることがありません。そしてそこでかわされる会話に潜む、微妙な感情の動きのすくい取られたかたの見事さと豊かさといったらどうでしょうか!
別れ話から始まったお話が、紆余曲折を経て最後そうくるかという点も含め、なんかすべてが愛おしくなってしまうお話ばかりではありました。
新宿シネマカリテで確かロングラン上映され、名画座系の映画館でもかかっていたので、見たかったのですが、なかなか機会があわず、先日DVDで鑑賞しました。 劇場で見たかったです。
不器用な大人たちがちょっとずつ傷つけあいながらも人との繋がりを持っていく作品
特段山場があるという感じではなく、割とシュールな場面があり面白くて最後まで見終わっていた。
サブカルの街・下北沢の体現なのか。関東の見識がないため、あるあるという共感は出来なかったが、こんなイメージなのかなという印象は受けた。
全員が全員ちょっと他人に気を使っているけどちょっとずつ他人を傷つけているのがもどかしい。
火種になる女たちと重い男たち、全員が何かちょっとずつおかしい。
この人が喋ると安心みたいな真人間タイプがいないので誰が喋っても若干ソワソワする。
恋愛群像劇と評されているが、広義では恋愛か、、という感じだが、いわゆる恋愛とは異なるよなという気がした。「他に好きな人が出来たから浮気した上で別れたい女とそれでも別れたくない男」、「好きな人に2番と言われてもなお好きでいる女と1番の女に振られたら2番のお前と付き合うと平然と言える男」、「結婚した男しか愛せない女」、「失ってから気付いて身勝手に元鞘に戻る女」、これを恋愛という安直な言葉で括ってしまっていいのか。
個人的に一番恋愛を感じたのはイハと荒川青が話している時に、イハが「私たちって付き合ったらあかんな」みたいな付き合うという言葉をちらつかせるあたりが一番恋愛っぽさを感じた。
とは言え、イハもイハで”荒川青が同じのでと頼んだ時に自分が頼んだものと同じものを頼んだり”、”ホームに行こうといいつつ本当にホーム(家)に連れていく”あたり、意図が伝わらない系女子になっていてもはや往年のアンジャッシュかという感じだった。
初めて会った男を家に連れ込んだ割に何をしたかったのかという所となんで平然とそいつを泊めれるのかという、掴みどころのないキャラと言えばそれまでなのかな。
最後イハが古着屋に来たシーンで登場シーンカットされたかどうか聞かれた時に、カットされていなかったと彼女が返した所が疑問だったが、上映されたその日に古着屋で本を読んでいる荒川青を見たことで彼女の中では作品が完成したのだとするとますます掴みどころがないな。
見終わって感じたことは結局誰も何も成長してないよなっていう。
登場人物が何か成長したことによって満足感がある人にとっては何の作品だったんだろうという感じかもしれませんが、芸が細かい部分が多いので考察系なんかを見て改めてみると面白いかもしれません。
下北沢の青
静かで淡々とした青さんの日常に4人の女性が現れて…
個性強めな女性陣の言動に青さんの繊細さや真面目さが振り回されっぱなしでクスッと笑いが止まりません。
何気ない会話に出る気まずさや安心感に共感しつつ、そこから滲み出る彼の優しさや気遣いが心地良かったです。
何気ないのに、深い
ラスト30分の面白さは言葉ではとても、筆舌に尽くせないです。
2021年。監督・脚本・編集・今泉力哉
前半は主役の青(若葉竜也)が、ただただ雑談を繰り広げる。
それは下北沢のスナックでだったり、カフェだったり、古書店だったり、
仕事場の古着屋だったりで
マスターや客や店員さんと、ダラダラ話してて、
それが妙にドキッとするフレーズがあるが、長くて本題になかなか入らない。
・・・ん!「この映画大丈夫かい?」と、心配になった。
冒頭は印象的!!
浮気された荒川青(アオ)が同棲中の川瀬雪(ユキ・・穂志もえか)に、
「オレは別れたくない」と哀願している。
ユキは「あなたとはムリ、好きな人ができた。別れるから・・・」
浮気した女の方が強気で、「わたしに浮気させるアオが悪い」・・そんな論調だ。
それでもアオはユキが好きで忘れられない。
恋愛映画の名手・今泉力哉監督は「愛がなんだ」で、振り向いてもくれない酷い男(成田凌)に尽くす女(岸井ゆきの)の、究極の片思いを描き絶賛された。
この「街の上で」ではまたまた新鮮な切り口の恋愛を描いた。
女が男を選ぶ基準、地位とか経済力ではない基準。
(そこはネタバレするので控えます。)
愛を求めて何人かと交際は、ごく当たり前のことで、
今どきの若者は元カノや元カレが数人いるのは普通のことだとか。
それが不潔感なんか微塵もなく当たり前。
そうなんだよ。
初めっから、似合う相手なんか簡単に見つかるワケはない。
友情出演の成田凌が、重要なパーソンで、映画をプッシュしています。
若葉竜也も、一般人(ごく平凡な普通の青年)を絶妙に演じています。
初主演との事ですが、「AWAKE」の棋士も「くれなずめ」も「生きちゃった」も、
みんなとても心に残る若手です。
雪(ユキ)役の穂志もえかも群像劇の中で、光を放つ独特の透明感でした。
下北沢の街が主役で、お店も実在するし、街並みもしっかりオールロケーション。
最初の方と最後に出てくる警官のオジサン=左近洋一郎(ルノアール兄弟=漫画家)は、
超絶面白かった。
話の軸になる「自主制作映画」の設定も生きている。
言っときますけど、大絶賛してますけれど、映画の好みは人それぞれ、
面白くないと思う人も多いと思います。
ただ私には合いました、大好きです。
空気感と絶妙なアンサンブル。
今泉力哉、凄い。
さすがお笑いを志した過去が生きてる。
アオとイハの恋バナは、若者の恋愛の相手との距離感を写し出す。
「愛を描いた映画の一本」としてロングセラーになる予感がします。
過去鑑賞
飲み物
カット少なめ、BGM少なめで何気ない日常を映し出す。何気なくても、下北沢という街の上ではそれぞれのストーリーがある。
シュールな笑いを誘う大好きなシーンがたくさん。冒頭の古着屋で、男女の喧嘩に巻き込まれるシーンから映画の雰囲気に引き込まれる。それにしても、あの猫がたくさんの服は告白に向かないのでは。
人間模様を徹底的に描き出す今泉節。
特に会話とともに添えられた、レモンサワー、日本酒、お茶などの飲み物が良い味を出す。現実でも沈黙や間を埋めるために飲み物に口をつけがち。そういったところからも、登場人物の気まずさなどが伝わってくる。
映画全体で実はそんなに月日が経っていないこともすごい。普段日常は速くすぎるけど、本当はこんなに濃密なのかも。いや、それよりも、期間が長い短いというのは1番意味のない時間の概念だとしたら、そんなことはどうでも良くなってくる。
イハとタナベが青に恋をしているようで、これからも一悶着ありそうな予感。イハ役の人が可愛い。関西弁が良い。
田舎モンが描く、夢みる、これがシモキタ
下北沢のための映画だ。下北沢に住んだり、もしくは友人が住んでいたり。たまに遊びに出かけると(俺いまシモキタにいる!)なんてどうにもテンションが上がってしまうような人にとっては最高の映画だろう。つまり私のような田舎モンのサブカル好きには最高の映画なのだ。
今泉力哉監督は、そんな田舎モンの母校の後輩。我らがスターです。ゆるゆると淡々と若者の群像を描く今泉監督のスタイルは相変わらずで、その緩い時間の流れにまぐわう、有りそうで無さそうなのにシモキタなら何か在りそうな「事件」の展開が心地よい。
観る人の現状や過去や未来によって面白かったり詰まらなかったり意見が異なる代表作。でも万人が同じ感想のエンタメなんて逆に糞だと思うの。レビューなんて信じずに、観に行けばイイと思うのです。
おー、マジかー、ドキュメンタリーかよ‼️❓
昔、夜明かし話したこととか、自分にもあるから、コレは、会話の中身や状況を含めて、多分そのまんま実話だと思う、ストーリー全てがひとつなぎじゃなくて実話の繋ぎ合わせ。
自分の場合は付き合いのプロローグでしたが。
成田凌の件も、多分実話、成田凌じゃ無いだろうけど。
全て、面白いことだらけだけど、全部真実だろうから、リアルだよね、リアルが一番面白いよね、特に身近なことだと。
そんで、女の子がみんな魅力的で最高です、特に関西弁の彼女。
そう、ここは何処、私は誰、そんな感じで、自分を投写して観てください、最高です、唯一無二の映画ですから、是非一度。
これで若葉さんにハマりました。
ドラマや映画で若葉竜也さんをちょこちょこお見かけしていて、この映画が若葉さんが主演と聞いて、絶対見る…!と意気込んで初日舞台挨拶へ。とても好きな空気感の映画。たまにクスッと笑えたり。なんとも言えない今泉力哉監督ワールドにどっぷり浸かりました。脇を固める女優陣の方々もそれぞれ個性が出ていて良かった。中田青渚さん、劇中でも舞台挨拶でもとっても可愛かった。萩原みのりさんは、「佐々木、イン、マイマイン」で気になっていた女優さん。「街の上で」ではまた違った魅力を味わえました。引き続きチェックし続けたい役者さん揃いでした。
狭い世界
サブカル溢れる憧れの街。でもこの作品を通して見ると、狭くて形だけだな。同じ街に恋人がいて、知り合いがいて、行きつけの店があって、新たなことにチャレンジして、仕事場があって。めっちゃ狭!!むしろ下北を馬鹿にしてるのかな?それが悪いとか言うことではなく。
彼の不甲斐なさは感じたけど、悪い奴じゃないんだろう。一緒にいて楽しいとも思なさそうだけど。いい役者だった。
しがない一人の男の 狭い世界での別れ、出会い、日常を シュールにチ...
しがない一人の男の
狭い世界での別れ、出会い、日常を
シュールにチョットコミカルに映し出す。
なんという事はないしグッサリ突き刺さるものも思慮深い思想も無いけれど、隅っこを程よく刺激してくれる♪
凄く面白かったです♪
何なの?この心地よさ
何でもない人たちの日常を描き、何ら奇をてらう事ない描写が、映像作品として成立している!ワクワクして泣き笑いしました!
演者さん達の、半歩ずれてる存在感のおかしみに病みつきになります!
これぞ下北(?)
関西住みの僕からしたら下北ってこんな感じなのかと。
いわゆるサブカルチャー、アンダーグラウンドの要素が周囲に散りばめられていて凄く見応えがあって、下北への気持ちもより募りました!
主人公の猫背がまたいい味を放ってましたね。
シーンの中で最後、イハが青を見つめた理由が何か大きいものがあるかなと思いました。
実は恋してた?そうじゃないかもしれないですが。
とにかく深夜に視聴して深夜テンションで書いていますが、今泉監督をより好きになっちゃった大学生男でした笑 また見ます。
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